館林市土地開発公社を舞台にした羽衣会館跡地買取問題の住民訴訟で館林市が答弁書を提出  オンブズマン活動

■市民オンブズマン群馬の会員で館林在住の市民が提起した館林市土地開発公社を巡る不明瞭な土地取引で、公社理事長を兼務する館林市長が、実勢価格より数億円も高く公社に買い取らせ、その結果公社が多大な損害を被ったツケを、来る3月末に予定されている同公社の解散により、市民に尻拭いさせようとしているとして、平成26年1月10日に前橋地裁に提訴していましたが、来週2月14日の第1回口頭弁論期日を目前にして、被告の館林市から答弁書が出されました。さっそく、その内容を見てみましょう。
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          書類送信書
送信先 前橋地方裁判所民事第2部合議係 御中(FAX 027-233-0901)
    ■ ■ ■ ■様
送信者 〒373−0853
    群馬県太田市浜町3番6号太田商工会議所会館4階
    りょうもう法律事務所
        TEL 0276−46−3630
        FAX 0276−46−5035
送信日 平成26年2月7日
 下記書類を送付いたしますのでご査収下さい。
 なお、お手数ですが下記受領書を切り取らずに裁判所及び送信者宛にファクシミリで送信して下さい。
裁判所 前橋地方裁判所民事第2部合議係
事件番号 平成26年(行ウ)第1号
当事者 原告 ■■ ■■
    被告 館林市 市長 安樂岡一雄
次回期日 平成26年2月14日 午前10時30分
文書名 答弁書 平成26年2月7日付
送信枚数 本市含む 4枚
通信欄
――――――――――
          受領書
 上記書類を受領致しました。
  平成  年 月 日
        ㊞
前橋地方裁判所民事第2部合議係 御中
弁護士 丸 山 幸 男  宛

【答弁書】
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平成26年(行ウ)第1号 住民訴訟事件
原告 ○○○○
被告 館林市
          答 弁 書
                    平成26年2月7日
前橋地方裁判所民事第2部合議係 御中
     〒373−0853
     群馬県太田市浜町3番6号太田商工会議所会館4階
        りょうもう法律事務所(送達先)
        電 話 0276−46−3630
        FAX 0276−46−5035
      被告訴訟代理人
        弁 護 士  丸 山 幸 男
本案前の答弁
1 本件訴えを却下する。
2 訴訟費用は原告の負担とする。
との裁判を求める。

1  監査請求前置主義
 本件訴訟には、監査請求前置主義が採用されており、適法な住民監査請求を経ていることが必要である。適法な住民監査請求を経たというためには、その1つとして、監査請求期間を遵守した、という必要がある。すなわち対象となる財務会計行為のあった日又は終わった日から1年を経過したときは、これをすることができない(地自242条2項本文)が対象となる財務会計行為のあった日又は終わった日から1年が経過してから住民監査請求されても、「正当な理由」があるときは、監査請求期間徒過の瑕疵は治癒されるともされている。
 この正当な理由がある、というのは当該行為が住民に隠れて秘密裡に行われた場合をいうとされている。
2 監査期間と瑕疵など
(1)しかし、本件の当該行為は、おそくとも平成20年10月には、秘密裡とはいえなくなっている。それは以下のとおりである。
 平成20年9月9日に開催された館林市議会(9月定例会)で、議員から執行部に対しての一般質問のなかで以下のように言及されている。すなわち、「今、大変騒がれております羽衣会館跡地の購入についてでありますが・・・。その土地をたった1年で2.5倍以上の5億円で買ったわけであります」甲第6号証資料2の1枚目。
 さらに、平成22年6月の定例議会(資料3)でも「その茂林寺前駅近くにあります羽衣会館の跡地利用についてでありますけれども、現在の状況についてもその経緯についても私は非常に残念に思っております。何度か質問をさせていただきましたが、競売物件になったときに、8,900万円で購入できたものを5億円以上で買い戻した物件のわけです」として、取り上げられている。
 以上のとおりであり、質問した議員は、「今、大変騒がれております」と言っているように、いわゆる羽衣会館跡地の件は、前記議会での一般質問前から、市民の間でも話題になっていた。
 当該行為が秘密裡にされた場合、地方自治法242条2項但書にいう「正当な理由」の有無は、特段の事情がない限り、市民が相当の注意力をもって調査したときに客観的にみて当該行為を知ることができたかどうか、また、当該行為を知ることができたと解される時から相当な期間内に監査請求をしたかどうかによって判断すべきものである。
(2)このように、平成22年6月からでも、とうに一年は経過している。そうすると本訴は、監査請求期間徒過の瑕疵は、治癒されていないことになる。もって本訴は却下されるべきである。
3 本案の答弁
 請求の趣旨に対する答弁
1 原告の請求を棄却する。
2 訴訟費用は原告の負担とする。
との判決を求める。
請求の原因に対する答弁
追って認否する。
                    以 上
     附属書類
訴訟委任状      1通
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■どうやら館林市は、本件について、争うつもりのようです。このことは、館林市は、安樂岡・館林市長に対して、公社が被った損害を三セク債で起債してチャラにし、その債務を20年かけて館林市民に転嫁するつもりであることを意味しています。

 2月14日(金)午前10時30分から前橋地裁で開かれる第1回口頭弁論から、いよいよ法廷でこの事件について審理されることになりますが、被告館林市も、1月15日付の裁判所から原告宛の求釈明書と同様に、訴訟適格がないということで、「本案前の答弁」をしてきたことから、よほどこの事件の真相について、裁判所で審理したくない様子がひしひしと窺えます。

【市民オンブズマン群馬事務局からの連絡】
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