「北関東代表」の推薦文。
(自称)アイドル北関東代表がその意地を見せつける2ndDVD作品は凝りに凝った魔の1枚!! 数々の悶絶ライヴはもちろん、特典映像にOPENIING百連発、曲中食事シーン百連発(百もないのでご心配なく笑)、失笑の小芝居集、地元北関東での撮り下ろしPV映像もアリ!!これぞエーツー決定版!!
…たぐちさんいつになったら(自称)外してくれんの…
もう誰もがアイドルって認識してるってば!!!
でもわーいわーい!!
そしてわたしは「北関東の中ではすごく円盤に行く部類の人」になる予定。
今までも割とそうでしたがさらに。
なぜか。
もう少しでお知らせできると思います。
中断してた中沢新一の『野うさぎの走り』読みを再開したら
すごく詞を書きたくなってきた。
80年代にあちこち書いたものをまとめた本で、
キーワードはなんとなく「解体」だ。
みっちり詰まった重い熱気をばらけさせて、
軽く、疎になっていく運動、みたいなもんか。
コトバの、意味の、窮屈な規範の、解体。
(そしてゲーム、テクノロジーという神話の台頭。)
では2010年のいまの動きはどうなっているのだろう。
解体なんてとっくにされつくしているんだろうな。
何かを人前で発表する者として、同時代的なうねりを嗅ぎ取れない気がしてて
わたしはすごいそれがコンプレックスであるが、
でも、最近流行ってるらしい歌の歌詞が
あんまりにも説明が行き届きすぎている気がして
あれはなんなのだろうと思う。
メールの顔文字うんたらでこう返信して、着信があってどうしてこうしてー
会いたくてこうであーで愛してるー桜の花びらが舞ってるー的な。
みんなそんなに全部言ってもらわないとわからないのか。
てゆうか「わかる」って、歌詞の意味が隅から隅までわかればそれでいいのか。
そんで何も次元の差がない、自分の日常とほんとうにひと続きのことを歌った歌で
何を得たり救われたりいい気分になったり気づいたりするんだろう。
てゆうかわたしのこのJ-POP知識は朝のラジオと100均の有線だけなんですが、
本当にあんなのが流行っていてみんな好きなのか?
いや、そうでない曲がきちんとあって、きちんと愛されてるというのも
ラジオを聴いてるとわかるんですが。
で、もし80年代に解体されつくした後の呆然とした揺り返しが
今のこの作文をそのまま歌ったような感じなのだとしたら、
やっぱりもっとスキマが、そのスカスカ自体が、
うねり狂って動いていくような詞をつくりたいと、
わたしは思ったのです。
ライヴに向けてパフォーマンス部分にばっかり目を向けていたけど、
終わったら、コトバのこと考えたいという気持ちがどんどん沸いてきた。
…あー書いてたら全然ちがうような気もしてきた。
とにかく、うんざりするような説明の歌詞はキライなの。
もっとわくわくしたい。うっとりしたい。ギョッとしたい。
そーゆーコトバを思いつきたい。
昨日のライヴで、泊の笹山鳩さんが詞を褒めてくだすって調子に乗ってるんです。
こないだの花見でジョニー大蔵大臣が『頭地蔵』の、
「おろしまみれの犬よりも不明」って部分を褒めてくれて調子に乗ってるんです。
がんばります。