そういえば、アメリカには大学の学部に法学部はない。法律を学ぼうとする人は、他の専攻で学士号を取った後、ロースクール(法科大学院)で勉強する。
個人の印象だけど、日本には「わかりやすい民法入門」(あるいは刑法でも商法でも)みたいな本があるが、英語の本で啓蒙的な法律書をあまり見たことがない。「誰でも分かる経済学」みたいな本はあるけれど。
憲法の条文だの、最高裁の判例だの、立憲主義だのといろいろ法律に詳しくなってしまうことが多い昨今、これっていいことなのかねえと考え込みたくなる。
まあ、経済学をなぜ学ぶのか、それは経済学者やらエコノミストと称する人々にダマされないためだというジョークがある。
金儲け弁護士が多いアメリカでは、一般人が法律家にダマされないような啓蒙活動がもっと必要なような気もするが、まあ、人の国より自国のこと・・・。

0