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大同スラグ問題を斬る!・・・更に更に更に、そして更に崩壊が進む上武国道(その6) スラグ不法投棄問題
■シリーズで現況報告をお伝えしております上武国道の崩壊の様子ですが、スラグが起因すると考えられる隆起による壁の押し出し、アスファルトの凸凹、亀裂が各所に見られます。
死亡事故が起きない限り抜本的な対策を打ち出すことのない国土交通省のお役人様の重い腰は、もはや日常茶飯事となってしまっております。とりわけ、ここ群馬県においては、スラグマネーを媒体とした官業癒着により、さらに状況が悪化しています。スラグ排出責任を指摘することなく黙認し、さらに盛り土を搬入する仕事をブラック佐藤建設工業に行わせるという、“○○に追い銭”と言った状態を呈しているのです。
さて今回は、2014年8月6日付の毎日新聞で取り上げられた上武上細井信号付近の有害スラグ不法投棄現場において、有害スラグの膨張を原因とする崩壊現象の現況レポートをお伝えします。なお、昨年8月6日の毎日新聞記事は次のブログを参照ください。
○2014年8月6日:留まることを知らない大同有毒スラグの県土汚染の実態・・・急がれる不法投棄の場所と量の把握↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1359.html
それでは、さっそく報告内容を見ていきましょう。場所はこちらです。↓
衛星写真もチェックしましょう。↓
*****リットン調査団の実況報告*****
リットン調査団集合(^^)/
今日の調査は上武国道・上細井信号付近です。熊谷から始まる上武国道の今のところの終点となっている交差点付近です。現場の状況ですが、今のところ、補強土壁という垂直なブロック積の上部は舗装されておらず、車は通行していません。

↑毎日新聞に掲載された写真と同じ構図で写真をパシャリと一枚。この壁の裏側には“極悪”佐藤建設工業が搬入した盛り土がありますが、なかに大量に有害スラグが不法投棄されています。↑

↑ますます隙間が広がっているように見えますが・・・?↑

↑国土交通省の調査の痕です。一回調査したのみで、定期的に見ている痕跡は見当たりません。↑

↑来てます!スラグパワーです。スラグの膨張パワーで、前回調査より更にズレていませんか?↑

↑とその時、「アスファルトに亀裂がはいってるぞ〜」の声がかかるので側道の方に目を向けると・・・。↑

↑ここにも、来てま〜す!↑

↑スラグパワーです。スラグの膨張により隆起し亀裂が入っています。キタ〜〜っ!↑

↑ここでも、来てます!縁石も少し持ち上がっています。スラグパワーです。キタ〜〜っ!↑

↑歩道と手すりの基礎のコンクリート合わせ目に隙間があります。スラグが膨張しコンクリートを押しているかのようです。↑

↑キテます!コンクリートとアスファルトの間に隙間ができ、雑草が入り込んでいます。明らかにスラグパワーです!↑

↑キテます!こちらは1cmアスファルトが隆起しています、スラグパワーです。徘徊老人パワーで更に更に調査を続けましょう。こちとらは頭に?キテます。↑
*****続く*****
■スラグ問題が大きく動き出したのは、2014年8月の毎日新聞の報道がきっかけでした。この記事により、八ッ場ダムと上武国道・上細井信号付近がクローズアップされました。あれから1年半余り・・・現場では更にスラグの膨張が進み、アスファルトが亀裂している様子について、上記の調査報告でご覧いただけたと思います。
2015年11月13日に第3回鉄鋼スラグに関する連絡会議が行政関係者によって開催されました。ところが、大半の不法投棄現場では、スラグをアスファルトで蓋をするという対策で終わってしまう案が示されています。
しかしスラグには有害物質が含まれているばかりでなく、膨張して構造物を壊す性質を持っています。今回のようにアスファルトで蓋をしても、膨張による亀裂が入ってしまうことが簡単に想像できます。その亀裂の補修費用は誰が負担するのでしょうか?
■国土交通省の立場について考えてみましょう。国交省は、本来は天然石を使用させるべきところに、佐藤建設工業に騙され、有害スラグの不法投棄をされてしまった、いわば“被害者”なのでしょうか?そうであれば、被害者なら被害者らしく、有害スラグの混入が疑われる盛り土の納入を直ちに止めさせ、原因者の費用で撤去を命じるべきです。
ところが国交省は、その原因者に撤去を命じることもなく、新たな疑惑の盛り土の納入を許し、ブラック佐藤がスラグ運搬車を走らせているのを黙認し続けています。到底、被害者の取るべき態度とは思えません。“被害者”であることを自覚しないまま、ブラック企業を野放しし続けているとなれば、真逆の立場、つまり“加害者”ということになります。
その背景に、八ッ場ダム工事等々の公共事業で培った、有害スラグによる偽装再生砕石が生み出す潤沢なスラグ資金による官業癒着の存在が透けて見えるのです。
■有害物質入りのスラグを扱っているうちに国土交通省にも毒が回り、正常な判断を狂わせ、住民に被害を及ぼす“加害者”と化してしまったのではないでしょうか?となれば、国土交通省も有害スラグ不法投棄に加担していた立場にあると言えるのではないでしょうか?
国土交通省は、癒着により大同特殊鋼や佐藤建設工業を庇い続け、第3回連絡会議においても大同特殊鋼の負担が少なくなるよう立ち振舞っているのではないか?・・・そう思えてなりません。住民の健康被害や将来の補修費を、我々住民の血税で賄うことを気にも留めないでいます。
当会では、有害スラグに汚染された国土交通省から“きれいなで安全な群馬ちゃん”を取り戻すため、今後とも微力ながら活動を続けてまいります。
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
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死亡事故が起きない限り抜本的な対策を打ち出すことのない国土交通省のお役人様の重い腰は、もはや日常茶飯事となってしまっております。とりわけ、ここ群馬県においては、スラグマネーを媒体とした官業癒着により、さらに状況が悪化しています。スラグ排出責任を指摘することなく黙認し、さらに盛り土を搬入する仕事をブラック佐藤建設工業に行わせるという、“○○に追い銭”と言った状態を呈しているのです。
さて今回は、2014年8月6日付の毎日新聞で取り上げられた上武上細井信号付近の有害スラグ不法投棄現場において、有害スラグの膨張を原因とする崩壊現象の現況レポートをお伝えします。なお、昨年8月6日の毎日新聞記事は次のブログを参照ください。
○2014年8月6日:留まることを知らない大同有毒スラグの県土汚染の実態・・・急がれる不法投棄の場所と量の把握↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1359.html
それでは、さっそく報告内容を見ていきましょう。場所はこちらです。↓
衛星写真もチェックしましょう。↓
*****リットン調査団の実況報告*****
リットン調査団集合(^^)/
今日の調査は上武国道・上細井信号付近です。熊谷から始まる上武国道の今のところの終点となっている交差点付近です。現場の状況ですが、今のところ、補強土壁という垂直なブロック積の上部は舗装されておらず、車は通行していません。

↑毎日新聞に掲載された写真と同じ構図で写真をパシャリと一枚。この壁の裏側には“極悪”佐藤建設工業が搬入した盛り土がありますが、なかに大量に有害スラグが不法投棄されています。↑

↑ますます隙間が広がっているように見えますが・・・?↑

↑国土交通省の調査の痕です。一回調査したのみで、定期的に見ている痕跡は見当たりません。↑

↑来てます!スラグパワーです。スラグの膨張パワーで、前回調査より更にズレていませんか?↑

↑とその時、「アスファルトに亀裂がはいってるぞ〜」の声がかかるので側道の方に目を向けると・・・。↑

↑ここにも、来てま〜す!↑

↑スラグパワーです。スラグの膨張により隆起し亀裂が入っています。キタ〜〜っ!↑

↑ここでも、来てます!縁石も少し持ち上がっています。スラグパワーです。キタ〜〜っ!↑

↑歩道と手すりの基礎のコンクリート合わせ目に隙間があります。スラグが膨張しコンクリートを押しているかのようです。↑

↑キテます!コンクリートとアスファルトの間に隙間ができ、雑草が入り込んでいます。明らかにスラグパワーです!↑

↑キテます!こちらは1cmアスファルトが隆起しています、スラグパワーです。徘徊老人パワーで更に更に調査を続けましょう。こちとらは頭に?キテます。↑
*****続く*****
■スラグ問題が大きく動き出したのは、2014年8月の毎日新聞の報道がきっかけでした。この記事により、八ッ場ダムと上武国道・上細井信号付近がクローズアップされました。あれから1年半余り・・・現場では更にスラグの膨張が進み、アスファルトが亀裂している様子について、上記の調査報告でご覧いただけたと思います。
2015年11月13日に第3回鉄鋼スラグに関する連絡会議が行政関係者によって開催されました。ところが、大半の不法投棄現場では、スラグをアスファルトで蓋をするという対策で終わってしまう案が示されています。
しかしスラグには有害物質が含まれているばかりでなく、膨張して構造物を壊す性質を持っています。今回のようにアスファルトで蓋をしても、膨張による亀裂が入ってしまうことが簡単に想像できます。その亀裂の補修費用は誰が負担するのでしょうか?
■国土交通省の立場について考えてみましょう。国交省は、本来は天然石を使用させるべきところに、佐藤建設工業に騙され、有害スラグの不法投棄をされてしまった、いわば“被害者”なのでしょうか?そうであれば、被害者なら被害者らしく、有害スラグの混入が疑われる盛り土の納入を直ちに止めさせ、原因者の費用で撤去を命じるべきです。
ところが国交省は、その原因者に撤去を命じることもなく、新たな疑惑の盛り土の納入を許し、ブラック佐藤がスラグ運搬車を走らせているのを黙認し続けています。到底、被害者の取るべき態度とは思えません。“被害者”であることを自覚しないまま、ブラック企業を野放しし続けているとなれば、真逆の立場、つまり“加害者”ということになります。
その背景に、八ッ場ダム工事等々の公共事業で培った、有害スラグによる偽装再生砕石が生み出す潤沢なスラグ資金による官業癒着の存在が透けて見えるのです。
■有害物質入りのスラグを扱っているうちに国土交通省にも毒が回り、正常な判断を狂わせ、住民に被害を及ぼす“加害者”と化してしまったのではないでしょうか?となれば、国土交通省も有害スラグ不法投棄に加担していた立場にあると言えるのではないでしょうか?
国土交通省は、癒着により大同特殊鋼や佐藤建設工業を庇い続け、第3回連絡会議においても大同特殊鋼の負担が少なくなるよう立ち振舞っているのではないか?・・・そう思えてなりません。住民の健康被害や将来の補修費を、我々住民の血税で賄うことを気にも留めないでいます。
当会では、有害スラグに汚染された国土交通省から“きれいなで安全な群馬ちゃん”を取り戻すため、今後とも微力ながら活動を続けてまいります。
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
