小渕優子HDドリル破壊事件で1月26日の通常国会召集までの動きが当面注目される東京地検特捜部  政治とカネ

■今月1月26日に通常国会が召集され6月24日までの150日間に、2014年度補正予算案と2015年度予算案を閣議決定して、年度内の成立を目指すことになりますが、この通常国会までに、小渕優子・前経産相の公選法と政治資金規正法の違法行為を捜査中の東京地検特捜部が、なんらかのアクションを起こすかどうか、残り数日間の動静が注目されています。
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週刊文春2015年1月22日号P32-33。


 この小渕問題に関連して、先週1月15日発売の週刊誌に、次の記事が掲載されました。いかにも親方日の丸のNHKらしい言論封殺に関するトピックスです。

**********週刊文春2015年1月22日号(平成27年1月15日発売)
NHKが封印 爆笑問題 政治家ネタは「小渕ワインで乾杯」!?
 「今回、NHK(の番組)で政治家さんのネタがあったんだけど、全部ダメっちゅうんだな。あれは腹立ったな」(田中裕二)
 「テレビ局側の自粛というのはあります」(太田光)
 一月七日放送の「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)で、爆笑問題の二人がこんな暴露話を繰り広げた。

 問題となったのは、三日に放送された「初笑い東西寄席2015」(NHK)。番組を確認すると、確かに二人の漫才ネタには政治ネタが一切入っていなかった。
 ラジオの発言を受けて、一般紙も鋭く反応。「政治家のネタ、NHKで没」(朝日新聞一月八日付)などと、“NHKの言論封殺問題”として取り上げたのだ。
 「NHKの籾井勝人会長が八日の定例会見で『個人名をあげてお笑いのネタにするのは、ちょっと品がないんじゃないか』と発言したことも、火に油を注ぎました。一年前に籾井氏が会長に就任して以降のNHKには報道局を中心に安倍政権への委縮ムードが漂っていますが、バラエティの現場にも広がっているとは驚きました」(社会部記者)。
 では、「没」となった政治ネタとは何だったのか。テレビ局関係者が明かす。
 「問題になった番組は、子会社のNHKエンタープライズの製作で、政治ネタを却下したのも同社のプロデューサー。没になったネタは、年末のテレビ朝日で放送されたのと同じものだったようです。
 年末のテレ朝の番組とは、「爆笑問題の検索ちゃん 芸人ちゃんネタ祭りスペシャル!」(十二月二十六日放送)。そこで、二人はこんな漫才を披露していた。
田中「(総選挙で)特に注目されていたのが、後援会のいろいろな不祥事とかで降ろされた小渕優子さんね。どうなんだろうって言われたけど、蓋を開けたら圧勝ですよ」
太田「当選した瞬間に小渕ワインで乾杯して。ルネッサ〜ンス!」
田中「ルネッサ〜ンスって。やるわけねぇだろう、小渕優子がそんなこと」
太田「ダルマの目にドリルで穴開けて」
田中「ドリルでハードディスクに穴を変えたと問題になっているんだから」
 この他にも、第三次安倍内閣では松島みどり氏を「うちわ担当大臣」に就けるべきとのネタも。
 政治ネタは爆笑問題の持ち味の一つ。総選挙直後の番組でそれを封じられたとしたら「腹立った」のも無理はない。
 しかし、太田の妻で所属事務所社長の太田光代氏は、なぜかNHKをかばう。
 「私は田中を怒ったんです。今の情勢で変なことを(ラジオで)言うと誤解されるって。(没になったのは)時間調整のためで、切られたのがたまたま政治ネタだった。田中も関わって作ったネタだったので、ただやりたかった、というだけでは意図はないんです」
 没になったのが、テレ朝で放送された小渕氏などのネタだったのかと問うと、
 「ほかの局でやったネタなのは事実です。(内容は)五月ごろに発売するネタDVDに入れるので明かせません。
 夫の太田も、十一日の「サンデー・ジャポン」(TBS)で、「NHKの会長には気に入られてますから。籾井ちゃんには気に入られてます」と発言し、騒動を鎮静化させたかに見えたが、同日放送の「爆笑問題の日曜サンデー」(TBSラジオ)では、一転して「(俺のこと)品がないって、オッパイモミモミ会長が言ったりさ」と籾井氏をネタにした。
 籾井サン、やっぱり品がないですか?
***********

■せっかく爆笑問題が、小渕優子の政治ネタでNHKの視聴率を盛り上げようとしたのに、冷や水を浴びせかけたことは、NHKの本質を物語っていると言えるでしょう。

 この政治ネタ没事件について、マスコミは次のように報じました。

**********朝日新聞デジタル2015年1月7日18時47分
爆笑問題、政治家ネタが没に NHKのお笑い番組
 お笑いコンビの爆笑問題が7日未明に放送されたTBSのラジオ番組「JUNK爆笑問題カーボーイ」で、NHKのお笑い番組に出演した際、事前に用意していた政治家に関するネタを局側に没にされたことを明らかにした。
 出演したのは3日に放送された「初笑い東西寄席2015」。爆笑問題はNHKアナウンサーとともに司会を務めていた。
 ラジオ番組によると、放送前に番組スタッフに対して、「ネタ見せ」をした際、政治家のネタについてすべて放送できないと判断されたという。
 番組の中で田中裕二さんは「全部ダメって言うんだよな。あれは腹立ったな」と話した。太田光さんは「プロデューサーの人にもよるんだけど、自粛なんですよ。これは誤解してもらいたくないんですけど、政治的圧力は一切かかってない。テレビ局側の自粛っていうのはありますけど。問題を避けるための」と話し、田中さんは「色濃くなってるのは肌で感じるね」と応じた。
 NHK広報部は朝日新聞の取材に、「放送にあたって娯楽番組の際の通常の打ち合わせを出演者と行いましたが、打ち合わせの中身に関することについては、普段からお答えしていません」としている。

**********ディリ―スポーツ2015年1月7日
爆笑問題 NHKで政治家ネタ没に
 お笑いコンビの爆笑問題が7日未明放送の「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ系)で、NHKの正月番組に出演した際にネタを没にされたことを明かした。
 出演したのは3日放送の「初笑い東西寄席2015」。爆笑問題が政治家に関連したネタを演じようとしたところ、番組サイドへのネタ見せ段階でNGが出てしまった。
 突っ込みの田中裕二は「一応、全部ネタはプロデューサーなり、ディレクターにネタ見せをやるんですよ。スポンサーがどうのって俺らには分からないところがあるから」と事情を説明した上で、「(NHKで)政治家さんのネタがあったんだけど、全部ダメって言うんだよな。あれは腹立ったな」と振り返った。
 補足する形で相方の太田光が「要は全部、自粛なんですよ。これは誤解してもらいたくないんですけど、政治的圧力は一切かかってない。テレビ局側の自粛っていうのはありますけど。問題を避けるための」と説明した。
 爆笑問題は風刺ネタを得意としており、政治家や社会問題の渦中にあった人物が登場することが多い。NHKの指摘でネタ変更を余儀なくされ、「何をやればいいの?」という状態にも陥ったようだが、実際に披露したネタの“つかみ”部分の切れ味がすさまじかった。
 太田「あけおめ、ことよろ、ふたまた」

**********産経新聞2015.1.8 11:54
【NHK】
「政治家のネタ、全て没」爆笑問題がラジオで明かす
 お笑いコンビの爆笑問題が、NHKのバラエティー番組に出演した際、事前に用意していた政治家についてのネタをNHK側から没にされたとTBSのラジオ番組で話していたことが8日、分かった。
 出演したのは、3日にNHK総合で放送された「初笑い東西寄席2015」。若手からベテランまで多数の落語家やお笑い芸人らが出演し、爆笑問題は司会を務め、漫才も披露した。
 爆笑問題の田中裕二さんは7日未明放送のラジオ番組「JUNK爆笑問題カーボーイ」で、NHKの番組スタッフに事前にネタを見せた際「政治家さんのネタは全部駄目と言われた」と明らかにした。太田光さんは「政治的圧力は一切かかっていない。テレビ局側の自粛っていうのはありますけど」と応じた。
 NHK広報局は「放送にあたって娯楽番組の通常の打ち合わせを出演者と行った。その中身については普段からお答えしていません」としている。

**********日本経済新聞2015/1/8 12:52
爆笑問題「政治家ネタ、全て没に」 NHK番組巡り発言
 お笑いコンビの爆笑問題が、NHKのバラエティー番組に出演した際、事前に用意していた政治家についてのネタをNHK側から没にされたとTBSのラジオ番組で話していたことが、8日分かった。
 出演したのは、3日にNHK総合で放送された「初笑い東西寄席2015」。爆笑問題は司会を務め、漫才も披露した。
 爆笑問題の田中裕二さんは7日未明放送のラジオ番組「JUNK爆笑問題カーボーイ」で、NHKの番組スタッフに事前にネタを見せた際「政治家さんのネタは全部駄目と言われた」と明らかにした。太田光さんは「政治的圧力は一切かかっていない。テレビ局側の自粛っていうのはありますけど」と応じた。
 NHK広報局は「放送にあたって娯楽番組の通常の打ち合わせを出演者と行った。その中身については普段からお答えしていません」としている。〔共同〕

**********東京新聞2015年1月8日 夕刊
政治家ネタ NHKすべて没  出演の爆笑問題が明かす
 お笑いコンビの爆笑問題が七日未明に放送されたTBSラジオ「JUNK爆笑問題カーボーイ」で、NHKバラエティー番組の打ち合わせの際、用意していた政治家に関するネタをNHK側に却下されていたことを明らかにした。
 番組は、三日に放送された「初笑い東西寄席2015」。ラジオ番組などによると、放送前の打ち合わせで爆笑問題がネタを披露した際、政治家のネタについては全て却下されたという。
 番組内で田中裕二さんは「政治家さんのネタがあったんだけど、全部ダメって言われた。あれは腹が立ったな」と明かし、太田光さんは「要は自粛なんですよ。誤解してもらいたくないけど、政治的圧力は一切かかってない」などと話した。
 NHK広報局は「娯楽番組の通常の打ち合わせを行ったが、中身については普段からお答えしていません」とコメントした。

**********朝日新聞デジタル2015年1月8日20時08分
政治家ネタ没 NHK会長「個人名あげるのは品がない」
 お笑いコンビの爆笑問題が、NHKの新春お笑い番組で政治家に関するネタを没にされたとTBSのラジオ番組で明かしたことに関連し、NHKの籾井勝人会長は8日にあった定例会見で、一般論として「個人名をあげて、色々お笑いのネタにするのはちょっと品がないんじゃないか」などと語った。
 籾井氏は今回の件は新聞報道で初めて知ったとしたうえで、「公共放送で視聴者も色んな方がいる。ギャグで、ある個人に対して打撃を与えているつもりかもしれないが、私は品性がないと思う」「自然とそういうのはやめた方がいいのではないか」などと話した。今後、政治風刺に対しては、ケース・バイ・ケースで判断するべきだとの見解を示した。
 一方、紅白歌合戦でサザンオールスターズが歌った「ピースとハイライト」がネット上などで政権を批判した風刺とも受け止められていることについては、「初めて聞いた話」としたうえで、「歌詞の一つ一つまでは全然聴いておりません。歌合戦ですからね」「そもそもサザンの歌って『わーわーわーわー』って歌じゃないですか。言葉よりも、リズムと激しい歌い方が持ち味ですから」などと話した。
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■こうしたNHKの体質を見るにつけ、小渕事件の幕引きを図る勢力の足掻きを痛感させられますが、当面は、今週後半から来週月曜日の通常国会開催までの司直の動きを注視したいと思います。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※参考情報
小渕優子のハードディスク証拠隠滅ドリル破壊事件については、次の記事を参照ください。↓
**********朝日新聞2014年12月20日社会面
捜査前PC機器破壊 資金問題 小渕氏の関係先
 小渕優子・前経済産業相の政治団体をめぐる不明朗な資金処理問題で、東京地検特捜部が10月に関係先を家宅捜査する以前に、パソコンのデータを保存する複数のハードディスがドリルで破壊されていたことが関係者への取材で分かった。ハードディスクは群馬県内の小渕氏の関係先にあったもので、特捜部はこの経緯についても慎重に調べているとみられる。

電気ドリルで穴。

小渕氏をめぐっては、地元の支援者らが参加した東京・明治座での「観劇会」に関し、四つの政治団体の2005〜13年度の政治資金収支報告書で、収入より支出が大きく上回り、差額が計6千万円を超えていたことが判明。衆院選のあった12年の収支報告書には、観劇会の収支の記載自体がなかった。
 この問題で、特捜部は10月30日以降、小渕氏の元秘書で前群馬県中之条町長の折田謙一郎氏の自宅や、同県内の小渕氏の政治団体の事務所など関係先を政治資金規正法違反容疑で家宅捜索した。関係者によると、その時点までに、小渕氏の関係先の複数のハードディスクが、電気ドリルで穴を開けられていた。ハードディスクはすでに使えない状態だったという。
 折田氏は問題となっている政治団体の一部の会計について「私が全部チェックして報告書を作成した」と説明。関係者によると、観劇会の収支記載は「事務的なミスだった」などと特捜部の調べに対して説明しているという。
 一連の問題は10月16日発売の週刊誌の報道によって発覚。その後、小渕氏は責任を取り、同20日に経産相を辞任した。特捜部は、証拠隠滅の恐れがあるとして、同30日から早期の強制捜査に踏み切ったとみられている。小渕氏は今月14日の衆院選で6回目の当選を果たした。

小渕氏事務所

小渕氏の事務所は18日、朝日新聞の取材依頼に、「刑事事件につきまして捜査中につきコメントをしておりませんが、いずれにしましても捜査に真摯に協力しているところであり、ご質問のような証拠隠滅にかかる事実は一切ございません」と書面で回答した。
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タグ: 政治 カネ 世襲



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