鈴木 裕太(ヤクルト6位)投手 (日本文理出身)
蔵の入団前評価:未確認
かなり粗っぽい選手で、プロでは厳しいかなと見ていました。最終学年の登板をジックリ見ることができなかったのですが、一部映像を見る限り、かなり課題が改善されてきているのかなとは思っていました。それでもしっかり確認できなかったので、評価付けはしませんでした。
そんな鈴木選手の一年目は、一軍登板は無し。
二軍では、19試合 0勝2敗0S 防 8.38 という成績でした。数字だけ見る限り、高卒ルーキーとはいえ厳しい一年だったことが伺えます。
もう少し数字を詳しく見てみると、19回1/3イニングで被安打は30本。投球回数を遥かに凌ぐ安打数を打たれており、二軍レベルの打者相手でも相当苦しかったことが伺えます。
四死球は22個で、投球回数を上回っています。これでは打者云々以前に、ストライクを取るのがやっという内容だったことが想像できます。奪三振は11個で、1イニングあたり0.57個 と平均以下。いつも言うように平均は0.65個前後であり、目安はリリーフならば0.9個以上は欲しいところ。下級生の時は、縦の変化も武器にしていただけに、もっと三振は奪えると思ったのですが。
各ファクター基準と大きな開きがあり、防御率が8点台だったのも致し方ありません。怪我などで投げられなかったとかよほどのことがない限り、高卒ルーキには残念だったという評価はくだしません。しかしこの結果を見る限り、そういった評価にならざるえません。
今季もこういった成績が続くようだと、早期の退団にもなりかねません。ここは危機感を持って、一年間悔いのない投球をして欲しいものです。
蔵の印象:✕ (このままだとヤバい)

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