知的障害者通所施設清涼園の虐待疑惑に関する情報公開で分かった通報者に対する高崎市役所の無礼千万  高崎市の行政問題

■清涼園の利用者虐待問題について、元従業員が職を賭して高崎市役所に通報したにもかかわらず、立ち入り検査をしないまま、通報内容を机上で検討しただけで「虐待の事実は認められなかった」として、この問題を放置していた件で、市民オンブズマン群馬は事実関係を確認すべく、高崎市長に情報公開請求をしていたところ、ようやく11月24日(火)午前8時半に、同市役所1階の窓口で開示を受けました。
※障害福祉課関係の開示資料→20151124jiqj.pdf
※指導監査課関係の開示資料→20151124jiwj.pdf
※開示手数料のレシート→20151124_receipt_city_takasaki.pdf

 開示された資料はA4版10枚でした。その内容は次の通りです。

※11月24日に高崎市が開示した情報一式

*****障害福祉課からの開示資料1*****
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H26.6.6(金)am11:40−pm12:00

匿名の電話 ●男性 中高年の感じ
高崎市民か聞くが、「群馬県民です」と答える。おそらく市外在住。

群馬県、前橋市へ行った、その時は名乗ったがバカをみたので、話しに高崎市に行って信頼できたら名乗る。群馬県も前橋市も無責任だ。窓口当番が話を聞き、担当につなげるだけ。今、憤っているから名前は言わない。憤っているから興奮気味で話しているかもと。

虐待担当の責任者と話したい。考えを聞きたいことと提案を聞いてもらいたいことがある。

高崎市は本当に虐待をなくそうと考えているのか。
どのように現状把握しているのか。
内部告発者は必ず守られるのか。
月に1回でも検査に行くべきだ。抜き打ちがいい。
施設では、知的障害の人は何も言えないから、差別、心理的虐待は横行している。
トッブや職員を教育しなければダメ。
■■■の新聞報道を見たがその後を知りたい。→このことはお答えできないと伝える。
自分は施設に努めていたことがあり、虐待と思われることをみて、今、施設と戦っている。
職員は9割方いいが一部ダメ。勤務年数が長い人ほどダメ。

本日(6/6)4時過ぎに来るとのことだったが、会議があるため対応できないと伝え、6/11(水)以降に市川あて連絡もらい、日程調整することとした。

*****障害福祉課からの開示資料2*****
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2014.6.12 pm4:40-7:20
対応者 中西 高井 市川

相談者  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
勤務先  社会福祉法人 明珠会 清涼園

主訴・相談の内容
現在勤めている清涼園で、B型支援の利用者に対し、特定の女性職員(■■■■■)が心理的虐待と思われる行為(下記)をしているのを目撃した。しかし、H26.3に施設が行ったセルフチェック(2回目 別紙あり)を機にその後現在に至るまではその行為はみていない。
今年度定期監査があると聞いているのでその時に強く指導してもらいたい。

心理的虐待と思われる行為
・B型支援の仕事はpm4:30で終了するが、数人を残して5〜10分仕事をさせている。作業が終わると職員が検収し終了となるが、その検収をしてやらないので終わりにならない。
この数人は、決まった人で言葉にして言えない人だけ残す。時間過ぎた分の賃金の支払いない。タイムカードを押させていない。
・利用者の脇に座り4〜5分くらいの間ずっと作業をみている。
・職員が重いものを持たず、利用者に持たせている。
・利用者に説明もなく、いつも座っている椅子を移動させてしまう、障害のある人は状況が解らずウロウロしてしまう。■■■にそのことを言うと「自分■■■■は大丈夫」と答えるが障害の人にはいつもと違うことがストレスになる。
・ホチキスの針のバラになったものを素手で片付けさせているので切り傷ができる。相談者が指導しているグループは段ポール片を使って片付けさせている。
・ただ作業をさせているだけで、利用者がやりやすいようにするとかの指導や支援がない。教えないので、できない利用者はいつまでたってもできない。できないと言われていた利用者も相談者が絵カードなどを工夫し教えたところできるようになった。できるようになってもほめない。
・不良品が1つでもでると「何やっているんだ」と怒り、どうすればいいか教えず、他の利用者にさせるように変えてしまう。
・利用者があばれても、その特性にあった対応ができる人がいない。なぜ、そのような状況になったか考えず、ただ、叱る。
・利用者を差別、馬鹿にしているのだと思う。
・ストレス発散のためにしかっている.
・あいさつしない。
・都合のよい利用者ばかりホイホイする。       (裏面あり)
↓(以下は高崎市側の手書きの追記コメント)
現在、不適切なケアは改善されている様子。指導監査課へ情報提供し、定期監査時に注意して監査してもらうよう依頼してゆく。

その他
・H24.10頃(虐特防止法が施行後)、セルフチェック(1回目 別紙あり)を檎に身体的虐待と思われる行為はみられなくなった。
・メーカーより不良品が20個もあるとクレームあり、その女性職員がわざと入れていた現場を押さえた。
・相談者は清涼園に勤め■■。■■■を定年退職したあと清涼園に再就職している。
・県権利擁護センターへ相談に行ったところ、「よくしているじゃないですか」と言われ、憤り、「施設の中で解決します」と言って相談を終わりにしてきた。
・■■■■んは上には従順なのでトップが言えば変わると思う。
・会議の席で相談者がいると利用者がピリピリしている。と言われたが、■■■さんがピリピリしているのだと思う。
・パートの職員、食堂の職員は知っている。
・■■■へは2回、直訴した。■■■からはグレーのままにしてください。
・通報したことは絶対にわからないようにしてほしい。
・■■■さんは色仕掛けをしてくる。

*****障害福祉課からの開示資料3*****
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2015.2.12 pm5:60-8:30
対応者  中西 高井 市川

相談者  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
勤務先  社会福祉法人 明珠会 清涼園

話がしたいとのアポの時
3月末で解雇を言い渡され、自分が虐待通報をしたのが■■■に伝わってしまったのではないか。わからないように定期監査に入ってほしいと言ったのに監査の後、■■■や他の職員の自分に対する熊度が違う。6月の通報の時はすでに虐待はなくなっているというお話だったのでというとまだ心理的虐待は今も続いていると話す。

相談の内容
・ゴム片のカットを一度やらせてできないとやらせず、針詰めに回されていたが、相談者は■■■■勤務時代のトレーナーの経験を生かし、ゴム片のカットの仕方を大きな図を用いて4段階くらいに分け、教えたところ、やる気をみせてくれ、できないと言われていた利用者ができるようになった。同様にいろいろな工夫をして一生懸命したのに、「■■さんのしていることは独断専行だ」と言われ、くやしい。
●利用者がきちんとカットしたゴム片の中に不十分なカットのゴム片を■■さんがぶち込んで依頼主からクレームがきた。ぶっこんだところを目撃した。
・セルフチェック1枚目以前は、■■さん(■■■■■■■■男性)と■■さんという女性がつるんで虐待していた。■■さんは明らかに身体的虐待をしていたので■■が辞めさせた。しかし、辞めさせた理由はセクハラだった。
・■■■■■■■■男性が辞めたあとは、■■さんは■■さんと組んでいる、■■さんが●印のことをグレーでいくとはっきり言った。
・途中、どうして自分がやめなければならないか。私に謝ってもらえばゆるすがこのまま辞めることになれば裁判も考えている。前回、命がけでチェックリストも渡し、何か方法を考えろといったのに辞める羽目になった。自分は70歳まで働きたい。解雇されたらどうするんだ仕事を紹介してくれるんかと詰め寄る場面もあった。

心理的虐待について●
・心理的虐待は今もある。(虐待者)■■さんという女性。
・利用者に対して自分の思いどおりにいかないと怒ったり無視したりする、どなることもある。
・利用者に説明もなく、いつも座っている椅子を移動させてしまう、障害のある人は状況が解らず混乱してしまう。
・咳をしていた利用者に対して「大丈夫?」と声をかけたら、「わざとなんだからほっといていいんだよ」という。この利用者に対する対応の仕方がケア会議で「(このような咳をする場合の時)無視する」と決まった、おかしい。
・(B型支援の仕事は)pm4:30で終了するが4:30過ぎても片付けされている。本来は終了5分前に作業を鉢わらせ、片づけが済んで4:30分になるのではないか。←手書き追加コメント:(10〜15分延長、バスが来るまでの時間)
・■■さんや■■■■■■■■に聞けばわかる。職員も■■さん以外の人はいい人。

その他
・1/4の■■の話では、市の人は現場がわかっていない。説明したけれどわかってもらえなかった。補助金がもらえなくなるという様な感じだった。
・3/25給料もらって自浄作用する方向であればいいけど、もう1回話があるはず。独断専行しなければもう1年延長もある感じだった。
・理由はわからないが■■さんはなぜかやめさせない。
・高井係長の知っている人に「やめてこい」と言われている。
・3/25で辞めると決めている。あと2年で花壇のお花がきれいになる。
・自分と気持ちの職員も他にもいる。
・妹が障害者
・6.5H/日の勤務で社保加入している。

市より
・前回の話は、チェックリストしたり、■■■さんが指導の仕方などを工夫し改善したと受け止めていた。また希望により調査ではなく定期監査の強化を望んでいたので通報者がわからないように通常の定期監査(←手書き追加コメント:実地指導)のなかでチェック強化してもらった。市で出来るのは、虐待の通報に基づく調査と監査。雇用については労基署が相談窓口であると伝える。
・心理的な虐待について、対応は市で検討するが、通報により調査に入るという形になると思うと伝える。相談者の希望により、3/25の最後の給料日以降連絡を待って(もしかしたら雇用が継続するかもしれない)から対応することとなる。←手書き追加コメント(4/16以降とのこと)

*****障害福祉課からの開示資料4*****
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A票(表)  障害者虐待  相談・○通報・届出受付票
 受付者 所属・虐待防止センター 氏名: 石井郁子 事案番号11
受付年月日 平成27年6月11日 13時09分〜13時14分
相談(通報・届出)者
   受付方法      ■電話  口来所  口その他(    )
   相談(性別:年齢)  匿名     (男)(  歳)
   住所・所属機関   清涼園の父兄・・・虐待があるから調べてほしい、から始まる。その他の内容については質問により回答
   被虐待者との関係  □本人 ■家族・親族 □その他( ) □不明
被虐待者
   氏名(性別・年齢) 清涼園の利用者     ( )(  歳)
   住所・所属機関
   電話番号         (   )     
   主な障害      □身体 ■知的 □精神 □その他( ) □不明
虐待者
   氏名(性別・年齢) 清涼園の職員     ( )(  歳)
   電話番号      027(325)2810
   被虐待者との関係  □養護者等 ■障害者福祉施設従事者等 □使用者 □その他
主訴・相談の内容
   「清涼園を利用している者の父兄」と名乗る匿名の男性からの通報。
   施設を利用している本人から、「職員の話を聞かないと、つっこくられる」「職員に寝ているところを押される」「職員に机を蹴飛ばされる」「職員から『仕事しないなら○○させない』と言われる」という話があった。
   1年くらい前から時々話があり、最近では1カ月くらい前にあった。時々、施設に行くときに泣くなど、普段と異なる態度の時がある。
下関の施設での虐待映像を見て心配になった。職員の表向きの態度は挨拶もしっかり出来ているが、利用者が話す姿は異なる。そういうことをする職員の姿を見ている人がいるはず。しっかりと調査を行い、利用者からも話を聞いて欲しい。

【不適切な状況の具体的内容】
情報源
   相談(通報・届出)者は、口本人 口実際に目撃した ■本人から聞いた 口関係者(  )から聞いた 口怒鳴り声や泣き声、物音等を聞いて推測した
相談・訴えの内容
   口家から怒鳴り声や泣き声が聞こえたり、大きな物音がする〔疑い〕
   口介護が必要なのに、サービスを利用している栂子がない〔疑い〕
   □障害者の服が汚れていたり、お風呂に入っている様子がない〔疑い〕
   口あざや傷がある〔疑い〕 口食事をきちんと食べていない〔疑い〕
   口問いかけに反応がない、無表情、怯えている〔疑い〕
   口年金などお金の管理ができていない〔延い〕
   □養護者の態度(                     )
   ■その他(具体的に)(施設職員に故意に押されたり、強迫めいた発言をされる。)
虐待の可能性(通報段階)
   口身体的虐待の疑い 口性的虐待の疑い 口心理的虐待の疑い □放棄(放任の疑い性 口経済的虐待の疑い ■虐待とは言い切れないが不適切な状況 口虐待の可能性無し
受付の対応
   □センターにて終了(内容:               )
   ■障害福祉課へ対応依頼  障害福祉課  様へ提出  月 日
※高崎市役所27.6.12受付 中西、高井、太田

*****指導監査課からの開示資料1*****
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       社会福祉法人明珠会「清涼園」立入調査結果

1 立入調査日 @平成27年8月17日(月)午後1時30分〜午後3時30分
        A平成27年8月25日(火)午後1時20分〜午後3時55分
2 調査方法  ・職員からの個別聴き取り調査
        ・利用者からの聴き取り調査
3 調査体制  @障害福祉課職員8名、指導監査課職員8名  計16名
        A障害福祉課職員3名、指導監査課職員3名  計 6名
4 調査対象  ・施設長及びサービス管理責任者、直接処遇職員8名  計10名
        ・立入調査当日(H27.8.17)出席していた利用者33名
5 調査結果
 2日間に渡り、施設長及びサービス管理責任者、直接処遇職員からの個別聞き取り調査を行った。
 調査内容からは、虐待(不適切な対応)の事実は確認できなかった(詳細は別紙「職員聞き取り調査票まとめ」参照)。また、同様に利用者からも個別に聞き取り調査を行ったが、虐待(不適切な対応)の事実は確認できなかった(詳細は別紙「利用者聞き取り調査票まとめ」参照)。
6 まとめ
 職員及び利用者から聞き取り調査、並びに、個別支援計画等の確認を行ったが、H27.6.11付けの虐待通報にある「虐待とは言い切れないが、不適切な状況」について、確認することはできなかった。利用者の訴えの中には、「叩かれた」という回答もあったが、叩いた人物について特定はできず、聞き返すとほかの利用者の名前が挙がることもあった。
 上記の理由から、今回の立入調査では「虐待(不適切な対応)」について、事実の確認はできなかったと判断する。但し、事業所内で虐待防止研修等に参加していない非常勤職員がいたため、必ず研修を受けるように指導する。また、職員間でも利用者との接し方について、再度、共通理解を図るべく、話し合いをする等、事業所内の取り組みについて検討してほしいと伝える。

*****指導監査課からの開示資料2*****
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    職員聞き取り調査票まとめ((社福)明珠会「清涼園」)
                    (対象10名)
調査実施担当者  障害福祉課・指導監査課職員
調査日      H27.8.17及びH27.8.25
≪虐待防止≫
  ●研修
    ・参加したことがある→7人
    ・参加したことはない→3人
   (「ある」と答えた人に対し、研修を通じて覚えている内容を聞く)
    ・虐待はグレーがなく、白か黒。他者から見て虐待と疑われる行為は、すべて虐待と思ったほうが良い。
    ・利用者への呼び方(呼び捨て、あだ名の禁止)、無理やり作業をさせない等
  ●取り組み(事業所内において、どのような取組みをしているのか、周知方法等を具体的に)
    ・セルフチェツクシートを各々作成
    ・内部研修、パンフレット配布
    ・毎週水曜日のケア会議
    ・虐待防止に関する掲示
    ・標語の読み上げ
  ●通報義務
  障害者虐待防止法(H24.10.1施行)第16条「通報義務」を知っているか
    ・知っている→9人 ・知らない→1人
  ●虐待の種別 (知っているもの)
    ・身体的虐待→8人
    ・性的虐待→8人
    ・心理的虐待→8人
    ・放棄・放任(ネグレクト)→6人
    ・経済的虐待→6人
    ・その他→(精神的に追い込むものは虐待)(本人が嫌がることは虐待)
≪通報に対する調査≫
 Q1 支援として「不適切」あるいは「虐待」と思われる対応をしている職員はいるか?
    ・いる→1人  ・いない→9人
<「いる」と答えた人に質問>
 Q2 のような「不適切」あるいは「虐待」と思われる対応をしているのか?
    ・■■■■に辞めた職員はそういったことはあったが、今は無い。
    ・言葉が強い。威圧的、上から目線の言い方。すべて以前の話。
    ・現在は耳が遠い人には、大きい声を出すことはある。
<「いない」と答えた人の意見>
    ・制止するときに「やめなさい」と言うことはある。
    ・危険回避のために大きい声を出すことはある。
    ・虐待を見たことはない。
 Q3 「不適切」あるいは「虐待」と思われる対応をしている職員は誰か?(複数回答可)
  (個人名が望ましいが、難しい場合、性別や年齢等、聞けることを聞く)
    ・■■■■■■■に辞めた
 Q4 被虐待者は特定されているか?(複数回答可)
    口特定されている    ■特定されていない
  (利用者名              )
 Q5 「不適切」あるいは「虐待と思われる」対応を確認した状況は?
    口見た(いつ頃、どこで?)
    口聞いた(誰から?)
≪相談体制≫
 支援に関して困りごとや不明な点は、上司等に相談できますか
    ・できる→10人  ・できない→O人
<「できない」と答えた人に質問>
 Q 相談できない場合、どのように解決していますか?

<「できる」と答えた人の意見>
    ・朝礼のときに声がけがある。
    ・職員間での情報交換ができている。
    ・同じ悩みを抱えているので、気軽に相談できる。
    ・ケア会議にかける。
    ・園長、サビ管に相談できる。 ※当会注:サビ管=サービス官
≪その他≫
    ・利用者がパニックになることはある。パニックになってしまったときの職員の対応はケースバイケースで、利用者の状況により対応している。利用者には特性もあり、虐待と見られてしまうことはあるかもしれない。でも、実際は、利用者を保護するための行為なのでわかってほしい。あったことについては全て記録し、保護者にも話しをしている。支援について、難しさを感じている。
    ・利用者に自閉症が複数人いて、大きな声、パニック、そのときの状況、本人のわがままが多いと聞いている。予定が変更になると落ち着かず、連絡帳で保護者には伝えたりする。長年の利用者なので、職員は理解できている。
    ・定員37名であるが、毎日ほぼ定員人数ぐらいの利用者が来ている。落ち着いている利用者が多く、フラフラしている利用者はいない。扱うものが「針」でありケガの危険性が高いため、注意する声が大きくなることもある。入職当時は利用者さんも若く元気で、箸を持ったまま走り回る利用者から箸を取り上げたりしたが、今は高齢化が進みそういう利用者もいなくなった。職員も勤続年数が長い人が多い。
    ・園長はほとんど在園している。そのため、園長に相談事があればすぐに相談できる体制になっている。就労継統支援施設の一般的な特徴であるが、清涼園も長期間利用している利用者が多い。一番若い人で25歳であるが、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■で、7〜8年の利用歴がある。気分にムラがあるために処遇が困難な利用者が1人いる。その方に対してはマニュアルを作成して対応している。
    ・インターネットでオンプズマンの書いた高崎市と清涼園に関する記事を見た。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■

    ・職員を順位付けする利用者がおり、私に頼みごとをするとその利用者に対し、「なぜ自分に頼まないのか」と怒っていたことがある。
    ・職員同士で話し合いはある。基本的に利用者は落ち着いている。滅多に無いが、きっかけが有ると激しい時がある。朝のミーティングで利用者の状況の引継ぎあり。
    ・利用者が大きな声をあげる時もある。暴れるような状況は年に1、2回。偶数月に保護者会があり、園長、事務、職員1人が参加している。■■■■■■■がパニックになり水をかぶる時には、家族の依頼もあり後ろから抑えることもある。
    ・個々の利用者の希望やペースに合わせて職業指導をしていくことに難しさを感じている。コミュニケーションをとるのが難しい、会話が通じない利用者などがいるが、困ったときは先輩に相談しながら対応している。先輩や園長には相談しやすい雰囲気となっているので助かっている。
<所見>
 職員からの聞き取り調査内容から、虐待(不適切な対応)の事実は確認できなかった。但し、調査の結果、虐待防止研修に参加していない職員が確認できたことから、虐待防止に関する取り組みについて強化するよう指導する。

*****指導監査課からの開示資料3*****
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     利用者聞取り調査票まとめ((社福)名珠会「清涼園」)
                     (対象33人)*欠席利用者6人
調査実施担担当者 障害福祉課・指導監査課 調査時間 H27.8.17
≪調査内容≫
Q1 あなたの嫌いなこと、イヤなことはなんですか?
    ・大変だけど嫌なことはない。
    ・仕事は好き
    ・叩かれたりする
    ・楽しいことはない
    ・ホチキスの作業で怒られることがある
    ・いっぱいある。人間関係
 Q2 清涼園で嫌いなこと、イヤなことをされたことがありますか?
    ・以前はケンカがあり、それが嫌だったが今は大丈夫になった。
    ・仕事をしていない人に職員が言うかもしれないが、自分は言わない。利用者同士のいざこざはあるが気にしない。
    ・中で怒られたことがあった。口で言ってくる(おともだち)。
    ・男の人が叩く。今日の案内係の人ではない。メガネをかけていない偉い人(毎日来ていて、今日も来ている。仕事をしているときに怒られる。休んでいるときは怒られない。
    ・叩かれて、来るのが嫌なときがある。
    ・つらいときがある。自分がダメなとき、無理なとき
    ・■■■■■■■■■に言われて、カッとなって暴れた。
    ・■■■■■■■■には言ってもわからない。
 Q3 だれに嫌いなこと、イヤなことをされましたか?
    ・遊んでいると妹にしっかりやるように言われる。
    ・■■■■■■■■が叩く。作業が上手くいかないとき、たまに。
    ・笑われたり、言われたりするのが嫌。週に何か。(職員みんなに言われる)。■■■■■
    ・■■■■■■■■■■■■■■■■
≪その他≫
    ・マンションを買った。ネコを飼っている。お化粧してイヤリングして彼氏がいる。
    ・仕事は楽しくやりがいがあっていい。仕事を手早くやっていると嫌なことを忘れる。
    ・揉め事にならないように自分ががまんしている。がまんしていることが多い。
    ・席替えをしてほしいが、聞き入れてくれない。
    ・世話人のところにいる。
    ・作業はホチキスの針つめ。
    ・心配なことはいっぱいある。
    ・今日はバイクで来た。
    ・好きなことはたくさんある。みんなは仲良し、楽しくやってぃる。
    ・ご飯がおいしかった。
    ・お母さんに怒られることがある。
    ・―緒にいる人に嫌なことをされたから、今はしゃべれない。一人の部屋なら話せる、相手は90歳位だからあきらめている。
    ・嫌いな人はいるが大丈夫。
    ・園で好きな人はいっぱいいる。嫌いな人はいない。

<所見>
 個別で質問形式の聞き取り調査を行った。利用者の平均障害支援区分は「3.1」であるが、個々でみると、障害支援区分2〜6である。利用者同士のトラブルのような回答もあり本件「虐待通告」に関連する内容なのか、真偽について判断は難しい。気になる回答もあるが、現在のことか、過去のことか等判断材料に乏しく、虐待(不適切な対応)があったという決定的な証言とは言いがたく、事実の確認には至らなかった
**********

■情報公開後、さっそく市役所福祉部障害福祉課を訪れ、担当の高井氏と面談しました。

 1時間余りにわたるやり取りで、次のことが判明しました。

(1)昨年6月から今年2月と3月にかけて、数多くの電話と3度にわたる面接による通報があったにもかかわらず、高崎市では、通報ではなく、単なる相談と見なして対応していたこと。

(2)通報者から提供された詳細な情報や証拠写真なども、同課内と指導監査課内のみで情報共有化しただけであったこと。また、両課の課長レベルまでは情報を伝えたが、福祉部長には虐待情報を伝えなかったこと。

(3)しかも通報された情報に関して、高崎市が清涼園になんらかのかたちで伝えたらしく、それが原因となって通報者に対して解雇通告がなされたことが窺えること。

(4)通報者から解雇後の4月16日以降での清涼園への虐待問題についての立入調査を強く要請されながらも、高崎市は8月17日に指導監査課と共に初めて清涼園を立ち入り調査したこと。そして、その8日後に追加の立ち入り調査をおこなったこと。

(5)そして、障害福祉課では、立ち入り調査をすべきかどうかの判断は、障害福祉課ではなく、おなじ福祉部の指導監査課であり、そちらの方で確認してもらいたいこと。

(6)同様に、本日開示された行政文書にある清涼園職員らからの聞き取り調書票まとめで「インターネットでオンプズマンの書いた高崎市と清涼園に関する記事を見た・・」のあと3行余りにわたり、黒塗りにされている箇所について、どのような内容なのかを質問したところ、これも指導監査課から開示された文書なので、そちらに確認するように言われたこと。

(7)また、通報者から今年3月に提供された虐待にかかる情報について、今回の情報開示に含まれていないのはなぜか?という質問に対して、障害福祉課では「個人から提供された情報なので個人情報保護の観点から開示対象に含まれないと考えて、開示対象情報に含めなかった」と回答したこと。

(8)清涼園の虐待問題については、元従業員による通報(高崎市では相談ということで処理)の他にも、2015年6月11日に、当時下関市の大藤園における職員による利用者への虐待事件がマスコミで報じられたのに触発されて、清涼園の利用者の父兄と思われる男性から匿名の電話が、虐待防止センターに寄せられたことが、今回の情報開示で判明したこと。どうやら、元従業員が職を賭して通報したことよりも、匿名の利用者父兄からの通報電話により、高崎市はしぶしぶその2か月後に清涼園の立入検査に踏み切ったこと。


 このように、障害福祉課からのヒヤリングでは、担当者の不可解な説明内容と言動が非常に気になりました。

 続いて、指導監査課にいき、担当の金井氏と三浦氏に面談して、今回の清涼園の問題について午後1時近くまでヒヤリングを行いました。その結果、次のことが判明しました。

(a)清涼園への立入検査は、あくまでも6月11日に為された匿名電話による虐待通報に基づくものであり、それ以前に何度も通報してもらった元従業員からの虐待情報に基づくものではないこと。

(b)立入検査に際しては、決して指導監査課だけが要否を判断しているわけではなく、通報受付窓口の障害福祉課と事前に十分協議をしており、立入検査を実施する場合でも、指導監査課と障害福祉課が一緒になって実施していること。つまり、障害福祉課の担当者のいう「虐待の有無の判断や立入検査の要否は全て指導監査課が行う」との説明は正確ではないこと。


■こうして、清涼園の虐待に関する元従業員による通報に対する高崎市役所の福祉部傘下の障害福祉課と指導監査課の対応の実態が明らかになりました。

 結果として、次のことが明らかになりました。

◆その1
「高崎市は虐待通報があっても、相談として取り扱い、立入検査には極めて消極的であること」

◆その2
「通報者が当会に報告し、オンブズマンが問題視しなければ、高崎市は虐待通報を揉み消していたこと」

◆その3
「オンブズマンが問題視した後、高崎市はしぶしぶ立ち入り検査をしたが、その端緒は、匿名電話による虐待通報だったこと」

◆その4
「つまり、元従業員が証拠を提出してなんども虐待の事実を高崎市に報告しても、高崎市は無視を続けていたこと」

◆その5
「立入検査をした結果、虐待を示す証言が関係者から発せられても、高崎市は証拠不十分で虐待の事実は認められないとして、結局幕引きを図ったこと」

◆その6
「その背景には、高崎市上層部からの福祉担当職員らへの圧力があったことがうかがえること。さらにその裏には、清涼園に対してモノが言えない市側の事情があったと思えること」


■今回の清涼園の虐待を巡る役所の一連の対応を見ると、今年6月の下関市の大藤園における虐待の事実を示すビデオ画像のマスコミ報道が行われる前の下関市役所の対応と、高崎市の対応が非常によく似ていることです。

 つまり、マスコミやオンブズマンのような第三者による問題提起が為されない限り、役所は重い腰を上げようとしないことです。

 これでは、せっかくの障害者虐待法が、施設と役所がつるめば骨抜き同然となってしまいかねません。

 なぜ、高崎市は清涼園に対して、これほど及び腰なのでしょう。その理由を探るため、清涼園に関する情報を検索してみました。
※現況報告書↓
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2015031900043/files/30myozyu26genkyo.pdf
※財務諸表↓
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2015031900043/files/30myozyu26zaimu.pdf

 なるほど、清涼園を経営する「明珠会」の理事監事を見ると、それなりの立場のお歴々が並んでいます。

 一方、当会の手元に、「創立40周年を迎えて」と題する挨拶文の写しがあります。明珠会は昭和45年(1970年)4月1日に設立認可され、同月15日に設立登記されました。従って、2010年当時の文書ということになります。

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          創立40周年を迎えて
                    理事長  大川 武
 ここに社会福祉法人「明珠会」が創立40周年を迎えられましたことは、関係諸機関及び各方面の方々の温かいご理解ご協力の賜と心より感謝申し上げます。
 思い起こせば昭和30年代の後半、養護学校卒業後の子どもさんの次なる活動の場を求めて、親の会の皆さんの施設建設へ向けての運動が始まりました。その地道な努力や熱意が実り、市長をはじめ多くの市民の協力により、社会福祉法人「明珠会」の認可、高崎市で最初の知的障害者通所授産施設「清涼園」の開設となったのです。そこで忘れてはならないのが初代理事長であり園長を務められた喜美候部圭吾先生です。先生の土地のご提供なくしてこの事業は為し得なかったからです。
 また、法人名の「明珠(みょうじゅ)」について喜美候部先生は、次のように記録を残されています。『昭和43年12月30日の朝日新聞に、糸賀近江学園長の「この子らを世の光に…」という記事があった。施設に最も大切なことはF子どもの心を安らかにしてゆくことであり、施設職員に必要なことは、子どもの利益を代弁することだ」と説き、次いで「この子らを世の光にして欲しい。この子らに世の光をではない」と。…中略… この子どもたちが世の中の倖せそうな人たちに、生命の躍動と生命の価値をその値に気づかせる尊い存在として欲しい。という意味に私は理解した。それ故に経営主体の社会福祉法人の名称も「明珠会」とした。「一顆明珠(いっかみょうじゅ)」という禅の言葉より引用したものである。「一粒の明るい珠」、一粒の明るい子どもたちのみずみずしい生命が、その値「世の光」であり、「世の光」たらしめるよう、私たちは努力せねばならぬと思う。』と記されていました。それから40年の歴史を刻んでいますが、「明珠」の理念は色褪せることなく、代々の清涼園職員により脈々と受け継がれていると確信しています。
 ご承知のように障害福祉は、今大きな転換期を迎えています。制度変更により各方面にいろいろな戸惑いが生じています。そのような状況のなか清涼園も新年度には新体系の事業所に移行します。施設経営も今までのような訳にはいかないでしょう。何れにしても与えられた情報を的確に把握し、その目的に沿った福祉サービスを利用者中心に提供していかなければなりません。
 福祉に終着駅はありません。その時代その時代の要請に答え、更なる充実に向け私たちも努力精進してまいりますが、今後とも今まで以上のご指導ご支援をお願い申し上げご挨拶といたします。
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※当会注:2010年当時理事長だった読売七日会元会長で読売白鳳会会員の大川武氏は、2011年11月11日に90歳で亡くなった。その後、同11月27日に、読売新聞東京本社販売局・読売七日会・大川家合同葬が高崎市の高崎メモリードホールで営まれた。読売新聞グループ本社・白石興二郎社長をはじめ、連合読売会各会長、白鳳会会員、大川氏の友人ら約700人が参列し、故人の冥福を祈った。葬儀委員長の読売新聞東京本社宮本友丘・副社長販売担当は、式辞の中で大川氏夫妻の著書「老鶴万里の心」を紹介した。
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 このように、設立当時の目的が、40年という歳月を経て、次第に霞んできたことが窺えます。あらためて、関係者はこの挨拶文の内容をかみしめて、虐待の事実を認め、再発防止を徹底し、組織改善に注力しなければ、信用回復は望めないでしょう。

 そのためにも、高崎市の福祉行政は、清涼園での虐待の事実をきちんと認め、群馬県に報告すると共に、清涼園とそれを経営する明珠会に対して厳しく指導しなければなりません。

 幸い、2時間余りにわたる指導監査課とのヒヤリングで、当会からの要請に対して、指導監査課は、「通報」受付票を作成した上で、清涼園に対して立入検査等の必要な措置を講ずるよう前向きに検討することを確認してくれました。

 そして、指導監査課に対しては、窓口として重要な機能を果たす1階の障害福祉課に対しても「指導監査」を行い、虐待通報など、関係者からの情報提供に対しては法令に則って積極的にきちんと対応するよう、厳しく指導するよう強くお願いをしました

■そうした高崎市の本来の対応措置を促すためにも、当会としては、今後、清涼園における虐待の事実を改めて検証し、記者会見等を通じて公表することにより、高崎市福祉行政をサポートしたいと考えております。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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