2008/12/6  13:48

コスモス祭りの提灯記事で本質を露呈した上毛新聞  全国のサンパイ業者が注目!

■外国では「新聞報道は、鵜呑みにしてはいけない」とよく言われます。
例えばバングラデシュの首都ダッカでは、10種類近い新聞が発行されています。現地の知り合いの大学教授によると、何か事件や話題が起きた場合には、かならずそれら全部の新聞を読んで判断するのだそうです。


アメリカでも、ニューヨーク・タイムスやロサンゼルス・タイムスなど大手の新聞がありますが、日本の大手新聞とは違い、それぞれ東海岸や西海岸の限られた範囲をカバーしているに過ぎません。
日本の大手新聞社のように、全国的に数百万部の販売部数を誇る新聞社は、世界的に見ても例がありません。したがって、事件や話題が起きた場合に、ローカルな話題が疎かになったり、いろいろな観点の論説を比較することができにくくなったりする傾向があります。

そのため、地方新聞の役割は重要です。警察の裏金報道に取り組んだ北海道新聞(あとで圧力に屈してしまいました)や高知新聞、愛媛新聞をはじめ、青森県土地供給公社の巨額横領事件(通称アニータ事件)を息永く報じた東奥日報や、鹿沼市の職員殺害事件に取り組んだ下野新聞など、全国各地に気骨のある地方紙がたくさんあります。

■群馬県の場合、上毛新聞という県下随一の発行部数を誇る地方紙がありますが、残念ながら、気骨ある記事にお目にかかれません。記事の多くは共同通信社からの配信に依存しているのは仕方がありませんが、地元の事件や話題に関する問題点の分析や追及について、首を傾げたくなる一面が見受けられます。

今回、取上げたのは、10月8日付の上毛新聞の記事です。話題は、安中市東野殿地区で、10月4日(土)と5日(日)に行なわれたコスモス祭りというイベントです。

■このイベントは、岩野谷公民館発行の「秋の公民館だより平成20年10月1日号」の「催し物案内」に、岩野谷ふれあいの里〜コスモス祭り開催〜、期間:10月4日(土)〜5日(日)午前10時から午後3時まで、場所:天白農道周辺・天白農道頂上(イベント会場)、入場:無料、主催:岩野谷ふれあいの里実行委員会と掲載されていました。実際には、サイボウ環境鰍フ廃棄物処分場に隣接した場所で、清水建設によるヤマダ電機高崎本社の建設工事で発生した残土を捨てた場所です。既報のとおり、昨年5月には、降雨により大規模な土砂崩れが発生し、未だに放置されたままの場所です。しかも、それ以前には、県外から大量に持ち込まれたサンパイもどきの怪しげな土砂が埋め立てられていた場所です。

■このような場所でなぜコスモス祭りと称するイベントが開かれるのでしょうか。
それは、このイベントが植樹用苗木購入等の補助金申請や、得体の知れない土砂の埋立作業のための農地一時転用許可の口実に必要だからです。補助金目当てやサンパイ処分で一儲けを企む関係者にとっては、イベントを開けばよいのであり、人が何人集まろうが集まるまいが、そんなことはどうでもよいのです。

しかし、個人ではこのようなイベントが開けません。あくまで、地元地区で認知された格好にする必要があります。そこで、地元区長が音頭を取る必要があります。

常識のある区長なら、このイベントの本質をすぐ見抜いて、利権目当てが目的のイベントへの協力は一切しないはずです。ところが、このコスモス祭りには、地元の東・中野殿の区長であり、岩野谷地区の代表区長である御仁が積極的に参加しています。会場の土地を保有しているのは、サイボウ環境鰍フ廃棄物処分場とかかわりの深い隣接の牧場主です。二人とも、現安中市長とベッタリの関係にあります。

■このコスモス祭りと称するイベントについて、大手新聞社はどこも地方版で取上げませんでしたが、地方紙の上毛新聞が10月8日付けで次のとおり報道しました。

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10月8日上毛

白やピンク かれんに コスモス5万株 安中で見ごろ
 安中市野殿の市民広場、岩野谷(いわのや)ふれあいの里で3ヘクタールに植えられた約5万株のコスモスが見ごろを迎え、白やピンクのかれんな花が咲き競っている。
 栽培地は、桑園だった休耕地。住民グループの岩野谷ふれあいの里(赤見秀夫代表)が毎年、町おこしを目的にコスモスやポピーを植栽している。
 10月4、5の両日には恒例のコスモス祭りが開かれ、来場者が自分の背丈より高いコスモス畑の中を歩いたり、会場に並んだ地元野菜の販売や特設ステージでの歌謡ショーなどを楽しんでいた。コスモスは今月いっぱい楽しめそうだという。
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ご丁寧にも、「コスモス畑の中を歩く来場者」というタイトルで、カラー写真を掲載しています。写っている人物はスタッフばかりで、やらせ写真であることが分かります。

■実際に、10月5日に、当該会場を訪れた人の話では、主催者側のスタッフしかおらず、見学者はほとんど見受けられなかったということです。スタッフの中には、以前、この周辺でブルーベリーの栽培講習会で借り出された人たちがいましたが、その関係で招集が掛かったのかもしれません。

このコスモス祭りに関して、地元民に感想を聞いてみると、「牧場主による牛糞堆肥の不法投棄をやめてほしい。その牧場主が関与しているこのようなイベントには、呼ばれても行きたくない」とか「ヤマダ電機の残土が大量に土砂崩れを起こして、下流の田畑に被害を及ぼした張本人がやっているイベントは信用ならない」というホンネが聞かれます。しかし、農業委員もやっている牧場主や地元代表区長をしている主催者代表の手前、おおっぴらには言えない雰囲気があるのも事実で、その背景には、サンパイ場誘致に熱心な現安中市長との関係も取りざたす向きもあります。

その現安中市長といえば、群馬県の職員からさえ呆れらている始末です。
地元住民が、岩野谷のあちこちで持ち上がっているサンパイ処分場計画の現況について群馬県庁に行ったところ、くだんの県職員から出た言葉が「安中市はサンパイに関してとっても協力的ですね。こんな市は他にないですよ」というもの。岩野谷地区の長坂で2件進んでいるサンパイ処分場計画の推進に対する安中市長の気合の入れかたが尋常ではないとのことです。これらのサンパイ場も、埋め立て後は公園にするなどと甘言を弄して、地元区長や住民に要望書まで書かせています。これらの手法は、サイボウ環境の処分場計画で実践されたやり方が、余すところなく活用されているものと見られます。

■ところで、当該会場を訪れた人は、10月8日の上毛新聞の記事をみて仰天しました。なぜなら、スタッフしか参加していないような寂しい限りのイベントについて、あたかも地元に認知され、多数の見学者が押し寄せているかのような、事実ではないことを読者に印象付ける不可解な記事だったからです。

情報筋によれば、現市長に多額の政治献金をしている安中市内の新聞販売会社は、上毛新聞をはじめ、大手新聞(東京新聞を除く)を独占的に宅配事業をしていますが、上毛新聞との関係が非常に強いとのことです。そのため、現市長の支持者らが行なうこうした怪しげなイベントでも、積極的に取上げるように上毛新聞に頼めるようです。実際に、安中市制に批判的なチラシを新聞折込しようと、当該販売店に依頼すると、拒否されるケースが多々あるのも事実です。

■この牧場主と地元代表区長は、コスモス祭り会場のすぐ前に昨年オープンしたサイボウ環境鰍フ廃棄物処分場設置計画を熱心にサポートしていました。ところで、このサイボウ環境鰍ェ安中市を相手取って、平成20年7月に起こした、県外自治体からの廃棄物の搬入を認めない安中市との協定書の無効確認を求めた訴訟が、11月5日に結審し、来年の1月28日(水)午後1時10分に判決が言い渡されることが、当会の10月28日の情報開示請求により11月10日に開示された情報で、明らかになりました。

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【回議用紙】
年 度   平成20年度
文書種類  内部
文書番号  第164291号
保存年限  永年
受付年月日 平成20年11月5日
起案年月日 平成20年11月5日
決裁年月日 平成20年11月7日
分類番号  大0 中8 小2 簿冊番号1 分冊番号1
完・未完別 完結
簿冊名称  訴訟書類
完結年月日 平成21年5月31日
分冊名称  訴訟書類
施行区分  普通
公開    1 非公開 時限秘( 年) 部分秘 全部秘 2 公開
起案者   市民部環境推進課廃棄物対策係 職名 課長補佐 氏名 真下 明 内線(1121) 
決裁区分  市長
印欄    市長・岡田 部長・原田 課長・多胡 係長・真下 係・中曽根 公印―
関係部課合議 総務部長・秋山、秘書行政課長・鳥越
課内供覧   環境衛生係長・大内?
件 名 平成20年(行ウ)第6号協定書無効確認請求事件(第3回口頭弁論)
1 第3回口頭弁諭
(1) 日時  平成20年11月5日(水)午後4時〜4時30分
(2) 場所  前橋地方裁判所3階31号ラウンドテーブル法廷
(3) 出席者 原告 野村創弁護士、高山和之取締役
      被告 多胡正、真下明、吉田隆(以上指定代理人)、原田勇市民部長
(5) 裁判官氏名 (裁判長)小林敬子 (裁判官)渡邉和義、青野卓也 (書記官)米山哲雄
(6) 内容  裁判長から、提出された書面について裁判所で検討したが(原告及び被告から)外に何もなければ弁論を終結するとの発言があり、次回日程については、平成21年1月28日(水)午後1時10分に判決を言い渡すとのこと。
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■この裁判で、サイボウ環境が勝訴すると、ただちに、コスモス祭りの会場前にある大規模な廃棄物処分場に、首都圏から得体の知れないゴミが大量に搬入されることになり、コスモス祭りに熱心な上記の関係者らにとっても、願ったり適ったりの事態になります。そして、岩野谷地区が、隣接の吉井町奥平地区と同様にサンパイ銀座として、ますます全国のサンパイ業者の注目を浴びることが非常に懸念される事態となります。

【岩野谷の水と緑を守る会】
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