県トラック協会の会議に多胡運輸が「事故の後処理に追われ」欠席  首都高炎上とタゴ運輸

■8月3日(日)早朝に発生した首都高タンクローリー炎上事故から早くも10日が経過しました。大事故を起こした多胡運輸の動静について、8月13日付けの毎日新聞と東京新聞の地方版はそれぞれ次のように報じています。


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首都高池袋線のタンクローリー炎上:トラック協が会議 /群馬

 東京都板橋区の首都高速道路で3日に起きたトレーラーの横転・炎上事故を受け、県トラック協会のタンクトラック部会(宮下明憲部会長)は12日、前橋市内で緊急会議を開いた。部会員44社中40社48人が出席し、関東運輸局群馬運輸支局の担当者から指導を受けた。また事故を起こした高崎市内の業者から謝罪のメッセージが寄せられた。
 協会の三浦文雄会長は「県内の業者が起こした事故で責任を感じないわけにいかない」としたうえで「燃料高騰などで、ややもすると安全より経営に意識が行くが、こういうときこそ事故を起こしてはいけない」と指摘した。群馬運輸支局の担当者は、事故を受けて国土交通省が出した通達を踏まえ「うちの会社は大丈夫、という過信は禁物」などと指導した。
 事故を起こした運転手が勤務する運送業者は欠席し、「会員の皆さんに多大なご迷惑をかけた。出席して謝罪すべきだが(事故の)後処理に追われている」とのメッセージが読み上げられた。
 同協会は今後、部会員44社を対象に聞き取り調査を行い、危険物の種類や教育状況などを確認する。【毎日新聞群馬版】

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群馬県トラック協会、安全決議を採択:首都高炎上事故を受け

 東京都板橋区の首都高速5号線下りで8月3日に起きたタンクローリーの横転炎上事故を受け、群馬県トラック協会(前橋市)のタンクトラック部会は8月12日、事故の再発防止や安全対策の徹底に関する決議を採択した。
 決議では、カーブやトンネルなどでの原則や慎重なハンドル操作を呼びかけたほか、タイヤの脱輪が原因の事故が発生していることも踏まえ、出発時の車輌点検を徹底するよう求めた。さらに、運送事業者が運転手の過労防止に務めることも盛り込まれた。
 同協会は「石油などの危険物を搭載したタンクローリーの事故は、周囲に甚大な被害を与える可能性が高い。迅速な輸送と安全運転の両立は必須条件になる」としている。【東京新聞群馬版】
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■トラック協会というのは、政府から支給される燃料補助金をプールして多額の政治献金をしていることで知られていますが、全国各地に支部があり、社団法人群馬県トラック協会(群馬県前橋市野中町595、電話027-261-0244)もそのひとつです。同会は1955年12月26日に法人資格を取得、現在では、県内のトラック運送事業社1,000余社が会員だそうです。事業目的は「貨物自動車運送事業の適正な運営及び公正な競争を確保し、事業の健全な発達を促進して、公共の福祉に寄与すると共に、業界の向上発展を図ること」とされ、活動内容は「1:会員相互の連絡協調及び関係機関との連絡。 2:貨物自動車運送事業に関する指導並びに統計の作成、資料の蒐集その他の調査及び研究。 3:貨物自動車運送事業に関する意見の公表及び国会、行政庁等への申出。」とされています。会長の三浦文雄氏は三富運送株式会社(群馬県多野郡吉井町池1043-2、電話027-320-3815)の代表者でもあります。

■上記情報内容によれば、8月12日(火)に前橋市内で開かれた同協会のタンクトラック部会の緊急会議には、ほとんどの部会員が出席しましたが、多胡運輸は欠席し、「会員の皆さんに多大なご迷惑をかけた。出席して謝罪すべきだが(事故の)後処理に追われている」という謝罪メッセージだけが読み上げられました。

■多胡運輸のいう「事故の後処理」とは一体どのようなものかは分かりませんが、謝罪の記者会見が優先するのではないでしょうか。すでに事故発生から10日経過しました。まずはじめに、事故の発生原因や、運行管理など事故の背景などを調査し、きちんと記者会見を行う必要があると思いますが、多胡運輸にとって、それよりももっともっと大切な『事故の後処理』とはいったいなんでしょう? 首都高始まって以来、最悪の炎上事故の推移について引続き注視していきたいと思います。

【ひらく会情報部】
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