富岡市上丹生の県有地不法占拠に係る群馬県の不作為事件第2回口頭弁論が4分半で結審・・判決1月30日  オンブズマン活動

■富岡市にある丹生湖の付近で、廃川の県有地に勝手に物置小屋を3棟も無断で建て、ゴミ等を不法に焼却していた不法占拠者について、すぐ目の前に土地を所有し、自宅もすぐ近くにある地元住民が、無断使用されている県有地の管理者である群馬県に対して、再三にわたり違法不当行為を通報し、長年にわたり不法占拠されている土地から物置小屋を撤去し、不法占拠者への退去命令を求めてきました。これまでの経緯は次のブログ記事参照ください。↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1446.html#readmore
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1487.html#readmore


 ところが、こうした通報や要請は、群馬県により無視あるいは軽視されたうえに、挙句の果てに、あろうことか、それまでの長年にわたる不法占拠の対価の支払いを求めることなく、群馬県から不法占拠者に県有地の賃貸借契約を持ち掛け、しかも、破格の安い賃料で契約を結ばせたのでした。

 一方群馬県は、通報者の地元住民に対して、たまたま地元住民が、不法占拠された土地のすぐ近くにある空地に資材を仮置きしたところ、たちまち群馬県により、「県有地への不法投棄禁止」の看板を立てられて、厳重注意を受けるという、およそ常識では考えられない目にあいました。

 こうした酷い仕打ちに対して地元住民は、群馬県を相手取り、「県有地管理不履行不作為違法確認請求事件」として前橋地裁に提訴した裁判の第2回口頭弁論が、平成26年12月19日(金)午前10時30分から前橋地裁2階の法廷で開かれました。

■これに先立ち、原告の地元住民は、次の裁判資料を前橋地裁に提出していました。

**********
平成26年(行ウ)第13号 県有地管理不履行不作為違法確認請求事件
原 告  ■ ■ ■ ■
被 告  群  馬  県

          原告準備書面(1)

                    平成26年12月1日

前橋地方裁判所 民事第2部合議係  御中

               原告  〒370−××××
                   富岡市上丹生×××
                   ■ ■ ■ ■   ㊞
                   電 話 0274-××-××××

第1 本件物置小屋所在地に近接する原告の所有地について

 11月7日の第1回口頭弁論時に、裁判長の訴訟指揮により指示をいただいた件について、次のように陳述します。
 原告が、本件「物置小屋」の所在地(富岡市上丹生字駒寄49番3)のすぐ近くに自己所有地を所持していることの証左について、付属書類の甲第6号証に示す地図で示されているとおり、自己所有地(富岡市上丹生字■■××番×及び同××番×)は、本件「物置小屋」所在地から僅か約20mの離隔距離にあります。
 なお、甲第6→8号証の地図で示す通り、本件「物置小屋」の所在地は、「学校」で示された富岡市立丹生小学校(児童数約70名)にも近いことが容易にお分かりいただけるものと思います。

第2 被告「答弁書」に対する反論

1 本案前の被告の答弁の理由について

 被告は答弁書において、「行政事件訴訟法3条5項の請求は,法令に基づく申請があったことが訴訟要件であるところ,原告は,法令に基づく申請を何らしていない」ので「よって,本件訴えのうち不作為の違法確認を求める部分は不適法な訴えであり,却下されなければならない」と主張しています。
 行政事件訴訟法3条5項には「この法律において「不作為の違法確認の訴え」とは、行政庁が法令に基づく申請に対し、相当の期間内に何らかの処分又は裁決をすべきであるにかかわらず、これをしないことについての違法の確認を求める訴訟をいう。」と定められています。
 この条項に照らしてみれば、原告の行為は、県有財産をめぐる法令(地方自治法、建築基準法、廃棄物処理法など)に基づく違法行為を目の当たりにして、その所有者である被告に、行政法に基づく違法行為(不法占有、不法建築、不法投棄など)を通報、相談し、撤退・撤去・原状回復などの必要な処分を求めるものであったと考えます。
しかるに、原告やその息子らが、なんども被告に通報、相談して、しかるべき処分を被告に強く求めたにもかかわらず、11年間も何の行動もとらなかったのですから、行政事件訴訟法第3条第5項に定める「不作為」に該当すると考えます。被告のこの行為が違法であることは、一般常識からいっても当然です。
 それに対して、平然と「不知」だから「自分に違法行為はない」と主張する被告の非常識を疑わざるを得ません。
 この点について判例によれば、「地方公共団体の所有する財産が第三者によって不法に占有された場合、当該地方公共団体の当該財産に対する支配が妨げられ、その財産的効用が害されることになるから、これにより地方公共団体が被る財産的損害の回復を図ることは財務会計上の行為であって、地方公共団体が右損害の回復のための措置を怠るときは、住民は、いわゆる住民訴訟により、地方公共団体に代位して、不法占有者に対し、損害賠償、妨害排除等の請求をすることができる。」(平成8年1月29日東京高裁判決)とされています。
 今回は、原告は不法占有者に対する損害賠償請求を被告に代位しているのではありませんが、県有財産が不法占拠された端緒のころから、被告に損害の回復を要請し続けてきたにも拘らず、被告は何ら回復のための措置を11年間もとらなかったのです。
 したがって、原告が被告に対して、被告の不作為に起因する、当該期間における情報提供に要した費用(平日、原告が仕事を休んで富岡土木事務所等を訪問した休業補償、写真等資料作成費用、現場調査や報告の為富岡土木事務所等を訪問した交通費用等々)を請求するのは、理由があり、被告に対する1万円相当の慰謝料請求は妥当だと考えます。
 このように、県有財産の不法占用の現況について、上記のとおり原告が報告し、退去・撤去処分を被告に求めてきたにもかかわらず、被告はそれを無視し続けてきたうえに、平成26年7月31日以降は不法占有者と被告の方から県有財産の貸借契約を法外に安い条件で結んだことは、正規に県有財産の払下げや貸借等を受けている者との公平性が確保されていない状況にあることになります。
 また、行政財産は直接行政目的に共用する財産(地方自治法第238条第4項)であり、必要な限度で私権が否定され、または制限される(地方自治法第238条の4)ため、時効取得の対象にはなりません。しかし、一定の要件の下では時効が取得できるというふうに認識されており、取得時効が完成する可能性が懸念されますので、原告はかかる懸念を払しょくすべく、被告に対して不法占有者の退去・撤去処分による県有財産の原状回復を願い、11年間再三にわたり要請してきたわけです。
 にもかかわらず、被告は原告の申請をことごとく無視してきたのです。

2 被告の答弁書「第4 請求の原因に対する認否」について

(1)事実経緯【1】【2】について

 被告はこれらの事実経緯について、「不知=知らない」とか、「なお、富岡土木事務所が原告から物置小屋の撤去を要請された事実は確認できない」などと答弁していますが、真っ赤なウソです。
 本件物置小屋のあった場所に最初に異変があったのは39〜40年前のことです。当時、フォルクスワーゲンの「ビートル」と呼ばれた小型車に似た丸い形をした国産車のポンコツが置きっぱなしにされていました。その後、不法占拠者の家人であるおばあさんがネギなどの野菜を勝手に作っていた時期もありました。30年ほど前には既に小屋が建てられていました。 
 そして、2003年頃、不法占拠者の息子(当時45歳くらいか)が自殺をした時期から、不法占拠者の行為は、ゴミを持ち込んだり野焼きしたりするなど、さらにエスカレートしました。なお、この当時、本件物置小屋の前の道を隔てた水田地域は圃場整備事業が行われていました。
 原告は2003年頃から2014年2月までの期間、合計で8〜10回、本件物置小屋とその周辺の不法占拠の実態を富岡土木事務所に報告・相談をし続け、不法占拠された県有財産の原状回復を求め続けて来ました。
 その期間中に、被告の職員が2名、現場を見に来たことがあり、現場の状況を見て首を傾げたり、驚いた様子を見せたりしましたが、なぜか一切、原状回復のための行動をとることはありませんでした。しかもその際、被告の職員らは、原告や原告の息子が現場付近にいたことが分かっているにもかかわらず、言葉も交わさずに素通りしていきました。
 平成26年度に入り、富岡土木事務所を訪問して、被告の職員・ユモト(綴り・名前は不詳)と会った日は忘れもしません、2014年(平成26年)3月3日月曜日でした。この日に間違いありません。
 私達親子、すなわち原告と原告の息子は、河川敷に物置を建てたり、タイヤやゴミを他所から持ち込んだりする人物とその行為について、あらためて相談をすべく、この日の朝午前10時ごろ、富岡市一ノ宮にある富岡合同庁舎を訪れ、1階にある保健所だったかどうかさだかではありませんが、事務所の中のカウンター左の受付にいた女性職員に尋ねました。すると、富岡土木事務所は合同庁舎の3階にあることがわかり、3階の受付の女性職員に用件を伝えました。一階左受付ではなく保健所か何かわかりませんが事務所の中のカウンター左の受付の女の人です
 そしたら、その女の人が奥の扉に行き、そしてわりと背の高い白髪混じりのやや長髪の男性職員が原告らの前に洗われました。最初に原告らが「名前は?」と聞くと、その職員は「ユモト」と答えました。
 そして、その職員・ユモトは「私たちになんでしょうか?」と、原告らが座っていた机に両手をついて、立ったまま、上から目線で話をしようとしました。
 そのため原告が「座って話をするように」と言いました。そうして原告らが本人確認のために、「まず名刺を下さい」と言ったら、職員・ユモトは少し考えた様子を見せた後、「今は無い」と言いました。
 そして、原告らが、県有財産の土地で不法占拠者が火を燃してる写真や物置小屋の写真綴りを、職員・ユモトに見せました。ところが湯本は、いちおうそれらの写真全部に目を通したものの、すぐに調べようとする様子もみせず、「後で調べます」と言いました。
 原告は「いつ調べますか?」と聞くと、職員・ユモトは「後で調べます」と繰り返すのみでした。原告が「一週間以内に調べられますか?」と重ねて聞いたところ、それでも職員・ユモトは「後で」としか言いませんでした。
 原告らは「必ず調べて下さい」と念押しして言ったところ、職員・ユモトが「分かりました」と言ったので、原告らは湯本のその言葉を信用して帰ってきました。
 この時は、かれこれ40分以上湯本と話をしました。これが被告の職員・ユモトと第1回目の訪問時の様子です。
 職員・ユモトとの第2回目は、何日だったか、記憶が定かでない為、断定できませんが、第1回目の訪問から、確か2週間くらいしてから、また富岡土木事務所を訪問しました。時間的には午前10時頃だったと思います。
 第1回目の訪問時と同様に、受付の女性職員に「ユモトさん居ますか?」と尋ねたところ、職員・ユモトがまた奥のドアから出てきました。なぜか職員・ユモトは「今日はなんですか?」としぶい顔をしていた記憶があります。
 原告が「この前の小屋のことはちゃんと撤去するように言ってくれましたか?」と確認したところ、職員・ユモトは「言ってない」と言ったので、原告は「まだ動かないんですか?」と言ったところ、職員・ユモトは「その場所には行ってみたが、おじさんが斧で薪割りをしていた。だけど、怖くなって帰って来た」と言いました。
 原告が「それを見たのになぜ注意しないのか?」と言うと、職員・ユモトは「一体あなた達はどこの誰なんですか?電話もしないで、注意しろと言っても頭も下げないで、人にもの頼む態度じゃない。(原告の住んでいる地区の)組長が来ればいいだろう」と逆ギレの様子で、ものを言いました。
 原告が「頭を下げないと動かないなんておかしいだろう」と言うと、職員・ユモトは「一体何時から土木事務所にこの苦情を言っているのか?」と聞いてきました。原告が「だいたい20年位前から」と言うと、職員・ユモトは笑いながら「20年間進展しないのに、今進展するわけないじゃないですか?」と、およそ公務員とは思えない、とんでもない言葉を発しました。
 これでは、被告の職員・ユモトは「自分で動かない」と言っているのと同じです。そこで、原告から「必ず調べて下さい」と何回も言うと、職員・ユモトは少しキレた様子で「分かりました」と言いました。
 原告らは、第2回目に被告の職員・ユモトと有った後、直ちに富岡市役所に向かいました。市役所では2階の環境担当のオオツカさんとウエマツ?さん、そして上司のマチダさんに会って会議室で、ゴミの持込みや野焼きの件で報告と相談をしました。オオツカさんは地元の丹生地区の出身だったのでとくに親身に相談に乗ってくれました。実際にその後、富岡市の職員らは複数で富岡土木事務所を訪れて、被告の職員・ユモトにも2度ほど会っています。その後、富岡市の職員に聞いたところ、職員・ユモトは富岡市に対して「動く」と言っていましたが、原告らがその後、現場の状況が何も変わっていないことを富岡市職員に報告したところ、富岡市職員は「まだ(被告は)動いていないのか」と驚いていました。
 さらに原告らは、富岡市役所を訪れた後、同じ日に、高崎市台町にある合同庁舎を訪れ、圃場整備を行った部署の職員にも会って、本件について報告と相談をしました。
 その後、職員・ユモトに伝えた依頼が反故にされたのではないかと、ずっと不安でした。ようやく7月末になって、富岡土木事務所が動きましたが、なんと裏で、不法占有者との間で平成26年7月31日付で賃貸借契約を結ぶという暴挙に出たのです。
 なお、被告が不法占有者との間で県有財産の賃貸借契約を結ぶ約1か月前の平成26年6月末頃、群馬県の県土整備部監理課用地対策室の職員・キヨヅカと同・ウジイエが、名刺と賃貸借契約書の雛型らしき文書をもって不法占有者の自宅を訪れたところ、本人が留守だったため、名刺と契約書雛型を不法占拠者の自宅の玄関ドアに挟んで帰って行ったのを、原告らは目撃しています。
 上述の通り、今年の春、原告らが富岡土木事務所を訪問した頃の事情は、はっきりと覚えています。これは確実で揺るぎない事実です。今でも鮮明に記憶しています。にもかかわらず、お役人様は、これら一連の事実を確認出来ないと言うんですから、出先の富岡土木事務所の職員も、県庁の県土整備部の職員も、たがいに口裏を合わせて、出来レースでウソをついています。こんな被告に血税が使われていると思うと、本当に悔しいです。
 もし、県庁の県土整備部が、出先の富岡土木事務所からの報告を得ていないので確認できない、というなら、それは被告の中の問題であり、「知らない」で済むはずがありません。県有財産が乗っ取られているのに、知らん顔がなぜできるのでしょうか?こんなことが許されるのであれば、本件が前例となり、誰も県有財産の不法占有者とその違法行為に対する退去・撤去処分要請をする住民はいなくなってしまいます。その結果、山郷の県有地は違法不当投棄の温床になり、県土の安全・安心な環境は保全できなくなります。それでもいいのでしょうか。

<求釈明1>
 「事実経緯を知らない」とする被告の答弁は、@富岡土木事務所がそのように認識しているのでしょうか、それとも、A県庁の県土整備部がそのように認識しているのでしょうか、B富岡土木事務所は事実経緯を知っているがそれを県庁の県土整備部に通報・連絡等しなかったからそのように認識しているのでしょうか、Cあるいはそれ以外の理由でそのように認識しているのでしょうか、いったいどれでしょうか?

<求釈明2>
 上記陳述のとおり、原告と原告の息子は、確かに被告の富岡土木事務所等を訪れて本件について報告や相談をしています。原告はそれ以前にも何度もト井岡土木事務所に赴いて本件に関する報告・相談をしてきました。これらの原告と原告の息子らによる、撤去・退去にかかる処分要請は、被告としても住民からの相談事案ということで、「相談カード」のような形で記録に残しているのではないでしょうか?原告としては、被告がそれらの記録を原告に情報開示するのは義務だと思っています。被告は原告から報告と相談をうけた事実を示す記録を、きちんと保存していますか?

(2)事実経緯【3】について

 被告は事実経緯【3】のなかで、「また,訴外Fが群馬県庁に来庁したのは平成26年8月11日と同年9月5日の2回で,そのうち2回目は2名の同行者がいた。1回目の来庁の際は,訴外Fは,本件土地の近隣住民であるK某の親戚であると名乗り,本件土地の管理に関する苦情を述べており,それに対し,被告担当者は,本件土地に関する対応状況と上記賃貸借は適法に締結されている旨を概括的に説明した。 2回目に3名で来庁した際は,同行者が最初から激高した状態で(なお,同行者のどちらかが原告だったのかもしれないが,激高していたため氏名等の確認ができなかった。),看板(甲5)の撤去を求め,上記賃貸借に関する不服を述べるなどしたのに対し,被告の担当者は,冷静に話をするよう促した上,看板(甲5)の設置は県の普通財産の管理として適法に行ったものであることや,上記賃貸借に関する交渉内容については第三者には教示できないことなどを説明した。」などと縷々答弁していますが、ウソです。
 原告を含む三人とも、県庁を訪問した際には、静かに挨拶をして話し合いに入りました。その際、看板(甲5)を立てた張本人のウジイエと名乗る県土整備部監理部用地対策室の職員が来ました。原告から、被告の職員・ウジイエに対して、看板を立てたことがあまりに理不尽である事を伝えたところ、職員・ウジイエの傲慢な態度に接し、さらにこの目の前の人物が理不尽な看板を立てた張本人であることから、口調は多少強くなったかもしれません。しかし、激高したことはありません。被告は職員・ウジイエを庇うために、被告の職員・ウジイエの話を鵜呑みにして、原告の揚げ足を取って、このようなウソを答弁書に記載するのですから、不法占有者さえも庇う被告ならではの不遜なふるまいだと言わざるを得ません。
 また、被告は「2回目に3名で来庁した際は,同行者が最初から激高した状態で(なお,同行者のどちらかが原告だったのかもしれないが,激高していたため氏名等の確認ができなかった)と答弁書で述べていますが、事実ではありません。平成26年9月7日に原告とその息子が訴外・Fとともに3名で県庁を訪れた際に、被告の職員・ウジイエはFに対して「こちらにいらっしゃるのはどちら?」と質問したので、Fが原告とその息子を、被告に紹介しているからです。従って、被告の職員・ウジイエは原告らの氏名等の確認をしており、答弁書に書かれたことはウソであることがわかります。
 その際、被告の職員・ウジイエは、原告らに看板(甲5)の写真を見せて、「ほしいか?ほしけりゃやるよ」と横柄に言ったので、原告らは「いらない」と言いました。
 更にこの時、被告の職員・ウジイエとの会話の中で、原告らが「なぜ、これまで(原告らの)石が(県有地に)置いてあったのに、判らなかったのか?最近、(不法占有者である)オオツカ・カツミのことで我々が騒いだので、嫌がらせに看板(甲5)を立てたのではないのか?」と疑問を投げかけたところ、職員・ウジイエは、「あそこの場所は我々の管理地であり、以前から車で時々パトロールしていたもので、誰が置いた石だったのか判らなかった」と釈明しました。しかし、以前から被告が当該地を車で時々パトロールしていたのであれば、当然、不法占有者が当該地に3棟もの物置小屋を違法に建てていた状況を目にしており、この違法占有行為については、原告らが再三指摘してきたわけですから、原告らが置いた石と同様に、不法占有者に対しても退去・撤去処分を取らなければならないはずです。それをしなかったのは、以前から、不法占有を意図的に見逃していたことを被告自ら認めていることを意味します。
 このように、正しい経緯と事情を検証しようとせず、行政の都合の悪い事案が発生について住民から告訴されたら、裁判所に掛け合って裁判をねじ曲げればいいや、という事ばかり考えている被告の魂胆が、被告の答弁書を読むとよくわかります。

(3)被告の第1回口頭弁論期日の擬制陳述について

 11月7日午後1時30分の第1回口頭弁論に、被告が出席せず、擬制陳述を申し出たことは、被告が原告に対する説明責任を放棄してきた経緯を見ても、被告の主張がウソで固めたものであることから、原告を前に主張をはばかったものと考えられます。12月19日(水)午前10時30分〜予定されている第2階口頭弁論には、被告はかならず出席して、事実をありのままに陳実しなければなりません。

付 属 書 類

甲第6→8号証(物置小屋に近接する原告の自己所有地を示す地図) 1通

**********
平成26年(行ウ)第13号 県有地管理不履行不作為違法確認請求事件
原  告   ■  ■  ■  ■
被  告   群馬県知事 大澤正明

          証 拠 説 明 書

                   平成26年12月1日

前橋地方裁判所 民事2部合議係 御中

                    原 告  ■ ■ ■ ■   ㊞

証拠番号:甲6→8号証
表題(原本・写し):公図(写し)
作成者:富岡市役所
立証論旨等:本件物置小屋と原告所有地(富岡市上丹生■■××-×及び××-×)、富岡市立丹生小学校の位置関係を立証。

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平成26年(行ウ)第13号 県有地管理不履行不作為違法確認請求事件
原 告  ■  ■  ■  ■
被 告  群馬県知事 大澤正明

        文 書 提 出 命 令 申 立 書
                       平成26年12月1日
  前橋地方裁判所民事第2部合議係 御中
          申立人(原告)  ■ ■ ■ ■   印
 申立人(原告)は,次のとおり文書提出命令を申し立てる。
1 文書の表示
平成15年から平成26年9月5日までの期間、本件県有財産の不法占有等に関して県民から報告・相談等を受けたことを記録した文書1通
2 文書の趣旨
原告とその息子が長期間に亘り、被告に対して本件県有財産の不法占有等に関して報告・相談等を再三行ってきたことを証明するための文書である。
3 文書の所持者
被告(群馬県県土整備部監理課用地対策室、富岡土木事務所、西部県民局環境森林事務所・農政事務所など)
4 証明すべき事実
原告が被告に対して再三、県有地の不法占有者と不法占有物の退去・撤去を要請した事実。
5 文書提出義務の原因
上記文書は、原告準備書面(1)に示すとおり、被告が所持するものである。従って、民事訴訟法第220条1号ないし4号に基づき、被告には上記文書の提出義務がある。
**********

■第2回口頭弁論は、平成26年12月19日(金)午前10時30分、前橋地裁2階の法廷で、定刻通り開かれました。

 冒頭、裁判長が、「原告から甲6号証が提出されているが、甲6号証は使わないことになっているので、甲8号証で提出という意味と理解する。そして準備書面と甲8号証を陳述するということよいですね?」と年始をした後、「準備書面のはじめのほうで、“したがって”という項目があるが、原告は前々から慰謝料として、情報収集に必要な費用を考えるとしているが、ここに記載している通り、情報収集に必要な費用を慰謝料として理解してよいか?」と原告住民に質問しました。

 原告住民は「そうです」と答えると、裁判長はそそくさと、「あとは、文書提出命令が出ているが、裁判所の考え方では、この文書命令は必要性なしとして却下します。以上です」とこの裁判の結審を宣言しました。そして早口で「判決は1月30日13時10分、この法廷でします」と言い残すと、あっけにとられる原告や傍聴席をあとに、さっさと退廷してしまいました。

 この間わずか4分30秒でした。

 そのあと、事務官が「次回は判決なので、(法廷に)来ていただいてもよいし、とくに来てもらわなくてもよい。判決文は書面で送ることになる」と説明しました。

 こうして、群馬県県土整備部の無責任行政が起こしたとんでもないコンプライアンス欠如事件の判決は1月30日の昼過ぎに行われることになりました。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※参考写真

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2013年6月11日の不法占拠・不法投棄の現場の様子。原告撮影。
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2013年8月28日の不法占拠・不法投棄の現場の様子。原告撮影。
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