立花隆氏の畢生の名著として名高い「日本共産党の研究」を正月休みの間読んでいた。
膨大な資料や関係者への綿密な取材を元に書き上げたこの書は、「知の巨人」となる以前の「ジャーナリスト・立花隆」の凄味を感じさせた。
私は、いままで共産党と言えば労働者の味方というイメージを抱いていたが、実際にはエリート主義であり、観念ばかりが先走りして労働の現場から乖離していた組織であったということをこの書から学んだ次第。
この書は、主に戦前の共産党についての研究である。
現在の志位体制の共産党が、果たして真に労働者の味方であるのかどうか、慎重に見守っていきたい。

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