白馬のヤマトヤでチューンアップに出した板が戻ってきました。半年ばかり、部屋の隅で無用の長物(×3)になってもらいます。
逆に半年ぶりにランニングに出掛けて見ました。大野川緑陰道路から淀川沿いの6`ちょいを8分×5本くらいのインターバルで走りましたが、4本目くらいで力尽きました。また体力は一から作り直しです。
毎週日曜は、堂島らへんのラーメン屋さん(
亀王、
山頭火、
眞)に行って、午後中、サントリー本社1階のカフェソラーレで読書してます。日経ビジネスや新書や小説やら。
石田衣良『シューカツ』
時節柄、旬な小説です。再びの氷河期に入ろうとしている就活です。賛否両論取り巻く問題ですが、新卒一括採用はなかなか変わらないでしょう。
そんな中ハウツー物を読んで頭でっかちな受け答えをする学生に、「自分の言葉で語ることの大切さ」を説く小説です。
たかが3、4年の学校とは次元の異なる長い時間を過ごすことになる舞台です。正直に感覚で行かないと、ね。
尾木直樹『バカ親って言うな!』(角川ONEテーマ21)
モンスターペアレントのお話ですが、モンスターペアレントの問題を通して、日本社会の現状を切り取った内容です。「バカ親」と言ってるだけでは何も解決しないせず、相互理解の下、ベクトルを合わせつつ解決すべき問題という提言です。
日本社会全体の問題だと強く思ったのは、学校・保護者の問題だけじゃなく、企業・顧客でも同じように感じたから。我が子中心型、学校依存型、権利主張型など。あとはマスコミの影響力により、先生に限らず、職業人の権威なるものが落ちたことも原因か、という指摘にも実感あり。
大切なのは、非難でも避難でもなく、相互理解への取り組み。「共育」という意識。
あとがきの「そんなの甘い、と笑っていられるほど、甘くない」という言葉はインパクトがありました。

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