金丸 将也(24歳・広島4位)投手(東海理化出身)
蔵の入団前評価:☆☆
大卒の社会人出身の選手でも未完成であったが
、「細かさ・繊細さに欠け、本当の意味での制球力・投球術がないだけに、プロで即戦力?となると不安な部分が残るのだが、要所で踏ん張れる精神力・投球練習時でも最後まで力を抜かないで投球することからも、しっかり気を抜かないで努力できるタイプなのだろう。」ということで、指名リストに残すことにした、速球派左腕。
1年目は、一軍での登板は無し。ファームでも
10試合 1勝1敗0S 防御率 8.22 と散々たる結果に終わった。もう少し詳しく見てみると、実は7回2/3イニングで、被安打は4。被安打率はサンプルこそ少ないが、52.6%とあまり打たれていないことに気づく。ようは、球の威力ではファームレベルでも、かなり力で抑え込めてたようだ。しかしながらイニング数を上回る10個の四死球で、まともにピッチングができていなかったことがわかる。奪三振は、イニング数とほぼ同じ7個を奪っていることからも、決め手がなかったわけではない。ようは、ピッチングを組み立てるだけの制球力がなかった。それに尽きるのではないのだろうか。
逆に言えば、制球力さえ改善されればと思える部分はあるのだが、制球力を重視すれば当然球の威力も落ちるわけで、そうすると悪循環にハマる可能性も高い。しかし今のようなピッチングができないことを今年も繰り返していては、首元も寒くなる。今年は、なんとしても、四死球を減らす方向で、活路を見出すしかないだろう。ただこういった素材型左腕を多く扱ってきた広島だけに、今後の育成が期待される。ただ常識的にみて、大卒の社会人出の選手が、この成績ではまずいだろう。まさか、ここまでファームで数字が残せないとは私自身想像できなかった。
蔵の印象:☓ (この成績が続くようだと・・・)

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