則本 佳樹(楽天育成2位)投手 (山岸ロジスターズ出身)
蔵の入団前評価:未確認
楽天のエース・則本 昂大 の弟で、ちょっと映像で見ただけなので評価付けはできなかった。確認した映像では、投げっぷりがよく土台となるフォームは悪くなかったものの、コントロールに大きな課題があり、球速も140キロ出るか出ないかぐらいで厳しいのではないかとみていた。
そんな 則本 佳樹 投手の一年目は、
二軍で僅かに 5試合(5イニング) 0勝0敗 防 3.60 という成績に。サンプルが少な過ぎて判断には難しく、秋のフェニックスリーグなどにも参加していなかった。
順調さを欠いたのか? ファームの試合で登板が5試合というのは高卒ルーキーではないので少ない。特にこの球団は、けして対外試合が多い球団ではないので経験という意味では物足りない。
二軍の成績をもう少し詳しくみてみると、5イニングで被安打は4本。被安打率は、80.0% と一軍を意識する数字ではある。しかしこれは、あまりにサンプルが少ないのでなんとも言えない。
四死球は6つにのぼり、投球回数を上回っている。投球回数の1/3以下が目安なので、実に3倍以上のペースだ。それだけストライクが入らずに、四苦八苦していたのが目に浮かぶ。
また奪三振は3個で、1イニングあたり0.6個 。これも平凡な数字であり、リリーフならば0.9個以上で三振が奪えてはじめて、決め手があるといえる。投げっぷりの良い投手ではあるが、けして三振をバシバシ奪う兄のようなピッチングスタイルではない。
こうなると防御率の 3.50 でも、よくこの数字で済んだという感じで、もし今後登板を増やしたとしても、かなり内容を良化させていないと、もっと投げると残す成績は悪化しそうな気がする。
ことルーキーイヤーとしては充分な経験も積めなかったことを考えると、かなり厳しい一年目だったのではないのだろうか。しかし残した成績自体は物凄く悪くはなかったので、一応及第点のルーキーイヤーだと評価したい。
蔵の印象:✕ (結果を残さないと早期の退団も)

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