橋下大阪市長がこんなことを言ったそうです。
福井・大飯原発:再稼働問題 橋下氏「原発か節電か」 住民に選択訴え
(毎日新聞 2012年04月26日 大阪夕刊)
大阪市の橋下徹市長は26日、関西電力大飯原発3、4号機を再稼働しない場合の夏の電力需給について、「(需要の)ピーク時にみんなで我慢できるかどうか。府県民に厳しいライフスタイルの変更をお願いする。それが無理なら原発を再稼働するしかない」と述べ、「原発か節電か」の二者択一を住民に訴える考えを示した。
政府は今夏、猛暑で原発再稼働がない場合、関西電力で最大約19%電力が不足するとの見通しを示している。橋下市長は「産業には影響を与えず、家庭に冷房の温度設定など負担をお願いすることになる。安全はそこそこでも快適な生活を望むのか、不便な生活を受け入れるか、二つに一つだ」と話した。
橋下市長はこれまで安全性を確認する手続きが不十分なことを理由に原発再稼働に反対してきたが、「理想論ばかり掲げてはだめ。生活に負担があることを示して府県民に判断してもらう」と強調した。【津久井達】
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これをもって、橋下サンはホンネは反原発ではない、あるきっかけで原発容認に簡単に変わるに違いないという人がいる。
だが、ワタクシはそうは思わない。橋下サンという人の政策をワタクシは支持しないけど、この発言は極めてまともだと思う。原発をやめるために、ピーク時に節電を呼びかけるのは、正しい。
また、「橋下は反原発といっても、政策決定の手順にこだわっているだけだ。だから、ホンモノの反原発じゃない」という人もいる。
しかし、反原発はたぶん多数派だと思うけど、その理由は様々だと思う。
西尾幹二センセイとか小林よしのりサンは、「脱原発をして、IAEAを脱退して、しかる後に核武装」という意味で脱原発なのだという。橋下市長はどうなのか、ワタクシは知らない。
おそらく、自民でも民主でもないということを強調する意味で、原発再稼働の不透明な「手続き」を批判するのはいちばん効く、と感じているからなのかもしれない。
しかし、別にそれでもいいじゃないの?多数を取るためには、今現在、「エ?あんな人も一緒かよ・・・」ということもあり得るんじゃないの?それが政治だ。
黒いネコでも、白いネコでも、ネズミを捕ればいいネコだよね。

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