2013/11/1  23:18

今度はガス漏れ修理を巡る不正行為・・・ガスパッチョ東京ガスと指定工事業者との癒着が生んだ不祥事  東京ガス高圧パイプライン問題

■東京ガスは平成25年9月18〜19日にかけて、群馬県安中市磯部にある導管装置の取扱ミスにより、丸1日間未付臭ガスを発生させ、不安全なガスを高崎、前橋、渋川の顧客8万2千件に供給した挙句、導管内に残留した温室効果係数の高い大量の未付臭ガスを大気中に放散しても、高崎市下小塙のガバナステーションや安中市野殿の放散塔周辺の地元住民には事前事後に全く通報せず、しかも10月9日の謝罪記者会見では不安全ガスの供給しか報告しませんでした。このような情報秘匿体質、親方日の丸体質の東京ガスですが、なんとガス漏れ修理を委託したグループ会社のガス工事会社と共謀して、実際にはガス漏れ工事をせずに放置していたにもかかわらず修理を行ったように見せかけていました。


 刑事罰にも抵触しかねないISO90001規則違反の信頼無視、安全無視のこの暴挙について、マスコミは次のように報道しています。

**********マイナビニュース2013/11/01
東京ガス、"ガス漏れ修理"の不正について発表--ガス漏れを放置、虚偽の報告
 東京ガスは31日、ガス漏れ修理を委託したガス工事会社および施工班が、実際にはガス漏れを放置していたのにもかかわらず、修理を行ったように見せかけるなどの虚偽の報告をしていたと発表した。虚偽報告は8件で、このうち1件は東京ガス社員が不正を指示していた。
同社によると、2013年10月7日に、当該施工班が不正を行っているとの通報が寄せられたため、通報に基づき、当該施工班がガス漏れ修理を行った現場を確認したところ、10月17日にガスが漏れていないガス管を修理したように装った現場を発見した。
 また、当該施工班が直近(法定漏えい検査40カ月以内)にガス漏れ修理を行った現場422件を調査した結果、35件でガス漏れを確認。このうち7件で漏えいを放置し、虚偽の修理報告が行われていたことが判明した。
 その後の聞き取り調査において、当該ガス工事会社の監督者ならびに当該施工班もこの事実を認めたとともに、東京ガス社員の関与を示唆したことから、本人に聞き取り調査を行ったところ、10月28日に、上記以外の1件の現場で不正を指示したことを認めたことがわかった。
 同社は29日、経済産業省にこの問題について報告。31日に、同省から問題の詳細などをまとめたものを提出するよう指示を受けた。
 同社は問題が起きた原因について、チェック機能が十分に働かなかったためと推測。利用者に対して「このような事態が生じましたことを重く受け止めており、お客さまに大変ご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます」と謝罪した。
 また、このほかのガス工事会社が受託したガス漏れ修理現場において、サンプル調査を行ったところ、ガス漏れはあったものの、虚偽の修理は確認されなかったという。なお、ガス漏れのあった現場については、既にガス漏れ修理を終了している。
 今後は、直近(法定漏えい検査40カ月以内)の法定漏えい検査により、ガス工事会社がガス漏れ修理を行ったすべての現場約8,000カ所について、ガス漏えい検査を実施。併せて、関係社員および委託会社に聞き取り調査を行い、不正の有無を確認する。さらに、関係社員および委託会社、施工班への再教育を実施し、再発防止に努めるとしている。 【御木本千春】

**********毎日新聞2013年10月31日13時08分
東京ガス:ガス漏れ8件確認も放置、工事会社が虚偽報告
 東京ガス(東京都)は31日、都内や神奈川県の地下に埋設された配管で8件のガス漏れを確認したのに、下請けの工事会社(同)の指示で修理を担当した孫請け会社(神奈川県)が放置し、両社が「修理した」とうその報告をしていたと発表した。8件のうち1件は東ガスの男性社員が不正を指示したといい、処分を検討する。
 同社は東ガスから下請け計6社が請け負った工事現場約8000カ所について調査する方針。現段階では修理が放置された場所で事故や火災の報告はないという。
 同社によると、不正は今年10月、内部告発で発覚。調査の結果、2009年2月〜13年8月、神奈川県鎌倉市や藤沢市など神奈川県と東京都の計5市で行われていたことが分かった。
 8件のうち、09年2月の藤沢市の工事について、東ガスの男性社員が下請けの工事監督に対し、漏れた場所は特定しにくいとして「見つからない場合は違う所を直して終わらせよう」と不正を指示していたという。
 東ガスは40カ月に1回以上のペースで漏えい検査を実施。ガス漏れが確認された場合は、下請けに修理業務を発注し、孫請け会社が修理を行うという。【町田結子】

**********テレ朝2013/10/31 13:59
“ガス漏れ”修理せず放置 東京ガス委託の工事会社
東京ガスは、ガス漏れ修理を委託した業者が修理せずに放置していたと発表しました。
 不正があったのは2009年2月から今年8月にかけてで、神奈川県鎌倉市や藤沢市、東京都町田市の道路に埋設されたガス管の修理8件です。東京ガスによりますと、工事を委託したガス工事会社は、修理をせずに「修理が完了した」と虚偽の報告をしていました。このうち1件は東京ガスの社員も関与し、社員は「作業を早く終わらせたかった」と話しているということです。東京ガスでは、「ガス漏れは微量で、危険性は少ない」と話しています。

**********産経新聞2013.10.31 19:40
東京ガスがガス漏れ放置8件
 東京ガスは31日、下請け会社に委託した東京都内と神奈川県内のガス漏れ修理で、ガス漏れが検知されたにもかかわらず修理せずに放置し、修理したと嘘の報告をしていた不正が計8件あったと発表した。うち1件は、東京ガス社員も関与していた。
 同社によると、ガス漏れの放置は、東京都町田市と神奈川県の藤沢、鎌倉、逗子、相模原の各市で、平成21年2月〜25年8月の間に計8件確認された。最初に不正が行われたのは藤沢市の現場で、東京ガス社員の指示で行われた。その後、下請け会社の社員が不正を続けたとみられる。漏れたガスは微量で、人体への影響や火災の恐れなどはないという。
 修理は工程ごとに写真を撮影して社内へ報告することになっていたが、社員は写真を加工して工事が完了したかのように嘘の報告を行っていた。社員は不正を認めており、同社の聞き取りに「いくら探しても漏(ろう)洩(えい)箇所が見つからないと思った」などと話している。
 不正は内部告発で発覚した。同社の荒井英昭常務執行役員は31日に記者会見を開き、「ガス漏れを検知しながら放置するなどとんでもないことで、深くおわび申し上げる原因究明を踏まえ再発防止に努める」と謝罪した。

**********日本経済新聞2013/10/31 13:49
検知したガス漏れを放置 東京ガスの下請け、虚偽報告
 東京ガスは31日、道路に埋められているガス管の点検で、下請け会社がガス漏れを検知したのに修理せずに放置し、修理したように装う不正が神奈川県鎌倉市などの8カ所で見つかったと発表した。うち1カ所は東京ガス社員の指示だった。漏れは微量で健康への影響や火災の恐れは少ないとしており、いずれも修理済みという。
 経済産業省は同日、同様の不正の有無や再発防止策を11月29日までに報告するように東京ガスに命じた。
 同社によると、8カ所は2009年2月〜13年8月に検査。下請け会社がガス漏れを調べた際に漏洩を検知したが、直さないまま修理報告を出した。09年2月の検査ではガス漏れ場所が特定できなかった下請け会社に対し、東京ガス社員が不具合がない場所を修理したように装って報告するように指示していた。
 内部告発で不正が発覚。下請け会社の担当者は「仕事を早く終わらせなくては、というプレッシャーがあった」などと話しているという。
 東京ガスは過去3年間にガス漏れ修理をした約8千カ所を総点検し、不正の有無を調べる。
 東京ガスは「あってはならない事態で重く受け止めている。心からおわびし、安全確保に努める」としている。

**********読売新聞2013年10月31日14時02分
東京ガス、ガス漏れ放置…特定せずに工事完了
 東京ガスは31日、道路に埋設されているガス管で、同社が発注したガス漏れ修理工事8件について、漏れの箇所を特定できないまま作業を完了させる不正が行われていたと発表した。
 問題が見つかったガス管は最大3年間、放置されていたが、ガス漏れによる被害などはないという。
 同社社員が一部で不正を指示していたこともわかり、同社は29日、経済産業省に問題を報告した。
 発表によると、不正があったのは、神奈川県鎌倉、藤沢市、東京都町田市などで2009年2月から今年8月までに行われたガス管のガス漏れ修理工事。同社の定期検査で微量のガス漏れが確認されたガス管について、受注した施工業者が破損した箇所を特定して修理を行っているが、ガス漏れの箇所を特定できなかった場合は、正常なガス管を修繕したことにして作業を終えていたという。

**********朝日新聞2013年10月31日14時58分
8カ所でガス漏れ放置 東ガス社員、虚偽の修理報告指示
 東京ガスは31日、神奈川県内と東京都内の5市8カ所の配管で、ガス漏れが放置されていたと発表した。同社社員が、修理済みと装った報告書を出すよう、下請け会社に指示。いずれもガス漏れの濃度は低く、人体への影響はないという。
 放置されたのは神奈川県内が鎌倉市3カ所、藤沢市2カ所、逗子、相模原市各1カ所で、東京が町田市。同社はガス事業法に基づき、3年4カ月に一度以上、ガス管の定期点検を実施しているが、ガス漏れが見つかっても濃度が低い場合は、下請けの工事会社6社に修理を外注している。
 うち1社の工事で「写真を捏造(ねつぞう)して修理済みと装った」とする内部告発が東ガスにあり、下請け会社は2009年2月の工事で「東ガス社員の指示で違う場所を修理し、虚偽の報告書を出した」と説明。その後7カ所で同様の行為を繰り返したと認めた。告発された社員も「ガス漏れの場所を特定できず、偽装を指示した」と話したという。
 同日会見した荒井英昭常務は「再発防止に努める」と謝罪した。

**********東京新聞2013年10月31日 12時58分
ガス漏れ修理放置8件 東京ガスの委託会社がうその報告
 東京ガスは31日、同社からガス漏れ修理を委託された会社が、修理せずに放置し、修理したとうその報告をしていた不正が神奈川県の鎌倉市や藤沢市などで計8件あったと発表した。
 東京ガスは修理が必要だった場所からの漏れは微量で、健康への影響や火災が起きる恐れは少ないと説明している。
 東京ガスによると不正があったのは2009年2月から今年8月にかけてで、このうち1件には同社社員も関与していた。(共同)

**********時事通信社2013年 10月 31日 12:01 JST 更新
漏れ工事「済」と偽る=社員が不正指示—東京ガス
 東京ガス(東京都)は31日、実際には行っていないガス漏れ工事を、修繕したように装う不正が8件見つかったと発表した。不正は下請け会社が行っていたが、一部は東ガス社員の指示だった。いずれも道路下のガス管からのガス漏れで、既に修繕済みという。 

**********NHK10月31日 19時34分
ガス漏れを修理せず放置 東京ガス
東京ガスが神奈川県などのガス管でガス漏れが見つかっていたのに、修理をせずに放置していた不正が少なくとも8件あったことが分かり、経済産業省は、東京ガスに対し原因の調査と再発の防止をまとめ報告するよう命じました。
東京ガスによりますと、今月7日、関係者からの通報を基に調査したところ、地下に埋められた金属製のガス管で、ガス漏れが検査で見つかっていたのに、修理をせずに放置していた不正があることが分かりました。
不正は、4年前の平成21年2月からことし8月にかけて、神奈川県の藤沢市や鎌倉市、それに東京・町田市などの5つの市の少なくとも8か所で見つかったということです。
不正を行っていたのは、東京ガスから委託された東京・新宿区にある会社と横浜市にある孫請けの会社で、実際に漏れていた場所とは別の健全な配管を、修理したように装って写真を撮影し、東京ガスに報告していたということです。
また委託を受けた会社は「工事を早く終わらせたかった」と話しているということです。
問題のガス管は、最長でおよそ3年間放置されていたことになりますが、東京ガスは、「安全上の問題は少なく、ガス管の修理は問題の発覚後に終えている」と説明しています。
経済産業省は、東京ガスに対し、原因の調査や再発の防止をまとめて報告するとともに、最近漏れが見つかったガス管およそ8000か所を、改めて検査するよう命じました。
東京ガスは、「ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。このような事態が起きたことを重く受け止めて、原因の究明に全力を尽くします」とコメントしています。
■経年劣化の配管を放置か
今回、不正が放置されていた配管は、設置からおよそ50年が経過した鉄製で、現在、東京ガスが多く使っている腐食に強いポリエチレン製とは異なります。
鉄製の配管は、アスファルトをしみこませた布が巻きつけられ保護されていますが、ポリエチレン製に比べると腐食しやすいため、法律で、およそ3年に1回、ガス漏れなどを検査するよう定められています。
東京ガスによりますと、藤沢市の現場の配管は、巻きつけられた布が劣化したうえ、配管がむき出しになって腐食が進み、穴が開いたり亀裂が出来たりして、ガスが漏れたとみられるということです。
しかし、こうした問題が、検査で事前に分かっていたにもかかわらず、修理が行われないまま放置されていました。
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■これを受けて東京ガスも自社のホームページにこの不祥事件について、報告記事をアップしました。

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http://www.tokyo-gas.co.jp/important/20131031-01.html
平成25年10月31日
道路に埋設されているガス管のガス漏れ修理の不正について
     東京ガス株式会社
東京ガス株式会社は、ガス事業法の定めに基づき、道路に埋設されているポリエチレン管※1以外のガス管につきまして、40か月に1回以上※2の頻度でガスの漏えい検査(以下、「法定漏えい検査」)を行っております。法定漏えい検査においてガス漏れが確認された際には、ガス臭がするなど緊急修理が必要な場合を除き、特定のガス工事会社※3にガス漏れ修理業務を発注し、監督者のもと、施工班がガス漏れ修理作業を行っております。
このたび、弊社社員の指示に基づき、ガス漏れ修理を受託したガス工事会社ならびに施工班が、ガス漏れ修理を行わず放置したこと、ならびに、ガス漏れ修理を行ったと見せかけ、虚偽の修理報告をしていたことが判明したため、経済産業省に報告いたしました。それに対し、本日、経済産業大臣からの文書により、(1)直近の法定漏えい検査で発見されガス漏えいの修理作業が実施された場所における漏えい検査の再実施とその結果、(2)このたびの不正が行われた作業場所、時期、作業内容等の調査の実施とその結果、(3)弊社の保安管理体制におけるチェック機能が有効に働いていたかどうかの検証とその結果、(4)このたびの不正の原因と再発防止策、を求める指示をいただきました。
弊社といたしましては、このような事態が生じましたことを重く受け止めており、お客さまに大変ご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。
※1 ポリエチレン管…耐食性、耐震性に優れており、土中埋設部分に使用されるポリエチレン製のガス管。
※2 40か月に1回以上…道路に埋設されている中圧及び低圧のガス導管等は、ガス事業法に基づくガス工作物の技術上の基準を定める省令に従い、定期的な漏えい検査の実施が定められている。なお、高圧の導管については、14か月に1回以上の漏えい検査の実施が定められている。
※3 特定のガス工事会社…弊社が、ガス事業法を遵守すべく定めた社内規定に基づき、ガス工事等を委託している指定工事会社(6社)。このたびの不正につきましては、通報に基づき該当する施工班がガス漏れ修理を行った現場を確認したところ、不正が確認されたため、当該現場のガス漏れ修理を受託したガス工事会社ならびに当該施工班に聞き取り調査を行い、不正を行ったことが判明したものです。また、当該施工班から弊社社員の関与を示唆されたため、本人に聞き取り調査を行ったところ、不正を指示したことが明らかとなりました。こうした事態を踏まえ、10月29日夕方に経済産業省に報告いたしました。
また、弊社は、他のガス工事会社が受託したガス漏れ修理現場においてサンプル調査を行ったところ、ガス漏れはあったものの、虚偽の修理は確認されませんでした。なお、ガス漏れのあった現場については、ただちにガス漏れ修理を行っております。この内容について、本日、10月31日に再度、経済産業省に報告しております。
弊社は、今後、安全を確保するとともに、同様の事態が発生することを防止するため、下記の方法により、直近の法定漏えい検査により、ガス工事会社がガス漏れ修理を行った全ての現場について、安全確認ならびに不正の有無を調査するとともに、当該業務の関係者に聞き取り調査を行うことにより同様の不正の有無を確認いたします。
お客さまには、現場調査の実施にあたり、ご迷惑をおかけすることを重ねてお詫び申し上げます。何卒、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
     記
1.不正の内容について
(1)内容
当該ガス工事会社が受託したガス漏れ修理現場において、ガス漏れの箇所を特定せず、適切な修理を行うべきところを放置したこと、および、健全な箇所に修理をするなど虚偽の修理を行ったものです。
(2)漏えいを放置し虚偽の修理報告が行われた件数
8件(内、1件につきましては弊社社員の指示に基づき不正を行ったものです。)
2.発覚の経緯
(1)本年、10月7日に、当該施工班が不正を行っている旨の通報が弊社にありました。通報に基づき、当該施工班がガス漏れ修理を行った現場を調査したところ、10月17日にガスが漏れていないガス管を修理したように見せかけた現場が発見されました。
(2)当該施工班が直近(法定漏えい検査40か月以内)にガス漏れ修理を行った現場を調査した結果、都合、422件の現場の内、35件の現場でガス漏れが確認され、その内7件の現場において漏えいを放置し、虚偽の修理報告が行われていたことが認められました。聞き取り調査の結果、当該ガス工事会社の監督者ならびに当該施工班もこの事実を認めました。
(3)また、その際、当該施工班が、弊社社員の関与を示唆したことから、本人に聞き取り調査を行ったところ10月28日に、上記以外の1件の現場で不正な指示をしたことを認めたものです。
3.調査の実施について
(1)ガス漏れ修理現場の調査
直近(法定漏えい検査40か月以内)の法定漏えい検査により、ガス工事会社がガス漏れ修理を行った全ての現場(約8,000箇所)について、ガス漏えい検査を行い、ガス漏れが確認された場合には、ガス漏れ修理を行うとともに、不正の有無を確認します。
なお、特定のガス工事会社6社で、計31班の施工班が班ごとにガス漏れ修理を行っていますが、このたびの不正を行った当該施工班を除く30班について、各班の直近のガス漏れ修理現場10件を合計した300件の現場において、すでに確認を終了しております。17件の現場についてガス漏れがあったものの、虚偽の修理は確認されておりません。なお、ガス漏れのあった現場については、ただちにガス漏れ修理を行っております。
(2)聞き取り調査
当該業務を担当する弊社社員(役員・管理職含む)およびガス工事会社、施工班に聞き取り調査を行うことにより同様の不正の有無を確認いたします。なお、前述の300件の現場のガス漏れ修理作業を行った関係者において聞き取り調査を行ったところ不正を行った事実は確認されておりません。
(3)調査終了予定時期
11月29日を目途に調査を完了いたします。
4.原因について
原因については現時点では明確になっておりませんが、以下の通り推測しています。なお、今後、調査を踏まえ明確な原因を究明してまいります。
(1)弊社では、ガス事業法を遵守するために定めた社内規定に基づき、ガス工事会社、作業者、工事件名について管理しております。ガス工事会社については、社内規定で定めた基準以上の施工能力を有するとともに施工基準を守ることを求めております。また、作業者については、資格制度により能力の育成と確認を行っております。さらに、各工事件名については、業務範囲と技術基準ならびに作業標準を規定し、遵守を求め、監査などにより確認しております。しかしながら、不正が発生しており、チェック機能が十分に働かなかったものです。
(2)ガス工事会社に発注したガス漏えい修理作業については、弊社の社内資格を有したガス工事会社の監督者の管理・監督のもと、施工班がガス漏れ修理作業を行い、工程ごとに写真を撮り、弊社の担当部所に報告しています。弊社の担当部所は工程ごとの写真を確認し、適切に作業が行われていたかをチェックしておりますが、完了報告時の工程ごとの写真が捏造されていたため、不正に気づかなかったものです。
5.当面の再発の防止について
発生の原因については明確になっておりませんが、同様の事態を発生させないために、当面、以下の対策を実施いたします。
(1)今後、ガス工事会社に発注したガス漏れ修理の完了する全ての現場について、弊社がガス漏れ検査を行い、適切な作業が行われたか確認いたします。
(2)当該業務を担当する弊社社員(役員・管理職含む)、およびガス工事会社、施工班に、このたびの不正事例を周知するとともにコンプライアンスに関する教育を直ちに実施いたします。
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■この文面を見ても分かるように、とにかく陳謝やら謝罪をしておいて、ほとぼりの冷めるのを待つのが東京ガスのやり方です。膿を出すためには、根本的に社内風土や悪弊を改善しなければなりませんが、東京ガスには、それを実行しようという気概は見えません。

 群馬県で人為的ミスによる未付臭ガスの供給や、その結果大気中への大量の生ガス放散という不始末をしでかした東京ガスですが、今回の不祥事件は、わざとガス漏れさせたのではなく、ガス漏れを承知しながら放置し、実際に漏れている状態なのに「漏れは止まった」とウソの報告をしており、さらに深刻です。

 東京ガスのホームページによると、ガス漏れ修理は東京ガスが指定している特定のガス工事会社6社で、計31班の施工班が班ごとに行っていますが、今回の不正行為は、そのうちの1班によって2009年以降、8件行われたとされています。

■東京ガスの発表では「漏えいを放置し虚偽の修理報告が行われた件数は8件(内、1件につきましては弊社社員の指示に基づき不正を行ったものです。)で、その他の7件の現場において漏えいを放置し、虚偽の修理報告が行われていたことが認められました。聞き取り調査の結果、当該ガス工事会社の監督者ならびに当該施工班もこの事実を認めました」という言い方をしています。

 しかし、実際には、最初に2009年2月の工事で東京ガスの社員が、下請業者に自ら不正行為を指示した為、下請会社は孫請会社と一緒に、漏れ箇所が特定し難い場合はさっさと違う場所を修理したことにして、「虚偽の報告書を出してもよい」と判断したわけです。「東京ガスの担当者の指示だから、虚偽報告をしても咎められない」という東京ガスの社内二重基準に従ったまでで、不正行為という認識が乏しかったと見られます。したがって、罰せられるべきは東京ガスです。

■報道では、東京ガスの不正行為に協力させられた下請会社と孫請会社は、それぞれ東京都・新宿区と、神奈川県・横浜市にある会社としか報じられていません。

 そこで当会では、さっそく東京ガスのお客さまセンター(電話0570-00211)に電話を入れて見ましたが「この番号は現在使われていません」という電子音声が聞えるだけでした。そこで、広報部(電話03-5400-7675)に電話をすると、氏家と名乗る担当者が電話に出ました。用件を伝えると、当会の電話番号を聞かれ「あとで担当者から電話をさせる」とのことでした。

 21分後、東京ガス本社の導管グループの藤田と名乗る人物から電話(03-3433-8993)がありました。「安中市在住の者だが、ガス漏れ修理の虚偽報告に加担した下請業者の名前が報じられていないので教えて欲しい」と依頼したところ、最初すこしためらいながらもスラスラと教えてもらえました。ついでに、「東京ガスがガス工事等を委託している特定の指定ガス工事会社6社とはどんな会社か」と聞きました。

 藤田担当によれば、東京ガスが社内規定に基づいてガス工事等を委託している指定工事会社は次の6社だそうです。東京ガスHPにある主要工事会社一覧:
http://home.tokyo-gas.co.jp/chg/company/company.html

@株式会社カンドー
 代表者:代表取締役・社長執行役員谷田恵司、本社:〒180-0014東京都新宿区内藤町1番地カンドービル、電話:03-3352-0141、設立:1948年4月、資本金:4億4800万円、売上高:単独275億円・連結334億円(2013年3月実績)、従業員:単独973名・連結1259名(2013年4月現在)、取引銀行:みずほ、三菱東京、三井住友、事業内容:ガス本支管工事、ガス設備工事、ガス給湯・冷暖房工事、一般空調設備工事、通信管路精密点検診断工事、非開削管路補修工事、非開削管路更生工事、交通信号工事、一般土木工事、道路舗装工事、電気工事、給排水衛生設備工事、リフォーム工事、建築請負工事、上記工事の設計・施工・メンテンナンスガス機器等の販売取付、コンクリート二次製品(各種マンホール・ハンドホール・首部ブロック・CCBOXなど)、樹脂接着剤、工法関連製品などの製品販売、及び東京ガスのライフバル業務(ガスサービス業務、ガス器具の販売・施工・メンテナンス、住宅リフォーム工事、通信機能付マイコンメーター 。設置工事(マイツーホー)、ホームセキュリティ)
Aあすか創建株式会社
 代表者:代表取締役社長佐藤卓雄、本社:〒180-0014東京都新宿区内藤町1番地、電話:03-3352-0141、設立:平成16年4月1日、資本金:3億5653万3600円、売上高:100億円(2010年4月実績)、従業員:300名(2013年4月現在)、出資会社:JFEエンジニアリング51.7% 、轄イ藤渡辺21.4%、東急建設21.4%、主要取引銀行:みずほ、りそな、横浜銀行、事業内容:都市ガスの導管工事・設備工事、上水道、下水道工事、散水管、自動散水システム工事
B協和日成株式会社
 代表者:代表取締役・社長執行役員北村眞隆、本社:〒150-0041東京都渋谷区神南1-8-10、電話番号03-3464-0121(代表)、設立:昭和23年9月、平成14年4月(協和建興株式会社と株式会社日成の合併により事業を拡大)商号を株式会社協和日成とする、資本金:5億9000万円、売上高:連結346億円(平成25年3月期)、従業員:822名(平成25年4月1日現在)、業務内容:ガス屋内外配管工事の設計施工管理、空気調和(温水式床暖房および一般冷暖房)設備工事の設計施工管理、給排水配管・衛生・給湯・消防・機械設備工事の設計施工管理、上、下水道・電気管路洞道・舗装・土木工事の設計施工管理、工場各種配管設備工事の設計施工管理、建築工事および電気工事の設計施工管理、ガス機器・空調機器・給排水衛生設備機器の仕入れ販売ならびに保守管理業務、家庭用、業務用電気機器および通信機器の販売、業務用、家庭用家具の設計・製作・販売、内装仕上工事の設計施工、展示場等の什器・備品のリース、建築用資材の販売、造園工事、塗装工事、不動産の売買、交換または賃貸借の代理または媒介する事業、損害保険の代理業務、産業廃棄物の収集運搬業、郵便切手類の販売業務および印紙の売りさばき業務ならびに郵便小包(ゆうパック)の取次業務、電力販売の取次代理店業務、特定労働者派遣事業、前各号に付帯関連する一切の事業、及び東京ガスのライフバル事業。
Cリック株式会社
 代表者:代表取締役社長武井芳隆、本社:〒108-0072 東京都港区白金1丁目3番12号、資本金:1億円、売上高:188億円(平成25年6月実績)、従業員数:473名(平成25年7月現在)、事業内容:各種配管工事の設計及び施工、各種配管工事の設計及び施工、土木建築工事の調査・設計及び施工、道路舗装工事の設計及び施工、電気工事の設計及び施工、建物の設備・内装に関わる工事の設計及び施工、消防・清掃施設工事の設計及び施工、造園工事の設計及び施工、さく井工事の設計及び施工、ガス・電気・給排水等各種設備に関わる機器・器具の販売、建設工事用機械機器・材料・諸施設等の設計・製造販売・修理及び賃貸借、不動産の売買・賃貸・管理及び仲介、損害保険代理業ならびに生命保険の募集に関する業務、特定労働者派遣事業、経営コンサルタント事業
D株式会社キャプティ
 代表者:代表取締役・社長執行役員板澤幹雄、本社所在地:〒141-8621東京都品川区東五反田5-22-27、設立:昭和36年8月1日、資本金:10億円、売上高:557億円(2013年3月期実績)、従業員数:1399名(2013年4月1日現在)、事業内容:東京ガスグループの「エネルギーエンジニアリング企業」としてエネルギーを顧客に届けるための「都市インフラ」および「産業用から家庭用に至る設備」の設計・施工・コンサルティング・維持管理サービス・リニューアル・技術開発を展開
E株式会社ライクス
 代表者:代表取締役・社長執行役員藤原信生、本社:東京都芝区芝1-4-7、電話:03-3456-1850、設立:1949年10月、資本金:4億5000万円、売上高:273億円(2012年6月実績)、主要取引銀行:三菱東京UFJ、みずほ、従業員657名(2012年6月末現在)、事業内容:総合設備業(ガス設備の設計・施工、冷暖房・空気調和設備の設計・施工、給排水・衛生・電気設備の設計・施工、ガス・排水導管及び舗装工事の施工管理、建築及びリフォームの設計・施工、ガス機器・住宅設備機器の販売・修理及び設備サービス)、東京ガスライフバル事業等

■以上の会社が、ガス事業法を遵守すべく定めた社内規定に基づき、東京ガスがガス工事等を委託している指定工事会社6社です。

 このうち不正に手を染めたのが@株式会社カンドーでした。藤田担当に「カンドーは東京ガスの子会社なのか?」と尋ねたところ「子会社ではない」とのことでしたが、実際には、カンドーの子会社の東京ガスライフバルカンドー梶i設立:2011年10月1日、本社:品川区大崎4-2-4)の代表取締役社長池田俊雄はカンドーの取締役専務執行役員であり、平成22年4月1日に東京ガスリビング法人営業本部営業第二事業本部長兼潟潟rングデザインセンター代表取締役でした。

 また、ライクスの常務取締役をしている山口克彦は、2009年4月1日には東京ガスの 緊急保安部長・設備エンジニアリング事業部長でした。

キャプティの代表取締役・社長執行役員の板澤幹雄は、今回、未不臭ガスを大量放出した群馬県安中市磯部から高崎市下小塙までの16.2kmの群馬幹線の高圧導管敷設工事をしたときの導管ネットワーク事業部長でした。

 リックの取締役の安戸紀代彦は、平成16年4月1日に東京ガス広域権営業本部常総支社長でした。

 協和日成も、会社紹介で「売上高の中では都市ガス工事が約70%を占めています。東京ガスの指定工事会社として安定した経営基盤を築いています」と自己PRしています。

 東京ガスとの人的・資本的関係の希薄なのは、ざっと調べた限りでは、JFEグループ傘下のあすか創建だけのようです。

■この他に、ガス漏れの補修工事の際に、東京ガス指定工事会社とともに現場に同行するだけの役目をする「ガスライト24」という東京ガスの部門があります。

 東京ガスのHPによると、これは、「ガスの本支管から供給管、さらには顧客のガス設備におけるガス漏れ等に対応できるよう設置された、東京ガスの24時間の緊急出動拠点で、本社に司令基地を置き、供給区域内各所に緊急保安対応の専門要員を駐在させた出動拠点を配置しています。通報を受けた場合、休日・夜間を問わず緊急出勤し、迅速な対応を行います。緊急車両には出動現場のガス管・ガス設備情報を瞬時にディスプレイ表示できるマッピング(図面検索)システムが搭載されており、すみやかに対応できる体制が整っています」という説明があります。

 つまり、ガス漏れの補修工事の場合、基本的に、東京ガスが現場監督的な役割をしていて、その周りに指定工事会社の作業員らが居ることになります。つまり、東京ガスも下請けも現場管理責任があるわけで、東京ガスが今回の不祥事件で損害賠償責任の所在を問うとすれば、虚偽報告に関与した関係者に対して東京ガス自身が、責任を取らなければならないでしょう。

■上記の東京ガスの指定工事会社は、いずれも東京ガスと資本的・業務的・人的に強い結びつきがあります。長年、同じ構図で仕事をやっているうちに、馴れ合いになり、今回のような事件の温床が生じてきます。おそらく、今回の不祥事は氷山の一角に過ぎないでしょう。

■ちなみに、ネット上には次のような興味深い情報も飛び交っています。噂ですから真意の程は当事者でないと分かりません。

「東京ガスは指定業者(株)カンドーを使い下請け業者から工事代金を搾取しているとの噂!!
関東地方にお住まいの皆様は毎日使っている都市ガスの供給元・東京ガスの名前はよくご存じのこととおもう。
平成21年度の連結売上高は1兆4,157億18百万円で連結従業員数 15,539人のこの超優良会社と周辺がトンデモナイことをしているらしい。
10年以上前から東京ガスは工事指定業者潟Jンドー(本社:東京都新宿区内藤町〇〇番地・設立1948年4月 資本金 4億4千8百万円 売上高 243億円グループ全体(311億円) を使って不採算工事を下請けにやらせて利益を上げているらしいのだ。
その構図とはまず東京ガスが工事をカンドーに依頼する、そしてカンドーが下請工事業者に利益幅の大きい工事と赤字工事を織交ぜて発注する。ここまではどこのゼネコンでもやっていることだが。
しかし!!
カンドーでは代表取締役役員が下請会社の社長のところまで行って言葉巧みに赤字工事だけを狙いをつけた業者にやらせて最後は潰してしまうという話なのだ。
その先兵となっているのが潟Jンドー代表取締役・副社長執行役員・遠藤泰男氏だといわれている。
遠藤副社長は「必ず近いうちに損失補填をするから利益の出ない不採算工事をやってください。取締役の私が約束いたします・・・」
といった具合に下請の社長を丸めこみ、生かさず殺さず仕事を出しては最後にドカンと大きな赤字工事を出して、その後は損失補填することなく資金繰りに困った弱小工事会社を潰してしまうのだ!
そこから生まれた利益はカンドーを通じて東京カスに還元されるのである。
インフラ事業で市民を相手に公共性の高い仕事をしている東京ガスにおいて、このような八百長工事が行なわれているということは許されるべきことではない!!
しかも、その手先頭である潟Jンドーの遠藤副社長は下請を泣かせて搾取したあぶく銭で女”を囲っているとの噂もある。
東京カスやカンドーの役員は損失補填を餌にダマされ怒りに震える業者がいることを忘れてはいけないだろう!!
参考資料:潟JンドーHPのフォトギャラリー「10周年記念式典」
http://www.kando.co.jp/company/photogallery03.html

■世界最大のガス会社と言われる東京ガスは公益事業者として、本来はガス事業法によって、ルールに乗っ取った事業を行うべきところですが、同法による特権ばかりに執着しており、遵法精神がおろそかになっています。しかも巨額の利権に群がる沢山の子会社、下請業者、孫請業者を巻き込んで、複雑な利権構造が構築されているに違いありません。

 今回のガス漏れ修理に係るウソの報告がまかりとおった背景には、そうした東京ガスの関係者同士の癒着が存在するのです。ここにメスを入れて膿を出さない限り、再発防止はとうていおぼつかないでしょう。

【ひらく会情報部・東京ガス未不臭ガス大量放出問題調査班】
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