オバマ政権になってから、アメリカ軍を縮小する動きは進んだが、それに伴いこれまで世界に展開してきたアメリカ軍と協力関係にあった世界各地の勢力が、なんとかアメリカの関与を継続させようとさまざまな「工作活動」を行っているように見える。同時にアメリカ国内のタカ派勢力の中にも、民主化支援のNGOなどを通じて、世界各地でアメリカの関与を継続させようとする活動を展開している。ウクライナにおいて、マケイン上院議員が暗躍していて、親西欧路線の現政権側の政治家にいろいろ肩入れするだけでなく、資金提供も行ってきたことは知られている。
オバマ政権と同じように米国の財政立て直しのために軍縮を進めようとしながら、結局新たな軍事介入への道に引きずり込まれていったのは、カーター政権だった。

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