富岡市のアスベスト処理施設で環境省が不認定…地元住民と富岡市長の熱意が実を結んだ成果  全国のサンパイ業者が注目!


■久しぶりの朗報です。安中市と高崎市と富岡市の市境が接する丘陵地帯は全国でも稀有なサンパイ銀座ですが、そこにあらたに戸田建設と西松建設の共同企業体である中央環境資源開発鰍ェ、首都圏で大量に発生が見込まれるアスベスト含有建材を運び込んで処理をする施設の設置を計画し、環境省にも申請を上げていました。これに対して危機感を持った地元住民や富岡市長は、積極的に反対運動を展開しました。当会も昨年1月11日付で反対の意見書を環境省に提出していました。
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1088.html#readmore参照


 その後、環境省で技術審査が行われていましたが、このほど、審査結果として、中央環境資源のアスベスト無害化処理施術に対して「不認定」の裁定が下り、業者と富岡市に通知され、富岡市が平成26年2月21日に発表しました。これを報じたマスコミ記事を見てみましょう。

**********上毛新聞2014年2月22日(土) AM 11:00
富岡・アスベスト処理施設 環境省が申請不認定
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建設反対の看板が立つアスベスト無害化処理施設の建設予定地周辺=富岡市桑原
 富岡市桑原で都内の業者が建設を計画していたアスベスト(石綿)無害化処理施設について、市は21日、環境省が同社の申請した無害化処理技術を「不認定」としたことを明らかにした。無害化技術の効果の認定は施設設置の前提だった。健康被害を懸念していた建設予定地周辺の住民からは安堵(あんど)の声が上がった。
 市によると、環境省は13日付で不認定を 業者と市に通知。不認定の理由を「(同施設の)無害化処理技術が人の 健康や生活環境に被害が生じる恐れがない性状にすることが 確実と認められない」などとしている。
 岡野光利市長は「住民の意向に添う形になった。業者には建設計画の撤回を求めたい」としている。
 不認定通知に対し、申請者は60日以内に環境相への異議申し立て、6カ月以内に国の処分取り消しを求めて提訴できる。業者は「不認定の理由に納得できない」とし、反論書の提出を検討している。

**********産経新聞2014.2.24 02:57
アスベスト処理施設を不認定 群馬
 東京都中央区の中央環境資源開発が富岡市桑原地区に計画しているアスベスト(石綿)を含む産業廃棄物無害化処理施設建設問題で、環境省は同社に対し、不認定を通知した。同市が21日に発表した。
 同市によると、「申請のあった石綿含有産業廃棄物の無害化処理技術が、確実に人の健康や生活環境に被害を及ばさないとは認められない」が不認定の理由。通知は13日付で、同社と同市に伝えられた。
 建設計画は、同社が国の認定制度に従い平成24年10月に申請。計画が表面化した同年春から反対運動が始まった。同年6月には約3万8000人の反対署名を添えて同省に陳情、昨年8月には同市が「アスベスト処理は発生地域ですべきだ」などとする意見書を同省に提出するなどさまざまな運動を繰り広げてきた。県も同市の意向に同調する姿勢をみせていた。
 今回の不認定について、岡野光利市長は「これまでの地域の皆さんの意向に沿う形になったが、建設計画そのものがなくなったわけではない。業者には、計画の白紙撤回を求めていきたい」と述べた。
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■当会が意見書で指摘したように、戸田・西松が提示したアスベスト無害化技術は、一定の雰囲気を保った環境下で、組織が変性して無害化になる、というもので、実権レベルでは無害化が可能であることを証明したようですが、実際に、その技術が、大規模な施設で、大量のアスベスト含有物を、連続的に、かつ安定的に処理できることは証明されておらず、無害化したことを確認するためのプロセスも組み込んでいないため、もし環境省が認可してしまい、サンパイ銀座に造られてしまうと、今後は安易に近隣にある多数のサンパイ処分場に持ち込まれる懸念があります。環境省もそうした技術上と運用上の懸念を重視したものと見られます。

 今後、戸田・西松のJV会社は、今後、環境省に対して反論書を提出するようですが、その後、訴訟に発展することも考えられます。その場合、安中市長は、平成26年2月13日の市内の岩野谷地区で開催された地区別懇談会で、「訴訟で負けることが分かっているから、業者に対して、申請が出たらそれを拒否できない」と判断することを住民に明らかにしていますが、環境省はいったいどうするのか、注目されます。

■このアスベスト含有サンパイ処理施設を計画している戸田・西松のJVである「中央環境資源開発」は、安中市の不動産業者が計画している関東でも有数の大規模なサンパイ場を計画手続き中の「環境資源」と、社名がよく似ています。もし、戸田・西松のJVのアスベスト処理施設が安中市に設置計画された場合、おそらく友井か市の場合とは異なる展開になっているはずです。その場合は、今頃は二つの「環境資源」会社は安中市長とともに共同戦線をはって設置許可に向けて弾みがついていたかもしれません。

 今回の富岡市のアスベスト問題で示された富岡市長の市民に対する安全・安心の担保の為の積極的な行動に対して、ますます安中市長のサンパイ施設に対する姿勢が浮き彫りにされました。

【ひらく会情報部】
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