大同有毒スラグ対策に関する国、県、渋川市の連絡会議で際立つ群馬県県土整備部の二枚舌と鉄面皮  スラグ不法投棄問題

■今朝の上毛新聞社会面の下の方に、「大同スラグ問題できょう連絡会議 国や県、渋川市」と題する10行足らずの小さな記事が掲載されました。また、国交省のHPでも連絡会議開催についての発表が11月25日付で行われました。この連絡会議の目的は「スラグ問題に関して情報を共有化し連携して対応するため」とあります。
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県庁で開かれた第1回連絡会議。


 そして、本日、平成26年11月26日(水)午後2時から、群馬県庁29階第一特別会議室において、住民には非公開で、マスコミだけに公開という変則的なやり方で第1回連絡会議が開催されました。なお、当日の配布資料と議事概要は後日県と国のHPに掲載するということです。

 渋川市にある鉄鋼メーカーが出荷した有害物質を含んだ建設資材が、八ッ場ダムの関連工事などで使われた疑いがある問題について、国や県、渋川市が対応を話し合う初めての会議だということで、マスコミの注目が集まりました。

■県庁で開かれた会議には、国土交通省関東地方整備局や県、それに渋川市の担当者が出席しましたが、国交省関東地方整備局のHPに掲載された参加者のタイトルを見ると、群馬県からは3名全員が県土整備部に所属している部長、技官、建設企画課長で、この連絡会議の事務局も県土整備部の建設企画課となっています。つまり、大同有毒スラグで県土を汚染させることを助長した群馬県のA級戦犯のお歴々が、ホスト役になるという、とんでもない構成です。

 この連絡会議の模様は、本日午後6時40分からNHKが放送した「ほっとぐんま640」でも報じられました。

**********NHK NEWSWeb 11月26日 17時43分
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http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1063467111.html?t=1417012788514
有害物質含む資材撤去へ初協議
 群馬県の八ッ場ダムの関連工事などで有害物質を含んだ建設資材が使われた疑いがある問題で、国土交通省や県などが撤去に向けた対応を話し合う初めての会議が県庁で開かれました。
 この問題は、渋川市にある鉄鋼メーカーの「大同特殊鋼」が出荷した建設資材の「鉄鋼スラグ」に環境基準を超える有害物質が含まれた状態で工事現場に使われていたものです。
26日県庁で開かれた会議には国土交通省関東地方整備局や県、それに渋川市の担当者が出席し、今後の対応策を話し合いました。
 「大同特殊鋼」が出荷した記録がある八ッ場ダムの関連工事の現場など県内56か所については、関東地方整備局が「鉄鋼スラグ」に含まれる有害物質の量などを調査して、次回の会議で報告することを説明しました。
 県土整備部の倉嶋敬明技監は「国や県などがしっかりと足並みをそろえて『鉄鋼スラグ』の処理方法について検討していきたい」と話していました。
県などは今後の会議の議論を踏まえて、できるだけ早い「鉄鋼スラグ」の撤去を目指すことにしています。
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■NHKの報道記事にある通り、なんと、あの「倉嶋通達」を発信した張本人が、NHKのインタビューに答えているのです。

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◆県土整備部 倉嶋敬明 技監の話
「住民〜〜被害 を す を 起こ 起きないように、できるだけ早いうちに、え〜今後どうするか、というところまで含めて数回の会議の中で結論を出して行きたいと考えております」

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その隣では、倉嶋通達を強力にサポートする県土整備部長らが陣取る。

■県などでは会議の議論を踏まえて、できるだけ早い鉄鋼スラグの撤去を目指すことにしています、としているようですが、本当に、やる気があるのかどうかを判断するのは、彼らがきちんと行動するかどうかを見極めないうちは、信用できません。

 それでは、今回の連絡会議の報道ニュースで注目されるポイントを検証してみましょう。

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◆ニュースの注目点・その1
「有害物質を含んだ建設資材の鉄鋼スラグについて」
 この標題を付けたこのニュースの冒頭で「・・・疑いがある」としながらも、NHKの報道記事の内容は、この鉄鋼スラグのことについて「ほぼ有害である」と決めてかかっていることです。
 この会議でも群馬県は、性懲りもなく、平成26年5月に出した安全宣言を繰り返し主張した模様です。
 しかし群馬県の検査のやりかたは「不法投棄された有害廃棄物と廃棄物でないものを一緒に砕いて水につけて得た検査結果」であり、間違っているのです。この期に及んでも、未だに自らの非と、その責任を認めようとしません。

◆ニュースの注目点・その2
「関東地方整備局が、鉄鋼スラグに含まれる有害物質の量などを調査して次回の会議で報告する」
 この報道コメントから伺えることは、「大同特殊鋼や不法投棄実行犯である佐藤建設工業を庇うように後押しする群馬県や渋川市が何を言おうとも、調査結果を報告する」という国の強い意志、立場を連絡会議の席上、表明したものと考えられます。
 間違った安全宣言を未だに主張する群馬県や渋川市は、苦しまぎれの対応に追われたのではないでしょうか。

◆ニュースの注目点・その3
「住民〜〜被害 を す を 起こ 起きないように、できるだけ早いうちに、え〜今後どうするか、というところまで含めて数回の会議の中で結論を出して行きたいと考えております」
 今まで自分達の立場を保身することばかり考えていた群馬県県土整備部様が「住民に被害を起きないよう」と住民目線でコメントを表明したのを聞くと、思わず「えっ?!」と思った視聴者も多かったことでしょう。
 NHKにインタビューされたので仕方なく、不本意ながら、住民目線を装ってコメントしたのでしょうか?
 もはや国は、有害物質の報告を上げるつもりのようです。群馬県に求められるのは、住民の健康を考えて行動することが望まれるのは勿論ですが、まずは自分たちがやってきた役割を認識して、自らの責任をとってもらうことです。もっとも、役人が自らを裁くことは、古来から極めて稀ですので、我々住民が、行政に対して声を上げて行くことが大切です。

■なお、群馬県がこだわり続けている間違いの安全宣言については、こちらの当会ブログを参照してください↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1465.html

 会議では平然と5月に出した間違った安全宣言を持ち出しておいて、NHKのインタビューでは「住民に被害が起きないよう」と発言するとは、二枚舌を使いなれている群馬県の幹部職員の特徴でもあります。もともと5月に安全だと宣言したのですから、今更、住民に被害が起きるはずはないのに、なぜこんな脈絡のない言葉を口走ったのでしょう。

 シドロモドロするぐらいですから、群馬県は、国からよほど対応について厳しく片腹痛いことを指摘されたのかもしれません。
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この連絡会議の目的は「スラグ問題に関して情報を共有化し連携して対応するため」だそうだが、責任の所在をあいまいにするための方策を共有化して連携して対応するのはないことを祈るばかりだ。

【11月27日追記】
 市民オンブズマン群馬では、いち早く11月26日に開催された第1回鉄鋼スラグに関するれなく会議の配布資料を入手しました。
第1回鉄鋼スラグに関する連絡会議 配布資料↓
handout1.pdf
handout2.pdf
handout3.pdf
handout4.pdf
handout5.pdf
handout6.pdf

 これを見て驚かされるのは、群馬県がこの期に及んで「平成26年5月に出した県工事における鉄鋼スラグを含む砕石は環境上安全であると公表した」との調査結果一覧をそのまま付けて会議に議題3として提出したことです。
 また、渋川市に至っては更に深刻で、土壌汚染対策法に基づく指定調査機関による分析結果ではない参考値を、議題3として提出しています。
 国の取り組みに対して、地元の群馬県・渋川市のお役人様はふんぞり返っているとしか思われません。
 この体たらくについて、取り急ぎご連絡いたします。
 やはり、早急に群馬県の職員措置請求による住民監査請求を行い、責任の所在を明確化して損害を回収するとともに、警察に告発をして、厳しく処罰を受けさせることを、真剣に考えなければならない考える時期に来ているようです。

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄調査チーム・この項続く】

※参考情報
**********国土交通省地方整備局<記者発表資料>
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/kyoku_00000663.html 
                   平成26年 11月25日
第1回鉄鋼スラグに関する連絡会議の開催について
関東地方整備局
 大同特殊鋼(株)渋川工場から出荷された鉄鋼スラグに関して、国、県及び関係市町村が一体となって取り組むことを目的として、相互に情報共有を図り、連携して対応等を行うため、連絡会議を設置することについて、平成26年10月27日にお知らせしたところですが、このたび第1回鉄鋼スラグに関する連絡会議の開催が決まりましたのでお知らせします。
 日時:平成26年11月26日(水) 午後2時00分から
 場所:群馬県庁 29階 第一特別会議室
 議題:
  ・連絡会議の設置について
  ・取り組み状況報告について 等
 なお、11月22日(土)に発生した「長野県北部の地震」の災害対応の状況によっては、延期となる場合があります。
 延期する場合は、改めてお知らせします。

 ※1 一般の方には公開していませんが、審議は、報道機関を通じて公開させていただきます。
 ※2 カメラ撮り等は、冒頭から関東地方整備局企画部長挨拶までが可能です。
 ※3 当日の配付資料・議事概要は、後日、群馬県、関東地方整備局のホームページに掲載する予定です。
別紙・参考資料http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000113355.pdf
<問い合わせ先>
群馬県 県土整備部 電話027(223)1111(代表)
・建設企画課 次長 下田剛久(内線3307)
関東地方整備局 企画部 電話048(601)3151(代表)
・技術調査課 課長補佐 阿久津保則(内線3252)

【別紙】
鉄鋼スラグに関する連絡会議 構成員名簿(案)
所属/役職/備考
群馬県 県土整備部長
    県土整備部 技監
県土整備部 建設企画課長
渋川市 市民部長
    市民部 環境課長
    建設部長
    建設部 土木管理課長
    建設部 都市計画課長
関東地方整備局 企画部長
    企画部 技術調整管理官
    企画部 技術調査課長
事務局:群馬県 県土整備部 建設企画課

【11月27日追記】
**********上毛新聞2014年11月27日
大同特殊鋼のスラグ問題 有無の調査、12月中に終了
 鉄鋼メーカー、大同特殊鋼渋川工場(渋川市)のスラグ問題で、国土交通省関東地方整備局と県、渋川市の担当者は26日、県庁で初めての連絡会議を開いた。同局は、国直轄の工事でスラグが使われていた可能性がある56工事に関し、スラグの有無を調べるための分析調査が12月中に終了することを明らかにした。
 県内の1991年度以降の国直轄約3800工事をめぐっては、同局の大同特殊鋼への聞き取りや目視調査などで、56工事でスラグを出荷した記録があるかスラグと似た材料の混入が認められた。これらには品質規格証明書がなく、同局は分析試験で有害物質の含有量などを調べている。
 連絡会議は同局と県、渋川市で構成。初回は規約を確認した上で、各機関の対策の進め方や今後の取り組みを紹介し合った。県の古橋勉県土整備部長は「相互に情報交換を進め、県民の安心・安全に努めたい」と話した。次回は、各機関ごとに調査を進め、結果が一定程度にまとまった時点で開催することを決めた。

**********毎日新聞 2014年11月27日 群馬版
渋川のスラグ 県、市も聞き取り調査 連絡会議初会合、使用箇所特定へ
 大同特殊鋼渋川工場から出た鉄鋼スラグを巡る問題で、国土交通省関東地方整備局と県、渋川市の担当者による連絡会議の初会合が26日、県庁で開かれた。今後、国交省だけでなく県や市も大同への聞き取り調査を実施し、スラグの使用箇所の特定を進める方針を確認した。
 会合では、それぞれの担当者が現在の取り組み状況を報告。国交省は、大同からスラグを出荷した記録が残る場所とスラグと類似する材料の混入が認められた場所の計56工事について分析調査を実施。有害物資の含有量を確認する作業を進めており、12月中にも分析を終える予定という。
 県と渋川市は、国と同様に大同に聞き取り調査をして、現在公表されている場所以外にもスラグを使った場所がないかを確認することを明らかにした。【角田直哉】

<最近の大同有毒スラグ関連記事>
*********東京新聞2014年11月18日
前橋市道8路線の路盤材 基準超フッ素を検出
 前橋市は十七日、同市富士見町内の市道八路線の路盤材で鉄鋼スラグが使われ、路盤材から環境安全品質基準(JIS)を超えるフッ素を新たに検出したと発表した。このうち七路線では土壌から土壌汚染対策法の基準値を超えるフッ素を検出した。市は今年六月ごろに市民から情報提供を受け、調べを進めていた。
 調査では、市道八路線の路盤材から、いずれもフッ素が水に溶け出す溶出量が一リットル当たり一・〇〜一・八ミリグラムで、JISの〇・八ミリグラム以下を超えていた。含有量も同一万三〇〇〇〜二万二〇〇〇ミリグラムで基準の四〇〇〇ミリグラムを超えていた。
 さらに七路線では、路盤材の下の土壌から、同法の基準〇・八ミリグラムを超える一・一〜二・九ミリグラムのフッ素を検出。周辺に飲用の井戸水がある場合、水質を調べる必要があり、市は井戸の有無を確認している。
 八路線の路盤材は二〇〇三〜〇四年ごろの工事で使われたとみられる。工事業者は倒産しており、市の書類も保存年限を過ぎて残っておらず、出荷元は特定できていない。
 鉄鋼スラグをめぐっては、大同特殊鋼渋川工場(渋川市)から出荷された鉄鋼スラグが使われた前橋市の別の道路や、渋川の遊園地などで基準値を超える有害物質が検出されている。国土交通省は県や関係市町と連絡会議を設置し、対応を検討するとしている。
(伊藤弘喜)
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