2014/11/17  22:54

ネットに氾濫する仲介業者を放置し“はらぼじ観光”だけを告訴した旅行業協会のコンプライアンス不在の実態  はらぼじ観光被疑事件

■群馬県の観光業界の振興において長年にわたり大きな功績を果たしてきた“はらぼじ観光”が、旅行業法に抵触しない、あらたなビジネスモデルとして構築した営業形態が、なぜか群馬県の旅行業法を所轄する群馬県観光物産課で問題視され、馴れ合いの関係にある群馬県旅行業協会を通じて、全国旅行業協会に通報され、同協会が顧問弁護士7名の連名で“はらぼじ観光”を告訴した事件は、現在、最高裁に上告中です。一方で、“はらぼじ観光”と同種の営業形態をネット上で堂々と展開している多くの仲介業者は、“はらぼじ観光”と同じく旅行業法の登録をせずに、顧客と観光宿泊施設の双方の便宜をはかって報酬をえています。そのような実態があるのに、なぜ“はらぼじ観光”だけが告訴され、その他のあまたのネット仲介業者がお咎めなしなのか、疑問を抱いた市民オンブズマン群馬では、全国旅行業協会と群馬県旅行業協会に対して、平成26年11月4日に公開質問状を提出していたところ、11月14日までに、全国旅行業協会と群馬県旅行業協会から次の回答がありました。
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**********【全国旅行業協会からの回答書】
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replyletterfromantareharaboji.pdf
                    平成26年11月12日
市民オンブズマン群馬
代表 小川 賢  殿
                    一般社団法人全国旅行業協会
          公開質問状について
 2014年11月4日付け貴職からの公開質問状について、当協会は、回答の必要がないと思料いたします。
 以上、ご通知いたします。

**********【群馬県旅行業協会からの回答FAX】
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replyfaxfromgtareharaboji.pdf
                    平成26年11月14日
市民オンブズマン群馬
代表 小川 賢  殿
                    一般社団法人全国旅行業協会
          公開質問状について
 2014年11月4日付け貴職からの公開質問状について、当協会は、回答の必要がないと思料いたします。
 以上、ご通知いたします。
**********

■以上のとおり、両協会とも全く同文です。これで“はらぼじ観光”の告訴について、全く法的根拠が曖昧であることが明確になりました。

 現在“はらぼじ観光”が上告中の最高裁においても、こうした行政やその息のかかった団体が、善良な旅行業者をいじめている実態をきちんと認識するための作業が現在行われていることでしょう。

 その上で、前橋地裁や東京高裁で、旅行業法や業界の実態を全く知らないまま裁判官が下した間違った原判決や控訴審判決が覆り、無用な利権のうえに胡坐をかいている旅行業協会という存在意義のない組織を解体ないし改組することを促す判決が強く望まれています。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※参考
市民オンブズマン群馬が全国旅行業協会宛に出した公開質問状の質問内容
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          公 開 質 問 状
 拝啓、貴会ますますご清栄のこととお慶び申しあげます。
 当会は、群馬県において、行政機関を外部から監視し、行政機関による税金の無駄遣いや行政権限を不当に行使することによる住民の権利・利益の侵害に対する調査及び救済の勧告を図る活動をしているボランティア団体です。
 さて、当会の会員でもある「はらぼじ観光」の代表者が、旅行業法違反の容疑に係る貴会の刑事告訴によって、これまで前橋地裁、東京高裁と係争を続け、現在、最高裁に上告中であることはご存知のことと拝察申し上げます。
 この裁判の結果は、いずれ最高裁から判断が下されるものと思われますが、この事件に類似した事案が最近発生しました。
 平成26年8月13日に日本テレビのNews Zeroが「旅行チケット届かない」と題する「無登録の旅行代理店を家宅捜索」について、次のように報道しました。

<以下、引用>
 旅行代理店レックスロードに家宅捜索が行われた。レックスロードは旅行業の届け出がないにもかかわらず、2014年4月から7月にかけて女性客2人にヨーロッパ行きの航空券を手配した旅行業法違反の疑いが持たれている。家宅捜索は社長立ち会いのもと行われた。東京都消費生活総合センターによるとレックスロードに航空券を頼んだが届かないといった相談が12日までに61件よせられている。航空券が届かなかった女性に取材した。女性はエイビーロードで検索し、比較的代金が安かったレックスロードを選んだ。そもそも航空券を手配するなどの旅行業は登録を受けることを法律で義務付けられている。レックスロードは1998年に旅行業登録しているが、2013年10月に更新を行わなかった。12月に再び登録し直したものの、2014年1月にレックスロードから旅行業の廃止届を提出していた。警視庁は詐欺容疑での立件も視野に捜査している。一方、エイビーロードでは申し込みの事実が確認できた場合には代金相当額を支払う対応をしているという。観光庁は利用する旅行会社が旅行業登録を受けているかの確認を呼びかけている。
<引用、終わり>

 この事件では、顧客から代金を受取りながら、航空券を渡さないという明らかな詐欺行為で、この会社が罰せられるのは当然のことですが、レックスロードの犯罪と同時に、エイビーロードも無登録営業をしています。その理由は広告を載せただけのはずのエイビーロードが、レックスロードに旅行代金を持ち逃げされた被害者、110名へ補償をしています。
このことからも、エイビーロードが広告代で対価を得ているのではなく、レックスロードへ支払った代金からパーセントで対価を受け取っていた、ということが分かります。
エイビーロードは旅行業者ではないはずです。エイビーロードが、はらぼじ観光の容疑である「予約に媒介して対価を得て」いることは明らかです。
このようにネット上の多くの業者が、はらぼじ観光と同様の業態であることがわかる典型的な事件の一例であることがうかがえます。
 そこで次の質問があります。貴殿の率直な見解をお聞かせ願います。

質問1
 はらぼじ観光の代表者は、同様な業態で事業を営んでいましたが、顧客に迷惑を掛けたことは皆無だと聞いています。ところが、同様な業態で顧客を困らせている無資格業者が野放図に扱われ、群馬県内で旅行業の振興に貢献してきたはらぼじ観光だけが、なぜ刑事訴追されなければならないのでしょうか?

質問2
 今回の事件で明らかになったことは、ネット上の多くの業者が、はらぼじ観光の業態と同じであることです。ネット上での広告業者が「ステルス広告」と呼ばれる広告行為をしていますが、その中で、ホテル旅館の広告、旅行商品の広告、航空券やバスの広告をしている業者で、旅行業の登録をしていなければ、すべて旅行業法違反になってしまうわけです。ところが貴協会では、なぜそうした業者を告訴せず放置したままにしておくのでしょうか?

質問3
 エイビーロードは、パックツアーばかりを1冊にまとめた本などを発行し、営業をしています。ネットでも同じように、パックツアーばかりを広告しています。消費者にはハッキリとはわからないように、パックツアー の代売をしています。代金、対価は出来高により、パックツアー製造元から受け取る契約ですから、はらぼじ観光の業態とどこが異なるのでしょうか?

質問4
 また、ホテル旅館のホームページ作成を代行し、旅行業の登録をせず「予約に媒介し対価を得ている」業者は多数存在します。消費者から見たら、いかにもホテル旅館自身が自ら作成したホームページだと錯覚し、そこから「予約」をすれば、直接、ホテル旅館に申込をしたと認識します。しかし、実態は、代行業者に予約をしたのであって、そこに「対価」が生じているわけです。
 業者の具体的な名前は、「旅寅」「宿研」「てなわん」「ヤドシス」「宿探し」「宿録」などです。
 エイビーロードの場合はパックツアーの予約に媒介し、対価を得ていると言えますし、旅寅、他の場合はホテル旅館の予約に媒介し、対価を得ているわけで、契約成立後に歩合給的に対価を得るという点でも、はらぼじ観光の業態と同じです。にもかかわらず、貴協会ではなぜはらぼじ観光のみを告訴したのでしょうか?

質問5
 貴協会のように、本来、旅行業の振興に尽力しなければならないはずの組織が、こうした悪徳業者を野放しにしておきながら、一方で、はらぼじ観光のように、地道に顧客を開拓して新しい市場を作り上げた業者を狙い撃ちにして、その開拓した市場を、他の業者に横取りさせることは、どう考えても理不尽です。ネット上の業者が皆、旅行業登録無し、旅行業務取扱主任者もいない、といった状況にあるにもかかわらず、それを何ら管理指導せず、従来から営業している旅行業者にだけ指導したところで、一体どのような意味があるのでしょうか?

質問6
 ホテル・旅館は、自ら広告営業力を持っていない、という現実から、登録のある旅行業者のみならず、「総案」「ネット上の広告業者」「イベント企画会社」「観光関連施設(土産店や見学施設)」などの旅行業の登録のない業者にリベートを払って、顧客を紹介してもらうということは、業界では常識で、予約に媒介するすべての業者に旅行業登録を義務付けることは、現実、無理なことだと思いませんか?

質問7
 レックスロードの事件は従来なら「詐欺」で報道されるはずですが、「無登録」が前面に出て報道されるという、おかしな事態になっています。はらぼじ観光の事件と、なにか関係しているのではないか、という疑念が湧きあがりますが、はらぼじ観光を告訴した貴協会としては、これを契機に、無登録業者の一掃を図るためのアクションを起こすことが、公平な旅行業法の運用の観点から急務だと思いませんか?
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2015/1/18  8:56

投稿者:市民オンブズマン群馬

>>松浦さんへ
 5か月経過しても通知がないのは、少なくとも門前払いではない可能性がやや高まったているのかもしれません。ほぼ同時期に上告した民事(行政事件)の館林市土地開発公社をめぐる巨額使途不明金の場合は3か月で三行半の棄却決定が届きました。こうした行政事件は、影響は全国の自治体に及びますが、公金の取り扱いということで、どっちにころんでも我々の税金で尻拭いすることになるので、裁判所も軽視していると思われます。
 一方、貴殿の事件は、貴殿の名誉にかかわることでもあり、また、旅行業という民業にひろく影響を与えることから、もし貴殿が敗訴となり、厳罰が課せられた場合、これが判例となり前例となるため、おそらく各地で告発が相次ぐことでしょう。
 全国旅行業協会も、そのことは承知しているでしょうし、当然、最高裁にも役所を通じてそのような情報がもたらされている可能性はあります。もっとも、我々の経験では、上告後、4年を経過して、自らも上告したことを忘れかけたころ、ある日突然、棄却ないし却下通知が最高裁から舞い込むこともありますので、予断は禁物です。
 いずれにしても、貴殿あてに最高裁から敗訴決定通知が送り付けられた場合、さっそく全国及び群馬県旅行業協会に、貴殿の場合と同じような事業をおこなっている同業者の方々に関する告発状を、内容証明で送るつもりでおります。
 したがって、まことに遺憾ではありますが、貴殿の場合、もう少し放っておかれる状態が続くものとみられます。

2015/1/18  6:41

投稿者:松浦紀之

本人です。2015年1月、最高裁への上告をしてから5ヶ月がたちましたが、何の連絡もありません。強制捜査から1年間、ほっておかれた状態が続きましたが、また同じように、ほっておかれる状態が続いています。

http://www.haraboji.co.jp/haraboji/chapter19.html

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