2013/7/21  23:51

タゴ事件発覚から18周年・・・地方自治体史上最高額の横領事件に安中市民はどう対処したか(号外)  安中市土地開発公社事件クロニクル


■タゴ事件で安中市政が連日揺れ動く中、平成7年9月定例市議会が開催されました、11月の改選期を控えて、さしものノー天気な安中市議会も、同9月27日から開かれた一般質問で、この前代未聞の大不祥事件のことに触れないわけにはいきません。一般質問に登壇した市議10名のうち実に9名がこの事件の市長責任を追及しました。しかし、誰もタゴと癒着していた議員のことは追及しませんでした。そのため市政をただす安中市民の会は、平成7年10月1日に市議会の一般質問の速報を「号外」として作成しました。だが、どうしてもB4判裏表に収めることができず、また10月3日発行の会報16号の編集も始めなければならず、この号外は結局、後日、会報を纏めて編集した「絆」の発行まで眠ったままでした。号外の内容は次のとおりです。
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■市政をただす安中市民の会  号外(上)
連絡事務所TEL/FAX:81-0364 平成7年10月1日発行

泥まみれの市長答弁! 9月市議会一般質問

27日午前9時から市議会一般質問が行われ、市議10名のうち9名が大不祥事件の市長責任を追及した。議場の傍聴席は市民やマスコミ関係者でぎっしり。1時間に亘り市長の責任を徹底追及した議員もいれば、ここを最後とヤケッパチな質問、文面朗読調、あるいは句読点無分別棒読みの登壇者などなど。責任追及にも千差万別。それに対する市側の答弁は予め用意した回答文の念仏読みに終始。脱線・的外れの答弁の度に傍聴市民は苦笑また失笑の渦。次第に先細る答弁に傍聴席から「聞こえねえ」「何しゃべってんだ」などの声が傍聴席から飛んだ。丸1日行われた9名の一般質問のうち、注目部分をダイジェストしてみた。
■元職員の不祥事件の事故対策について、どのように収束に持って行くつもりか。
◆市答弁】市としては約37億円について市民に増税で負担させる事は税法上から絶対にない!群銀から9月22日に融資金利払日到来の案内という利息請求が公社宛に来た。対応は公社理事会で決定する。
■他に例を見ない大惨事で事業の停滞、後退を招いている。公社役員、議員として責任の重大性から市民に詫びると共に事件真相を明らかにし市民に迷惑をかけない方策。市長の政治責任をただすべきと考える。
@市は当初4月20日「頃」群銀から公社に借入残高の口頭照会あり、翌日メモで回答と説明。しかしその後特別委で銀行は4月6日に照会、10日に回答をもらったと明言。市はその後、銀行側の日付にすり寄ってきている。県信の職員から4月24日前に借入残高証明を言われ、5月16日公社は借入残高を群銀に照会。翌17日に群銀から残高証明が届き事件が発覚したとなっている。銀行照会から事件発覚までの詳しい経緯は?
A公社印には公印使用簿もなく多胡が自由自在に使えたこと。市長印の押印書類もチェックが極めて甘い。特に7年3月31日の2億5961万2千円と6年9月30日の4億1147万4千円の金銭消費貸借契約書(以下略して金証という)は他の11件と異なり多胡本人が書き損じたとして整然と書き換えた金証に市長印が押印された。本来は財政課の職員が秘書課へ行き押印されるべき所を、なぜ多胡を秘書課に行かせて押印させたのか?
B金証の使途欄は公共地取得事業及び事務費という事になっているが、公社の借入れの実態は2件とも利子返済義務。2億5千万或いは6億円にはならない筈。なぜ使途欄に利子返済分と明記されなかったのか?
C市長の人事管理について、意図的に多胡を特別待遇にした事が不祥事件を拡大させた疑いがある、平成4年3月秘書課で作成した多胡の農政課への異動計画、これについて市長はまあおけやとして異動させなかった。平成5年5月理事会で原市芝原団地宅地分譲に関わる不正な土地登記に対し、市長自らも多胡に対し「ホントの事を言わなければ承知しない」と声を張り上げ追及したが、その後調査もせずに免罪にした事実。昨年10月多胡を47日間自治大学に推薦入学させ、本年4月人事異動で教育委社会教育係長に昇格させた。不祥事件発覚の最中に職員コンペといえども多胡を含めゴルフをしていた事実が判明。市長と多胡、公社次長の親密な関係は役所内外で公然といわれている。本年4月の異動内示前に多胡は(異動先が)社会教育係長だと周囲に漏らしている。着任後も「ここは腰掛けだ。公社へ戻る」といったそうだが事実は?
D臨時広報で「今のところ市に損害はないと考えており市民に迷惑をかけぬよう努力する」と説明。作成時弁護士の他に警察にも指導を仰いだといわれる。事実を確認したい。市長は今でも損害がないと考えるか?
E9月20日の公社と銀行のトップ会談で今後の解決については、公の立場での解決を進めると市長の答弁があったが、当面の大問題は9月30日の利子請求が22日に群銀からあったこと。この対応をどうするのか?
F初公判で平成2年以前の表口座での犯行がわかった。調査特別委で当時の担当職員・監事らの意見陳述では通帳を全く見なかったなど事務管理に重大汚点が指摘された。市は2年以降の特別口座による犯行と併せ調査し真相を明らかにすべきだ。地方自治法による市長の監査請求はその後どのように検討したのか?
G市長は事件の真相解明に極めて不熟疋ヽ。芝原団地の不正土地登記問題で私と公社次長の特別委証人出頭要請に対し弁護士を通じ次長の出頭拒否と私に対しても出頭しないよう要求。さらに市長は参考人として出席できるよう特別委に再三要請した。これは議会に対する長の越権行為。6月議会の質問通告に対し、担当課長が質問しないてくれという行為と同様、市民に真相を知らせないという政治姿勢ではないのか?
H助役・収入役は責任をとり辞任すると囁かれている。助役は既に辞表を出したというが事実確認したい。
I市長は弁護士を雇い事件対応を市長と公社係長だけで相談しているといわれる。全職員を対象とした事件の説明も公社次長にあたらせているときく。市長は市の組織を無視し、助役、部長課長を飛び越えて、一係長と組んで事件の全貌を握っているともいわれる。このように庁内での異常な事態を多くの職員はもとより市民からも指摘されている。市長は「辞める事はいつでもできる」とし、一方では「事後処理を責任を持ってやる」と言いながら自らの進退については責任ある明確な態度を示していない。いつ辞めるのか?
◆市答弁(建設部長)
@4月10日「頃」銀行が公社の借入残高を聞いてきたので12日「頃」平成7年3月31日の残高を文書で回答。5月16日に借入金の残高証明の発行を依頼。翌17日借入金残高証明書が届いた。公社把握の借入金額と差がある事に気付き翌18日銀行に確認に出向き、事件発覚に至った。
B(ながながと借入手続きについて説明後)借入れ目的の記載について、公社事業費の殆ど全てを借入金で賄っており、借入金の利息支払の際にも借入れをしている。しかし銀行への借入申込書、金証の借入金の使途は、当初から「借入金の支払利息」ではなく「公用地取得事務費」としている。
D当初から巾に損害はない事について、多胡が書類等を偽造・変造し金融機関から金銭を騙し取った事は現在刑事事件の公判の中でも明らか。このため市には損害はないと言ってきた。しかし民事上では銀行との見解の相違から公的な立場での解決の結果によっては最悪ケースとして市に負担が生じる場合もあると考える。市長の公社監督権については、公拡法19条で市は公社業務を監督できる。市は公社業務に関し必要な命令ができるほか予算、事業計画および資金計画の承認、役員の任命等の権限も与えられている。これらの権限で公社業務が適正に行われるよう監督していたが、事件による事態を厳粛に受けとめ再発防止に向け公社への指導監督を強化する所存。
E現実に不正借入金を含めた利息返済請求があった。公社理事会で慎重審議して決定すべき事項と考える、
◆市答弁(総務部長)
A公印管理は課長及び担当係長の管理下で押印してるが、事故対策委の提言を受け慎重に対応したい。
C多胡の4月異動での昇格は、他の9名の昇格者と共に極めて一般的な昇任だった。自治大学推薦の件は、本人の職制内容、係長クラスの研修、同一部署に片寄らぬ配慮。多胡もこの判断に基き状況を考え入学を決定。異動に関して多胡が周囲に漏らしていた公社に戻るという話は一切知らない。
◆小川市長答弁】
C多胡を意図的に待遇云々の件はハッキリ否定する。多胡と親密な関係の件は、役所以外で‥多胡と‥ない。親密とはどういう意味か図りかねるが確かに親睦ゴルフ‥参加しているが、但し職員の親睦はゴルフばかりでなく、囲碁、マス釣りもあり参加している。この中に多胡がいたかどうかは定かでない。何を基調に親密と言うのか解らぬ。
G出頭拒否要請(をした事)もハッキリない。
I市長の弁護士の件だが私が雇ったのではない。公社理事会に諮って決めた。市長として事件の責任を痛感。最終的な責任は市長に帰結する。しかし出所進退問題を明らかにすることのみ責任の帰結ではなくある程度事後処理の見通しが立った時点で自ら判断したい。
◆須藤助役答弁】
H前々から責任を痛感していた。事後処理の見通しをつけた時点で辞任させてもらいたいと考えた。9月20日群銀とトップ会談を開き22日朝に辞表を提出したが、夕方に市長から一旦返された。
■@4月24日以前に県信組から言われたのか?15年も残高証明を取らなかった公社が5月16日に請求した。多胡がいなくなり内部を見たらこれは変だという事があり残高証明を取ってみようとしたのでは?4月10日頃、12日頃などとアイマイ。正確な日を答えてほしい。5月17日に残高証明が届いて発覚というが4月24日に監査4月30日に理事会があった。この重大事実がありながら公社監事にも一言も伝えず平然とやってきた。初公判前日、実は37億でなく50億だという情報が内部で出ている。これを市長や公社の一部の人は公判前に知ってた。このように数字をごまかしたり、なるべく市民に知らせないよう徹してきた。4月23日は市長選投票日。この前に公社内部では多胡がいなくなって問題に気付いている。この事を聞きたい。
A金証について、本来利子分でも当然金証に基づく契約がされる筈。財政課職員が秘書課に持って行って公印押印してもらうのをなぜ省略しているのか?内容的には利子分。使途欄に公共地取得事業とあるのは変だ。多胡自身が改ざんをやり易いように作りあげたのか。なぜ見過ごしたのか?
C平成4年に農政課に異動の話が出た時、市長はまあおけやと言った。平成5年の公社理事会でも土地の架空登記問題の事後処理がたいへんズサンたった。土地を買った人に登記したと言うが、その人は名義貸しをしただけと言っている。市は「税金が払われている。契約書が取り交わされている。登記がされている。だから正規の取引だ」と言っているが、極めてデタラメな対応だ。私は次長と共に証人喚問を受けた。次長いわく「事後処理はちゃんとします。それから我々職員はこういった不正についてヤツ(多胡のこと)が長すぎたために全く知らなかった。上司に言って早く配置替えします」と約束した。その後土地謄本を持ってきて「実はこの人に登記した」とか坂東監事からも「金も確かに入っている」と報告を受けた。しかしなぜか人事問題については一向に配置替えが実施されなかった。もしこの時配置替えしてたら15・5億円が助かった。市長自ら声を張り上げて追及したのに、ロクに調査もせず免罪にした為だ。多胡の自治大学推薦は特別に多胡に市長が目をくれたからではないか。研修費負担金35万円、旅費14・1万円。計49・1万円かけて47日間東京の学校にやった。今年の4月1日に係長昇格。この流れは否定できない。本来なら教育委員会出向で、行き先のポストは教育委員会で決める筈。ところが多胡自らポストは教育係長だと内示前に知っている。まして「腰掛けだ。公社に戻るんだ」と平然と言っている。これは一職員ではできない問題。多胡をホントに公社に戻す意思があったのか?
D広報臨時号を出すのに警察に相談している。なぜ公表しないのか?ちゃんと答弁しなさい。
Eまたこの問題で群銀と公社間で一定の前進があるやの話が新聞報道され驚いた。今まで市長が言うには利子がらみの問題では然るべく公社理事会で検討する問題だと言った。しかし新聞で、多胡の財産弁済について群銀が同意と報道。NHKテレビで多胡の弁済額4億円が銀行に払われると。一体これはどこから出た話か?市長が言ったのか?私たちに対しては固く口を封じておきながら、随分無責任な話だ。【続く】

■市政をただす安中市民の会  号外(中)
連絡事務所TEL/FAX:81-0364 平成7年10月1日発行

この報道内容もこの場で明らかにしてもらいたい。内容を正々堂々と発表したのだからなんら問題ない筈。
F地方自治法199条に基づき市長に公社のこの問題の監査をお願いしたが答弁がない。
G市長の責任問題で財政の道筋について、少なくとも銀行とのトップ会談で一定の道筋があいたわけだ。道筋はとこまでと考えて(辞めるのは)いつと考えるのか?職員の行政処分について答弁がない。処分をするのか?市行政へのマイナスが既に出ている。税金の問題でも、税金を払わないと言う市民の怒りもある。経済問題以外で収税の問題あるのか?
I市長は事後処理は自分で決めると言うが、群銀も多くの市民も新市長のもとで解決してもらいたいと思っている。これが問題をスムースに解決し、市民に負担がかからないようになる方法と考えるがどうか?
◆助役答弁】
H9月22日に辞表を出したのは、20日の理事会で道筋つけたと判断したため、今まで群銀との話し合いの場もなかったがなかなか道筋が付けられなかった。
◆市答弁(建設部長)
@4月10日頃銀行から残高問合わせがあり、4月12日頃に文書で回答。特別な理由でなく万全を期すという事で1ケ月後、残高発行を5月16日に監査を控えて依頼した。5月17日に銀行から残高証明が届いた。翌18日銀行に出向いて聞き、その後事実確認をし多胡が認めたと報告を受けている。
B借入目的の記載について、借入金の利子について借入れを起こすという事で「事務費」と記入されていたと感じている。これは従来から踏襲されてきたと理解している。
◆市答弁(総務部長)
A公印の管理の中で金証の利率、または期間の変更に伴う市長印押印について、利率変更、期間延長で債務保証変更の場合、今まで公社側の決済のみでやっていた。今後は変更時にも、財政課でチェック後、押印させたい。
D市税の収納率低下は景気の低迷という事で判断している。本年度もこれが続くのかなあと感ずる。ちなみに、8月末の収納率は一般会計では若干増、国保会計では若干減。
F監査請求については、現在関係書類が押収されている事と、公社監事と市の監査委員が同一のため、地方自治法199条2項の規定による除籍の事もあり、市の監査は困難。
◆市長答弁】
(今にも消え入りそうな声で)C人事の件で長すぎたのは確か。大学の件はそういう(特別な)事はない。もひとつ、9〜10月に(多胡を公社に)換えるという話もいっさい承知していない。
◆市答弁(建設部長)
D臨時広報発行前に警察とも相談した件について、捜査との関係で一応警察にこういう形で広報を出したいと相談。6月7日多胡が詐欺で逮捕され今のところ損害がないという事で出した。
◆市答弁(総務部長)
A職員管理と事務管理責任‥‥(何を言っているのか解らない!)
■@残高証明を取ったのは公社の監査が間近だからというが監査は4月29日に終わっている。今ひとつは県信からどういう形の指示があったのか?4月25日頃指導なり何か頂いたらしい。それは4月24日以前か?
B金証の利子の変更、記述の変更は問題ないことか?2・5億なり4億なり多胡が書き換えた重要な金証を本来持って行かねばならないところに持って行かず、財政課職員が秘書課に持って行くべきところを多胡が持ってった。これについて答弁がない。この2件は財政チェックが行使されていれば起こり得なかった。
C人事の関係で多胡を替えなければならないチャンスがあったのに。それを認めないばかりか大学にやって昇格させた。「教育委員会は腰掛けだ。公社に戻る」という点について承知していないとの市側の答弁だがこの問題については、本年3月の市長市政方針の中で地方行革大綱で作業懇談会を設置して市民から様々な角度で意見を出してもらい、この中から補助金の見直し、組織機構の見直しがあった。この中で特に公社の職員の専任化もあった。この専門家については、以前公社の中で事務費2%をもらい併人ではなく専任化の職員を配置する事を検討してゆく方向が明示されていた。公社の中で市の行革懇談会の中で公社の選任化という問題が課題に上がっていた。先般、助役を委員長とする事故対策委員会の告書の中で、説明付きで今後は公社の職員は併任で行くとある、しかし専任化については今後の課題として検討する、という説明があった。公社職員専任化は懇談会、事故対策委、公社内部でも検討されている問題だった。そうすると多胡の言った「オレは戻る」という発言は不思議ではない。平成2年以降は13回36億3千万円をかすめ取った。不思議なのはあえて2億7千万円の金を口座に残したこと。本来ならば、配置替えされれば2度と、あるいは5〜10年は戻れない。なぜ金を残したのか、それは公社の専任化か検討されており、オレは戻れると多胡自身が踏んでいたに他ならぬ。この9月と来年3月に来る47億円の利子を払っても十分払える額だ。表に出ず、発覚せずに済んだという筋書きではないか?なるほど2億7子万円を口座に残した必然性が解る。もし発覚しなければ、これからも多胡を専任職員として配置したのではないのか?
I市長の政治姿勢の問題について、人事問題で極めて意図的に多胡をもり立てたこと。事件の真相解明に明らかに不熟心なこと。この他、区画整理の住民合意の取り付け無視、歴史民族資料館の用地決定の不透明さ、文化スポーツ施設の有料化、5年度では赤字だと思われた水道会計が合理化努力で7100万円も黒字だったのに平成6年に水道料17・3%値上げ。挙げ句になんと庁舎建設をした。構造、規模、事業費。年度など白紙のままで建設した。このように市民にたいして無責任な政治姿勢。いずれ不信任の問題が出て、これをクリアしたとしても、来春にはリコールが待ち受ける。市長の責任は重大。
◆市答弁】
5月24日に公社の監査が行われたと確認している。県信からの指導は関いていないし事実確認もしていない。多胡がなぜという不恩義屯のことについても不明。公社の管理で金証の押印について、正規のものについて財政課を通して押印。3月と9月の関係については、元職員が期日契約変更書に混ぜて秘書課で押印したとの供述をしている。今後は綿密なチェックをして行きたい。
◆市長答弁】
人事云々で多胡を意識した事はない。公社の事業拡大が当面あった。勿論、工業団地、住宅造成、公園墓地、新幹線関連、信越線中間駅に関する問題があったが、これらの事業は特殊性があり、新人だと今すぐに対応できないと考え、もう少し新人が育つ迄と考えていた事は確かで。こういうものから長期人事になったとご理解頂きたい。利子払いは先日公社理事会で執行部一任という話があった。この協議がまとまりつつあり、理事役員で協議の上、決定されるという事でその報告通り実行して行きたい。
◆助役答弁】
22日に辞表を提出したが夕方市長から戻された。議会終了後、再度早い時期にお願いしたい,
◆市長答弁】
進退について、決して市長の職にしがみ続けて行く気持ちではない。先ほど言ったように、事後処理の見通し,またはこの事後処理をある程度確認した時期が考えられる。この時期が来たら自分から判断して考えたい。決して進退について考えないわけではない。
■今後の被害への市の認識は?銀行からの利息請求に対し、市は公社正規分のみ返すのか?応訴するのか
◆市答弁】現在のところ市には損害はないが民事上において市に負担が生じる事も考えている。影響は重大、金銭では計り知れない影響がある。
■平成5年5月の公社役員会で芝原団地の不明瞭な土地取引に関して関与していた件、なぜ残った土地を売却済みにしていたのか疑問。当時市の人事担当者でどのような管理が行われたのか?
◆市答弁】
職員の人事管理と団地分譲問題で、当時そのような事があった事は人事担当者は知らなかったので、(現地に)行った事もない。このことを知ったのはこの度の事件発覚によるもの。
■人事関係で全く知らなかったというが。公社の理事役員には部長クラスが入っている。これだけの不祥事件が指摘されており、当然人事担当の部長もいた筈。当時の人事担当者が全く知らなかったのはなぜか?
◆市答弁】そのことについては‥現在明確に‥認識されてはおりませんので宜しくお願いしたい。
■利息支払いについて、被害総額を払うのか?正規分を払うのか?
◆助役答弁】利子の金額について22日に群銀から来た。執行部で対応昨日(26日)支払は10月2日であるので、早急に対応すべく昨日理事長と対応策を練った。執行部として結論が出た。しかし理事会に
諮ってから承認賜ってから処理したいと考えている。
■辞任について、事後処理の見通しが立ったときというがはたしていつの時点か?
◆市長答弁】
市長の進退が明確ではないじゃないかとの事。見通しがある程度立った時点で答弁が難しいわけだが、仮に民事になっても、この根底には互いによく話し合う事が根底。基本であると考えており、この話し合いが見通しが立った時点と理解している。
■不正事件について6月の臨時号で市としての考えが発表されたが、次に広報を早急に出すのはいつ頃か?
◆市答弁】
10月10日をメドに広報を発行したい。

このあとも48億円事件について市当局を厳しく追及する質問が続いたが、以後省略する。

9月27日に一般質問で元職員の不祥事件について市当局を追及した議員は次の通り。

 1 09:00〜 伊与久進  事後対策について
 2 09:30〜 原田 求  事件の経過、公印管理、債務負担行為、人事管理、事後処理、市長の政治責任について
 3 11:05〜 伊藤 成  職員の人事管理、市の被害、今後の被害に対する市の対応、三役及び管理職員の責任について
 4 13:00〜 茂木英子  事件後の市側の対応について
 5 13:30〜 高橋由信  市民への影響、事件発生から現在までの対応、今後の見通しについて
 6 14:05〜 萩原岩次  事件の処理、今後の対策(対応)、再発防止、長の政治責任について
   15:00〜(上原延秋)
 7 15:10〜 山□ 繁  今後の対応について
 8 15:40〜 長沢 尚  問題点、政治責任について
 9 16:30〜 澤  博  元職員の不祥事件について

■市政をただす安中市民の会  号外(下)
連絡事務所TEL/FAX:81-0364 平成7年10月1日発行

市長不信任決議案上程の報告(要旨)

9月29日午後1時から本会議が開かれ、第6号議案として市長不信任決議案が上程された。

【長沢議員の提案理由説明】
●公社不祥事件は市及び市民に対し重大な迷惑と損害を及ぼす。小川市長は公社理事長・市長として事件を未然に防止できず、拡大させた責任は監督者として極めて重大。市長として不適任ゆえ不信任案を上程する。新市長が銀行交渉にあたり、一日も早く事件解決の道筋をつけるためにも諸君の賛同を求めたい。

【賛成討論:原田求議員】
●議案に賛成。市民は市の行政は勿論議会に対しても大きな怒り・不信を抱いている。事業もとどこおり、今後の新規事業にも相当影響が出るなど極めて憂慮すべき状態。これは容疑者多胡の責任は勿論、市長が多胡を特別待遇し、平成4年の人事異動で多胡を農政課に異動させる計画を市長が止め、平成5年の芝原団地問題でも調査の話が出たが何もしなかった。
●このような多胡を自治大学校へ推薦し4月には係長に昇格させた。平成4年に人事異動させていれば21億円以上の被害を食い止められた。市長は公社理事長だから民事訴訟で公社のボロを出したくない気持ちは分かるが、議会の調査特別委の調査にも横槍を入れ、市民に真相をしらせないようにしてきた。
●今後、市の損害を最小限に食い止めるべく、9月22日群銀とのトップ会談で道が開けたやに受けとめている。今まで市長は「市には損害がない」と頑なに銀行に転嫁してきた。しかしそれは許されないことで、助役が入って道を開けたのも事実。
●事件に対するこれ迄の市長の経過から、市への損害を1銭でも安くする取り組みを小川市長に任せられない。やはり市民の指示を得た新市長が任にあたることが議会や市民の多くが望むこと。これなくして今後の行政はありえない。

【反対討論:山口繁議員】
●27日の一般質問で市長に質問し答弁頂いた。提案にあったように市民に対し政治不信・行政不信・議会不信を招いたことに議員として深く反省している。百条委、全員協議会、公社理事会等を何十回と開き、市民負担を最小限に食い止めるべく各立場で努力してきた。2回の公判で明らかになったことは、37億円まで追起訴が出てくること。詐欺罪となると多胡と銀行の関係。償いは多胡が銀行にすることになった、
これから順次裁判になってくるが債務保証で市長の印鑑が押されているから貸付けた銀行との解決になる。37億円という途方もない大きな金額なので解決の行方は皆目見当がつかない。
●市長は一般質問の答弁で一定の見通しができた時点で自身で身を退くと言った。時期は不透明だがそう遠くない時期に決断するものと判断する。市民の声も自分から辞めるべきだ、議会で不信任を出すべきだ、辞職勧告すべきだ、裁判の行方が定まったときにすべきだ、と様々。市議選を控え社会党としても迷うところ。
●市長はハレンチ行為をしたとか、金銭授受をしたとか、法違反行為があったとかは公判でも取り沙汰されていない,市長の道義的責任や管理責任は問われる。
●4月に当選されて2期をおもいっきりやろうとした矢先のこの大事件。この経過から市長にも人格と人権がある。議会が不信任を可決して議会の歴史に汚点を残してよいものか、疑問だ。ここで市長が身を退くと三役不在で次市長が決まるまで50日間続けることが市民・職員のためになるのか。議員として苦しい選択だ。先輩議員とも対処方針を相談し、かかる不信任について重大問題で軽率に扱わぬよう慎重に扱えとの判断を頂いた。
●断崖絶壁に立った進退の市長、指で押して奈落の底に落として良いものか。政党を超えて一人人間として私には不信任案には賛同できない。大衆政党としても賛成できない。経過と公判、民事の行方が見えたときに市長自身で判断すると思われる。時の判断を見て辞めるべきだ。

【賛成討論:柳沢吉保議員】
●事件発生以来4万7千市民は驚きと心配で市民の動揺ははかり知れない。事件処理に係る議員必死の忠告にも耳を貸さず、早期事件処理を誤り徒に時間のみ経過。市民の心配は怒りと変わり収拾もつかぬ現状。三役の信頼関係も破局を迎え職員の動揺もはかりしれず、事件解決と市民の信頼関係はとうてい望めず、市長として不適各。

【採決】起立4名。不信任は否決。
■賛成4名は長沢尚(共産)、原田求(共産)、柳沢吉保(市民ク)、澤博(市民ク)。

土地開発公社不祥事件調査特別委の中間報告と質疑

【小西委員長】
●本委に付与された百条調査権の対象は、当該地方公共団体の事務を調査するもので、事件に関係する方を特定したり不正金額がどこに流れているかなどは調査の対象にできない。今回のように被疑者逮捕の刑事事件では事件を生じた背景や組織の人事管理に重点を起き、再発防止策に資する調査を行う必要があった。これを念頭に本委が行った調査内容の概要は配付の中間報告書の通り。まだ全てが解明され公表された訳ではないが、本委は地方自治法の範囲で調査を行う他なく、捜査権を持つ司法当局で解明すべき部分が多分にある。この結果の調査事項にかかわる判断と調査特別委の開催日程を報告する。
■(1)公印管理について
●公社理事調印は、保管管理不十分。公印使用簿がなく、多胡が自由に押印可能。市長印運用面は押印書類のチェックが不十分のまま押印されていた。
■(2)借入申込書等について
●公社資金の借り入れ関係書類は作成から提出まで全てを多胡が担当。不正を容易にはたらける環境のもとに長期にわたり関係者の信頼を悪用し、多胡が勝手に改ざん偽造していた。
■(3)開発公社団地分譲について
●平成5年5月の公社役員会で芝原団地登記で問題提起があったが、その後の役員会でも追及解明されず、多胡をそのまま在職させ不正額を増大させる一因となった。その時点で調査をすれば15億円余の被害を回避できた。
■(4)借入金について
●金証の金額欄の改ざん上乗せの手口が11件29億8千万円、金証の全面書き換え偽造手□が2件で6億5千万円。計36億8千万円の不正借入れをした。特別口座開設以前にも同様手口で不正借り入れし正規口座に入金着服したのが公判で明らかになり当時の公社監事や担当職員から事情聴取したところ全く気付かず正規口座通帳さえ見ていなかった。借入金完済後、銀行から金証が返されるが公社でこの確認をしていない。関係者の注意欠如は否めない。特別口座は多胡が開設時に市長の特命と偽ったと報道されたが、銀行は通常の一般口座との認識。また市の指定金融期間として、金証のチェックや債務保証限度額等融資時の使途の確認については、公印が押印されていたことや、公社・多胡を信用していたため不審を感じず対応していた。平成3年4月市長交替に伴い公社理事長が交替したが、この時特別口座名義が新理事長に書き換えられたことについて、一般の公社と同様な手続きで名義変更されており、特に確認はしていなかった。
■(5)公社の事件と対応について
●公社の監査は毎年5月中旬に1回。常務理事・事務局出席のもとに監事2名により行われているというが、その時通帳の内容は一切確認されていなかった。多胡を15年も同一戦に在職させて任せっきり。
◆改善意見
(1)公印管理の強化。市長印は担当が慎重に押印。公印使用簿に、持参した職員の氏名を記載。
(2)借入申込書を本来通り財務課でチェック。預金残高証明・借入金残高証日月は年2回以上財務課で照合。
(3)団地分譲は公社理事会で詳細と契約内容を確認。
(4)公社借入金の完済時、金証の再確認を財政課で行
う。市と金融機関で残高証明を年2回以上提出の契約締結。
(5)新規口座開設、債務保証限度額、借入金使
途は、その都度取引銀行から融資確認通知を受領。
(6)公社の監査は通帳の綿密な確認を規定。民間から選任監事を登用。定期的な人事ローテーション(原則3〜5年)。公社不祥事件調査は継続審査とする。

原田議員の質疑(Q)と小西委員長の答弁(A)

Q:8月17日第10回調査特別委で銀行4人は証人として、市側の市長は参考人で出席。この理由は?
A:市長(理事長)は全体的な責任者だが事務現場で直接関わっていない。
Q:多胡はゴルフ会員権を3つ持っている。これらのゴルフ場からの資料をもらったのか?
A:資料については指摘を受けたが、まだもらっていない。
Q:調査特別委で銀行は証人。市長理事長は参考人。公社の弁護士とは懇談したが、銀行の弁護士とは懇談していない。これでは公正で実効ある調査ができない。市長は直接事務に携わっていないという答弁だが、銀行にしても、店長次長は直接事務担当ではない。調査特別委のやり方は疑問。見解を聞きたい。
A:委員会の各委員で論議した上で、市長と理事長は参考人でいいでしょうと決めて出席願った。
Q:ゴルフ場資料は取ってないというが今後取るのか?公社次長も市長も多胡とゴルフはしていないと言ってるが極めて親密な関係でゴルフをやっているとの指摘もある。資料をキチンと取る意思があるのか?
広上議長:質問者に申上げるが、委員会審査の限界に関連して、審査の内容について討論をお願いしたい。
A:原田議員の気持ちも解るが、私は資料を取っていないと言ったのでなく、もらっていないと言った。ゴルフ場資料の請求の話が委員会打ち合わせ会で出た。資料をもらおうという論議を頂き、この要求について正式な委員会では議決されていなかったが、この(ゴルフ場資料請求の)要求について一応議長にお願いした。【その後どうしたか不明だが、答弁はそこで終わった】
Q:芝原団地の時に役員会で解明していれば不正額をこのように増大させずに済んだ。公社の中でこういう調査を誰ができたのか。内容について解ったのかどうか?
A:芝原団地の件で誰が調査をすべきだったかという論議は委員会で出なかった。
Q:特別会計口座を開設した平成2年以前の不正について、どの程度調査をしたのか?
A:当時の監事に参考人として出席してもらった。問題点は通帳など関係書類を見てなかったということ。公社にも調べてもらったが、資料を司法に押収されているので分かりませんとの返事で調査はできなかった。押収資料の控えもないというので平成2年以前の分の調査はできなかった。
Q:15年もの長期人事が大不祥事を招いたという指摘だが、この点について問題をどう掌握したのか?
A:(小西氏は委員長報告の内容の該当部分を引用復唱して)ご理解頂きたい。
Q:芝原団地の件で、現在のスタッフの間で、売買で登記されたが実際はそうではないという問題が提起されている。この問題について調査したのか?
A:その辺の論議は出たが、細かくは調査していない。
Q:今後解明されていない事項について、特別調査委はどのような日程で調査するのか?
A:継続審査と決しているので、委員会や議長と相談しながら決めて行きたい。
【この後、伊藤成議員が2点質問(取上げる程の内容ではなかった)。小西委長は中間報告を引用し答弁】
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【ひらく会情報部・タゴ51億円事件18周年記念調査班】
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