2015/9/30  23:50

大同スラグ問題を斬る!・・・大同特殊鋼が開設した有毒スラグの問い合わせ窓口を活用しよう!  スラグ不法投棄問題

■有毒な鉄鋼スラグによる環境汚染により、平成27年9月7日に群馬県により廃棄部処理法違反容疑で刑事告発を受け、同9月11日に群馬県警による本社などの家宅捜索を受けた大同特殊鋼ですが、9月18日から、有毒スラグを使った工事等に関する問い合わせについての連絡窓口サービスを始めました。昨日の毎日新聞群馬版が報じています。

**********毎日新聞 2015年09月29日 地方版
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2015n0929vzm.pdf
短信:スラグ事件で大同特殊鋼が問い合わせ窓口 /群馬
 大同特殊鋼の渋川工場から排出された有害スラグを巡る廃棄物処理法違反事件を受け、大同はフリーダイヤルの問い合わせ窓口を開設した。受付時間は平日の午前9時〜午後5時で電話(0120・170・030)、ファクス(052・963・4386
**********

 また、大同自らHPでこのことを発表しています。

**********大同HP
http://www.daido.co.jp/event/150918.html
ホーム >鉄鋼スラグを使用した工事等のお問い合わせにつきまして
                     2015年 9月18日
                     大同特殊鋼株式会社
     鉄鋼スラグを使用した工事等のお問い合わせにつきまして
 このたびは当社渋川工場の鉄鋼スラグ問題に関しまして、多大なるご心配やご迷惑をおかけしましたことに、深くお詫び申し上げます。
 当社鉄鋼スラグを使用した工事等に関するお問い合わせにつきましては、下記の窓口までご連絡いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
                     以 上
お問い合わせ窓口
大同特殊鋼株式会社 総務部広報室
TEL:0120-170-030 (フリーダイヤル)
FAX:052-963-4386
受付時間:午前9時から午後5時まで (土・日・祝日は除く)

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■一方、「県は11日、スラグ使用が疑われる公共工事の有無を確認するよう全市町村に指示し、その他の工事については大同に報告を求めている。青木勝・環境森林部長は『その結果を見てしっかりと対応したい』と答弁した」と毎日新聞は報道していました。
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1734.html

群馬県は「その他の工事については大同に報告を求める」としています。ここで言う「その他の工事」とは民間工事のことだと考えられますが、ブラック佐藤建設工業が嘘ツキのため、大同にまともな報告をあげていないことから、どこに有害スラグが不法投棄されておるのか、その実態の全貌が判らない状況にあることが懸念されます。

 佐藤建設工業は、その販売する全ての建設資材に有害スラグを混入させています。有害スラグは粉分が多く、粒度を調整するのに便利なように、サイズ的に何にでも混ぜられるよう30ミリ以下にしていたため、すべての砕石類に混入されてしまっているのです。

 さらに、有害スラグの積込み作業についても、佐藤建設工業は、スラグ運搬車の運転手に任せていたため、極めて“ぞんざい”(=いい加減)であり、それがどこの現場に搬入され、どれくらいの有害スラグが搬入されているか、判らない状況なのです。

■残念ながら、ブラック佐藤建設工業のスラグ運搬車が出入りしていた工事現場のすべてに有害スラグの不法投棄が疑われます。

 例えば、「家の隣にコンビニエンスストアが2年前にできた。その時ブラック佐藤建設工業のスラグ運搬車が出入りしていた」という、そのような情報がありましたら、大同の上記の窓口に電話をかけて、問い合わせて、大同に調査をさせることが、安全・安心な生活を担保するために重要であると考えられます。

大同の問い合わせ窓口は有害スラグ不法投棄の窓口です。過去に、自宅や付近の民間工事現場で白いスラグ運搬車を見かけた覚えのある方は、さっそく大同に調査を依頼し、併せて、スラグを撤去していただくよう、上記の連絡窓口あてに、電話をお願いいたします。もちろん、公共工事現場とて、同様な行動が必要ではないでしょうか?

水は高い所から低い所へ流れます。地下水も同じで、時間的な速さは異なっても、次第に低い方に流れていきます。“きれいな群馬ちゃん”を取り戻すため、いまこそ県民の皆さんの行動が必要とされています。ぜひ、ご理解とご協力をお願いいたします。

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】

※参考情報
9月11日の県警による家宅捜索の報道で大同特殊鋼の株価は430円台から380円台に続落しており、現在は下げ止まった観がありますが、本日の決算速報で「上期最終を一転64%減益に下方修正」と報じられました。この理由は有害スラグとは直接関係なさそうです。
**********株探ニュース2015年09月30日15時00分
http://kabutan.jp/news/?b=k201509300024
大同特殊鋼 <5471>【連結決算】
【決算】大同特殊鋼、上期最終を一転64%減益に下方修正
 大同特鋼 <5471> が9月30日大引け後(15:00)に業績修正を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益を従来予想の75億円→15億円(前年同期は41.1億円)に80.0%下方修正し、一転して63.6%減益見通しとなった。
 なお、通期の最終利益は従来予想の190億円(前期は108億円)を据え置いた。

会社側からの【修正の理由】
1.特別損失の計上
 従前より社内基幹システムの再構築を進めてまいりましたが、開発の継続が困難な状態となったため、ソフトウエア開発中止に伴う損失として56億円を特別損失に計上いたします。
2.業績予想の修正の理由
 主要需要先の自動車向けを中心とした売上数量の減少およびソフトウエア開発中止に伴う特別損失の計上などにより、当第2四半期累計期間の業績が平成27年4月30日に公表した数値を下回る見通しとなりましたので、上記のとおり修正いたします。
 なお、通期の業績予想につきましては、現在精査中であり、まとまり次第速やかに公表いたします。
(注記)業績予想につきましては、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

<業績予想の修正>
■今上期【修正】
決算期    売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 1株配 発表日
旧 15.04-09 242,000 11,000 12,000 7,500  17.29  5  15/04/30
新 15.04-09 232,000  9,500 10,500 1,500   3.46  5  15/09/30
修正率    -4.1   -13.6  -12.5  -80.0  -80.0     (%)
<今期の業績予想>
■今上期【予想】
決算期    売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 1株配 発表日
14.04-09    238,917 8,664  9,670 4,116   9.5   3  14/10/30
予 15.04-09  232,000 9,500 10,500 1,500   3.5   5  15/09/30
前年同期比   -2.9   +9.6  +8.6  -63.6  -63.2     (%)
■今期【予想】
決算期    売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 1株配 発表日
2014.03   457,731 18,977 20,287 12,616  29.1   5  14/04/30
2015.03   483,633 20,408 21,729 10,886  25.1  6.5  15/04/30
予 2016.03  500,000 27,000 29,000 19,000  43.8  10  15/04/30
前期比    +3.4   +32.3  +33.5  +74.5  +74.5     (%)

【10月1日追記】
9月30日の毎日新聞に、これまで大同スラグ問題に粘り強く取り組んできた記者の思いが綴られている熱血記事が掲載されています。
**********毎日新聞2015年09年30日
Listening:<記者の目>鉄鋼スラグ 有害物質問題=杉本修作(特別報道グループ)
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大同特殊鋼東京本社に家宅捜索に入る群馬県警の捜査員=東京都港区で2015年9月11日、田口雅士撮影
◇行政は環境守る気概を
 大手鉄鋼メーカー「大同特殊鋼」(名古屋市)の渋川工場(群馬県渋川市)から排出された鉄鋼スラグに有害物質が含まれていた問題で、群馬県警は11日、強制捜査に乗り出した。有害スラグを再生資源と偽って出荷する「リサイクル偽装」に捜査のメスが入るのは過去に例がない。取材を始めて2年余。企業の刑事責任は今後の捜査で解明されるが、私はここで、これまでの行政の対応を問いたい。
 この問題は一昨年6月、渋川市の遊園地の駐車場で環境基準を超える有害物質が検出されたのが始まりだった。群馬県は昨年1月、大同やスラグ販売先の建設会社に立ち入り検査し、その結果を今月公表。大同はスラグに有害なフッ素が含有されていることを知りつつ販売額以上の費用を販売管理費などの名目で支払う「逆有償取引」で出荷していたことなどから、県は大同のスラグを廃棄物と認定し、廃棄物処理法違反容疑で大同や建設会社を刑事告発した。
 取材で入手した大同の内部文書の中に、2011年11月にスラグの利用拡大に向けて大同と建設会社が開いた会議の資料がある。出荷状況などに加え「国土交通省へもアプローチ検討」「県議も使う」などと記され、行政や議員の取り込みを画策していたことがうかがえる。建設会社は県OBの天下りも受け入れていた。これらが奏功したかは分からないが、建設会社はその後、国が推進する八ッ場ダム(群馬県長野原町)の住民移転代替地の関連工事3件を計約4億円で受注し、そこにスラグを運び込んでいた。
◇「事なかれ主義」、告発まで2年余
 私は昨年5月、この移転代替地工事にスラグが無許可で使われていることを確認した。国交省のダム事務所に写真を送って調査を求めたものの「受注した建設会社に確認したがスラグ砕石は使用していないとの回答で、目視点検でも写真のような砕石は見つけられなかった」などとして調査は不要と判断された。
 しかし、建設会社が不正をしたとすれば、素直に「スラグを混ぜました」と言うはずがない。その後、国交省は昨年7月、建設会社を「優良受注者」として表彰。私たちが昨年8月5日朝刊で「八ッ場ダム代替地整備に有害資材」と報じたことを受けて、国交省はようやく重い腰を上げて調査を始め、有害スラグの無許可使用などを認めた。
 県も一部の担当部署が当初は「火消し」に回った。環境森林部が廃棄物処理法に基づく検査を進める一方、県道を所管する県土整備部は昨年5月、県道6カ所をサンプリング調査して「安全性が確認された」と表明した。県関係者はこう漏らす。「県土整備部は検査や刑事告発に消極的だった。問題が大きくなれば、自らの職責を問われるからだ」。スラグは県道でアスファルトの下の緩衝材として広く利用されていた。撤去となれば交通網への影響は避けられず、行政の責任を追及する声が上がる可能性がある。
 有害スラグの利用はその後も次々明らかになり、国交省と県土整備部は昨年11月、対策会議を発足させて調査範囲を拡大せざるを得なかった。発注工事についてはサンプリングではなく、資料などで利用が疑われる工事も調査対象に加えられた。県内93カ所で環境基準を超えるスラグが見つかり、54カ所で周辺土壌に汚染が広がっていることが判明、昨年末には県庁内で刑事告発の方針も固まった。現時点で地下水への影響は確認されず、深刻な汚染が起きる前に調査が進んだことは良かったが、報道などによる指摘がなければどこまで調査したのか、また刑事告発まで踏み切ったのか、疑問は残る
◇近隣県も対象に、調査ためらうな
 現在の調査対象は国と県、県内2市の発注工事のみだが、他の市町村や近隣県を含めて徹底した調査を求めたい。また、八ッ場ダムの移転代替地の多くは住民に分譲済みで「私有地」を理由に調査対象から外れているが、苦渋の決断で移転を容認した人々に禍根を残さないためにも調査をためらうべきではない
 これまでも「リサイクル偽装」が確認される度、行政の対応は問題になった。有害物質を含む土壌埋め戻し材「フェロシルト」が01〜05年に不法投棄された事件では、問題のフェロシルトを三重県がリサイクル推奨品に認定していたとして批判された。ごみ減量のため国はリサイクル製品の利用を後押しし、自治体が率先して使うことを全て悪いとは言えないが、問われるのは偽装を生まない監視と起きた場合の行動だ。今回のスラグ問題は氷山の一角かもしれない。行政は「事なかれ主義」でなく、環境を守る気概を示してほしい。
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