今日はまたまた過去の話に戻ります。
予備校生の頃、手が汚れるのが辛くて、食べ物を掴む事が出来ませんでした。
でも、ご飯は食べないと生きていけないし、お腹もすくから、なんとか食べていたのですが、その後の手洗いを家族に見つからずに出来るかどうかを考えると、どんなおいしいものを食べようと、それは苦痛の時間でしかありませんでした。
18歳前後の女の子だから、お菓子もいっぱい食べたかったけど、
どんなにおいしいものが家にあろうが、極力食べないようにするか、ご飯直後の、汚れついでに食べるのがやっとでした。
別の時間にリラックスして食べるなんて事は、出来ませんでした。
スナック菓子は、家族に見られないように、お箸でつまんで食べていました。
そこに兄が帰省してきました。
不潔恐怖がなくても、一緒に食べる事は、怯えで機械的に箸を口に運ぶのがやっとなのです。味なんてまったくわからない・・・・ご飯のおかわりもしない(出来ない)、兄の前で炊飯器の開け閉めする事すら、まともに怖くてできないのです。
醤油に手をのばすのも怖くて、かけてくても、かけずに食べていました。
出来る限る汚れないように食べる姿を咎められないか、食後、両親だけでなく、兄にまで見つからずに、洗う事ができるのか・・・・
怯えや、恐怖が強迫が加わることで、何倍にもなって私に襲い掛かってきました。
でも、私は顔ではすました顔して、時には笑顔さえふりまいて、何とも思ってない、何も問題がない、何も悩んでない。強迫に冒されきっている事、兄に怯えきっている事も微塵も見せずに過ごし続けていました。
家では、幸せそうにしてないと、自分は常に幸せそうにしてないと、と頑張り続けていました。自分の感情を出すことなんて、出来なかったし、許されないとおもってたし、出しても、もっと辛い事になるだけと思っていました。

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