内山 太嗣(ヤクルト育成1位)捕手 (BC栃木出身)
蔵の入団前評価:指名見送り
小柄で動きの良い捕手という感じでしたが、あまり繊細さが感じられない選手で、捕手というよりも内野手を観ているようでした。また打撃がNPBレベルでは厳しいと判断して、指名リストには入れませんでした。
そんな内山選手の一年目は、一軍出場は無し。
二軍では、43試合(45打数) 0本 0点 1盗(0失)打率.133厘 という内容でした。怪我でもあったのですかね? かなり打数が少なすぎて、捕手とはいえ経験不足は否めません。打率も、高校〜社会人を経ての独立リーガーですが、高校生の目安である打率2割に満たない.133厘というのはかなり厳しいと言わざるえません。
捕手としては39試合、2失策で守備率.982厘とキャッチングは可も無し不可もなしといった感じでしょうか。出場数の割に打数が少ないのは、試合の途中から出場することが多かったということなのでしょう。ディフェンス面でも、さほど高く評価されていたわけではないことが伺われます。
もう少し打撃を細かく観てみると、45打数で12三振。三振比率は、26.7%とかなり多め。それだけ振ったバットが思い通り当たらなかった、もしくは思わず良いところに投げ込まれてしまい、手も足も出なかった場面が多かったと考えられます。いつも言うように、一軍を意識するのであれば三振比率を20%以下ぐらいにできる対応力が求められます。
四死球は5つで、四死球率は 11.1% 。これは10%以上が目安なので、悪い数字ではありません。それだけボールを見極められており、ボール自体が見えなかったわけではないのではないかと。ボールは見えていたけれど、技術が未熟で対応できなかったということではないのでしょうか。寸評にも書きましたが(氏名をクリックすると確認できます)、当て勘自体は悪い選手ではないと思うので、技術的な改善ができれば打撃でも結果が残せるのではないかとはみています。
いずれにしても捕手として最低限の打撃はできるようにならないと、なかなか出場はままならない気がします。2年目の今年は、打撃への意識を高め、信頼を得て欲しいと思いました。
蔵の印象:✕ (さすがにこの成績と打席数では)

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