佐々木 健(西武2位)投手 (NTT東日本出身)
蔵の入団前評価:☆☆(中位指名級)
元々富士大時代からボールの威力は左腕でも目立っていて、プロ志望ならば充分指名圏内に入っていた選手だと評価していました。社会人に入ってからは、力加減が上手くゆかずボールが制御できず安定感欠ける怖さがありました。ただし、ドラフトの年の都市対抗予選かなにかで神ピッチングをして、その投球がスカウトの心を捉えたのではないかとみています。
そんな佐々木投手でしたが、1年目は
一軍で 5試合(8回) 0勝0敗 防 8.31 と即戦力の期待には応えられず。
2軍では、9試合 1勝2敗 防 5.23 と、こちらも不安定な内容でした。また、コロナ禍での行動で、謹慎処分を受けるなど散々な一年でした。
2軍の成績をもう少し詳しくみてみると、31イニングで被安打38本と投球回数を越えており、これは打たれ過ぎです。2軍の被安打の目安は、一軍昇格ラインが80%台、一軍定着を狙うならば70%台ぐらいで圧倒したいところです。
四死球は13個で、41.9% とアバウト。2軍での四死球率は、いつもいうように投球回数の1/3(33.3%)以下です。三振が多く取れる選手ならば、40%以内ぐらいが許容範囲なのでしょう。それだけに今年は、40%を割ることが一つ目標になります。
ちなみに三振は、投球回数と同数の31個。そのため1イニングあたり1.0個というよことで、先発でもリリーフでも基準を満たしていることになり、決め手の部分では問題ありませんでした。
被安打の多さ・四死球のアバウトさが、失点に結びつき防御率が5点台になったのも致し方ありません。大卒社会人としては物足りない内容であり、今季はなんともしても一軍戦力になれないと、今後のプロ野球人生がヤバいです。まだ2年目だとは思わず、危機感を持って取り組んで頂きたいところです。
蔵の印象:☓(目の色変えて取り組んで頂きたい)

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