タゴ事件発覚から20年目・・・真相を語らず世を去る事件関係者らと103年ローンを押し付けられる安中市民  土地開発公社51億円横領事件

■11月23日の新聞朝刊各紙のおくやみ欄に、ひとりの元・安中市議の名前が掲載されました。

【安中市】広上輝男氏(元市議)21日、88歳〈通〉24日午後8時、簗瀬、メモーリア豊徳〈式〉25日午後1時、同〈自〉下後閑・・・

 この元市議は、安中市土地開発公社を舞台にした地方自治体では空前絶後、前代未聞の51億円巨額横領事件で、単独犯とされた元職員との関係が取り沙汰されていた人物でした。
○2009年7月20日:タゴ事件の真相を大胆に占った「怪文書」の衝撃と関係者のその後(その1)
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/289.html
○2009年7月22日:タゴ事件の真相を大胆に占った「怪文書」の衝撃と関係者のその後(その2)
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/290.html


 事件発覚当時、安中市議会議長だった同氏は、タゴ事件の真相解明と責任追及を行っていた当会の前身である“市政をただす安中市民の会”の前に、おおきく立ちはだかった主な事件関係者の一人として、忘れられない人物です。

■昭和55年1月27日に設立された安中市土地開発公社ですが、この元市議は、当初から安中市野総務部長として同公社の理事に就任し、昭和58年には産業部長として理事に就任し続け、公社の立ち上げ時期に連続4年間、理事を務めました。

 退職後、今度は安中市議に転じ、都合5期20年間にわたり、保守会派の重鎮として、タゴ事件の揉み消しと幕引きに尽力し、平成19年まで旧安中市政に君臨したのでした。

 元市議とは生前、筆者もなんどか顔を合わせたことがありますが、元市議はまともに視線を合わそうとしませんでした。

■平成18年3月18日に安中市と松井田町の合併により4月23日に合併市長選挙が行われましたが、市議選の方は平成19年4月22日に投開票されました。

 元市議は、80歳になったため、出馬を断念しましたが、最後まで意欲はあったようです。出馬断念後、元市議は、平成19年6月15日に後援会を解散し、公務員としての長い仕事にピリオドをうったのでした。

 その「功績」により、平成20年7月には地方自治功労で群馬県総合表彰を受け、同年秋の叙勲では同じく地方自治功労で旭日双光章を受けました。

 その後、平成24年2月25日に放送された「みのもんたのサタディーずばっと」で特集された議員年金支払い問題で、当時の市長が議員年金の支払い拒否というパフォーマンスに対して、元市議は「天皇陛下から賜った」という議員勲章を見せ、市長の姿勢に反対するコメントを発したのを最後に、市民の前から姿を消していました。

 そして、タゴ事件発覚から20年目の今年、88歳の天寿を全うしたのでした。

■タゴ事件が発覚した平成7年5月18日から20年が経過した今年は、単独犯とされた元職員の実弟で、多胡運輸社長だった人物が6月下旬にこの世を去りました。

 そしてまた、今回、元職員と親戚関係にあり、元職員と共に土地開発公社の立ち上げ時期に、市の幹部及び公社理事として、元職員と一緒に市内の土地ころがしに関与し、平成7年5月に巨額横領事件が発覚後は、市議会の与党会派出身の議長として、事件の責任を追及することもなく、また自らの責任をとることもなく、事件の揉み消しと幕引きに尽力した人物が、この世を去りました。

 両氏とも、51億円事件の真相を最後まで私たち安中市民には語ることなく、事件の真相を携えたまま、あの世に旅立ってしまいました。しかし、この巨額横領事件のツケ払いだけが、103年ローンとして私たち安中市民およびあと87年後の子孫らに残されているのです。

■この51億円巨額横領事件の和解金と称して、本来、市民のために使われる公金2000万円が、毎年クリスマスに、安中市の連帯保証で安中市土地開発公社から群馬銀行に支払われており、今年もあと約1か月後に17回目の支払いが迫っているのです。

 そして、クリスマスに群銀に2000万円を支払った後も、あと86年間、市民のために使われるべき公金が、元職員と癒着していた群馬銀行に支払われ続けることになるわけで、このような理不尽な状況は一刻も早く解消しなければなりません。

 しかし、安中市・公社も群馬銀行も、このような異常な状況の解消には無関心です。いかに、この巨額横領事件の真相が奥深いかを痛感されます。

【ひらく会情報部】
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