2013/7/3  23:28

タゴ事件発覚から18周年・・・地方自治体史上最高額の横領事件に安中市民はどう対処したか(会報13号)  安中市土地開発公社事件クロニクル

■平成7年9月12日に発行された会報13号では、同年8月21日(月)に前橋地裁で開かれたタゴ事件の初公判の様子を傍聴していた市民らのメモをもとに、その後半部分を掲載しました。


 会報13号の内容は次のとおりです。8月21日のタゴ事件の刑事初公判の後編は最後のほうにあります。

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■市政をただす安中市民の会  会報13号(上)
連絡事務所TEL/FAX:81-0364 平成7年9月12日発行

成果のほどは?市議13名による川西市への大行脚!

8月31日の上毛新聞に報道された安中市議会の超党派(公明、共産、新政会、市民クラブ、民友、清風の6会派)議員団13名による川西市議会視察は9月5〜6日の1泊2日で実施された。これに先立ち当会では9月4日に川西市の市議に電話連絡をしたところ、4日昼の時点では「安中市議の視察団訪問について聞いていない」ことが判明した。そこで当会から議員団訪問の趣旨を説明し、いろいろ面倒をおかけするがよろしく対応願いたいと依頼しておいた。
■さて、川西市での視察ぶりについて、6日に川西市役所に聞いてみると、安中の議員さん13人は今日の午前10時頃来て午前中で引揚げて行ったという。川西市側は議会事務局と開発公社の職員計5人が対応。話の中身は(1)マスコミが知りたがっていること(2)市側が(公社の不始末の)負担をするのは当然ということ(3)公社の余剰金(これも元々税金ではないの?)での支払い(4)銀行とのやりとりなど、川西市のケースの経過を説明。川西では百条委員会を設置しなかったので、その違いも話題になった。
■安中市議会では視察の目的を百条委運営に役立てるためとし、視察後7〜8日と百条委を開くため川西市の視察成果が期待されていた。ところが遠路はるばる兵庫まで出かけながら視察に費やした時間は2時間足らず。その他の時間はいったい何をしていたのか?13名の議員は視察日程を議会事務局に届けておらず、それぞれの会派に届け出ただけで川西に向かったという。
■9月4日に当会が広上議長らに事前に確認したところ「視察にかかる経費は公費ではなく、各会謀の経費負担だ」とするコメントがあった。はてな?各会派から出るカネは公費で賄われているはずだが、と、またまた市民は首をひねるばかり。
■川西市の皆様たいへんお騒がせしました。

見識を疑う!当会を呼びつけ八つ当たりした市議会

先月末に議会事務局長からの電話連絡で9月4日(月)午後4時半に当会代表3名が議長室を訪れた。百条委の小西委長、長沢副委長と広上議長が座っていた。百条委員会の準備会を中断しての会談とのこと。
■小西勝二委員長から口頭で、本会の会報10号について次の要望が述べられた。
(1)委員会が参考人・証人を呼ぶ時は氏名を公表しないという約束で来て頂いている。マスコミにもお願いしてある。会報は実名入りで誤記もある。一部の人には委員長がお詫びに行った。実名を載せないでくれ!
(2)会報に茶番劇、猿芝居の表現あり。委員は-一昔懇命やっており、前向きの表現をするように!
■続いて広上輝男議長から。(3)会報に議会(員)はノーテンキと言う表現があるが、その根拠を示せ!
●当会の見解は次のとおり。
(1)百条委は市民傍聴を拒否しマスコミだけに公開した。市民はマスコミからしか情報人手できない。そのマスコミが実名を聞かせてくれた、約束事など知る由もない。市民の知る権利を奪っておきながら、八つ当たりするのは本末転倒だ。
(2)「猿芝居」「茶番劇」「あきれた」などという表現は傍聴マスコミの率直な感想を示す言葉として尊重したまで。
(3)議会が行政の監視機能を果たしていれば一職員にどんな悪知恵があっても大事件は防げた筈。事実を目にしながらノンキに構えていたと言われても弁明できまい。この点は市民も同じだが歳費を受けている議員には公的責任がある。百条委にしても草津と較べれば、設置の時期、活動に大きな遅れがある。ノーテンキはチョット品が落ちるがこの方が解り易い。
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のうてんき(脳天気)【関東・中部方言】
 常識はずれで軽率な様子(人)。もと能天気・能転気と書いた。〔新明解・国語辞典〕
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●安中市議会を他の市町村議会と比較できるのはマスコミだ。そのマスコミから「あきれられた」市議会には深刻な自己批判が必要。
●公務員特別職の百条委が主権者の市民に偉そうに要求すること自体スジ違い。間違った特権意識をかざす現在の市議会の見識を問いたい。

デタラメな臨時広報1号! 訂正の2号はいつ出る?

開示された公社の資料を受け取りに31日当会が市役所を訪れた際、助役と総務部長に面談。「10日前に要求書で市長に要求した臨時広報2号発行の件はどうなったのか?」とたずねた。これに対し、助役は「出すべきなので当然出そうと思っている。なるべく早く出したい」と答えた。総務部長は「(情勢が)いい方向に変イヒすれば良いが‥‥。他の課にいろいろ資料の提出を頼んであるので‥‥‥。今はいつ出せるが約束できない」とトーンダウン。「調査中でも出せるのでは」と突っ込むと「だせないjという返事。
―――――市政をただすスローガン秀作集(6)―――――
2ケタ上乗せ当たり前 公印天国あんなか市
―――――開かれた 見える政治を 市民の手で―――――

特別レポート 信越線新駅周辺開発事業計画と多胡の役割

多胡被告が異動に備えて群銀から3月末に2億5千万円をだまし取った件で、多胡の供述調書によると
●本件犯行については、3月末になって異動の時期が追って来たので、銀行に行った際に支店次長や融資担当支店長代理に対し「信越線新駅周辺の開発計画がまとまりました。事業資金として2億5千万円くらいの借り入れを予定しています。この借り入れについては群馬銀行にお世話になりたいと思っていますが、他行も金利面で頑張っているので、群馬銀行さんも検討してください」などとデッチ上げたウソの話をもっともらしくしておきました。この頃上毛新聞などで信越線新駅についての開発事業計画が取り上げられておりましたので、このような形にかこつけて融資枠を作れば銀行側としても応じてくれると思い、2億5千万の借り入れを計画したのです。【8月21日初公判検察官調書より】
■この信越線新駅周辺の開発計画はずいぶん前から安中市都市計画課と土地開発公社内で練られていた。現在、安中南地区区画整理事業で物議をかもしているのは信越線の北側だが、多胡が群銀に持ちかけた開発事業計画は信越線の南側の43ヘクタール(Ha)。ここを住宅ゾーン(県企業局による住宅団地造成)23・6Ha、住宅ゾーン4・7Ha、商業ゾーン(金融センター)3・6Ha、文教ゾーン6・0Ha、公有地ゾーン(市役所移転用)3・1Ha、公園ゾーン2・1Haとして開発しようというもの。
●群馬県企業局によれば、この計画案を他ならぬ多胡自身が持ち込んできたのが平成6年4月。同6月には中間駅周辺開発構想図まで持参して説明したという。県企業局では23・6Haの住宅ゾーンを開発の目玉と目論見、ここを安中市土地開発公社に委託して買収方式で先行地上げし1200戸の団地を造成・分譲する意向を固めていた。企業局によれば、市から計画案が持ち込まれた段階で地権者の了解はほぼ100%取得済みと認識していたそうだ。多胡が県企業局にウソの状況説明をしていたことになる。
■多胡が県企業局に計画案を持ち込む以前から、この大規模事業計画を見越した動きが計画予定地内で始まっていた。信越線の南側に広がる計画予定地の水田地帯は、既に水面下で相当地上げ炉すすんでいる。地元の県議による水田の不法理立や農地法違反問題も起きていることは記憶に新しい。
■このように信越維新駅周辺の開発計画は決して多胡ひとりの思いつきではなく、開発公社担当職員として多胡自身が立案したものであり、このことは市長ら市当局幹部の当然知るところであった。多胡の供述ではいかにも新開報道で思いつきでデッチ上げたふうな話をしているが、これはウソ。群銀側も当然、5日会など市長とのパイプを通じて開発計画はすでに熟知していたはず。
■安中南地区区画整理事業と異なり、この43Haの大規模開発計画は買収方式で慄発されるため、土地先行取得に必要な資金も莫大である。多胡はこの計画を于がけることにより、膨れ上がった横領金の隠ぺいをさらに先送りできると踏んで、企業局と群銀に一生懸命説明したに違いない。■県では「この開発事業は咋年4月に多胡から陳情を受けてはいるか未だ実施の段階に至っていない」と説明している。48億円事件発覚で完全にケチのついたこの事業計画推進に県側は及び腰だ。しかし安中市では6月の事件発覚後にも再度企業局を訪れ、この事業を推進したいと明言している。48億円事件の先行き不透明なこの状況下でさえも、そうした強気の発言ができる市側の根拠はいったい何か?市民は首をかしげるばかり。

磯部地区市民集会報告(上磯部公会堂・2区公会堂)

■9月4日磯部地区のトップをきり上磯部で報告集会開催。市民20名が参加し熱心な質疑応答が続いた。
●名前は伏せるが、一部議員は百条委設置に消極的だったときく。 11月の市議改選でだいぶ百条追求が薄れるのではと心配だが、ただす会ではどう考えるのか?[今の百条委では追求は期待薄。事件真相解明に向けて真に問題意識を持つ人物が市議になり取組める態勢ができない限り事件はウヤムヤになるだろう]
●故吉田洋氏の噂が事件に問連づけて執拗に流布している。被告と個人的に親しかったとの噂だが、この点について会の見解は?[某現職議員らが意図的に流している事実を掴んでいる。噂を信じるも信じないも市民の常識次第だが、会報13号に截っている初公判の傍聴概要をよく読み市民各自が判断してほしい]
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■9月7日2区公会堂で市民報告集会が開かれた。15名の市民が参加。参力市民からの意見は次の通り。
●市職員採用の場合、縁故採用がまかり通っている。これも大不祥事の原因。市役所の私物化は許さぬ!
●10年間に37億。1年に3・7億。そんな大金どうやれば使えるのか?周りの人がなぜ気付かない?
●公社の監事や理事の経験者は次回の市議選に立候補すべきではない!
●某市議が多胡のハデな生活について市長に調査を進言したところ「調べたが異常ない」と市長が言ったという。
●各地区の座談会に市長呼んでも、助役しか出てこない!
●市長はなにかというと前任者に責任を押しつけたがるのも見苦しい。
●市長が選挙立候補の時、市なんか会社経営を少し大きくしただけで簡単だと演説ぶった。それがこのザマでは!
●百条委を作ったのに議員がどうもパッとしない。議会もナアナア。オウムの勉強をし過ぎているのでは?
●今後さらにどれだけ実損が出てくるかわからない。市長や幹部など聞系者は退職金も差し出して実根埋め合わせに当ててもらいたい!市議にもそれなりの責任を取ってもらいたい!
■9月7日の百条委では、8月21日の初公判をうけて昭和E汚年〜平成2年の正規口座の詐欺

◎48億円事件とそれを許した市当局や市議会に関するあらゆる情報は事務局又は連絡事務所へ!◎

■市政をただす安中市民の会  会報13号(下)
連絡事務所TEL/FAX:81-0364 平成7年9月12日発行

市側追求の甘さ目だった百条委第2ラウンド

■9月7日の百条委では、8月21日の初公判を受けて昭和55年〜平成2年の正規時期に関係した公社側13名と市側2名が「参考人」として出席。一人平均30分足らずの尋問時間
◆平成4年9月30日正規口座に1500万円が振替えられていたことについての多胡の元上司(係長)の弁明「借入れと勘違い。通帳がひとつで架空口座からの振替という意識はなかった」◆1990年以前当時の関係者らの答弁「公社の経理は多胡に一任されていた」「預金通帳は上司がみることは一度もなく、年1回の監査にも提出されていなかった。銀行借り入れ書類も多胡一一人がほとんど作っていた」など
◆これらは初公判で明らかになったズサンな管理運営を追認する形となり、公金管理意識欠如も露呈された。
■9月8日は午前9時から群銀関係者4名が「証人」として登場。百条委第1ラウンド初日に続いて再登場した人もいる。
◆新しく出てきたこととして、銀行側は、多胡が警察の取調で答えている筈の「市長の特命」を名乗って群銀側に対応させていた、という多胡供述を一切否定。
◆また「通常、銀行から融資を受ける際、かなり厳しい審査があるが銀行はそういう調査をしなかったのか」との質問に対し、群銀側は「公社の公印が押された正規融資である」という従来の主張のほか「多胡に『銀行側が先に動いたため、以前、先行物件がダメになったことがある。詳細については勘弁して欲しい』と旨われたことがあった」と答えた。群銀は積極的に融資をするスタンスをとっていたことを強調。市の債務保証がある融資であることに絶大な信頼を寄せていたとした。
◆群銀側はかなり事前訓練を積んでいた様子でポイントどころをうまくはぐらかす。例えば、多胡から「詳細については勘弁して欲しい」と言われた時期など。群銀側は百条委のメンバーに対して答弁の際メモを見ることの許可を開会前に取っているのに「資料がなくこの場では言えない」とか「何年も前のことで覚えていない」などとはぐらかした。
◆百条委の委員は基本的に質問の仕方が下手。「私は○○だと思うが、あなたはそう思わないのか」という感じ。百条委の場で議員の意見陳述は不要。前回の百条委もまるで一般質問のようだった。◆もう少し質問の仕方自体に時間をかけて準備し、議事進行を考えることはできなかったのか。うまくやれば展開は随分変わったのではないか、と悔やまれる。しっかりと事実を積み上げて行く作業がどうしてできないのだろうか。この程度のレベルなのかと歯がゆくなる。
◆群銀側の責任を追求するというより(それは多胡が群銀から金をだまし取ったとする公判で明白になってゆくのだから)、安中市議会の百条委である以上.、市の体質、市長の管理責任をなぜ強く問わないのか。
◆参考人では緊張感に欠ける。市長を「証人」として呼ぶべきではないか。

ここが知りたい!(5) 公金横領は不当利得として課税されるか?

48億事件で多胡被告が銀行からだましとったカネでゼータクして遊んだら、自分の所得として課税されるはずだと、市民の素朴な疑問により、当会では7月20日に国税庁長官あてに告発状を郵送した。このほど、この件でどういう対応が取られているのか関東信越国税局を訪問。聴取した結果は次の通り。
●横領金はちゃんと返せば所得にあたらない。返さない場合には公金でなくて不当利得となる。●税務当局としては横領額が決まらないうちはなんとも言えない。本人が利得したのが単発的なものなら雑所得。事業的なものなら事業所得となる。したがって、裁判の結果この横領容疑が実証され、返還命令が出ないうちは税務当局として実害がいくらか確定できない。
●不当利得であっても勿論課税対象。ヤクザがバーや賭博を関いて稼いだカネも徴税対象。
●不当利得の場合、裁判の結果被害者から返還請求が出され、裁判所が返還命令が出れば、横領金を返すことになる。しかし、本人が資力喪失していれば債務免除され、免除益があっても資力喪失していれば課税されない。
●裁判中は時効は進まない。
●国税当局としても、本件は極めて特異な事件なのて大きな関心を持って見ている。税務調査については目下、県警が捜査しており捜査の優先権は警察にあるため、オウム事件と同様に税務調査は一緒にはできない。また税務捜査関係の情報は個人情報なので守秘義務があり、調査の進展具合などは一切公表しないのがタテマエ。いずれにせよ最終的にどれくらいの利得があったのか裁判で確定しないと手の打ちようがない。
●なお上記はあくまで非公式の見解。税務についての公式見解は国税局広報課が担当窓口。
――9月は磯部地区で地区座談会を開いてます★毎晩7時半より★ぜひお出かけ下さい!――
11日(月)第4区公会堂
13日(水)磯部公民館
15日(金)第14区公会堂
18日(月)第9区公会堂
20日(水)第10区公会堂
25日(月)大竹住民センター
22日(金)水口公会堂
26日(火)池田公会堂
――次回定例集会 9月16日(土)午後8時半〜 於:安中公民館―――

詳報! 8月21日の事件初公判の傍聴概要(後編)

■事件の初公判が8月21日に前橋地裁で開かれた。その中で発表された証拠書類は次の通り。
◆捜査報告書
◆市長の上申書
◆群銀頭取の捜査依頼書
◆群銀安中支店から提出された偽造書類と市から提出された正規分の写し確定報告書
◆偽造された借入申込書
◆市長公印押捺済書類
◆公社理事長押捺済書類
◆公社預金印鑑票
◆公印印影鑑定結果
◆筆跡鑑定結果
◆ワープロ文字確認結果
◆預金取引履歴明細書
◆被告宅と妻の経営する喫茶店の土地建物登記簿謄本
◆公社・群銀担当者リスト
◆平成7年1月濤の被告の勤怠簿
◆裏口座通帳は2冊旨の銀行報告書
◆公社・東和銀行・かんら信金・JA碓氷・群馬県信組の取引状況捜査結果
◆信越線新駅に関する上毛新聞記事
◆群銀安中支店応接室の実況検分報告書
■銀行の関係者の供述調書は次の通り。
◆支店融資担当次長S「3月31日分について正規融資と信じた。裏口座の取引明細書が不明」◆支店長代理K「消費貸借契約書の用紙はそれ自体重要でない為、頼まれれば余分に渡す事はある」
◆支店長M「異動後5月8日に1485万円引出。3月31日は支店不在で応対してない」
◆支店渉外担当次長Y「5月16日に公社の依頼で残高証明を取り翌日渡した。公社T次長が公社の認識と約37億円違うと指摘。双方で調査し犯行知った」
◆群銀本店法務部H・審査部Y「支店からの書類を審査し、市の債務保証限度額内で問題ないと判断。貸付を承認」
◆元支店窓口係T「平成2年4月16日被告から3千円を受け取り特別会計口座を開設」
◆元支店融資担当支店長代理I「平成2年4月2日〜平成5年8月1日迄支店勤務。被告は長期間経理を担当しており、他の職員が融資に支店に来る事はなかった。常に被告が融資取引相手。被告に疑い持たず。特別口座開設に際して自分から助言した事はない」
◆支店窓口係T「被告が平成7年5月8日に1485万円引出した」
◆支店長代理T「本店の指示で本年4月頃公社に借入額を照会したが約10億円の回答を得て、これは1年度分の額と誤解したため特に不審に思わなかった」
◆かんら信金支店長代理I「平成3年3月27日と30日被告が支店を訪問」
■証拠書類の中で市の関係者の供述内容は次の通り。
◆公社T次長「群銀から貸付残高証明を取り寄せたところ公社の把握しない約47億円の貸付金があり、あわてて支店に行き犯行を知った。公社設立当時市から事務費をもらっていた。信越線新駅周辺開発事業は、県への陳情交渉段階で実際には融資の貸付はない。私は平成2年4月就任当時から経験があり仕事のできる多胡を信用しており公社の経理は多胡に任せていた。公社の普通預金通帳は自分が着任以降のみで以前の通帳は見なかった。理事長公印の保管状況は勤務時間中は都市計画課長の机上の印鑑ケースにあり、通常は理事長迄の決裁が終了していれば、課長の許可を得て担当者が押している。正規決裁を経た書類に偽造書類を混ぜて公印を押捺させたり、誰も居ない時間帯を見計らって公印を使えば誰も見ることはできない。勤務時間外にはロッカーに鍵かけておくが多胡は鍵の所在を知っており、公印を取り出すことは可能と思う。経理担当の多胡に公印の保管方法を知らせないのは考えられない」
◆公社事務局員T「毎年3月9月期は返済期に事業の終了していない融資分について返済期限を延期するような契約をしている」
◆公社事務局長K「被告とTが経理を担当。被告を信頼して疑うことはなかった。融資の際は理事長印が必要で自分が保管。勤務時間中は机上に、それ以外はロッカーにあり公社内部の者は当然知っていた」
◆財政課財務係「融資の際は公社の債務保証依頼を受けてから私が決裁書を作成し、総務部長専決となっておりその決最後に市長印が押される」
◆公社職員ら「平成3年4月から勤務、被告人が贅沢な暮らしをしていたのを知っており不思議だったが骨董晶で儲けているという噂を信じていた」
◆元公社庶務係長I「昭和60年4月〜昭和63年3月迄被告の上司だった。公社の経理は経験の長い被告に全て任せ、群銀の口座通帳は確認したことがない」
◆安中市長「被告に市長特命として命じたことはない」
◆公社監事B「毎年5月の公社監査で預金残高証明は会計規定で取っていたが、貸付残高証明は規定上要求されていないので実施していなかった。だから犯行は監査の時も気付かなかった」
◆秘書係長Y「市長公印は日常勤務中は私の机上においてあり退庁時に秘書課備え付けのダイヤルロックと鍵のかかる耐火金庫に保管してある。鍵は私が保管し、保管場所とダイヤル番号は私と秘書課長、秘書係の3名だけ知っており、他の職員には分からない。しかし本件では市長公印という重要なハンコを使うときは、決裁書内容と押捺すべき書類内容が同一であると確認すべきだったが、実際上市長印の使用は一日に何度もあり、書類の枚数が多いときはどうしても内容確認を十分せずに押捺してしまう」
◆財政課長I「市の決裁は総務部長専決」
●被告人知人「被告の一報により5月31日頃打ち明けられ自首を勧めた」
◆県企業局開発課次長「平成6年4月頃被告から信越維新駅周辺開発事業の陳情を受けた。未だ同事業は実施の段階に至っていない」
◆安中市議会議員「被告とは被告の実弟Tを通じて知り合い、被告の子供が通っている塾を経営していた関係で被告と交際があった」
◆古美術晶販売店一品堂経営者O「平成3年秋頃、かんら信金職員Iの紹介で被告と知り合い、長期間多量に被告に販売した」
◆ゴルフ場会員権業者「1300万円のゴルフ会員権を売った」
◆被告の妻F被告から毎月50〜60万円、時には100万円の金をもらうこともあった。骨董品販売で儲けたとの説明で不思議に思わず犯行を打ち明けられるまで全く気付かなかった」
◆被告の実弟T「被告の派手な生活には疑問を持っていたが、骨董品で儲けたなどの話を聞くと、骨董の価値など分からないので全くそれを信じていた」
◆その他は略

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【ひらく会情報部・タゴ51億円事件18周年記念調査班】
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