杉田敦さんの「『決められない政治』とポピュリズム」(「世界」10月号)のなかの一節から引用。
威勢のいい名前をつけた勢力が次々に国政の場に登場してきそうな状況ですが、地方政治家には一つだけ絶対的な利点があるのです。それは、地方政治家は地域の問題を国のせいにできるという点です。そういう都合のいい「外部」がある。他方、国政の政治家は、国政上の失敗をどこかの地域のせいにすることはできません。このような非対称性があるので、地方政治家が輝いて見えたとしても、少し眉に唾をつけてみた方がいいかもしれません。そして、地方政治家が国政に進出したら、もう、誰かのせいにするわけにはいきませんね。そういう意味では、国政進出といのは、やはり大きな賭けでしょう。
そういえば、あの人は自分は党首であるにもかかわらず、来たるべき衆院選挙には出馬しないとか言っています。まあ、一市長の立場であれこれ国政に文句言うほうが、「輝き」が維持できるということなんでしょうか???

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