「アベは芦部信喜も知らないアホだ」とか、「サメの脳みそ、シンキロウ」とか首相をアホ呼ばわりするのは止めろなどと言うつもりはない。
ただ、仲間内で盛り上がるのはよいにしても、かえって逆効果な表現になりかねない。
まあしかし、思わず「バカ」と叫んでしまうようなことが目の前で起こったり、聞いてしまったりしたら、この限りではない。
トップが「アホ」なのは、その人物がその人物として存在しているわけではない。
必ず、「アホ」を最大限に利用しようという取り巻きがいてチームを作っている。
首相の悪口で溜飲を下げたいだけなら別にいいけど、大切なことは「アホ」の取り巻きに着目することである。
「アホ」の取り巻きは、学歴優秀、出世の野心ギラギラ、やり手である。「みこし」は軽いほうがいいと思っているのかもしれない。
ただ、人はしばしば自分がバカにしている相手にだんだん似てきてしまうことがある。
どんなにアタマのいい人も、常に自分より優秀な人間に刺激をうけていなければ劣化することをエリートさんは知らないことが多いようだ。

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