コスト・工期・安全意識ゼロのガスパッチョ、東京ガスの唯我独尊  東京ガス高圧パイプライン問題

■安中市磯部の信越半導体渇。野平工場付近の磯部MSと高崎市下小塙町の高崎GSとの間を最短距離を結ぶとして、群馬県下でも最大級の交通量の県道、安中市内の集落を通る狭い市道、住民の生活道路、果ては地元の子ども達の通学道路さえも、遠慮会釈なくルート選定した東京ガスの高圧ガス導管埋設工事は、着工後3年目の正月を経ています。


 平成19年10月、11月の地元説明会の席上、東京ガスは、「地元岩野谷地区では平成20年12月末で全ての工事が終了予定」と説明しました。ところが、これまでに二度の工事延長を勝手に宣言し、現在では、「平成21年12月末が工事完了期限だ」と平然と言いのけています。さらに、この期に及んで、そのことを追及すると、東京ガスは「当時、地元説明会では、そのときの現時点で予定している概略の工程を説明しただけで、工程をキープするなどという約束はしたおぼえがない」と居直っています。
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■そこで、昨年の大晦日に、東京ガスに対して、再度、次の公開質問状を提出しました。

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平成20年12月31日
〒370-0045高崎市東町134-6東京ガス群馬ビル 群馬幹線建設事務所所長 鹿沼 正広 様 (FAX:027−324−5442)
(写し)〒105-8527東京都港区海岸1-5-20 東京ガス株式会社 代表取締役社長(兼社長執行役員)鳥原光憲様およびCSR・コンプライアンス室御中
  〒379-0114安中市野殿980番地 小川 賢
岩野谷地区における群馬幹線T期工事輸送用ガス管埋設工事の予定見直しについて(公開質問状)
 拝啓 新緑の候、貴社いよいよご隆盛のこととお慶び申し上げます。
 さて、このたび、平成20年11月吉日付で貴社作成の回覧が配布されてきました。この中で「今月のお知らせでは、現在の施行状況及びガス公示前の試掘調査工事結果を反映するため、全体工事予定の見直しを行ないました。つきましては、今後の岩野谷地区内における全体工事予定及び来月の工事場所並びに交通規制等の概要について、別紙のとおり、お知らせいたします」として、「岩野谷地区ガス工事予定のお知らせ(全体予定)」が添付されています。
 これを見ると、今年1月吉日、4月吉日に地元に配布された全体計画に比べて次のように工期が変更されています。

【工事区間】1月吉日の全体計画→4月吉日の全体計画(延長月数)→今回の全体計画→再延長月数
【野殿交差点〜天神川】H20.9/上〜10/末 → H20.10/上〜12/末(2ヶ月) → 〜H21.4/末 → 4ヶ月
【農免道路〜野殿VS】H20.1/上〜6/末 → H20.5/上〜8/末(2ヶ月) → 〜H21.10/末 → 14ヶ月
【野殿VS〜藤井坂途中】H19.12/上〜H20.8/中 → H20.5/上〜H21.4/中(8月) → 〜H21.6/上 → 2ヶ月弱
【藤井坂途中〜岩井県道入口】H19.12/上〜H20.8/中 → H21.4/中〜5/末(9.5ヶ月) → 〜H21.8/上 → 2ヶ月強
【岩井県道入口〜碓東小交差点】H20.8/中〜11/末 → H20.10/上〜H21.3/末(4ヶ月) → 〜H21.12/末 → 9ヶ月
【碓東小交差点〜若宮橋西端】H20.12/上〜12/末 → H21.4/上〜H21.5/末(5ヶ月) → 〜H21.12/上 → 6ヶ月強
【若宮橋及び岩井川推進】H20.10/上〜 → H20.10/上〜H21.3/末(−) → 〜H21.10/上 → 6ヶ月強
【若宮橋東側坂部〜鼻高町】H19.10/中〜H20.6/末 → H20.5/上〜H20.10/末(4ヶ月) → 済み
 僅か7ヶ月で、このように大幅な工事予定期間の再延長(遅れ)が発生したことについて、文書にて1月13日(火)必着で、次の項目についてご回答下さるようお願い申し上げます。
1) 工事予定の変更を余儀なくされた背景や要因を、それぞれの工区について詳しく特定して、ご教示下さい。
2) 地元住民として、生活道路や通学道路として使用している道路が、さらに最大9ヶ月近く(野殿VSは除く)交通規制されることになります。毎日交通規制で円滑な通行を妨げられている地元住民としては到底容認できません。あらためて、工事の遅れについて、地元説明会を開催して、理解を得る必要があるのではないでしょうか。貴社の考えをお聞かせください。
3) 今回の工事予定変更について、群馬県や安中市、地元区長らには、いつどのように説明を行い、了承を得ましたか?
4) 上記の工区のうち、比較的順調に工事が進捗しているのは農免道路の工区です。一方、最も工事予定が遅れる場所としては、北野殿の集落、藤井坂から県道部分です。地元住民から農免道路を主体とするルートへの強い変更要請がありましたが、貴社はそれを無視して、当初のルートにこだわり続け、工期の延長により今後さらに9ヶ月も地元住民に負担をかけることになりました。結果的に地元民への負担軽減は無視され、貴社の言う工事コストの軽減策も出まかせだったことになります。このことについて、貴社の見解をお聞かせください。
5) 貴殿は、平成18年7月ごろ、一度ルート計画の変更を安中市に申し出たことがあります(添付参照)。なぜ、当初計画からこのような変更を行なったのか、理由を教示ください。 以上
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■このほかにも、当会では、昨年12月24日付で、東京ガスの社長に、地元住民が抱える高圧ガス導管埋設への不安や懸念を払拭するために、地元との災害防止協定のお願いと、工事手続に関するコンプライアンス重視の要請をしております。いずれも、今年1月8日の工事再開について、慎重さを求めることが目的です。

 1月12日(月)の成人の日に、北野殿の埋設工事現場で、上記の公開質問状と要請書について、東京ガスの工事担当者と、請負の住金パイプエンジの工事責任者らに、あらためて説明し、回答が得られるまでは工事着工を控えるようお願いしておりました。東京ガスの工事担当者は、当会の公開質問状と要望書は本社に伝えられているはずだと、確約してくれました。

■当会では、その言葉を信頼して、東京ガスがきちんと回答をするまでは、工事を中断していただけると考えていました。そして翌日の1月13日(火)午後5時17分に、次の内容のFAXが送られてきました。また、原本が同日午後18-24時の消印で郵送され、1月14日に配達されてきました。

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平成21年1月13日
小川賢様
  東京ガス株式会社 群馬幹線建設事務所
平成20年12月31日付貴状ご質問に対する回答時期について
 拝復 貴殿ますますご清祥のこととお喜び申しあげます。
 さて、昨年12月31目付嚢状ご質問につきまして、回答期限として本年1月13日(火)とのご要望を受け賜りましたが、弊社社内関係者との打ち合わせが必要なため、今しぱらくのお時間を戴きたく、よろしくお願い申しあげます。 敬具
 連絡先 渉外課 大塚宣樹 電話027-324-5438
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 ところが、同日夜帰宅して、この回答延期通知を受け取る前に、既に同日の昼間に、導管埋設工事がどんどん進められていたのです。
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■そこで、1月17日(土)午前11時に、工事現場で東京ガスの工事担当者に、なぜ災害防止協定を締結する前に、また、公開質問状に回答しないうちに導管を埋設したのかと質したところ、「詳しい状況は本社に聞かないと分からない」といい、工事強行の根拠については「(道路)管理者さんの許可を得ている」の一点張りでした。
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 また、請負の住金パイプエンジの現場責任者は「東京ガスから指示があり、工事を進めた」といいました。
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 工事強行を東京ガスの誰が指示したのか、両名に問いただしましたが、口をもごもごさせるだけで、回答は得られませんでした。「群馬幹線建設事務所の鹿沼所長か?」と確認を求めると、肯定も否定もありませんでした。

 このように、東京ガスは、CSRやコンプライアンスというものを無視して、安中市長との密約を根拠に、高圧ガス導管をしゃにむに推し進めているのです。もっとも、CSRとかコンプライアンスなどという観念そのものを理解していない企業ですから、なにを言ってもムダなのかもしれません。今後、東京ガスの事業による高圧ガス導管ネットワークが首都圏に展開されてゆくことになりますが、高圧ガスの導管が埋設されるルート沿いの住民や地権者の皆さんは、東京ガスの企業風土には、あらかじめ充分注意されることを進言申し上げます。

【ひらく会・東京ガス高圧導管敷設問題研究班】
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