2015/2/21  23:30

女児誘拐未遂事件発生から1か月以上経過して逮捕された警察官がもし誘拐していたら…と思うと…  警察裏金問題

■平成27年1月15日午後4時10分ごろに発生した渋川署の現職警察官で交番勤務の巡査が、未成年者誘拐未遂容疑で2月18日に逮捕された事件が、県内に大きな波紋を及ぼしています。殆どのかたがたは、「未遂事件でよかった」と思っているようですが、もし誘拐されていたら、女児の運命はどうなっていたことでしょうか?おそらく口封じのために悲惨な結末になったことが十分に予想されます。この事件を私たち県民は忘れてはならないでしょう。そのために、報道記事からこの事件の経緯をしっかりと検証しておきましょう。
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未成年者誘拐未遂容疑で逮捕された秋山容疑者が勤務していた交番=群馬県吉岡町南下で2015年2月18日午後6時22分、毎日新聞山本有紀記者撮影


**********毎日新聞 2015年02月18日 21時03分(最終更新 02月19日 02時54分)
女児誘拐未遂容疑:群馬県警渋川署の24歳巡査を逮捕
 勤務する交番の管轄エリアで小学4年の女児(10)を誘拐しようとしたとして、群馬県警は18日、県警渋川署地域課巡査、秋山暢大(のぶひろ)容疑者(24)を未成年者誘拐未遂容疑で逮捕した。「かわいかったので仲良くなりたかった」と容疑を認めているという。
 容疑は1月15日午後4時10分ごろ、同県吉岡町の小4女児の自宅前で、女児に声を掛け「パパが交通事故に遭って病院に運ばれた。すぐに来てくれないか」とうそをつき、車に乗せて連れ去ろうとしたとしている。不審に思った女児が拒んだため、車で走り去ったという。秋山容疑者は当日は非番だった。
 県警によると、小4女児は当時、友達の小1女児(7)と歩いて帰宅中だった。秋山容疑者は女児の自宅前に乗用車を止め、女児が帰ってきたところを、車から降り声をかけた。私服で、警察官であることは明かさず、女児や父親の名前を口にして父親の知り合いを装っていた。
 女児がパート先の母親に電話し、母親が父親に連絡して渋川署に通報。女児と小1の友達が昨年12月に数回、パトロール中だった秋山容疑者の姿を覚えており、「見たことがあるおまわりさんだった」と証言したため、容疑者として浮上した。
 秋山容疑者は2013年4月に県警に採用され、14年3月から吉岡町交番に勤務していた。この事件で捜査対象になってからは渋川署の内勤となっていた。
 県警は、警察官の権限を利用して女児や父親の名前を知った可能性もあるとみて、経緯を調べている。県警の上原健司首席監察官は「現職の警察官が未成年者誘拐未遂事件で逮捕されたことは極めて遺憾。捜査結果を踏まえ、厳正に対処していく」とのコメントを出した。【尾崎修二、山本有紀】

**********毎日新聞 2015年02月18日 23時42分(最終更新 02月19日 07時55分)
女児誘拐未遂容疑:逮捕の巡査「巡回連絡カード」悪用か
 勤務する交番の管轄エリアで小学4年の女児(10)を誘拐しようとしたとして、群馬県警は18日、県警渋川署地域課巡査、秋山暢大(のぶひろ)容疑者(24)を未成年者誘拐未遂容疑で逮捕した。秋山容疑者は女児の自宅前に乗用車を止め、女児が帰ってきたところを、車から降り声をかけた。私服で、警察官であることは明かさず、女児や父親の名前を口にして父親の知り合いを装っていた。
          ◇
 秋山容疑者が女児や父親の名前を事前に知っていたことについて、群馬県警は、職務上知り得た情報を利用した疑いがあるとしている。地域をパトロールする巡査は通常「巡回連絡カード」を使って個人情報を収集しているとみられ、今回もこれを悪用した可能性が考えられる。
 巡回連絡カードは、警察庁が「住民の安全で平穏な生活の確保に役立てる」として地域警察官に住民の情報を収集させている制度。事件・事故が発生したり、迷子を保護したりした緊急時に家族への連絡に役立てると説明し、家族全員の氏名、生年月日、勤務先、学校名などの記入を求めている。
 女児や両親と秋山容疑者に元々面識はなく、女児と友達(7)は昨年12月、パトロール中の秋山容疑者を5、6回見かけたと話しているという。この時の秋山容疑者の挙動について県警は「地域の見守り活動をしているような様子だった」と説明しているが、「かわいい女の子をつけ回していたのでは」と疑う声も住民の間から出ている。隣町の主婦(29)は「そもそも何のために書かされるカードなのかと思っていた。今回もし警察官に悪用されたなら、巡回連絡カード自体、廃止してもらいたい」と憤る。
 渋川署によると、秋山容疑者が勤務していた吉岡町交番は原則2人体制。監視・管理体制が弱く、個人情報を比較的容易に入手できた可能性もある。過去には長野県警や愛知県警で、交番の連絡票のコピーを悪用したり、駐在所の情報照会用端末を不正操作したりした手口もあった。【尾崎修二】

**********毎日新聞 2015年02月19日 00時56分(最終更新 02月19日 02時28分)
女児誘拐未遂:容疑者 被害者宅近くのパトロールも
 「地域の安全・安心を守る交番のおまわりさんが、まさか……」。群馬県吉岡町の小学4年の女児(10)を自宅前から誘拐しようとしたとして渋川署巡査の秋山暢大(のぶひろ)容疑者(24)が未成年者誘拐未遂容疑で逮捕された18日、被害に遭った女児が暮らす地域社会に衝撃が走った。【山本有紀、尾崎修二】
 秋山容疑者が勤務していた吉岡町交番から約50メートルの場所にある中央学童クラブ。通ってくる小学2〜5年生14人は日ごろから、安全を確保するために職員が学校まで迎えに行き、子どもたちが外で遊ぶ時も職員が付いていたという。女性職員(21)は「交番の近くだから安心と思っていたのに」と絶句した。
 群馬県警によると、秋山容疑者は容疑を認め、「被害者と家族、地域住民に大変申し訳ないと思っている」と供述しているという。被害に遭った女児の両親は18日、県警の清水元司子ども・女性安全対策課長から秋山容疑者が逮捕されたと聞き「逮捕されてよかった。警察官でしたか。がっかりです」と残念そうに話していたという。
 秋山容疑者は2013年4月に県警に採用され、同年9月から渋川署に配属。JR渋川駅前の交番に勤務し、いったん警察学校に戻った後、14年3月26日から吉岡町交番で勤務していた。
 小4女児と小1女児は14年12月、女児の自宅近くでパトロール中の秋山容疑者を計5〜6回見たことがあったという。バイクに乗るか、降りて地域の見守り活動をしているような様子だったといい、この機会に秋山容疑者が女児のことを知った可能性がある。
 誘拐未遂事件は、県警が県民向けに不審者情報を配信している「上州くん安全・安心メール」でも「不審者情報」として配信されていた。メールでは「不審者」の特徴として、20〜30歳くらい▽身長約165センチ▽中肉▽白い上着に赤縁の眼鏡を挙げた。「不審者を見かけたら、付近の人に助けを求めたり、安全な場所に避難したりし、すぐに110番通報してください」と呼びかけていた。
 秋山容疑者が住む渋川市内の官舎では、帰宅した渋川署員の男性が「そのことに関しては答えられない。新聞に書いてあることがすべて」と話し、足早に立ち去った。

【2月22日追記】
**********毎日新聞 2015年02月21日 22時51分(最終更新 02月22日 02時53分)
女児誘拐未遂:「いかのおすし」奏功 巡査の連れ去り防ぐ
 群馬県警渋川署地域課巡査の秋山暢大(のぶひろ)容疑者(24)が小学4年の女児(10)を誘拐しようとしたとして未成年者誘拐未遂容疑事件で逮捕された事件は、女児が車に乗るよう誘われた際に「いやです」と毅然(きぜん)と拒んだことで未遂に終わった。女児が通う小学校の校長は「毎年の防犯教室で指導してきた『いかのおすし』が役に立った」と話す。子どもを守る取り組みの効果が表れた形だが、逮捕された容疑者は警察官。防犯活動の成果を手放しでは喜べない事態となっている。【山本有紀、尾崎修二】
 「いかのおすし」とは、行かない▽(車に)乗らない▽大声を出す▽すぐ逃げる▽知らせる−−の頭文字。不審者に声をかけられた時の心構えを子どもに覚えてもらうための「合言葉」だ。2003年に警視庁と東京都職員が考案した。県内では県と県警が年間150回以上の「防犯出前講座」を開き、小学生に「いかのおすし」の紙芝居を見せて覚えるよう指導してきた。不審者から逃げる訓練も続けている。
 今回被害に遭った小4女児の通う学校では年1回、防犯教室を開いてきた。昨年10月には秋山容疑者の上司に当たる吉岡町交番の所長も出席したという。
 県警によると、秋山容疑者は1月15日午後4時10分ごろ、女児の自宅前で車を止めて待ち伏せし、帰宅した女児に「パパが交通事故に遭って病院に運ばれた」とうそをつき、車で連れ去ろうとしたとされる。女児は拒否して帰宅し、パート先の母親にすぐ連絡。午後4時半には父親が渋川署に通報した。校長は「機転を利かせて偉かったね」と女児を褒め、「いかのおすし」の指導を続けてきたことが功を奏したととらえている。
 県警の羽鳥信之生活安全部長は20日、記者会見で「子どもを連れ去る凶悪事件が全国的に発生する中、『いかのおすし』を利用して指導してきた。今後も継続したい」と話した。一方、県警幹部の一人は取材に対し「地道に続けている防犯啓発の成果が出たのであれば幸いだが、今回は警察官が起こした事件だけに残念だ」と力なく話した。
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■報道によれば、「容疑者は2013年4月に県警に採用され、同年9月から渋川署に配属。JR渋川駅前の交番に勤務し、いったん警察学校に戻った後、14年3月26日から吉岡町交番で勤務していた」ということから、まだ警察内部のことは十分に知らない立場にあったものと推察できます。だから今回、県警としては珍しく、相当思い切って犯罪容疑を公表したと見られます。

 もしこれが、長年警察の業務に従事し、内部情報を知り得ていた場合には、これほど容疑事実を明らかにせず、さっさと懲戒処分にして、依願退職の形で退職金を支払い、口止めをして幕引きを図るのが普通です。

■また、逮捕のタイミングとしても、1月15日に犯行が発覚したのに、これまで公表を控えたのは、おそらく汚名回復のため、何らかの大きなインパクトのある事件の推移を見計らっていたため、1か月後のこの時期になったものと見られます。

 だから、通常は及び腰になりがちな行政事件ですが、今回、渋川市副市長の入札妨害事件の捜査に注力をする必要があったわけです。

 引き続き、ともに公務員が起こしたこの2つの事件の推移を見守りたいと思います。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

【2月22日追記】
※さっそく愛知県警からこんなニュースも・・・
**********中日新聞2015年2月22日 21時21分
豊田署警部補が盗撮図った疑い 豊川のパチンコ店
 女性のスカートの下にカメラ付き携帯電話を差し出したとして、愛知県警は22日、県迷惑行為防止条例違反(ひわいな言動)の疑いで、豊田署生活安全課の警部補鈴木英志容疑者(49)=同県豊川市赤坂町=を現行犯逮捕した。
 逮捕容疑では22日午後1時10分ごろ、豊川市内のパチンコ店で、20代の女性店員の背後からスカートの下に携帯電話を差し出したとされる。容疑を認め「動画を撮影し、見つかった後で消した」と供述しているという。
 県警監察官室などによると、店内を見回すなど不審な行動をしていた鈴木容疑者を男性店員が見つけ、女性店員の後ろで携帯を差し出したため声を掛けた。鈴木容疑者は店外に走って逃げ、店員が取り押さえた。
 鈴木容疑者は豊田署で、サイバー犯罪や違法風俗などの取り締まりを担当し、この日は休みだった。
 大江英生首席監察官は「被害者の方に深くおわびする。捜査の結果を踏まえ、厳正に対処する」とコメントした。
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