群馬県議会と安中市議会選挙まであと5カ月ほど・・・市議選に、まさかの人が出馬?  政治とカネ

■来年4月下旬に予定されている安中市議会選挙の投開票まで、数得ることあと150日たらずとなりました。最近になって、急速に安中市内での市議選に向けた動きが活発化してきています。前回は、東日本大震災の直後だったため、静かな選挙戦が繰り広げられましたが、今回は定数が前回の24人から22人に削減されるため、前回よりもヒートアップすることは必至です。こうした中、市内各地で現職、新人そして元職らが、22人の議席を目指して悲喜こもごもの前哨戦を展開していくことでしょう。前哨戦の序盤ではありますが、早くも注目される動きをまとめてみました。
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半年間も照明灯を設置したままだったのは来年の統一地方選のためらしい。11月22日撮影。



 今回の安中市議会選挙に影響を及ぼす大きな要素としては、今年4月19日に行われた安中市長選挙と、来年4月初めに予定されている群馬県議会選挙です。

 今年4月19日の市長選では、市議4期、県議2期で新人の茂木英子候補が、対立候補で市議5期、県議3期、市長2期の実績を誇り3期目を目指した当時現市長だった岡田義弘候補を大差で破り、初当選しました。

 一方、来年4月初めに投開票予定の群馬県議会選挙の安中市区(2人区)では、茂木英子・前県議が市長選に立候補したため、今年4月から1名が空席状態となっています。

 そのため、来年の統一地方選で、4月初めの群馬県議会選挙と、4月下旬の安中市議会選挙とをにらんだ立候補の動きが複雑に絡み合っているのです。

■すでに、来年の県議選をにらんで、現職の安中市議の中から立候補を模索する動きが動いていました。現在1名となった現職で4期目の岩井均・県議は、次回の選挙戦でも不動の位置を占めるでしょうから、残る1議席を巡り、これまでの地元市議会議員の間では中宿を拠点として1期目の小林訂史・市議が、逸早く11月2日までに県議選への出馬意向を固めたことが報道されました。

 小林市議のバックには、同市議が営む事業の関連から廃棄物処理に絡む関係者らが付いているようですが、自民党公認を目指すということから、現在話題となっている地元の代議士の秘書が小林市議の近くに住んでおり、この秘書を通じて自民党群馬県連に公認を働きかけているという情報もあります。

 この他の動きとしては、今年4月の安中市長選で、素早い動きをして当確発表が地元テレビで放送されるやいなや岡田陣営から脱兎のごとく茂木陣営に車を飛ばして駆け付けた安中市議会議長が、県議選出馬の意向を周囲に既に漏らしているようです。

 勿論、今年4月の安中市長選で茂木英子候補を当選させた原動力となった市民団体・未来塾としても、指をくわえて茂木英子・前県議のあとの空席を眺めている筈はありません。これまでの選挙で培った市内各地に張り巡らせたネットワークを活かして、独自候補を立てる可能性があります。

 現在、巷間で取りざたされているのは、前々回の市長選にも挑戦した現市議か、政策ブレーンとして擁する人材のなかから起用するのではないか、という見方もひとつにあります。

■県議会選挙のおそらく3週間後に執り行われる安中市議会選挙でも、既に立候補に向けた動きがさらに水面下に活発化しています。

 県議選に意欲を見せている伊藤市議及び小林市議の空席を誰が引き継ぐのか、一方で、議員定数が今度の選挙から2名減少して22名になることから、激戦が展開されそうです。市議の場合は、出身地ごとで基礎票が決まるため、全市にネットワークをもっていない候補者は、まずは地元の票固めを行う必要があります。

 現在、巷間でささやかれている情報によれば、旧安中地区で複数の新人候補の動きがみられます。また磯部地区でも1名、東横野地区でも1名、それぞれ新人が立候補の動きを周囲に漏らしているようです。大票田の原市地区では、伊藤市議が県議選に鞍替えした場合には、候補者がいなくなるため、今後、他候補の草刈り場になるのか、あるいは、急遽新人が立候補するのか、それとも、伊藤市議が土壇場で県議選出馬をギブアップするのか、さまざまな展開が起こり得ます。

 また、前回、旧安中地区で2人の当選者を狙っていた共産党は、票数で最下位当選者と次点者に終わったため、今回は、松井田地区の基礎票を旧安中地区に振り分けて、今回も松井田地区1名、旧安中地区2名の候補者を立てるのか、それとも旧安中地区を1名に絞るか、思案のしどころだと見られます。

 また、茂木英子・安中市長を実現させた市民団体・未来塾としては、議会対策の観点から、自らのシンパの議員を相当数、擁立することが円滑な議会対策の観点から不可欠であることは十分承知している筈です。そのため、未来塾としては現在、議員1名しかいない状態で、もし高橋市議が県議選に出馬することになった場合、最悪、市長をささえる市議がゼロとなることを避けるために、候補者を立てる必要性は当然痛感していることでしょうから、すでに新人候補者の開拓や発掘作業に着手しているものと見られます。

■このような市内の選挙スズメのさえずり情報が飛び交う中、ダークホースとして一躍注目されている人物が現れました。なんと、今年の4月まで安中市長だった野殿出身の岡田義弘・前市長です。

 4月の市長選で、人生ではじめての選挙選での敗北という厳しい現実と屈辱を味わったものの、市長退任にあたり退職金をタンマリせしめた岡田前市長ですので、これで政治家としての人生にピリオドを打つと思われ、来年4月の県議選には自分の後継として息子の岡田信弘氏を出馬させるのではないか、という情報が、今年4月の市長選期間中や選挙直後に市内で飛び交った時期もありました。

■ところが、その後、夏にかけて、さっぱり政治的な動きを見せませんでしたが、秋になり、俄かに、再び、市内の住民の法事で、お得意の弔辞を披露し始めたり、息子を連れて各地区の顔役のところを巡ったり、しているという噂が立ち始めたのです。

 岡田義弘・前市長の地元の野殿地区では、こうした岡田氏の動きに対して、側近の支援者から、「思いとどまるように」とのアドバイスが出されているようですが、本人はいたって本気だということです。

 それも、てっきり県議選かと思いきや、なんと安中市議会選挙を念頭にしているというのですから、ビックリ仰天です。

 事実、岡田義弘氏が、新島学園や安中土木事務所から南に200mほどの地点にある自身の所有する牧草小屋兼後援会事務所では、最近、駐車場の整備に向けて埋土材が持ち込まれています。
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選挙近し!県道から見える岡田義弘前市長の後援会駐車場の照明灯と最近持ち込まれた埋土用の土砂。

 また、今年4月の安中市長選の際に使用した駐車場周囲の投光器が、未だに撤去されずに設置されたままとなっています。
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平成26年4月市長選の時の照明灯と埋土用の土砂の山。

 これまでの岡田氏のやり方を見ていると、だいたい選挙の公示の半年前から準備を開始するのが常でした。今回も11月に入り、準備に着手していることから、安中市議選を視野に入れている可能性が高いと思われます。

■周囲からは「市長を2期務めた人が、退任後1年で今後は市議会議員に立候補するとは、前代未聞だ」として、権力にしがみつこうとする岡田義弘氏をいさめているという話も飛び交っています。しかし、76歳になるまで、これまで10期40年間も、公務員特別職として税金で食って来た岡田義弘氏にとっては、ここで下野したまま晩年を迎えることなど、我慢できないのかもしれません。なお、未確認情報ですが、本人は「全国でそういう事例が1例あるので、自分は2番目として、実現したい」と語っているとかいないとか。

 いずれにしても、もし岡田前市長が次回の市議選に出馬する場合は、ダークホースとして位置づけられるのは間違いでしょう。

■県議選の投開票までおよそ130日、そして、市長選の投開票までおよそ150日。次第に迫りくる安中市内の選挙“巷”報を、今後も逐時お伝えしていきたいと思います。なお、来年4月の統一地方選に関連して、皆さんからの情報もどしどしお寄せ下さい。その際は、この記事の最後の欄外にある「拍手」をポチッとクリックして、「拍手コメント」欄に書き添えて送っていただけると幸いです。

【ひらく会情報部】

※参考記事
**********毎日新聞 2014年09月18日 地方版
安中市議会:定数2削減案を可決 定例会閉会 /群馬
 安中市議会は17日、本会議を開き、任期満了に伴い来年4月に予定される市議選から議員定数を24人から22人に削減する条例案を議員提案し、賛成多数で可決した。このほか、副市長設置に伴う関係条例などを可決、2013年度一般会計と特別会計の決算を認定し、第3回(9月)定例会を閉会した。【増田勝彦】

**********上毛新聞2014年11月3日(月) AM 11:00
小林市議が県議選出馬 安中市区 自民公認目指す
 来春の県議選(4月3日告示、12日投開票)で、安中市議の小林訂史氏(54)=同市中宿=が2日までに、同市区(定数2)から立候補する意向を固めた。自民党公認を目指す。今後、記者会見し正式に表明する。
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※前回の安中市議会選挙結果
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安中市議会議員選挙  2011年04月17日公示 2011年04月24日投票
有権者数:51,582人 投票者数:33,426人 投票率:64.80% 選挙事由:任期溝了
選挙区:安中市【定数:24/立候補者:28】有権者数:51,582人 投票者数:33,426人 投票率:64.80%
得票数/名前/年齢/性別/党派・会派/履歴/備考
当1,909/高橋由信/54/男/無所属/元/会社員
当1,810.883/吉岡完司/63/男/無所属/現/農業
当1,703/小林訂史/51/男/無所属/新/会社員
当1,637/土屋弘/59/男/無所属/現/会社員
当1,609.774/吉岡登/54/無所属/新/無職
当1,375/川崎文雄/69/男/無所属/現/市議会議員
当1,285.047/柳沢浩之/50/男/無所属/新/会社員
当1,281/田中伸一/63/男/無所属/現/農業
当1,274/中島徳造/64/男/無所属/現/会社役員
当1,206/佐藤貴雄/47/男/無所属/新/理容業
当1,173.144/上原冨士雄/56/男/公明党/現/団体役員
当1,170/武者葉子/55/女/公明党/現/政党役員
当1,140.086/柳澤健一/67/男/無所属/現/会社役員
当1,136.5/奥原賢一/60/男/無所属/現/農業
当1,068.365/柳沢吉保/60/男/無所属/現/自営業
当1,055/伊藤清/57/男/無所属/現/自営業
当1,039/今井敏博/48/男/無所属/現/会社役員
当1,031/金井久男/60/男/日本共産党/現/農業
当1,030/広瀬晃/58/男/無所属/現/無職
当1,007.855/上原和明/69/男/無所属/現/農業
当999/大野貞義/71/男/社会民主党/現/党県役員
当993/斉藤盛久/61/男/無所属/現/自営業
当941/小宮ふみ子/63/女/無所属/現/市議会議員
当938/櫻井ひろ江/57/女/日本共産党/現/政党役員
 874/山口寛/58/男/曰本共産党/現/農業
 832.341/横山登/73/男/無所属/現/自営業
 754/島崎博一/61/男/無所属/元/観光農業
 705/吉沢長八/65/男/無所属/元/無職
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※前回の群馬県議会選挙結果
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群馬県議会議員選挙  2011年04月01日公示 2011年04月10日投票
有権者数:1,398,236人 投票者数:686,240人 投票率:49.08% 選挙事由:任期溝了
選挙区:安中市【定数:2/立候補者:2】有権者数:-人 投票者数:-人 投票率:-%
得票数/名前/年齢/性別/党派・会派/履歴/備考
当0/茂木英子/51/女/無所属/現/損害保険代理業
当0/岩井均/47/男/自民(公)/現/群馬県議会議員
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