2016/1/9  1:05

「姫」の後援会集会に係るオンブズマン公開質問状の扱いに関する情報公開請求で判った県議会と県警の対応  政治とカネ

■2015年10月20日に小渕優子元経産相の後援会会合が群馬県渋川市内で開催されましたが、市民オンブズマン群馬としても小渕「姫」本人に、公開質問状を渡そうとすべく、代表、副代表、事務局長の3名で、開催場所を訪れたことは既に報告の通りです。その際、「姫」には当会の公開質問状を直接手渡すことはできませんでしたが、後援会関係者から「別途郵送で送ってほしい」と指示されたので、指示通り「姫」の後援会事務所宛に公開質問状を郵送しましたが、未だに回答が来ていません。経緯は次のブログ記事を参照ください↓
○2015年10月28日:オンブズマンの公開質問状に対して期限日までに回答してこない姫こと元経産相
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1776.html
○2015年10月27日:政治資金不正会計に揺れる姫の後援会活動に出席した理由と根拠について県議会議長に公開質問状
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1775.html
○2015年10月27日:政治資金不正会計に揺れる姫へのサービス警護の理由と根拠について県警本部長に公開質問状
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1774.html
○2015年10月21日:10月20日の姫の後援会幹部会議と謝罪記者会見を報じたマスコミの報道ぶり
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1765.html
○2015年10月20日:自らの言葉による説明責任の場となる「姫」の説明会で後援会がオンブズマンの傍聴参加を拒否
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1764.html


 その日「姫」の集会場所に、群馬県警の私服警察官が少なくとも4名配置されていて、当会の代表が会場に入ろうとして「オンブズマンです」と告げた途端、会場のロビーに「ケイゴ!ケイゴ!」という声が響き渡り、「警察の者だ」という2名が、当会代表の前に現れ、外に出るように促しました。あとの2名は外で交通整理がてら、会場周囲を見張っていました。

 その後、「姫」の集会開始前に、今度は群馬県議会の岩井均議長が、公用車で乗り付けて会場に入っていくのを目の当たりにしました。しかも、乗ってきた公用車を運転していたのは群馬県議会事務局の職員でした。

 このため、当会ではさっそく群馬県議会議長と群馬県警本部長あてにそれぞれ2015年10月26日付で公開質問状を提出し、なぜ、一代議士である「姫」の後援会の集会に議長が平日、議会事務局職員の運転する議長公用車で駆けつけることができるのか?また、なぜ一代議士に過ぎない「姫」の後援会の集会に、群馬県警が警護、つまりSPをつけることができるのか?これらの理由を質そうとしました。

 当会がこのとき公開質問状を出したことは、新聞でも報道されました。

 ところが、驚くべきことに、双方とも示し合わせたかのように、現時点に至るまで、一向に回答をよこしません。

■回答期日が過ぎても、全く回答の届く気配がないため、当会の出した公開質問状がどのような取り扱いをされたのか、確認する必要があると考えて、当会副代表の名前で、県議会議長と県警本部に公開質問状の処理状況等について先日情報開示請求(公文書開示請求)をしました。

 その結果、2015年12月21日(月)午前10時に、群馬県知事から情報開示がありました。開示された情報は次のとおりです。

*****【議会事務局が受理した後の当会の公開質問状】*****
iu151223ccj.pdf
クリックすると元のサイズで表示します

 これはご覧の通り、当会の代表名で岩井均県議会議長あてに提出した公開質問状です。

 一見しておわかりのように、県議会事務局は、岩井議長に当会の公開質問状を届けずに、結果的に握り潰したものと見られます。

 一番上に押してある議会事務局の5名のハンコを見ても分かる通り、10月26日に「山本」という課員、続いて次長の「高田」、秘書室長の「山崎」、総務課長の「小宮」、局長の「根岸」という名前が並んでいます。

 議会事務局は10月26日に受付の収受印を押しており、受理は一応した形となっています。ところが、これだけの議会事務局関係者がハンコを押しただけで何の処理もしていません。この形跡から見るに、議長までこの文書が届いたことは確認できません。何の処理結果も、メモ書きも見当たりません。当会の公開質問状は、このように放ったらかしにされている様子がお分かりだと思います。

*****【県警が受理した当会の公開質問状にかかる相談業務報告書】*****iu151223xk.pdf
クリックすると元のサイズで表示します

 これは、群馬県警本部長宛の当会の公開質問状を受理したことを報告した文書です。

 上の方に大書してあるとおり「相談業務報告書」です。これは群馬県警察に寄せられた全ての相談、すなわち電話相談、文書相談でもなんでも、それらを窓口で受けたり、あるいは各部署で受けとったりした人は必ずこの文書を作らねばならない、という文書です。

 この報告書を見ると、当会の公開質問状をおそらく「苦情」として見なし、報告書の中央部の「相談概要」の欄に「10月26日午前10時50分ごろ、警察本部へ来庁した■■と名乗る■■1名が、対応した受付の担当職員に対して・・・」と描かれています。これは当会の事務局長の事で、「鈴木」と名乗る「男性」1名が当会の公開質問状を置いて行ったということが書いてあるので、これは確かに受理したという意味だと見られます。

 受理した人物は、一番上のほうの枠のところにある「受理担当者」が「総務課」の「秘書係」の「警部補」の黒塗りされた名前の誰かということが分かります。

 その上の右の方にある枠内に記載されている洋数字の長い番号が見えます。これが受理番号です。これは報告書を作成して登録すると、コンピュータで自動的に番号が付されるような制度になっていることが分かります。

 文書の真ん中より少し下のところに「処理結果備考」欄があります。ここには「同封された『公開質問状』の内容から、警備第二課へ文書を送付する」と記されてあります。

 ということは、警察官の配置で「警護」で配置したので、「警護」という事務を担当している県警本部の警備第二課のことと思われます。ここに当会の公開質問状を送って、この処置をどうするのかについて判断をさせるように、ということになったことが分かります。

 そのさらに下に「最終処理結果」という欄がありますが、右の方に〔対応責任者氏名等〕として、「警備第二課」、「警部」、「小室篤」と「ハンコ」が見えます。ビックリさせられるのは、その下の、「最終処理結果備考」として、「正当な業務であり、問題はない。なお、公開質問状は回答する義務がないため、回答は控えることとしたい」と記されていることです。

 要するに、「姫」の警護のために警察官を配置したことは正当な業務だというのです。しかも、当会の公開質問状に対して「回答する義務がないため回答は控えこととしたい」という意見を付して、最下部に書いてあるように10月29日に「最終措置結果」として「本件は解決」済みとしています。オンブズマンに何ら回答しないで、「解決」と判断するのですから、いかに庶民のヒジョーシキが警察のジョーシキかということを痛感させられます。

 もしこれが、当会が公開質問状の宛先とした群馬県警本部長に上げた文書であれば、本部長のところにハンコが押印されるはずです。文書の様式として、本部長の枠が無ければ、通常の場合、文書の一番上の空いているスペースに本部長が自分の名前を赤鉛筆で書くのが普通です。

 それによって、対応責任者が「オンブズマンからの公開質問には回答義務がないので無視することにしたので、これにて解決済みとします」という最終処理結果について「それでいいよ。承認したよ。回答しなくてもいいよ」と本部長が確認したことが分かるようにしてあるはずです。

 ところが、県議会事務局と同じく、当会の公開質問状に対して、県警は一応受理したことは分かりますが、本部長まで公開質問状が行っていないということは明白です。

*************************

■このようにして、オンブズマンが群馬県警本部長に対して、また群馬県議会議長に対して、2015年10月26日にそれぞれ公開質問状を出しましたけれども、最終目的地のところまで届いていないということが明らかになりました。

 この開示結果への対応について、当会としては、記者発表を含め、何らかの検討をする必要があると感じております。

 なぜなら小渕「姫」後援会の会合に関する今回の当会の公開質問状の県警と県会議長への提出について、新聞であれだけ大きく取り上げたにもかかわらず、調べてみると、このような対応が実態だったからです。

 当然、住民監査請求も検討対象として視野に入ると考えております。

■こうした県警や議会事務局の対応を見越して、当会は、これに先立つこと1週間前に、県警本部へ3件、県知事に2件、議長に1件、計6件の情報公開請求をしていました。

<県警本部あて3件>

 これらのうち、県警への3件の情報公開請求については、小渕「姫」の10月20日の後援会開催時の警護の関係ですが、現地に配置されていた警察関係の人物で、渋川警察署の警備課長がいます。同人の階級は警部です。

 従って、警部以上の階級の人物の名前を隠すことはできないので、この人物の当日の勤務状況、また、何の自動車を使ったのかが分かる情報を当会に提出するように、情報開示請求書を出しました。

 それから小渕「姫」は東京ナンバーの自動車で後援会の会合にやってきたことから、群馬県内に入った時点で県警の警備車が付いた可能性があります。また、この後援会集会における一連の小渕「姫」のみそぎ行事が終わった後、自民党県連の県政会館で行われた記者会見にも警護員がいたのかどうかについて、当会としては未確認ですが、県内にいる小渕「姫」に県警の警護が付いたのかどうか。これが2件目です。

 それからもう1件。つまり3件目が、渋川市内の小渕「姫」後援会の会場にいた警官を、あの場所に配置した正当性を示す情報開示請求です。当時、当会代表は小渕「姫」に公開質問状を手渡そうと、会場に入ろうとして、受付で身分を名乗らされたので「市民団体のオンブズマンです」と言った途端、受付のあるロビーに「警護!警護!」の声が響き渡ったことからも、間違いなく県警は警察職員を「警護」のために派遣したに違いありません。しかし、一塊の代議士の後援会行事を、警察という公権力が警護したとなると、これは非常に問題です。

 当会では、以上3件について情報開示請求をしていたところ、つい最近、県警から「1月28日まで回答を待ってほしい」という内容の延長通知が届きました。一方、県警本部の相談業務報告書では、警備第二部の警部が「問題ない」と言っています。果たして、延長された情報開示の結果がどういうことになるのか、注目したいと思います。

<県知事あて2件>

 次に、「姫」の集会の警護のために、派遣された警察職員らの給料を払っている知事に対して、「県警に支払った給料の区分が分かる予算書」、つまり、県警職員が一代議士の会合に派遣された件と、議長が公用車を使ったこと、議長が県庁職員の運転で現地に行った件の、それぞれの費用に関する情報について開示請求を出しました。

 この県知事あての情報開示請求結果として、前者(県警への支出)については、今年度、つまり27年度の県警の予算書の警察費という中から「給料」というところで、予算として147億円の金額が付いていますが、全警察官の給料として、その中から出している、ということで、予算書の写しを1枚出して来ました。

 これは平成27年1月か2月ごろに開かれた議会に提出された、4月1日以降の予算執行すべき予算書の当該ページでした。だが、この情報すらも、使う予定の金であり、「もう現実に給料日を2回も過ぎているわけですから、既に支出した金額の分かるものを出してほしい」と粘った結果、県側からは「今はまだ県警から(支出結果の情報が)来ていない」という返事がきました。ということで、当会側からは「県警の回答を待ってまた出し直すから」と伝えてあります。

 後者(県議会への支出)については、県知事は、県議会議長をはじめ県議会について、実施機関が県執行部とは別だから、その書類を取る資格もないし、書類を保存する資格もないという理由で公文書不存在としてきました。このように県知事としては、予算の執行を議会費として県議会側に一旦投げたものには、一切関知しないという、こういう姿勢をとっているのです。

<県会議長あて1件>

 そして最後の残りのもう1件が、議長に対して、議長が公用車で職員を運転させて、一代議士である小渕「姫」の会合に出たことはどうなのか?ということで、その事実関係を示す情報開示請求を行いました。

 すると、議会事務局から、公用車の当日の使用日程表と、公用車の使用規定と、そこに確かに行ったことの分かるスケジュールの計3枚が開示されてきました。

*****正副議長・局長 日程表*****
クリックすると元のサイズで表示します
10月20日 曜日:火
時間 / 行事内容 / 場所 / 議長・副議長・局長 / 役割 / 摘要
    調整日               正9:30迎  副9:30迎
 09:30 庁議/5階特別会議室
 10:00 第2回群馬の未来創生安中地域懇談会 安中市役所201会議室 議長○ ●〆10/16 終了11:30
 10:00 靖国神社秋季例大祭(第三日祭) 靖国神社 議長欠 〆10/6 H23〜26欠
 11:00 局議 議会101会議室  局長○
 13:30 ミラノ国際博覧会レク(近ツリ■■氏) 議長室 議長○
 15:00 小渕議員後援会会合 渋川ホワイトパーク 議長○
 15:00 一之宮貫前神社弐年遷宮奉賛会設立発起人会 富岡市社会教育館 議長欠 副議長欠 ●〆10/10
        (秘書課運転手対応)

*****群馬県議会公用車使用基準*****(赤字部分は当会が着色)
クリックすると元のサイズで表示します
                    平成22年3月3日
 群馬県議会において管理する公用車に係る議員の使用については、地方自治法及び会議規則、委員会条例に基づく議会活動に際し使用するものとし、具体的な基準は次のとおりとする。
1 公用車の区分
(1)専用車  議長及び副議長用公用車
(2)バス
(3)共用車  専用車及びバス以外
2 使用基準
(1)専用車
  議長及び副議長が、議会を代表して各種団体等の会議、諸行事に出席するとき
(2)バス
 @地方自治法第100条第13項及び会議規則第122条に基づく議員派遣
 A会議規則第72条及び委員会条例に定める委員会等の調査等
 B各党会派の所属に関わりなく、相当数の議員で構成された団体の調査で、公務に準ずる議員活動として、あらかじめ届出がされたもの、又は、会派における県政の重要な課題に関する調査として議長が承認した調査であること。
(3)共用車
 @地方自治法第100条第13項及び会議規則第122条に基づく議員派遣
 A会議規則第72条及び委員会条例に定める委員会等の調査等
  ただし、バスの使用が不可能な場合に限る。
 B常任委員会の委員長等が、議長の代理として、議会を代表して各種団体等の会議、諸行事に出席するとき。
 C常任委員会の委員長等が、委員会を代表して関係団体等の会議、諸行事に出席するとき。
3 その他
(1)2(2)Bについては、使用しようとする団体が年度の初めに議会事務局長あて必要書類を提出するものとする。その後、届出されるものについても、同様とする。
(2)この使用基準に定めるものほか、公用車の使用に伴う具体的な手続きは、議会事務局長が別に定める。

*****県会議長スケジュール*****
クリックすると元のサイズで表示します
件名 議長用務
場所 安中市
期間 H27/10/20 08:30 〜 H27/10/20 18:45
内容 レクサス8138
   8:30〜12:30 自宅迎え〜安中市役所〜県庁
   14:20〜18:45 県庁〜渋川市内〜自宅送り
 状態
 公開方法 所属
登録者情報
 所属 議会事務局 総務課
 氏名 本木直司
**********

■開示された県議会事務局の群馬県議会公用車使用基準を読む限り、岩井議長が専用車レクサスを駆って小渕「姫」の後援会の会合に出席をしたのが、「議会を代表して各種団体等の会議、諸行事に出席」をしたのかどうか、がポイントになると思われます。

 このことについては、使用基準を精査するとともに、我々の税金から給料をもらっている議会トップの議長が一代議士の後援会に出席すること、それも公用車を使うこと、さらに公費で給料をもらっている県職員に運転をさせていることから、こうした責任を問うことができる場合は、誰がこの責任を負うべきかを含め、住民監査請求に該当するかどうか、慎重に検討をしてまいりたいと存じます。


【1月10日追記】
 当会からの公開質問状のことなど、どこ吹く風の「姫」が、地元紙の取材に対して、例に追って中身のない回答を述べています。ドリル事件やユーコ・ワイン配布、そして明治座への観劇ツアーによる旅行業違反については、東京地検の不起訴のお墨付きを得たためか、笑顔でインタビューに応じています。それでもまだ、説明責任云々と言っているところを見ると、ほんの僅か、心の片隅に記憶が残っているようです。
**********上毛新聞206年1月8日
【2016国勢展望 本件関係国会議員に聞くB】
衆院5区 小渕優子氏

クリックすると元のサイズで表示します
説明責任も果たしていないのに、2016年の新春取材で明るい笑顔を振りまくオブチ姫。
 ――昨年を振り返ると。
 安倍内閣の最重要課題の経済再生で少しずついい兆しが見えてきて、それを地方創生、地方の経済活性化につなげていく1年だった。選挙区の自治体でも、あらためて自分たちの強みや魅力を再発見する動きがあり、省庁に橋渡しもした。政治資金の問題については、ご迷惑をかけた支援者に引き続き説明していきたい。
 ――安全保障関連法は国論を二分した。
 残念だったことは、法律の議論がもう少しなされればよかったが、イデオロギー論争というか、過剰論になりすぎたきらいがある。大事なのは、この法律をどう運用していくかということ。
 ――環太平洋連携協定(TPP)が大筋合意した。
 選挙区には農家の方が多く、「心配だ」との声を聴いている。引き続き、こうした声にしっかり耳を傾けて行かなければならないと思っている。マイナス面はさまざまなところに生じるであろうから、当然のことながら国として対応するべきだ。
 脳後湯が果たす役割はただ単に農産物を作るだけではない。群馬は水を守り、山を守り、地域を守っている

 ――地元の課題は。
 2014年6月の世界文化遺産登録から1年以上たった富岡製糸場へ、全国からりぴーt−あをいかに呼び込むか製糸場を維持するためには多額の資金が必要で、何かいい仕掛け、アイデアを考えたい。
**********

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ