2008/3/17  16:35

企業誘致のための道路の作り方  協立精工北の市道工事の摩訶不思議

■東邦亜鉛の東、協立精工活タ中工場の北側に資材置き場がありますが、地元の交換情報によると自動車修理工場の計画があるようで、現在、この資材置き場と協立精工の間の馬入れから奥に連なる道路改良・拡幅工事を施工中です。


この道路工事については、岡田市長が、2月15日(金)午後7時から岩野谷公民館で開催された市政懇談会で、「協立製作所ってえのがありますが、そこをですね、今度企業が進出してくるんです。どうしても道路を開けておかないと。じゃ1m80くらいの赤線って言われているものがあるんですけど。じゃあそれ一杯に建てられちゃったら、もう、あのう…拡幅はできないんですね。それであの道路がずーっと回って、向こうの道路へ繋がっているんですよ。あの、中宿へ行きますね。あの道路へ繋がっているんです。ですから、どうしても企業が進出してくる前に、きちっと空けて、後でも、あのう、用地買収さして頂ける、お許し頂けるとこならいいけども、企業が進出してくるもんですから、どうしても開けなくちゃなんねえ。まあ、こういうふうにですね、地域の環境を考えるとですね、岩井地区は商業にしても工業にしても、大変岩井地区に進出したいという要望が、今沢山あるんですよ」と訳の分からない説明ながらも、どうやら企業誘致に必要だという理屈で、安中市が進出企業のために道路工事をしていることを示唆しました。
そこで、この道路工事の詳しい内容と経緯を調べるために、2月12日付けで安中市長宛に情報開示請求を行いました。その結果、2月26日付けで次の情報が開示されました。
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安発第21462号
平成20年2月26日
行政文書開示決定通知書
請求者 小川 賢様
安中市長 岡田義弘
平成20年2月12日に請求のありました行政文書の開示について、次のとおり開示することに決定しましたので、安中市情報公開条例第11条第1項の規定により、通知します。
【開示請求に係る行政文書の内容又は件名】東邦亜鉛鰍フ東、協立精工活タ中工場の北に資材置揚があるが、地元の巷間情報によると自動車修理工場の計画があるようだ。現在、この資材置場と協立精工の間の馬入れから奥に連なる道路改良・拡幅工事を施工中だが、この道路にかかる予算措置、入札調書、図面、隣接境界確認など、国有財産法や道路法、建築基準法、土壌汚染法、農用地の土壌汚染に開する法など関連する法令に基づく手続を示す一切の情報。
【開示の実施方法】写しの交付、郵送
【開示の日時】平成20年2月26日(火)郵送
【事務担当課】建設部 土木課(内線1903)電話番号 027−382−1111
【備考】
・隣接境界確認は、土地建物実地調査要領により隣接者の立会を行いました。
・既設道路は、道路法第90条第2項の規定により平成16年6月30日に国から市に譲与されています。
・道路法第8条による認定路線です。
・既設道路は、建築基準法第42条第2項の道路です。
・土壌汚染対策法については、指定区域に該当しませんが、工事で発生する残土は搬出しないで工区内で処理をします。
・農用地の土壌汚染に開する法については、農用地ではないため該当しません。

■2月26日に開示されたのは、平成19年度安中市一般会計予算(8款2項3目)、入札(見積)調書、図面で、2月27日に追加として土地境界の立会証明書が開示されました。ただし、立会証明書のうち、土地の表示、立会人の住所・氏名、押印は、個人情報だとして黒塗りされています。
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議案第41号
<平成19年度安中市一般会計予算>
・歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ21,046,000千円と定める。
・地方自治法(昭和22年法律第67号)第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、機関及び限度額は、「第2表債務負担行為」による。
・地方自治法第230条第1項の規定により起こすことが出来る地方債の記載の目的、限度額、記載の方法、利率及び償還の方法は、「第3表地方債」による。
・地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借り入れの最高額は、2,000,000千円と定める。
・地方自治法第22条第2項ただし書の規定により歳出予算の各校の経費の金額を劉予することができる場合は、次のとおりと定める。
(1)各校に計上した給料、職員手当て及び共済費(賃金に係る共済費を除く。)に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用。
平成19年3月28日提出 安中市長 岡田義弘

<土木費>
3 道路新設改良事業  316,632 (単位:千円)
本年度支出金244,931
内訳
2  給料 8,352
3  職員手当等 4,025
4  共済費  2,225
7  賃金  941
9  旅費  52
11 需用費  988
13 委託費  19,997
14 使用料及び賃借料  1,028
15 工事請負費  186,401
16 原材料費  17,000
17 公有財産購入費  43,800
18 備品購入費  922
22 補償補填及び賠償金  30,900
◎職員人件費  14,602
○職員人件費 14,602
2  一般職給  8,352
3  扶養手当   270
 期末手当  2,258
 勤勉手当  1,092
 時間外勤務手当 217
 特殊勤務手当  60
 通勤手当   128
4  市町村職員共済組合負担金 2,214
 地方公務員災害補償基金負担金 11
◎道路新設改良事業 302,029
○道路新設改良事業(都市整備課)  1,397
13 委託料    1,397
○道路新設改良事業(土木課)  300,632
7  臨時職員賃金   941
9  普通旅費     52
11 消耗品費   952
  燃料費    36
13 委託料   18,600
14 賃借料   1,028
15 工事請負費 186,401
16 原材料費  17,000
17 土地購入費 43,600
18 備品購入費 922
22 補償金  30,900

<入札(見積)調書>
指名競争入札
平成20年01月25目09時30分開札
案件名称 市道岩35号線道路改良工事
履行場所 安中市岩井宇西ノ平地内
入札(見積)者 第1回 第2回 単位:千円
(有)内田組  7,650 落札
(株)大手組  8,150
(株)野口組  8,200
小板橋建設(株)8,300
井上道路(株) 8,400
萩原建設(株) 8,450
安中土建(株) 8,500
上記金額は、入札(見積)者が見積もった契約希望金額の105分の100に相当する金額である。
予定価格(105分の100)  8,570,000円

<図面>
平面図を見ると、協立精工との境界側を1m以上法切りをして、路肩0.5m+2.5m幅×2車線+側溝0.535mの合計6.035m幅の立派な道路ができることになります。しかも農免道路から奥行き160mほど直線に道路が延びた後、右に折れて、昔からある農道を拡幅して、さらに48m延伸しており、合計208mの立派な道路です。ここは昔からの馬入れだったので、本来1.8mの幅のはずですが、隣接の研屋の跡地の所有者が、市に道路用地として寄附したのでしょうか。しかし、市に道路を寄附する場合には、寄付者自身が道路を建設し、舗装工事をしたうえで、安中市の検査に合格してから、市に寄附されるのが本来の手順のはずです。
ところが、この道路工事は全部、安中市の公費で施工されているようです。しかも、研屋の跡地と同じ地表高さに作られており、協立精工側に法切り面が付けられており、研屋跡地に進出する企業への配慮が行き届いています。道路は行き止まりで、この道路を使用する地元住民は皆無です。

<立会証明書>
追加分として開示された立会証明書は2枚あり、それぞれ次のように記載されています。

立会証明書(1枚目)
土地の表示 安中市岩井字西ノ平■■■■■  雑種地  ■■■■
          〃    ■■■■■  雑種地  ■■■■
          〃    ■■■■■  雑種地  ■■■■
          〃    ■■■■■  雑種地  ■■■■
          〃    ■■■■■  原野   ■■■■
上記の土地を測量するに当たり、所有者及び下記のとおり隣接所有者が立会し、土地の筆界について異議なく確認されたものであることを証明する。
平成20年1月7日  嘱託者 安中市長 岡田義弘 (公印)

地番   立会人住所/立会人氏名   所有者との関係 押印 立会年月日
■■■番 ■■■■■■/■■■■   ■■■     ■  平成19年12月25日
814-6番 公共管理者安中市長岡田義弘 管理者     ■  平成19年12月25日
875-2番 /建設部土木課 田中富之
879-3
道路

立会証明書(2枚目)
土地の表示 安中市岩井字西ノ平■■■■■  雑種地  ■■■■
          〃    ■■■■■  雑種地  ■■■■
          〃    ■■■■■  雑種地  ■■■■
          〃    ■■■■■  雑種地  ■■■■
          〃    ■■■■■  原野   ■■■■
上記の土地を測量するに当たり、所有者及び下記のとおり隣接所有者が立会し、土地の筆界について異議なく確認されたものであることを証明する。
平成20年1月7日  嘱託者 安中市長 岡田義弘 (公印)

地番   立会人住所・立会人氏名   所有者との関係 押印 立会年月日
■■■番 ■■■■■■・■■■■   ■■■     ■  平成19年12月25日

■開示された情報には、肝心の地元区長の同意書がありません。また、遺跡調査を実施した経緯を示す資料もありません。それよりなによりも、議会で承認された形跡を示す文書も添付されていません。また、企業誘致であるのであれば、庁議でどの企業を誘致するのかについて決定しているはずですが、その文書も見当たりません。いつ誰が道路用地を市に寄附したのか、これもまったく明らかになっておりません。さっそく、公開質問状の形で、岡田市長に質問して確認することにします。
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