2014/1/19  22:34

秘密保護法の賛否について群馬県選出国会議員、県知事、県議、市長村長に公開質問形式でアンケート  オンブズマン活動

■国家機密の漏えいに厳罰を科す特定秘密の保護に関する法律、通称「秘密保護法」が平成25年12月6日に国会で成立しました。市民オンブズマン群馬では、この法案成立に反対する声明を平成25年10月21日付で政府と自民党宛に送付しましたが、残念ながら廃案にすることはできませんでした。そこで、成立から1ヶ月半を経過する今年1月17日に、群馬県内の政治家や首長らにこの法律についての見解を質すべく、公開質問状形式でのアンケートを送付しました。
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 この秘密保護法について、日弁連のホームページは、国の安全保障に関して特に重要な情報を「特定秘密」に指定し、それを取り扱う人を調査・管理し、それを外部に知らせたり、外部から知ろうとしたりする人などを処罰することによって、「特定秘密」を守ろうとするもの、と説明しています。

 政府がこの法律を作ろうとしたきっかけは、2010年の尖閣諸島沖漁船衝突映像のインターネット流出事件がきっかけとされていますが、この事件は「国家秘密の流出」ではなく、国家の情報操作について警鐘をならしたものであることは、国民が広く知るところです。

 しかし、政権与党に返り咲いた自民党は、あろうことか、この情報操作事件を反省することなく、公約にも掲げていなかった情報操作を正当化しようとして、強引に秘密保護法の成立を実現させてしまいました。

 こうした法律が出来てしまうと、それを運用するのは官僚たちです。この法律成立の背後には、官僚たちの思惑があることを見逃してはなりません。政権を奪還した自民党が、こうした重要な法案をなりふり構わず、急いで成立しようとしたことをみても、自民党がかつてのように、官僚のいうなりに政治を行っていることを示唆しています。

 そのことを知っている大多数の国民が、この法律を性急に成立させた安倍政権に批判を浴びせるのは当然のことだと言えます。

■こうした国民の動きを無視できなくなったのか、安倍首相は1月19日の自民党大会の演説で、機密を漏らした公務員らへの罰則を強める特定秘密保護法について、「国民をテロリストやスパイや工作員から守るため、大切な秘密はしっかりと保全しなければならない。世界の常識だ」と述べ、改めて意義を強調しました。

 安倍首相は「この法律によって一般国民の生活に悪い影響が出ることは一切ない。罪に問われることもない。首相として明確に約束する」と断言し。さらに、「報道の自由、知る権利、言論の自由が侵害されることはない」と訴えました。

 この自民党大会の演説で、安倍首相が特定秘密保護法について語った部分は次の通りです。(2014年1月19日19:35産経ニュースより)

 昨年暮れ、長い間、懸案でありました国家安全保障会議を設立しました。そして、今年の1月、国家安全保障局をスタートさせました。この2つをしっかりと機能させるため、特定秘密保護法を成立させました。国民をテロリストやスパイや工作員から守るため、大切な秘密は漏洩(ろうえい)からしっかりと保全しなければなりません。これは世界の常識であります。
 この法律によって、国民の命を守るため、あるいは国益を守るための必要な大切な情報はもっともっと世界から日本に入ってくるようになります。
 この法律によって一般の国民の皆さんの生活に悪い影響が出ることは一切、ありません。
 まして、一般の国民の皆様が罪に問われることはありません。総理大臣として明確にお約束を申し上げます。
 かつて、日米安保条約を改定した際、この改定によって「日本は戦争に巻き込まれる」と言われた。あるいは通信傍受法を作った際、「この法律ができればあなたの電話は盗聴される」と言って、脅かすようなキャンペーンが繰り広げられました。
 果たして、どうだったでしょうか?そんなことは全く起こっていないんです。
 報道の自由が侵害されることはありません。知る権利が侵害されることはありません。言論の自由が侵害されることはありません。今度も私たちが言っていることが正しい。断言したいと思います。

■現在でも、原則公開であるはずの情報公開条例が骨抜きにされ、マスコミによる偏向報道に世論が左右されているのですから、さらに、秘密保護法を急遽成立させた政治と行政の思惑は、ソフトな言葉でカモフラージュすればするほど、衣の下の鎧が透けて見えます。

 そこで、市民オンブズマン群馬では県内の政治家と首長らに次のアンケートを行ったものです。

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                    平成26年(2014年)1月17日

群馬群馬県選出国会議員、群馬県議会議員、群馬県知事及び群馬県内自治体首長の皆様方へ
                  市民オンブズマン群馬
                  代表 小川  賢
          公 開 質 問 状
前略 皆様におかれましては日々国民、県民及び住民の福祉向上にご貢献賜り、厚く御礼申し上げますとともに、謹んで敬意を表します。
 さて、先般国会において特定秘密保護法が制定されましたが、市民オンブズマン群馬では、この法律は国民が知るべき情報を秘密にし、もって民主主義の根幹を損なうおそれがある、きわめて危険な法律であると認識しております。群馬県民のなかにも、少なからず同様の危惧の念を抱いている方々がいらっしゃることも皆さまはご存じのことと思います。
実際にこの法律では曖昧な記述が多く、「その他」「等」という記載も多く見られ、国民、県民及び住民にとって例えば次のような懸念材料となっています。
 @テロの定義について拡大解釈され、「政治上その他の主義主張に基づき、国家もしくは他人に強要する」だけでもテロ行為と見なされてしまう恐れがある。
 A秘密に接近しようとしただけで処罰され、特定秘密であることを知っていたかどうかの認定も警察を含む行政機関が判断するため、秘密情報だとしらずに接近しても客観的状況から特定秘密の認識があると判断されて処罰をうけてしまう恐れがある。
 B憲法が保障する国民の知る権利を制限しかねず、民主主義を骨抜きにする重大な問題をはらんでおり、政府の「配慮」は努力規定にすぎず、毛局は政府の裁量次第ですべて判断されてしまう恐れがある。
 C特定秘密の対象事項には「その他」の表現が多く、拡大解釈が可能となっており、恣意的で無意味な秘密が全省庁、そして全国の自治体で増殖してしまう恐れがある。
 D政府は、特定秘密の指定は諮問会議の意見を反映させた基準に基づき、首相による改善指示の規定も盛り込まれていると説明するが、首相は行政機関そのものであり、自己監査は客観性、有効性に疑問があり、検証機関の設置についても具体的な定めがなく、たとえ設置されたとしても、独立性、第三者性、権限性の観点から、骨抜きにされる恐れがある。
かかる懸念が払拭さないまま法律が制定されてしまったわけですが、皆様におかれましては、この特定秘密保護法に対して、どのようなご見解をお持ちでしょうか。
 つきましては、年末年始の多忙な時期で誠に恐縮ですが、下記の選択肢、ア または イ に○印をお付けいただき、このページのみファックスにて (宛先ファックス番号:027−224−6624)、平成26年(2014年)2月4日(火)必着で、ご回答賜りたくよろしくお願い申し上げます。
 なお、本質問状は貴職に提出する際に記者会見で明らかにし、また貴職のご回答を得た上で、あるいは得られなかったときに、再度記者会見で回答の有無及び内容を明らかにしてまいりたいと考えます。同時にその経過を含めて当市民オンブズマン群馬のホームページ上でも明らかにし広く国民、群馬県民及び住民に広報してまいる所存です。
                  草々
          記
送信先:市民オンブズマン群馬事務局長 鈴木 庸 行
〒371-8010  群馬県前橋市文京町1−15−10
電話 027−224−8567
FAX 027−22−4−6624
ア 特定秘密保護法を廃止すべきであると思う
イ 特定秘密保護法を廃止すべきであるとは思わない
送信元:ご芳名          
    公職名 国会議員、県議、知事、首長
(該当箇所に○を付けてください)
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■回答の有無、及び内容については、後日、回答状況を見ながら報告する予定です。

【市民オンブズマン群馬事務局からの連絡】

※関連情報
公開質問状送り先一覧(敬称略)
<群馬県選出国会議員>
□ 衆議院議員 佐田玄一郎
前橋事務所 〒371-0018 群馬県前橋市三俣町1-29-11
TEL:027-232-6655 FAX:027-232-6713
□ 衆議院議員 井野俊郎
井野としろう事務所 〒372-0042 群馬県伊勢崎市中央町26-2
TEL:0270-75-1050 FAX:0270-75-1051 E-mail:info@inooffice.jp
□ 衆議院議員 笹川博義
後援会事務所 〒373-0818 群馬県太田市小舞木町 270-1
TEL:0276-46-7424 FAX:0276-49-2367
□ 衆議院議員 福田達夫
衆議院議員 福田達夫 事務所
TEL:027-365-1192 FAX:027-363-7709
□ 衆議院議員 小渕優子
小渕優子 高崎後援会事務所 〒370-3521 群馬県高崎市棟高町439-1
TEL:027-360-6700
□ 参議院議員 中曽根弘文
前橋事務所 〒371-0801 群馬県前橋市文京町1-1-14
電話:027-221-1133 FAX:027-221-4111
□ 参議院議員 山本一太
前橋事務所 〒371-0846 群馬県前橋市元総社町1-3-10-2F
TEL:027-254-6200

<群馬県議会議員>
□ 須藤 昭男
□ 中村 紀雄
□ 関根 圀男
□ 中沢 丈一
□ 腰塚  誠
□ 南波 和憲
□ 松本 耕司
□ 久保田順一郎
□ 星野  寛
□ 岩井  均
□ 田所三千男
□ 織田沢俊幸
□ 狩野 浩志
□ 新井 雅博
□ 橋爪 洋介
□ 舘野 英一
□ 萩原  渉
□ 星名 建市
□ 大林 俊一
□ 井田  泉
□ 須藤 和臣
□ 岸 善一郎
□ 大手 治之
□ 臂 泰雄
□ 井下 泰伸
□ 桂川 孝子
□ 高田 勝浩
□ 金井 康夫
□ 原  和隆
□ 安孫子 哲
□ 清水 真人
□ 黒沢 孝行
□ 塚越 紀一
□ 大沢 幸一
□ 塚原  仁
□ 角倉 邦良
□ 後藤 克己
□ 小川  晶
□ 岩上 憲司
□ 吉山  勇
□ 金子  渡
□ 福重 隆浩
□ 水野 俊雄
□ 藥丸  潔
□ 茂木 英子
□ あべともよ
□ 伊藤 祐司
□ 酒井 宏明

<群馬県知事>
□ 大澤 正明

<群馬県内自治体首長>
前橋市長 山本龍
高崎市長 富岡賢治
桐生市長 亀山豊文
伊勢崎市長 五十嵐清隆
太田市長 清水聖義
沼田市長 星野己喜雄
館林市長 安樂岡一雄
渋川市長 阿久津貞司
藤岡市長 新井利明
富岡市長 岡野光利
安中市長 岡田義弘
みどり市長 石原条
榛東村長 阿久澤成實
吉岡町長 石関昭
上野村長 神田強平
神流町長 宮前鍬十郎
下仁田町長 金井康行
南牧村長 市川宣夫
甘楽町長 茂原荘一
中之条町長 折田謙一郎
長野原町長 高山欣也
嬬恋村長 熊川栄
草津町長 黒岩信忠
高山村長 荒木毅
東吾妻町長 中澤恒喜
片品村長 千明金造
川場村長 関清
昭和村長 堤盛吉
みなかみ町長 岸良昌
玉村町長 貫井孝道
板倉町長 栗原実
明和町長 恩田久
千代田町長 大谷直之
大泉町長 村山俊明
邑楽町長 金子正一
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