コツコツしたことがやりたい。
先日相方とそんな話をした。相方もわたしもコツコツ努力を積むのが嫌いだ。
相方はばーんと派手な結果を出したく、わたしは単に無気力なのだ。
しかし気付いたことには、いつの間にか縫い物がずいぶん上達したものだ。
わたしは別に昔から裁縫が得意だったわけでも好きだったわけでもない。小学生のころ友達に付き合って手芸クラブに入っていたことはあるが、顧問が何か教えてくれるでもなく、ひたすらどうでもいいマスコットなんかを作っていた記憶がある。さらにミシンは大の苦手で、家庭科の時間にみんながミシンで縫っていたものを手縫いで縫った。そういえば電動糸ノコも苦手で、みんなが糸ノコで作った木工品をわたしは手動の糸ノコと彫刻刀で作ったのだった。
それがいまや。
ミシンを買い、貴重な空き時間をほとんど縫い物に充てている。エーツーの衣装を布で作るようになってから、飛躍的に縫い物をする頻度が高くなった。
依然、縫い物が大好きというわけではなくたぶん絵をかくほうが楽しい(最近描いてないからわからない)のだが、完成に向かってかたちや順序を考え、それが思い通りになる確率が上がってきたのが嬉しい。これはコツコツではないだろうか。
まあめんどくさがりだからものさしとかアイロンとか使わないし、かなり即興的ではあり仕上がりは相当雑なのだが。
今つくっている衣装は、これまでの中で最も複雑だ。しかも手持ちの服を参考に作っているから我流だ。割とよくできそうだからほっとしている。
服、ひととおり作れるようになりたいな。普段500円とかで服を買ってるから作ると高上がりになるけども。