なぎちゃんは明日一才になります。
今日が0歳最後の日。もう赤ちゃんじゃなくなっちゃうんだね。
去年の今頃は、「お腹の中も飽きたし、明日あたり生まれてみようかな〜」なんてお腹の中で思っていたのかな?
なぎちゃんが生まれた日の日記をさっき読みました。
なんだかじ〜ん。。。
そうだった、そうだった、こんな風にして生まれて来たんだったよね。
ブログにも残しておこうと思います。
H19.8.31
朝、今日も生まれてくる気配無し。
健診に行く。
8時45分病院到着。
なかなか呼ばれずいっくんの機嫌が限界。
仕方なくベビーカーから降ろす。
最初はおもちゃで遊んでいたけど、すぐに飽きてあちこちに逃走。
階段を上り始めて、抱っこして降ろす。また上る。また抱っこして降ろすの繰り返し。
一時間近くその調子でいっくんと格闘。
抱っこしたら降ろせとぎゃんぎゃん泣き暴れ。
汗はかくし、息は切れるし。。。
10時15分、やっと呼ばれる。
内診で子宮口が4cm開いていることが分かる。
カーテンの向こうで先生が、
「あ〜あ…あ〜あ…どうしよう…こりゃ入院した方がいいと思うよ」。
「え?無理です。子供がいるし」(って言うか2週間前にも同じこと言ってて生まれなかったじゃん)
まったく先生の言うことを信じられず即入院を断ると、とにかく痛くなったらすぐに来てとのこと。
その後薬を待つ間にも暴れるは泣くはのいっくん。
もうくたくた…泣きたいのはこっちだよ…と思いながらいっくんをお腹に乗せて抱っこし続けた。
なんとか悪夢の健診が終わって車に乗せたら疲れたらしく寝る。
(今考えると、赤ちゃんが今にも生まれてきそうなのに、赤ちゃんのことなんて全然頭に無く、とにかくいっくんのことばかり考えて、格闘していたな〜。。。)
14時。
家に帰ってもいっくんは起きず、そのまま14時まで寝る。
私も仮眠。
それから二人でご飯を食べ、テレビを見ながらごろごろしていたらなんだかお腹が張ってくる。
もしかしたら???と思い始める。
生まれたらしばらく家を開けるので、掃除機をかけたり洗濯物をたたんだりする。
16時30分。
規則的に痛みがある。
あ〜こりゃ陣痛っぽいわぁ。。。いやいや、違うってぇ。。。←いざとなると怖くなる私。
やっちんにメール『もしかしたら生まれるかもしれん』
16時50分。
あ〜こりゃ間違いないわ。
やっちんに帰ってきて!とTEL。
シャワーをあびる。けっこう痛い。
間隔をはかると8分〜6分。やべっ。
やっちんは高速でぶっとんで帰ってきた。ビックリ。
意外に落ち着いてる私を見てやっちんが拍子抜け。
汗だくのやっちんに、「シャワー浴びて来んさい」と言うと「え?いいん?」
17時8分。
病院にTEL。
「生まれそうなんですけど〜」二人目になると落ち着いたもんだ。
やっちんが風呂から上がって、三人で出発。
痛みが来ると歩けなくなるくらいの痛さ。
車の揺れもかなりつらい。
何度も立ち止まりながらなんとか4階に到着。
18時。
入院。
着替えをして診察。
内診「やおやおの8センチです〜。もうすぐ生まれますよ」と看護師さん。
え??もうすぐ生まれるん!?
それから痛みを逃しながら点滴やらなんやかんや。
先生が来た。
「間に合ったよ先生」
先生は家で生まれないか心配してくれていたんです。
「旦那さん帰ってきてくれてよかったね」
先生は私が自分で運転して、しかもいっくんも連れて来るんじゃないかって心配していたんです。私ってそんな無謀に見えるの?
「ふーーーふーーー」と痛みを逃す。
どんどん強くなる痛み。
あぁ…もう逃げられん。生むしかない。
いっくんとやっちんは椅子に座って見てる。
いつの間にか立会いになってるし!
上を向くと痛い。楽な体制でと言われて横向きになる。
いきむ時は上を向くのかと思っていたら横のままでいいみたい。
もう痛みを逃せなくなり体が勝手にいきみ始める。
看護婦さんが「いきみたかったらいきんでいいよ」
「え?もういきむの?」はやっ!
前回も上手にいきめなかったけど、今回もいきみ始めたら痛みが続かない。
それでも何度かいきむと「どんどん赤ちゃん降りてきてるよ」と言われ励みになる。
自分でもその感覚が分かる。
その後数回いきむとなんかでっかいものがおしりにはさっているみたいな感覚になる。
「もういきまなくていいよ〜」
と言われ、どうしていいか分からずやっちんを見ると「うんうん」ってうなずいてる。
そしてすぐに生まれた!
19時ジャスト。
なぎちゃん誕生!!
「あーーーうまれたーーーよかったーーー」
と何度も繰り返して言ったような…
今回は自分で生んだって感じがする。(前回は引っ張り出して、押し出してもらったので)
「元気だよ」と言われてホッ。
初めまして赤ちゃん。
へそのをがこぶ結びになっているのがめずらしいらしく、看護婦さんや先生たちがすごいねーともりあがっていた。
私も見せてもらったけど、そんなの正直どうでもいいんですけど〜。
それより、男か女か聞いてないんですけど〜。どっち??
なんだか聞けないし。
しばらくして「女の子ですよ〜」
女の子?よかったぁぁ。
少し裂けていたので縫ってもらった。
胎盤を出すのが痛かった。
病院に到着してから一時間、早かったな。
いっくんはその間ずっとやっちんのひざに座ってじっといい子にしてた。
ってゆうかおびえてた!?
ほんと、衝撃映像だっただろうね…
「今回の生みっぷりどうだった?」とやっちんに聞くと、「切らんかったけん良かった」だって。
前回のサクッて音トラウマのやっちん。立会いはもうしないって言ってたのにね。
「俺、先生がはさみかまえた時は耳ふさいだもん」
「え?切らんかったよ」
「切ろうとしたら、間に合わんで出てきたんで」
そうなん?知らんかった〜。
そんなこんなで無事4人家族となりました。
いっくんは赤ちゃんの事を、何じゃこいつってかんじで見てました。
最後に。
今年の夏は本当に暑かった。
手のつけられなかったいっくんと大きなお腹を抱えて、
毎日一生懸命生活したことは忘れられない。
特に健診と買い物は大変だったな。。。
そして8月の最後の日、みんなに見守られて元気な赤ちゃんが生まれてきてくれた。
本当に幸せです。ありがとう。
一年でこーんなに大きくなりました。

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