2016/1/31  10:25

危険スラグ問題を斬る!・・・出張なんでも調査団「花園インターチェンジ」の巻  スラグ不法投棄問題

■大同特殊鋼渋川工場から排出されていた危険スラグ問題は、群馬県だけにとどまりません。佐藤建設工業が大同スラグを扱い始めた平成19年以降、県外で施工していた下請け案件としては、隣接の新潟県魚沼市や埼玉県坂戸市があります。一方、隣接の埼玉県にある朝日工業のスラグが、群馬県東吾妻町の山林の林道工事で持ち込まれていたケースもあります。このように、本来は、比重が重く運送コストのかかるスラグを、県境を越えた遠距離移動は、通常はあまり考えられないのですが、廃棄コストを節約したがる排出元から補助金など逆有償が得られれば、越境移動が行われる場合も十分想定されます。
 そのような中、関越自動車道の花園インターチェンジ付近で、道路の異常が発見されたので、ぜひ現場検証をしてほしいという通報が寄せられました。そこでさっそく当会の誇る大同スラグ不法投棄調査チーム「リットン調査団」に特命派遣を要請しました。多忙を極めるリットン調査団ですが、前橋インターから南へ36キロ離れた埼玉県深谷市まで足を延ばすにはそれなりのインセンティブが必要です。さて、どうなったのでしょう。


*****リットン調査団の現況報告*****
 リットン調査団集合(^^)/ 

 団長の訓示「本日は出張なんでも徘徊調査を行います。」

 団員「あれ、団長どうしたのですか?」

 団長「実は孫にバームクーヘンというお菓子をせがまれてのう。なんでも関越高速道路の花園インターチェンジ付近に美味しいケーキ屋さんがあるらしい。そちらを調査に出かけるのじゃ!」

 団員「団長も孫には弱いですね。我々団員一同も孫にケーキを買ってあげましょう。パソコンでは世話になってるものね〜〜。」

 出発前のやりとりはさておき、今回の調査場所は花園インターチェンジです。↓



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団員「団長!花園インター近くっていうから、高速で行くのかと思いきや一般道をひた走ってきましたね〜。バームクーヘンを選ぶのに、かわいい店員さんとついつい意味もなく話し込んでしまいましたから、暗くなってきましたよ。帰りは運転が怖いけど高速道路で帰りましょう。」」↑

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団員「あれっ、インター入り口に見慣れた隆起亀裂のようなヒビが見えますね。いやいや、まさか遠く埼玉県まできたのですから、スラグ調査はやめましょう。暗くなってきたことですし・・・。」
団長「実はな、ここにスラグが埋められているらしいという通報があったのじゃ。すまんが、ちょっと調査をしていこう。」
団員一同「わかりました!」


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インターに進入してみると、ちょっとふわふわ凸凹、亀裂が尋常ではありませんね。これは調査せずには帰れません!

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うわぁ〜、亀裂を直した後からまた隆起亀裂している、酷い有様だ。

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バックリ亀裂が入っています、白いのは融雪剤(塩カル)でしょうか?融雪剤の影響があるにせよ亀裂がすごい。

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調査のため、料金所の前でUターンさせてもらおう。すると凸凹舗装が波打っているぞ。

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こちらも亀裂がひどい、それにしても塩で真っ白だ。塩害はおきないのだろうか?

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白線の手前が隆起して盛り上がっているのが分るでしょうか?ここまで盛り上がれば、危険スラグがアスファルト舗装の下に大量に不法投棄されている疑惑が濃くなってきます。ここで団長の一言「諸君・最近、特に暗くなると目が見えず高速道路の運転に自信がないから、せっかくUターンして出口に来たことだし一般道をゆっくり帰ることにしよう。」
団員一同「あ〜あいつになったら家に着くことやら、でもいいですよね、我々徘徊仲間は時間だけはありますから・・・トホホ」


*****続く*****

■とんだ出張徘徊調査になってしまったようですが、花園インターチェンジのこのエントランス部分の凸凹、亀裂はほかのインターチェンジには見受けられません。ただし、1か所を除いて・・・。

 当会では以前に、新設の玉村スマートインターチェンジのスラグ疑惑を取り上げました。概要は次のブログを参照してください。
○2014年11月5日:大同有毒スラグ問題を斬る!…高崎玉村スマートIC現場に有毒スラグ!どうするネクスコ東日本と高崎市・玉村町
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1449.html

 玉村スマートインターチェンジ付近を、告発情報をもとに調査すると危険スラグがあちこちに不法投棄されていました。ネクスコ東日本は花園インターチェンジ付近もスラグを使用しているのでしょうか?

 玉村スマートインターチェンジについては、当会では公開質問状を提出して回答を求めた経緯があります。しかしこのネクスコ東日本からの回答たるや、上から目線の、まるで誠意のない内容でした。その一部を書き出してみると・・・。

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<NEXCO東日本の回答概要>
 ニッポーから弊社に提出された工事書類を確認したが、材料は天然砕石を使用しているはず。ニッポーの当時の現場責任者にも確認したが、「鉄鋼スラグの使用の実績はない」との回答を得ている。現地施工前に六価クロム溶出試験を実施しているが、その結果は基準値を下回った。だから、サンプリング及び測定をする予定はない。なお、サンプリング及び測定については、(オンブズマンから)費用を協力してもらえれば対応してもよい。

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工事書類を確認して「材料は天然砕石を使用しているはず」とか調査もしていないのに結論を決めつけたり、現場監督の弁解を鵜呑みにしています。担当者が自ら「実績がある」とは話すはずもないのに、あきれた対応に終始しています。実際は玉村インターには大量のスラグが不法投棄され簡単に発見することができます。
群馬県が危険スラグを産業廃棄物と認定した今日、ネクスコ東日本におかれましては、自ら進んで測定・調査していただきますようお願い申し上げます。

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玉村スマートインターチェンジ付近に不法投棄された危険スラグの様子。
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 民営化したとはいえ、実質的には天下り組織のネスクコ東日本の体質は、国交省の八ッ場ダム工事事務所や関東地方整備局高崎河川国道事務所と同じだと言えます。

 こうなると、有毒スラグによる汚染エリアは、さらに拡大する懸念を感じざるを得ません。

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
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