松原信者の代表的人物である、野嵜健秀氏が高橋とかいう人と「論争」をしているようだけど、別に勝ち負けの判定をする積もりはない。
ただ、野嵜氏の記述に気になる点があるので、指摘するだけ。
文學に於て問題になるのは、登場人物を如何に人間として人間らしく正確に描いてゐるかであつて(文藝において「道徳的に正しい」とは「人物を人間的に正確に描いてゐる」と云ふ事だ)、作者の意圖とか趣味とか、或は作者が扱はうとしたテーマではない
闇黒日記 平成十八年十一月二十三日 より一部引用 |
人間には道徳的な部分と、反道徳的な部分(たとえば、誰かを殺したいという衝動にかられたりとか、いい女と不倫してみたい、とか…)があると、自分なんかは思うんだけど、そういう人間の「負の部分」を「正確に描」いたら、野嵜氏が言うところの「道徳的に正し」い文学になるんだろうか?
文学に疎い自分には、とんと理解不能。
大学の文学部では、そういう風に教えるんだろうか?
教えて偉い人。
(11月25日、一部改訂)

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