森 遼太朗(ロッテ育成2位)投手 (都城商出身)
蔵の入団前評価:指名見送り
ボールに力感は無かったものの、土台の良いフォームにバランスの取れたセンスを感じさせる選手だった。うまく肉付けできれば、将来先発の中に入ってきても不思議ではない素材。まだ「旬」ではないと判断して、私は指名リストから外した評価にしました。
そんな森投手の1年目は、
二軍で僅か1試合(1イニング) 0勝0敗0S 防 0.00 と、ほぼ参考になりません。とりあえず、二軍の公式戦を経験させたといった感じです。原因は、高3の8月に膝を痛め、10月に左膝軟骨剥離の手術からの回復を図っていたそうです。そのため、実戦登板まで時間がかかったそうな。
それでもフューチャーズ戦も無くなり、それほどプロアマ交流戦を組んでいないロッテですから、圧倒的に実戦経験が不足していたことは否めません。数字に関しては、評価のしようがない登板数です。オフの台湾ウィンターリーグに参加することで、実戦勘を取り戻すことに専念できたのではないのでしょうか。
その台湾ウインターリーグの映像をみると、まだストレートには物足りなさは残るものの、スライダーなどの変化球のキレ・コントロール・マウンド捌きもよく、2年目の今年はもう少し二軍での登板も増えそう。コントロールが不安でというタイプではないだけに、安心して起用できる選手ではあります。あとは、いかにストレートが化けるかではないのでしょうか。
いずれにしても1年目は、故障明けだったとはいえ、全く実績がなく終わり残念でした。2年目の今年は、場数を踏んで支配下登録入りへと弾みをつけたいところです。
蔵の印象:✕ (まずは二軍で足場固めを)

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