小渕優子後援会関係者のパソコンHDのドリル破壊事件が選挙後に公表された怪  政治とカネ

■海外取材中に、地元の衆院選群馬5区選挙区で12月14日の夜、小渕優子が逸早く圧勝したことはNHK Worldのニュース報道で知りましたが、その後、12月19日に、小渕優子の政治資金法違反問題でとんでもない事件が発生していたことがマスコミ報道されていたことを、大晦日の夜に帰国後はじめて知りました。なお、現在に至るまで、依然として当会代表の携帯電話には、東京地検特捜部から告発状の受理に関するコメントなどは来ていません。
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週刊文春2015年1月1・8日号グラビア「顔面相似形」から。


 留守中、マスコミはこの仰天事件について、次のように報じていました。

**********週刊文春2015年1月1・8日号(2014年12月25日発売)P37-38
特捜部を激怒させた小渕優子 ドリル破壊の“発案者”
 地元・群馬での“おわび行脚”で、衆院選を勝ち抜いたばかりの小渕優子前経産相(41)にとっては、まさしく目の覚める一撃だったに違いない。
 十二月十九日、東京地検による家宅捜査の直前、小渕氏の関係先で、パソコンのハードディスが電気ドリルで破壊されていたことが、朝日新聞朝刊によって報じられたのだ。
 小渕氏が政治団体主催の『観劇会』での収支に大きな違いがあることなどを理由に大臣辞任に追い込まれたのが十月二十日。そのわずか十日後、東京地検特捜部は、元秘書で群馬県中之条町長だった折田謙一郎氏の自宅や県内の関係先などの家宅捜索を行った。
 検察関係者が明かす。
「なぜあれだけ急いだと言えば、捜査の過程でパソコンの複数のハードディスクがドリルで破壊されているという情報を得ていたからです。さらに群馬の男性スタッフが、ハードディスクのデータを復元できないようにする方法をネットなどで検索していることも掴んでいました。小渕事務所は『捜査に協力している』と否定していますが、証拠隠滅が行われたとみて、地検側は怒り心頭でした」
 では誰が指示をしたのか。そこには小渕家の複雑な事情も絡んでいるようだ。
 自民党の元秘書が語る。
「小渕氏の父、恵三元首相時代には早大雄弁会出身の秘書たちが事務所を牛耳っていました。しかし、二〇〇〇年に恵三氏が急逝すると事務所を支えてきた彼ら旧家臣が離れていき、唯一“国家老”として残ったのが折田氏でした。ただ、あくまでも今の小渕家を支える柱は、恵三氏の未亡人と、長年小渕家をサポートしていきた伊藤園の創業者です」
 伊藤園の創業者である故本庄正則氏は、恵三氏とは早大の同窓。二人の盟友関係に端を発した小渕家と本庄家の深い繋がりは、今も続いている。
「本庄氏が設立した『本庄国際奨学財団』が旧小渕邸を買い取り、そこに未亡人が家賃を払うことなく住んでいたことが報じられました。これは今も両者の関係が脈々と続いている何よりの証拠です。国家老の折田氏といえども、一存ですべてを決められるわけではない。折田氏は町議会に辞職届を出した直後から数日間、行方をくらませていましたが、その間に誰と合ったのか。その解明が、一つのカギになるのではないでしょうか」(同前)
 今後の捜査について司法担当記者が見通しを語る。
「当初は折田氏のみを政治資金規正法違反で立件し、小渕氏は事情聴取もされないとみられていました。しかし、この“ドリル証拠隠滅報道”で小渕事務所の“悪質性”は際立ち、捜査はやりやすくなると思います。その一方で、検察当局にはすでに有名なヤメ検の弁護士から事件についての問い合わせが複数入っているようです。折田氏がすべてを被り、小渕氏を守るシナリオが着々と進行しているのでしょう」
 事件捜査で図らずも露呈したのは、小渕氏がいまだ“独り立ち”すらできていない未熟な政治家であるという現実だ。捜査が進めば、彼女をかばい、公認を出した安倍晋三首相、自民党の責任も問われることになるだとう。小渕氏の禊はまだまだ終わりそうもない。

**********朝日新聞デジタル 2014年12月19日05時05分
捜索前、PC機器を破壊 資金問題で小渕氏の関係先
 小渕優子・前経済産業相の政治団体をめぐる不明朗な資金処理問題で、東京地検特捜部が10月に関係先を家宅捜索する以前に、パソコンのデータを保存する複数のハードディスクがドリルで破壊されていたことが関係者への取材で分かった。ハードディスクは群馬県内の小渕氏の関係先にあったもので、特捜部はこの経緯についても慎重に調べているとみられる。
●小渕優子氏の資金問題
 小渕氏をめぐっては、地元の支援者らが参加した東京・明治座での「観劇会」に関し、四つの政治団体の2005〜13年の政治資金収支報告書で、収入より支出が大きく上回り、差額が計6千万円を超えていたことが判明。衆院選のあった12年の収支報告書には、観劇会の収支の記載自体がなかった。
 この問題で、特捜部は10月30日以降、小渕氏の元秘書で前群馬県中之条町長の折田謙一郎氏の自宅や、同県内の小渕氏の政治団体の事務所など関係先を政治資金規正法違反容疑で家宅捜索した。
 特捜部は、小渕氏サイドが証拠隠滅を図った可能性を含め、経緯を慎重に調べている。小渕氏の事務所は「捜査中であり、一切答えられない」と話している。
 小渕氏は、14日の衆院選で6度目の当選を圧勝で決めたが、得票数は11万4458票と前回から約2万票減少。有権者の厳しい目が注がれた。みそぎは済んだとの声もあったが、今回の事態で、今後の捜査方針が変わる可能性もある。
 関連4団体の08〜13年分政治資金収支報告書では、支援者向けの観劇会や野球観戦の支出が収入を計6000万円以上、上回っていた。12年に開いた観劇会は収支ともに記載がなく、不透明な会計処理が表面化。選挙区内の有権者に対する利益供与を禁じた、公職選挙法に抵触する可能性も指摘されている。

**********日刊スポーツ 2014年12月19日10時57分
小渕氏関連団体 捜索前パソコンHD破壊
 小渕優子前経済産業相(41)の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が10月に関係先を家宅捜索した際、会計書類などを保存していたとみられるパソコンのハードディスク(HD)が既に破壊されていたことが19日、関係者への取材で分かった。
 小渕氏の関連政治団体をめぐっては、支援者向け観劇会などの支出が収入を大幅に上回っていたことが判明しており、特捜部はHDが壊された経緯を調べている。
 特捜部は10月30日以降、元秘書で群馬県中之条町長を辞職した折田謙一郎氏(66)の自宅や町役場などを家宅捜索。関係者によると、その際、ドリルでHDに穴を開けたとみられるパソコンが見つかったという。
 特捜部は、折田氏や観劇会の会費徴収に関わった後援会幹部らの事情聴取を進めている。
 「小渕優子後援会」や「自民党群馬県ふるさと振興支部」など関連4政治団体の2008〜13年分の報告書では、観劇会や野球観戦の支出が収入を計6千万円以上、上回っていたことが判明。12年に開催した観劇会については収支ともに記載がなかった。
 小渕氏の事務所は「捜査中なので一切答えられない」としている。(共同)

**********日刊スポーツ 2014年12月20日9時23分
小渕サイド証拠隠滅か HDにドリルで穴
 自民党の小渕優子前経済産業相の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が10月に関係先を家宅捜索した際、会計書類などを保存していたとみられるパソコンのハードディスク(HD)が、電気ドリルで穴をあけられ、壊された状態で見つかっていたことが19日、分かった。特捜部が捜索に踏み切ったのは、捜査の過程でHD破壊の情報を得たためだったという。
 小渕氏の問題は、10月16日発売の「週刊新潮」の報道で発覚。捜索着手は2週間後の同30日だった。証拠隠滅の疑いがあるとみた特捜部が動き、異例のスピード捜索につながった。
 父恵三氏から2代にわたり会計を担当した元秘書で、群馬県中之条町長を辞職した折田謙一郎氏(66)の自宅や後援会事務所、町役場などが対象だった。関係者によると、穴をあけたとみられるHDは複数見つかったという。HDは、パソコンのデータを保存するもので、壊れればデータ復元は困難。永田町でも「印象が悪い。検察に悪質な行為だと受け取られても仕方ない」(与党関係者)との懸念が出ている。

**********日刊ゲンダイ2014年12月20日
ドリルでHDD破壊…検察を本気にさせた小渕優子氏
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本当に知らなかったのか…/(C)日刊ゲンダイ
 東京地検と小渕優子衆院議員の“全面対決”に突入するのか。小渕事務所のデタラメ政治資金問題で、特捜部が10月に政治資金規正法違反容疑で元秘書の折田謙一郎前中之条町長(66)宅や後援会事務所などを家宅捜査した際、会計書類を保存したパソコンのハードディスクが破壊されていたことが分かった。
 壊された複数のハードディスクには、ドリルなどの工具で穴を開けた形跡が見つかったという。
「パソコンのデータは画面上で消去しただけでは完全に消せません。簡単に復元できてしまう。しかし、物理的に壊すと復元は難しくなる。ドリルを使って入念に壊したということは、保存してあったデータを何が何でも処分したかったのでしょう」(ITジャーナリストの井上トシユキ氏)
 小渕事務所は特捜部の強制捜査が入った当時、「捜査に協力するように指示している」と説明していたが、大ウソだった。「証拠隠滅」を図ったのは明らかだ。いったい、小渕事務所は、何を隠したかったのか、保存してあったデータは何だったのか。
「小渕議員の政治資金問題では、判明しているだけでも5000万円のカネが使途不明です。カネを差配していたのが折田前町長。地元の市民オンブズマンは、小渕議員だけでなく、秘書や群馬県内の複数の地方議員にカネが流れていた疑いを指摘しています。おそらく保存されていたのは支払先や金額を記した『ウラ金』のデータではないか」(群馬県政担当記者)
■裏金10億円超?
 いま、政界では、小渕事務所には10億円以上のウラ金が流れていたのではないか、といった臆測まで飛んでいる。
 面目丸潰れなのは特捜部だ。「捜査に協力」どころか、有力証拠になり得る「ブツ」を壊されたのだ。大阪地検特捜部の「証拠改ざん事件」では、証拠品のフロッピーディスクの日付を変えた検事がムショ送りになった。今回のケースは証拠品そのものをブッ壊す荒業だ。極めて悪質。現場はカンカンだろう。
 元検事の落合洋司弁護士はこう言う。
「証拠品をドリルで壊す乱暴な連中です。これ以上、任意聴取の協力は期待できないと、小渕議員も含めて片っ端から捜査に入る可能性はあると思います。ハードディスクをドリルで壊すことを指南したのは誰なのかも調べるでしょう」
 問題は、小渕氏が“証拠隠滅”にどこまで関与していたかだ。地検特捜部は、場合によっては小渕氏本人に迫るつもりだ。
「そもそも小渕優子氏がデタラメな政治資金の使途に関わっていなかったのか疑問です。すべて秘書が勝手にやっていたことになっているが、政治資金を使ってベビー服を買ったり、親族の店で高級品をバンバン購入していた。本人が浪費していたのは間違いありませんからね」(司法ジャーナリスト)
 特捜部はこうなったら徹底的に捜査すべきだ。
**********

■当会が告発の際、マスコミ向けの記者発表の中でも触れたりしていますが、このような政治がらみのスキャンダルが群馬県で発生した場合、かならず自民党群馬県連のとる手段は決まっています。つまり、警察や検察に事件のもみ消しを図るべく、警察関係に顔の効く弁護士のところに相談にゆくことです。

 今回も、高崎市八千代町にある群馬県内では断トツの収入を誇る弁護士のところに、自民党群馬県連関係者や、小渕選挙事務所関係者が、昨年10月20日前後に連日車で何台も乗り付けていたという、地元の目撃証言が当会にも寄せられています。
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http://nttbj.itp.ne.jp/0273263038/index.html

 安中市土地開発公社を舞台に約20年前に発覚した史上最大級の地方公務員による巨額詐欺横領事件でも、横領金が政治関係者に流れたため、事件の真相を闇に葬るために、当該弁護士が揉み消し工作に活躍していました。そして、その努力が実を結び、この事件は当該公務員の単独犯行として幕引きが行われたのでした。

 そうした経緯を知る当会では、今回の小渕優子後援会の政治資金規正法違反や公選法違反、さらには旅行業法違反などの容疑で、事件関係者らによる証拠隠滅が行われないうちに迅速な捜査着手を願って、告発状を東京地検特捜部に提出したのでした。しかし、この度の報道を見る限り、既に証拠隠滅が行われていて、その事実も選挙前は非公表とされ、総選挙に影響のないように配慮されていた経緯がうかがえます。

■まさに安中市土地開発公社タゴ51億円事件の経緯と、非常に類似した経緯をたどっていることが分かります。

 正月明けの特捜部の動きを注視したいと思います。

 と、思ったら、昨日から特捜部の皆さんはしっかり仕事をなさっている様子が伝わってきました。安中市内でも、小渕優子後援会に何からのかかわりを持った関係者の皆さんが特捜部のヒヤリングを受けているようです。

 当会の代表の携帯に、特捜部から告発受理の連絡が入る日も、そう遠くないかもしれません。

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このポスターを貼った御仁も特捜部に呼ばれたのだろうか?

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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タグ: 政治 カネ 世襲



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