土井たか子さんが20日に亡くなったのだそうである。昨日の午後からそういう報道が流れ、朝刊各紙が報じていた。追悼の声が報道されていたが、衆議院議長経験者にしては、現政権の関係者からの声はないようだった。それが今時の政治潮流を表している。
産経新聞の某A記者などは、亡くなってもまだ悪口を書き連ねている。まあ、「生前意見は違ったがご冥福をお祈りする」ぐらいは言うのが日本人の美徳のような気がいたしますけどね。日本は「美しい国」からますます遠ざかっているようであります。
土井さんは2010年以降は体調を崩されたため、人前には姿を現さなくなった。社民党関係者も連絡はつかなかったようだ。私も、秘書の五島さんのお姿は年に一回ぐらいお見かけしていたけれど、土井さんはいないようなので、体調を崩されているんだろうなと思っていた。
ワタクシが某NGOのスタッフをしていたころ、社会党が土井委員長の時代と重なっていた。アタシの団体は直接接点はなかったけれど、親しくしていた別の団体はたしか土井さんが理事をしていたし、土井ファンの人とアタクシのいた団体の支持者はかなり重なっている部分があったのではないか。
ただ、改めて追悼の言葉を読んでいると福島みずほ氏や辻元清美さんにしても、土井さんにお世話になったという話は多いのだが、結局社会党という政党やそこに集まった人々もあれだけの華のある人を結局党の再生のために生かせなかったように思える。
彼女を盛り立てるべき人たちが力不足だったのかなあというのが、当時横から少し冷静に見ていたアタシの感想である。

0