2013/5/23  23:54

タゴ事件発覚から18周年・・・地方自治体史上最高額の横領事件に安中市民はどう対処したか(会報5号)  安中市土地開発公社事件クロニクル

■市政をただす安中市民の会の会報5号は、平成7年7月17日(月)に発行されました。第5号から市民の会の連絡事務所の電話番号81−0364を見出しに掲載し始めました。この番号はその後、市政をひらく安中市民の会に受け継がれて、現在でも事務局長宅のファクシミリ(027-381-0364)として使用されています。
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高崎市箕郷町にある元職員タゴの実弟が経営する多胡運輸。元職員が横領したカネの一部がめぐり事業拡大を果たしたが、事件発覚とともに安中市内から雲隠れ。一時、高崎市の八幡町に居たと言う話もあるが、その後、現在の事務所で、中曽根事務所の運転手をやっていた人物が経営していた北部運送(現在はその息子が社長をしているホクブトランスポート社)から出光の石油運搬の仕事をもらって、大躍進したが、平成20年8月3日に首都高5号線熊野町ジャンクションで保有していた大型タンクローリーがガソリンと灯油20トンを満載したまま横転炎上事故を起こし、現在、首都高から35億円余りの損害賠償請求で提訴され、依然として係争中とみられる。


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■市政をただす安中市民の会  会報5号(上)
事務局 関口八郎(磯部3-5-10 TEL:85-6338)連絡事務所TEL:81-0364 平成7年7月17日発行

各地区報告集会大盛況!真相解明求める声相次ぐ!

7月7日の後関地区を振り出しに、11日高別当公民館、12日磯部公民館、13日原市公民館を結んで報告集会が開催された。これまでの各集会参加市民の数は、80名、50名、80名、120名と回を追う度に増えている。事件に強い関心を持つ市民に対して、事件の真相について自ら説明しようとしない市側の対応に、各集会に参加した市民のあいだから強い批判がでている。

守秘義務に立ち往生!公開質問状への群銀回答

■7月5日に群馬銀行の土金琢治頭取宛に37億円事件に開する公開質問状を提出していたが、7月11日同磯部支店長からの連絡があり、回答期限の7月12日(水)9時から同支店で本店広報室長より公開質問状に対する説明があった。大勢の市民が出席したが、群銀からは基本的に次のような立場が示された。
●原則的に取引先との具体的内容に触れる事は、信用第一の銀行として勘弁して欲しい。
●横領の手口については、警察当局が調べる事であり、銀行の立場としてはどうこう言えない。

群銀による一般的な銀行業務に関する説明を通じて次のふたつの疑問点が浮き彫りとなった。

契約証書の漢数字4文字分追加のミステリー

■事件発見後、元職員は5月31日に懲戒免戦後、6月7日に逮捕、28日に起訴された。起訴状によると、容疑者は3月23日頃正規の借入金額961万2千円に2億5千万円を水増しして借入依頼書をつくり、27日に群銀にまず提出。そのあと金銭消費貸借契約証書の金額欄に水増し済みの数字を記入。借主欄に理事長名、保証人欄に小川市長名をゴム印で記入。理事長印を押したうえ、市の秘書課に契約証書を持ち込み、市長公印を押させて、同契約書と小川市長名義の連帯保証契約書の2通を偽造。31日に群銀安中支店に提出。そのさい容疑者の裏口座に水増し分2億5千万円を振り込ませたというもの。
■これまでの報道によると、容疑者の手口は2通りで、(1)空欄をあけておいて市長印を押させた後で書き加える場合、(2)はじめから金額を水増しして他の書類に紛れ込ませて市長印を押させる場合、がある。
■市の場合、一般に金融機関では借用証書による借り入れ(証書借り入れ)の場合、漢数字を使って金額を記入しているという群銀の説明からすると、容疑者はこのとき予め空けてあった隙間にナント「弐億伍阡」と四文字を記入したことになる。もしこれが事実なら、常識では起こり得ないことである。
 金    九百六拾壱万弐阡円(これで市長や公社理事長の公印を押した?)
    ↓
 金弐億伍阡九百六拾壱万弐阡円(群銀に証書を出す前に容疑者が追加記入?)
■事件の真相解明のために、市当局は事件に関する情報を市民に開示する義務がある!

市の巨額(47億円?)債務保証額のミステリー

■これまでの報道と群銀の説明から、公社に対する貸出合計額(正規口座と容疑者の公社特別会計口座のトータル)は市の債務保証限度額内に収まっている可能性がある。6月25日に市役所が発行した広報あんなか臨時号によると群銀から報告された借入残高は47億6569万6千円。前橋地検は債務保証限度額について「容疑者は限度額を念頭において反抗を重ね、群銀だけでみた場合、借入金は保証額内に収まっている]ことを示唆した。平成6年度の公社事業計画に基づく公社予算に対し、市議会はなぜ47億円以上もの債務保証を群銀に与えていたのだろうか?このミステリーに対して、もとより市当局からのしかるべき説明はなく、議会は百条委員会を設置せず、調査特別委員会も市民に公開しようとしない。事件の真相解明のために市当局や議会は何をためらっているのだろうか? ぐずぐずしている暇はないはず!

この他にも公印管理に関する責任の認識面で、次のような疑問が出ている。

委員長報告と小川市長の見解相違のミステリー

■市議会は7月11日、第3回土地開発公社不祥事件調査特別委員会を開催した。非公開の委員会終了後、小西委員長は記者会見した。翌12日の新聞各紙(上毛・毎日・産経)によると記者会見では「市側は、公印管理に落ち度はないとするこれまでの主張と異なり、運用面で不十分だったと落ち度を認めた」ことが報告されている。
■その後市民の会事務局が直接市長にあって見解をただしたところ、市長から「先日市民に配付した市の広報での見解と変わりはない。(特別委員会では)今まで通りのことを言った」「新聞は読者の気に入るような表現をするのが気に入らない」と言われた。新聞が事実と反する記事を載せたのだろうか。
■いずれにせよ小西委員長報告と市長見解とが全然違うことになるので、市長の見解が正しいのか、小西委員長の報告が正しいのか、市民側は確認する術を持たない。だからこそ調査特別委員会を市民に傍聴させる必要があると市民は主張してきた。いつになったら議会が市民の声に耳を傾けるのだろうか?

支離滅裂!小川市長から会報についてクレーム

■「あんたがたは、市政をただすと言っているのだから会報もウワサのような事でなく正しい事を書け!」12日市民の会が市長に面談の際、小川市長は1千万円を弁護士に支払ったと報じた会報に対してクレームした。「では払ったのかどうか?」と市民が訊ねると返事がない。「弁護士の名前は?」と質問したが「あんた方が調べろ!」と小川市長。これでは真相を知りたい市民にとってどうにも納得できない。

十把一からげ!市民クラブからアンケート提出

■7月12日に市民クラブ会長の萩原岩次市議が「皆の分を預かって持ってきた」と市民クラブ議員のアンケートをまとめて持ってきた。萩原市議は「市民クラブではまとめて出すという事で決定した。私は回答を書いた」と語ったが、返信用封筒には宛先が「関口八郎行」のままになっているものがたくさんあり、市民クラブの議員ひとりひとりが本当にこの事件を真剣に意識して書いたものなのか首をかしげたくなる。
■7月4日に市議会議員全員に郵送した公開アンケートは、7月8日から順次事務局に回答が届き始め、郵送や手渡しなどの方法で7月15日(土)までにすべての議員から回答を得た。アンケートの集計結果は7月22日(土)の定例市民集会で公表する予定。また会報でも追って発表する。

土地開発公社にたいし市民専門家による継続調査実施!

平成元年の決算書をベースとして、その後平成2年、3年と、新規に借り入れ金額と返済した金額、それらを足し算引き算した結果の残高と、決算表残高が合わないので公社に質問したが、回答がくるまで1週間かかった。公社側の回答は「全く申し訳ないが判らない。実は内部資料がむこう(捜査機関?)に行っているので手元にない」というもの。この他にも、平成3年では借入れ金額に較べ払った金利がベラボーに高いこと、平成5年では6千万円の事業外収入の内訳などについて継続調査中。経理面の不透明点が明らかになるものと期待される。

37億事件の思わぬとばっちり!さっそく市民に影響

磯部の「多胡」団地を買った市民がいるが、奥さんの実家で県外に住んでる父親が安中市土地開発公社37億円巨額詐欺事件のニュースをきいてビックリ仰天!「あんな事件に関係した団地をなんて買ったのか?そんなところに住んでいると孫の代までたたる!わしのかわいい娘をとてもそんなところには住まわしておけない!」と電話口で義父に怒鳴られたその市民の心中察するにあまりあり。37億円以外にもこうした精神的被害は思わぬ分野であちこち起きているはず。市長!それでもまだチンプンカンプン?

■市政をただす安中市民の会  会報5号(下)

リレー座談会第2弾!高別当・古屋地区報告集会開かれる!

7月11日(火)7時半から小雨のぱらつく中、高別当公民館で約50名の市民が集まり熱心な討議が2時間半にわたり行われた。参加市民から怒りに満ちたナマの声が次々に述べられた。
●高崎市はキチンと朝礼をやるのに、安中では8時半過ぎてもゾロゾロ出勤。人事管理がずさんだ!
●2年前に安中に越してきた。ビンボーで税金もやっと払ってる。ある時1ヵ月支払が遅れたらすぐ督促状がきた。びっくりするような延滞金利がついていた。一度に払えず分納したいとお願いしたが、市当局自らこんな大事件を起こす始末。支払うべきなのかどうか考え直したい気持ちだ!
●7月1日の広報おしらせ版トップに来年度の市職員採用中止がでた。既に事件のしわ寄せが出ている!一方で市長は金銭的被害がないのに1千万円も払って弁護士を雇った。この1千万と市長ら市幹部が辞職すれば、浮いたカネで有能な新人職員が何人も雇える!
●市長は管理体制を変えると言ったが、ホントに変わっているのか市民としてチェックする必要がある!
●市役所に2度行き37億円事件について訊ねてみた。職員に「何で来たのか?」と露骨に嫌な顔をされた。市役所内のなんとも言えぬ嫌な雰囲気をいつも実感させられる。
●報道や司直がこの事件を徹底追求するように、市民としても問題提起を粘り強く続けよう!
●市民の多くがこの事件に怒りをおぼえている。新聞に事件のことが載っていない日は悔しいという声もある。市民皆が立ち土がれば新聞ももっともっと取り上げてくれるのではないか!
●今後また市役所で行動を起こすときは、田植えもカイコも一段落ついたのでぜひ参加する!
●市議会で百条委員会を設置すると市議に何か不利なことがあるのだろうか?
●容疑者には喫茶店用の土地建物取得に公金をつぎ込んだ疑惑もある。市議会ではそこも追求すべきだ!
★「7月11日に事件調査特別委員会が開催され市民の会では傍聴したいと要求したが断られた・・」事務局からこう参加市民に説明すると、会場から市議会の対応について不信感が噴出。たまたま地元選出の萩原岩次市議(前議長)が列席していたので、「ホントの事を言って欲しい」.と参加市民から質問が集中!

リレー座談会第3弾!磯部・郷原地区報告集会開かれる!
7月12日(水)7時半から磯部公民館で約80名の市民が集まり活発な討議が続いた。参加市民の意見。
●資本金500万円の公社がなぜ47億円も銀行から借りられるのか?理事会で決裁して市長のハンコも押すのに、13回の借用書で2文字分も金額欄があいていたのに気がつかないなんてヒジョーシキだ!これは市役所内の構造的な問題。市民に経緯を明らかにする義務と責任が市長にある!
●容疑者は5年間に13回不正借り入れをして、裏口座から自由に金を引き出した。この重大事実をなぜ市民に公開できないのか?再度市議会に公開するよう申し入れてもらいたい!
●銀行の話では取引先の了解があれば借入証書や特別口座に開する資料を出せると言っているが、市長は47億円の借入金残高のうち37億円分は公社の金ではないと主張しており、市民に公開してもらえないというのはなんともやりきれない話だ!つけは市民に回ってくるのに。
●11日の議会特別委員会には銀行側の資料が提出されたと言う。取引先の公社が了解したから銀行は資料を出したのだから、議会は市民に傍聴させるのが当然。なのに公開しないとは!
●議員15人からアンケート回答あったと言うが、この場でぜひ公表して欲しい!
●弁護士に1千万円支払った、と言うことは実質的に市民のカネが使われていることか?営利企業でない公社にそんな金が準備してあるのか?〔公社資料では6年度末現在3億8300億円の現金預金保有〕
●市長は事件発覚直後すぐ弁護士を呼んだ。新たに弁護士見つけるのは至難。その筋のが予め居たのでは?
●それと、公社は事件の被害がないと言いながら、一足先に弁護士を雇ったのはもっと不自然!
●銀行との間で裁判が決着し、市が敗訴となれば公社理事長の小川市長の連帯・道義的責任はどうなる?
●もし自治体の幹部がいかなる責任をも取らずに済むなら、公社が営利事業をやること自体釈然としない!
●事件の真相を何も知らされない市民が銀行にきけば守秘義務、市には情報開示条例もない。司直は捜査過程の情報をリークできない。市民の力で行政に情報開示を求めて、我々の市政を取り戻さねばならない!
●骨董に興味あり容疑者の店に飾ってあるのを見せてもらった事がある。県立美術館クラスのすごいのも見た。容疑者は収集した骨董を大勢に配ったらしい。配付先次第では大問題。すみやかな真相解明を切望!
●年金暮らしで現況証明もらいに市役所に行ったら2百円取られた。年金受給者からしっかりカネ取るのに、元職員のバブル収入にはなぜ税金かけないのか!
●多忙の中、税務相談に行ったが偉い人ほどふんぞり返って応対が悪い。コネで入れるから税務計算もできないのがいる。親切に教えてくれたのはむしろ若手の職員だった。役所内の意識改革が必要だ!
●5年間で一個人が37億円もの公金を詐欺できるか!背後・交友関係を徹底的に調べる必要がある!
●市側と交渉するとき、ポイントを絞って例えば具体的に「容疑者と上司とか、容疑者と市議との関係、容疑者と特定業者など」について質問するのも一案。事件の不明瞭な点をひとつひとつ解きほぐし、この積み重ねが事件の背後にあるものを解明するために不可欠!

リレー座談会第4弾!原市・築瀬地区報告集会開かれる!

7月13日(本)7時半から原市公民館で約120名の市民が集まり白熱討議。参加市民の意見示す。
●容疑者が金□□□□と4文字も数字を書き加えたというが、どうして市は疑問を持だなかったのか?
●借用証書金額欄に容疑者が数字を書き加えたのだから筆跡を調べれば容易に判るはず。これを見落としたのは銀行に責任がある。市長の弁護士に任せて解決してもらった方がよいと思う。
●弁護士に任せっきりではいけない!この事件は市民ひとりひとりに係わる問題だからだ!
●この事件が裁判に持ち込まれ決着がつくとしても何年も先の話。それでは手遅れとなる!
●これだけの事件を起こした容疑者の財産が差し押さえになっていない。なぜ誰も差し押さえないのか?
●市民の会の目的は何か?市長や公社ばかりつつくより、市が勝訴するよう銀行に対してなぜ圧力をかけないのか?〔これに対して、裁判と真相解明は別次元。徹底的に市政をただすべきだとの意見が出された〕
●市民運動は民主主義の原点。安中にも本格的市民運動の芽生えを感ずる。市政改革のため、頑張れ!
●本来こういう報告会は市議会が率先してやるべきもの。会報1号に市長派議員が拍手した事が書いてあったが、こういう議員がいる限り市政の改革は困難。事件関連質問を議員に出し回答を求める必要がある!
●議会委員会での調査報告が市民に公表されない事に問題があると思う。公開の原則に基づき、議会に公開を求めてゆくよう、市民の会の皆さんにはぜひ頑張って欲しい!
●銀行に申しあげたい!これだけの大事件。守秘義務をかざすのは勝手な理屈だと思う!
●いまも37億円はどんどん金利がかさむ。早く金利を凍結するよう市は金融機関と緊急対応策をとれ!
●週1回1時間でもいい。市民の会の活動にひとりひとりが協力し、日時を決めて市役所におしかけよう!7月28日(金)10時はぜひ市役所の抗議行動に参加したい!〔参加希望を表明した市民多数〕

百条委員会設置に関する伊藤市議の見解

原市の集会に伊藤清市議が市民として参加。会議の終了間際、本人の希望により見解発表があった。
●本来こうした集会は市議会でやるべき。ノーテンキと評された議会の一員である私も本件について何もしてないわけでなく、地元できめ細かい報告会を既に各地区で行っている。[エーッ!?と市民の声]
●市民の会のアンケートには回答した。百条委員会は時の推移の中で設置を考えていく。議会の中での意見調整が必要なので、この場でいつ設置とは言えない。[市民の間に失望のため息]
●容疑者単独の事件とは恵えぬ。銀行側にももしかすると協力者がいる可能性もある。[一同固唾を飲む]
このとき百条委設置に関して伊藤市議に「話が抽象的なのでもっと詳しく具体的な説明を求めたい」との声が出た。それに対し伊藤清市議は次のように語った。
●百条委設置に議会が慎重なのは、まだ事件について判らないことだらけ。ある程度焦点が定まらないうちは時期尚早。百条委設置は最後の切り札。最初から使うと戦術的にもどうかという気持ちがある。
これに対して参加市民から次のような意見が出た。
◆あえて市民集会に参加した気概は評価するが、37億円の大事件。その気概を百条委の早期設置になぜ
向けないのか。それが地元や市民の代表としての責務だ!
◆他県の某市の場合、2億円の不正支出をめぐって百条委を設置。もっと少額の事件でも設置されるケー
スはいくつもある。今回は全国を揺るがした37億円もの大事件。設置をためらう理由はないはず。
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市役所に集まろう! 7月28日(金)朝10時 第2次統一市民行動
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★★次回定例集会 7月22日(土)午後8時半〜安中公民館★情報は事務局または連絡事務所へ★★
◎この会報に対する賛否のご意見は、実名でお聞かせ下さい。紙面上の匿名は希望に応じます。◎
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【ひらく会情報部・タゴ51億円事件18周年記念調査班】
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