2015/12/30  23:47

今度は5000万円着服・・・2年半前に不祥事を連発した桐生信用金庫の2度あることは3度ある体質  群馬県内金融機関不祥事件


■桐生信用金庫(桐生市、津久井真澄理事長)は群馬県にある7つの信用金庫のうち、しののめ信金に次いで2番目に大きな金融機関で、全国に267ある信金の2014年3月末時点の預金量ランキングでは4437億円で87位(2014年)となっています。創立は大正14年2月14日、従業員453人、店舗数34で群馬県の東毛地区及びその周辺を営業エリアとする中堅の信用金庫ですが、このほど、またまた不祥事件が報じられてしまいました。2年半前にも同様の事件を起こしており、その時の状況は次のブログを参照ください。
○2013年6月2日:1年以内に2度の不祥事を起こした桐生信用金庫の舌の根の乾く期間
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1046.html


 報道内容を見てみましょう。

**********TBS News 2015年12月19日(土) 1時42分
桐生信金職員、預金5000万円を着服
 群馬県の桐生信用金庫の男性職員が、知人や自分の家族などの口座から12年以上にわたり合わせておよそ5000万円を勝手に引き出していたことがわかりました。
 預金を着服していたのは、桐生信用金庫の営業担当主任の男性職員(43)です。桐生信用金庫によりますと、この職員は2003年2月から今年7月にかけての12年以上にわたり、親しい知人や自分の家族など担当していた顧客8人の口座から勝手に預金を引き出し、飲食費や遊興費に充てていたということです。着服額はおよそ5000万円に上ります。
 信用金庫がこの職員の顧客への対応を調査していた際に職員自ら不正を申し出たことで発覚しました。職員は信用金庫に対し、「着服した関係者には申し訳なかった。遊ぶのが楽しかった」などと話しているということです。
 着服した金は全て弁済しているということですが、信用金庫はこの職員を先月末付で懲戒解雇処分にしました。(18日19:07)

**********東京新聞2015年12月19日
【群馬】顧客8人から4995万円 桐生信金職員が着服
 桐生信用金庫(桐生市)は十八日、男性の営業主任(43)が二〇〇三年から今年七月、担当する顧客八人の預金を数十回にわたって下ろし、計約四千九百九十五万円を着服していたと発表した。
 同信金は主任を十一月末で懲戒解雇処分とした。着服金は飲食代や遊興費に使っていたといい、全額弁済した。
 同信金によると、顧客は主任の家族や知人。出金を依頼された際、少し多めの額を下ろして着服を繰り返していた。今年十月、別件で客からの苦情を受けた同信金が調査し、判明した。

**********産経新聞2015年12月19日 07:04
桐生信金職員、5000万円を着服 群馬
 桐生信用金庫(桐生市)は18日、男性営業主任(43)が平成15年2月から今年7月にかけ、担当する顧客8人の預金を数十回にわたって下ろし、計4995万円を着服していたと発表した。同信金は11月30日付で懲戒解雇処分。すべて飲食代や遊興費に使っていたといい、全額弁済したという。
 同信金によると、被害にあった顧客の大半は男性主任の家族や親族、知人。出金を依頼された際、多めの金額を下ろして着服を繰り返していた。今年10月、顧客からの別件の問い合わせで同信金が内部調査をしていて発覚、本人が認めた。

**********上毛新聞更2015年12月19日(土) AM 06:00
元職員が5000万円着服 親族や知人8人の預金 桐生信金
 桐生信用金庫(群馬県桐生市錦町)は18日、元営業担当主任の男性(43)が2003年2月から今年7月までの約12年半の間に、親族や知人8人の預金計4995万円余りを着服していたと発表した。
 通帳や印鑑を預かり、本人になりすまして普通預金の払戻金や定期預金の解約金を引き出していた。11月30日付で懲戒解雇とした。被害者でもあった男性の家族や親族が全額弁済しており、同信金は刑事告訴を見送った。

**********毎日新聞2015年12月19日
桐生信金職員、5000万円を着服 先月解雇に /群馬
 桐生信用金庫(桐生市)は18日、支店勤務の営業担当主任の男性職員(43)が2003年2月〜今年7月、顧客8人の定期預金や普通預金から計約5000万円を引き出して着服し、飲食や遊興に使っていたと発表した。10月6日に内部調査で発覚し、11月30日付で懲戒解雇した。家族らが全額弁済したという。告訴はしない方針。津久井真澄理事長は「コンプライアンス体制を見直し、再発防止に努める」とのコメントを出した。【高橋努】
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■そして、今回も桐生信金はホームページで次の内容の「お詫び」を掲載することを余儀なくされました。

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http://www.shinkin.co.jp/kiryu/pdf/20151218.pdf
                    平成27年12月18日
各 位
                    桐生信用金庫
                    理事長 津久井真澄
     不祥事件発生のお知らせとお詫びについて
 この度、誠に遺憾ながら、当金庫におきまして下記の通り元職員による不祥事件が発生しました。
 社会的・公共的役割を担い、高い信用を求められる金融機関でありながら、このような事態を招きましたことを厳正に受け止め、役職員一同深く反省いたしております。日頃より当金庫をご利用していただいておりますお客さまをはじめ、会員のみなさま、地域のみなさま、関係各位の方々に心から深くお詫び申し上げます。
 今後、あらためて当金庫のコンプライアンス態勢を見直し、このような事態を再び起こさないよう役職員一同努めてまいりますので、何卒ご理解と引き続きのご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。
          記
1.不祥事件概要
(1)事故者 当金庫の元職員(男性43才、営業担当主任)
(2)発覚日 平成27年10月6日
(3)事件の内容 平成15年2月から平成27年7月までの間、事故者が勤務していた店舗において、親族やお客さまの定期預金の解約金や普通預金の払戻金を着服していた事実が判明いたしました。
(4)事故金額 着服先 8先 着服金額 49,958千円
(内家族・親族 5先 23,308千円)
(5)発覚の経緯 事故者が以前担当していたお客さまより、ご利用いただいている住宅ローンについて相談があったことが発端となり、事故者に対して内部調査を行った結果、預金着服の事実が判明いたしました。
(6)資金使途 着服金は、すべて飲食代や遊興費に費消しておりました。
2.被害者への対応
 被害に遭われたお客さまには、当金庫代表役員から、事実関係を個別にご説明させていただいた上、心よりお詫び申し上げました。被害金額については、事故者の家族及び親族によって全額弁済いたしました。
3.監督官庁への届出等
 本件につきましては、法令等に基づき速やかに監督官庁へ届出を行っております。また、所轄警察へも報告しております。
4.関係者への処分について
 不祥事件の経営責任を明確にするため、理事長以下常勤役員8名の役員報酬を減額しました。
 また、管理責任を明確にするため、関係管理職につきましても、当金庫の規程に則り厳正な処分を行いました。
 事故者については、平成27年11月30日付で懲戒解雇処分としました。当然のことながら退職金の支給は行っておりません。
5.再発防止策など今後の対応について
 当金庫は、過去の不祥事件の発生を受けて、再発防止のため様々な取組みを実施してきましたが、この度の不祥事件の早期発見ができなかったことにつきまして、内部管理及びコンプライアンス態勢の取組みが不十分であったことを深く反省しております。今後はこのような事態を発生させないよう、職員の倫理観向上、営業店指導・内部監査機能の強化などを見直し、役職員一丸となり再発防止に取組んでまいります。
          本件に関するお問い合わせ先
          桐生信用金庫 経営管理部
          電 話 : 0277−44−8181
          受付時間 : 休業日を除く午前9時から午後5時
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■再発防止が徹底しなかったのは、過去の不祥事について真相究明と責任の明確化がきちんと公表されなかったことが原因として考えられます。今回の不祥事件でも、結局、着服した人物を「事故者」などと呼んでおり、家族や親族が弁済したという理由で警察に告訴・告発をしていません。

 不祥事件を中途半端に幕引きすれば、不祥事に関与してバレずに済んだ職員としては、反省どころか、うまくいった、などと逆に組織内のずさんな管理体制を再確認する結果となり、さらに犯行がエスカレートしかねません。

 実際に、前回2013年に発覚した不祥事件では11年間も横領が発覚しなかったことから桐生信用金庫は、全従業員の約1割に相当する異例の48人もの大量処分を行いました。それにもかかわらず、今回の不祥事件を再度招いたことは、前回の真相究明が不徹底だったため、漏れがあったことになります。

■安中市でも、15年間にわたり元職員による巨額詐欺横領行為が発覚しませんでした。20年前にようやく発覚した時には、51億円を超える巨額不祥事件となっていました。しかし、その後、事件の真相解明と責任の所在の明確化はまことに不徹底のまま、幕引きが行われました。あれから20年経過し、5日前にも安中市土地開発公社と安中市は連帯して群馬銀行に2000万円をクリスマスプレゼントしています。

 すっかり市役所内では風化してしまった地方自治体では史上最大級の、安中市民らが「タゴ51億円事件」と呼ぶこの巨額横領事件ですが、第2、第3の不祥事件の発生の温床が再び市役所内に醸成されているのではないかと、つよく懸念される次第です。

【ひらく会情報部】
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