山本 祐大(DeNA9位)捕手 (BC滋賀出身)
蔵の入団前評価:☆ (下位指名級)
もともと高校時代は外野手だったのですが、BCリーグに進んでから捕手に転向しました。抜群のスローイング能力と一定レベルの打力があり、個人的には打撃能力を評価して
☆ を付けた選手です。
そんな山本選手の1年目は、
1軍で2試合(1打数) 1本 2点 0盗塁(0失敗)打率 1.000厘 。と、プロ入り初打席で本塁打を放って魅せました。また
二軍では、61試合(119打数)2本 9点 1盗(0失)打率.193厘 という成績でした。
BCでは高卒1年目で指名されたので、高卒2年目の野手と同世代。二軍で119打数は少なめなのと、高卒2年目の野手としては打率2割を満たせなかったのは若干のマイナスポイント。それでも一軍で結果を残したことで、そのへんはチャラといった気もします。
捕手として61試合を経験できたことは評価でき、失策も3つと思ったほどは多くはありません。しかし試合を見ていると、ストライクゾーンに来た球を捕れなかったりと、まだまだキャッチングには課題を残します。捕ってから素早い送球は一級品で、この点ではチームでも屈指のものがありますが。
打撃成績をもう少し詳しく見てみると、119打数で30三振。三振比率は、25.2% 。いつも書くように、一軍を意識するのであれば三振比率は20%以下に抑えたいところ。なかなか振ったバットが、ボールを捉えられなかった可能性があります。
四死球は3個であり、四死球率は 2.5%と過去ほとんど記憶のないぐらいの低さです。基準は10%以上なのですが、きっとボールが見えなかったというよりも積極的に打ちに行ったからでは?しかし、打率が一割台だったことを考えると、打撃スタイルだけの問題ではないようです。
しかしこの数字だけ見てみると、ボールは良く見えていなかった上に、技術的にも課題があってバットにボールが当たらなかったのではないかと考えられます。この数字上では、2年目にの打撃の改善が望めるかは、微妙だと言わざるえません。
しかし2年目の今年は、キャンプで一軍戦に帯同したときには3安打の大活躍。打撃でも存在感を見せ始めました。しかしことルーキーイヤーとしては及第点ぐらいの内容であり、それほど際立つ数字ではなかったことになります。まずは二軍で、しっかリ数字を残すことが求められます。
蔵の印象:△ (期待値は成績以上に高い)

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