安中市環境基本計画2016(案)に関するパブリックコメントに対して意見を提出  茂木市政


■安中市では、高崎市と富岡市との境界近くの岩野谷地区で、多数のごみ最終処分場や中間処理施設が集中しています。この他にも、市内の山間部に産廃を受け入れる施設がたくさん見受けられます。また、市内の至る所で道路脇などにゴミが不法投棄されています。


 当会では、岩野谷地区で平成3年から同19年にかけて計画されてきたサイボウ環境による一般廃棄物最終処分場の設置申請手続の過程で、有印文書偽造・提出等の違法行為が行われたにもかかわらず、群馬県や安中市の行政が業者に加担して、裁判の場でも、住民らの主張に真っ向から対抗し、処分場が作られてしまいました。

 また、鉱山法改正のどさくさに便乗して、東邦亜鉛安中製錬所の構内に産業廃棄物処分場が作られ、住民説明会が事後に形式的に行われるという一連の茶番劇が、行政と東邦亜鉛との間で示し合わせて行われたこともありました。

 このように、住民不在の安中市環境行政ですが、このほど「安中市環境基本計画2016(案)」についてのパブリックコメントが、1月14日から2月12日にかけて実施されました。

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http://www.city.annaka.gunma.jp/public_comment/27-2.html
「安中市環境基本計画2016(案)」についてのパブリックコメントを実施します
<件名>
「安中市環境基本計画2016」策定に係る意見募集
<意見募集の趣旨>
 市では、安中市環境基本条例に基づき平成17年度から平成27年度を計画期間とした「安中市環境基本計画(第1次計画)」を策定し、環境の保全等に関する取り組みを進めてきました。この間、私たちの暮らしにも密接に関わる地球温暖化や生物多様性などの地球環境問題をはじめ、東日本大震災及びエネルギー問題、人口減少など社会情勢が大きく変化してきています。こうした情勢に対応しつつ、環境面から持続可能なまちづくりを図っていくためには、市民・事業者・市が協働して、環境の保全に関する取り組みを総合的・計画的に進めていく必要があります。そのため、第1次計画が終了するのに併せて、計画を見直し、新たな計画として、この「安中市環境基本計画2016(案)」を作成しました。
 この「安中市環境基本計画2016(案)」について広く市民の皆様のご意見を賜るべく意見を募集します。
<公表する資料>
 •安中市環境基本計画2016(案)
sv2016f1.pdf
sv2016f2.pdf
sv2016f3.pdf
sv2016f4.pdf
sv2016f5.pdf
sv2016f6.pdf
sv2016f7.pdf
■関連情報
 •現在の安中市環境基本計画はこちらをご覧ください。
http://www.city.annaka.gunma.jp/seikatsu_kankyou/kankyoukihonkeikaku.html
<公表する場所>
 •環境推進課(碓氷川クリーンセンター)
 •地域振興課(松井田庁舎)
 •市ホームページ
<意見の募集期間>
 •平成28年1月14日(木)〜平成28年2月12日(金)
<意見等を提出できる人>
 •本市の区域内に住所又は勤務先を有する者(法人を含む)
 •本市の区域内に存する学校に在学する者
 •パブリックコメント手続に係る事案に利害関係等を有するもの(団体を含む)
<意見等の提出方法>
 •持参
  o 環境推進課(碓氷川クリーンセンター)
  o 地域振興課総務係(松井田庁舎)
 •郵便
  o 〒379-0133 安中市原市65番地 安中市環境推進課 あて
 •ファクシミリ
  o 027-381-2783 安中市環境推進課 あて
 •電子メール
  o kannkyou@city.annaka.gunma.jp  安中市環境推進課 あて
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■当会では過去にも何回か環境基本計画ではコメントとして意見を表明してきておりますが、今回も2月12日までに意見を提出しました。

-----元のメッセージ-----
差出人: ogawakenpg ogawakenpg@aol.com
宛先: kannkyou kannkyou@city.annaka.gunma.jp
送信日時: 2016/2/10, 水, 23:58
件名: 「安中市環境基本計画2016(案)」に対する意見について

安中市環境推進課環境衛生係 御中

表記に関する意見書を添付のとおり提出します。
よろしくご査収ください。

安中市野殿980番地
小川 賢

<添付>
安中市環境推進課環境衛生係 宛

「安中市環境基本計画2016(案)」に対する意見について

氏名(法人等の場合は、その名称及び代表者の氏名)     ※必ず記入してください
  小川 賢
住所(法人等の場合は、その所在地)    ※必ず記入してください
  安中市野殿980番地
電話番号 090−5302−8312
性別   ■男性   □女性 年齢  63 歳
意見提出者の区分   ■本市の区域内に住所又は勤務先を有する者(法人を含む)
           □本市の区域内に存する学校に在学する者
  □事案に利害関係等を有するもの(団体を含む)

意見等記載欄(枠に入りきらない場合には、別紙を作成してください)
頁 項目 意見等

◆提出期限  平成28年2月12日(金) ※郵送の場合は募集期間内の消印有効
◆意見の提出方法  次のいずれかの方法でお願いします。
@手渡しにより提出:環境推進課(碓氷川クリーンセンター内)または支所地域振興課
A郵送:〒379-0192 安中市安中1-23-13 安中市役所環境推進課環境衛生係 宛
BFAX:027−381―2783
C電子メール:kannkyou@city.annaka.gunma.jp
◆意見募集結果の公表の際には、ご意見以外の内容(住所、氏名等)は公表しません。
◆意見に対する個別の回答はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。

頁:P2
項目:1−1 計画の目的
意見等:8Lで「これらの環境問題は、これまでの公害問題と異なり、加害者と被害者が明確でなく、 私たちの日常生活や事業活動そのものに起因しており・・・」と、マクロ的に捉えているが、すべてがこのパターンに入るわけではない。東邦亜鉛安中製錬所のように、従来の公害問題も安中市には未解決のまま放置されていることを忘れてはならない事案も厳然と存在しており、次のように記載すべきである。
「これらの環境問題は、これまでの公害問題と同様の側面を持つものもあるが、温暖化問題のように、加害者と被害者が明確でなく、 私たちの日常生活や事業活動そのものに起因するものも近年台頭してきており・・・」


頁:P4
項目:1−4 計画が対象とする環境の範囲
意見等:「持続可能な社会」と題する相関図の中に「環境パートナーシップ」として、「環境教育・環境学習、環境保全活動、環境情報など」との記載がある。これはパートナーシップによる環境保全活動および環境教育の促進を目的に、さまざまな活動やイベントを通じて、情報や問題意識の共有化を図るとする趣旨だと思われる。この観点から最も大事な、官民産の連携である、地元住民と企業そしてそれを仲介する市との間の「公害防止協定」「災害防止協定」「保安協定」のような市民生活の安全・安心を担保できる官民産の「地域生活安全協定締結」も推進すべきである。

頁:P5
項目:1−5 計画の推進に向けて
意見等:冒頭に、「本計画を着実に推進していくためには、『安中市環境基本条例』に定めるように、市民・事業者・市の三者が、それぞれの役割と責務に応じて、主体的に環境配慮行動を実践していくことが重要となります」とあり、非常に共感を覚える。しかし、総論はそうであっても、各論については、東邦亜鉛安中製錬所の地元住民を無視した「個別対応はしない」発言や、東京ガスの高圧導管に関する地元住民からの災害防止協定締結の申し入れに対して「問答無用」発言や、メガソーラー事業者に地元貢献として造成工事で発生する健全な残土の地元土地改良事業への提供申し入れに対して「工程に影響を与えるからダメ」発言など、上から目線の対応が目立つ。また、役所も地元住民よりも企業側に立ってモノを言う傾向にある。従って、パートナーシップをただ喧伝するだけでなく、実効性の上がる仕組みづくりが重要である。

頁:P6
項目:2 計画の推進・進行管理に向けて
(1) 計画の推進体制
●安中市環境審議会
●安中市環境委員会
●「あんなか市民の環」懇談会(仮称)
意見等:これらの組織はいずれも、個別具体的な環境問題の課題について審議するためのものではない。重要なのは、実際に環境問題が起きた場合に、迅速に対応できる実務機関である。この点、市の既存の実施機関は、前述のとおり企業側に加担をするあまり、地元住民の安全・安心な生命や財産や暮らしがおろそかにされたままとなり、問題点や課題点が先送りされてしまう(東邦亜鉛安中製錬所がその好例)。したがって「あんなか市民の環」懇談会(仮称)の役割を、計画策定のみならず、実際に発生している環境問題の原因や背景についても協議できるようにし、PDCA(計画・実施・チェック・見直し)を包含した組織にすべきである。また、この懇談会の下部組織として分科会を作り、地区別、あるいは環境分野別にきめ細かく対応できるようにする。

頁:P7
項目:計画の進行管理
意見等:上述のとおり、PDCAサイクルは、各組織において、現在直面する具体的な環境問題を取り上げて、それをいかに解決・改善するかを通じて、環境基本計画を構築していくべきである。さもないと、机上の空論に終わってしまい、現在、市内で住民が直面する個別具体的な環境問題や課題がないがしろにされたまま、絵に描いた餅の様な実効性を伴わない計画案が策定されてしまうであろう。

頁:P10
項目:2−1 計画策定の背景【地球環境問題の動向】
【地球環境問題と私たちとの関わり】
意見等:この項目の記述では、専ら温暖化・気候変動に関する話題しか取り上げていないが、人口増や資源の有限性、政治的な要素についても触れ、地球環境問題解決に向けたThink globally, act locallyの視点が最も重要である。この観点から、里山の放射能汚染や廃棄物の不法投棄、外国資本による水源涵養地の保護対策など、に関する課題を浮き彫りにする方向を念頭に、記述を修正すべきだ。

頁:P11
項目:【安中市の環境基本計画について】
意見等:安中市の環境基本計画は国や県の環境基本計画にフォローする必要はないと考える。少子高齢化と人口減少は、指摘通り、耕作放棄地の問題に直結していると思うが、根本的に里山や耕作地の維持は人の手を掛けなければならないことから、物理的に昔と同じようなレベルで管理することはもはや不可能である。したがって、耕作放棄地や荒廃山林という定義ではなく、自然に回帰していくという観点から、こうした状況を率直に受け入れる姿勢が必要である。

頁:P12〜P13
項目:2−2 今までの市の取り組み
意見等:農地荒廃化対策としては、重機による樹木の伐採や抜根作業を行政や企業に委託できる仕組み作りが必要である。個人での原状復帰には限界がある。また、少子高齢化により、地元住民の道普請などのマンパワーの弱体化をカバーする意味でも、地元企業によるボランティア協力が不可欠である。現在、住民と企業によるコラボ作業は全く行われていない。企業はもっと地元住民への協力に理解を持つべきである。山間部の市道沿いでの不法投棄問題は全市に亘って深刻であり、清掃作業も山林の所有者の善意に任すしかない。これらは、行政と企業の協力が無い限り、住民だけでは解決不能である。公共下水道事業はこれ以上実施しないこと。また、事業排水の水質チェックは排出先河川で行うのではなく、事業所の排水そのもので実施しなければ意味がない。またそうした計測記録・データは、きちんと行政のHPに都度公表する形にすべきである。

頁:P14
項目:安中市の環境で優れている内容(事業者)
意見等:事業者の環境意識調査結果で、「事業活動に際して優れている自然環境は、『里山などの豊かな緑や森林』と『眺望や里地里山の自然景観』が特に高く、本市の自然環境を代表しています。また、生活環境では、『空気のきれいさ』が7割以上と高く、次に『河川・地下水の水質の良さ』と『騒音・振動がない』となっています」とあるが、回答者の住む岩野谷地区の北野殿では、到底それには当てはまらない。東邦亜鉛安中製錬所を交えてアンケート結果であるならば、きちんとその旨確証を求めたい。また環境問題への関心(事業者)としては、「地球環境問題では、『地球温暖化』への関心が最も多く、次に『異常気象や自然災害』となっていて、生活環境については、『省資源・省エネ対策』、『事業系ごみの発生抑制』が多く、次に事業系ごみの分別『リサイクル』と、廃棄物への関心が高く見られます」とあるが、ここには重金属による降下ばいじんの蓄積及び、不法投棄の実態に関して、もっとテーマとして取り上げられるべきものである。

頁:P20
項目:3 生活環境
意見等:「また、土壌・地下水汚染については、県による調査と監視が行われていますが、市内では深刻な汚染はありませんでした」とあるが、東邦亜鉛安中製錬所周辺の土壌の重金属汚染や、安中田圃の一部で重金属汚染の酷い個所がかなり存在することを記載していない。直ちに追記する必要が有る。

頁:P21
項目:4 廃棄物
意見等:産業廃棄物処分場設置計画により、これまでクリーンな環境だった里山地帯に、首都圏の産業廃棄物が集積されようとしている。この問題についても、とくに岩野谷地区ではサンパイ銀座と呼ばれるほど、計画中及び稼働中の処理施設が高密度で集中しており、地域の自然・営農・生活環境に対して脅威となっている。このことについて本文で言及していないため、直ちに追記する必要が有る。また、東邦亜鉛や信越化学など、大規模に操業している企業をめぐる廃棄物の適正処理についても、きちんと行われているのかどうか、行政や周辺住民による共同監視の重要性が必要である事を追記する必要が有る。
また、安中市内の県道、市道など生活道路や通学道路の下に埋設された東京ガスの高圧ガス導管については、早急に企業と地元との間に災害防止協定を締結するよ必要が有るので、安全・安心な市民生活の確保のためにもこのことについて言及する必要が有る。


頁:P25
項目:3−1 計画が目指す望ましい環境像
意見等:ここに掲げられたスローガンによれば、現在岩野谷地区で計画中の「滑ツ境資源」の産廃処分場は大きな脅威になる。また、「安中ソーラー合同会社」によるメガソーラー施設は、中国を含む海外資本による水源地帯の占拠という重大な懸念があるため、直ちに計画を中止するよう、本計画に具体的なアクション項目として盛り込む必要が有る。

頁:P30〜P31
項目:3−3 望ましい環境像の実現に向けた取り組みの展開方針
意見等:ここに示された方針では具体的な行動が何ら示されていない。これでは言葉の遊びに終わってしまう。例えば、「地元貢献に役立たないメガソーラー計画は断じて許さない」「不透明は背後関係がうかがえる廃棄物処理・処分施設計画は決して、安中市には作らせない」「市民の安心・安全の妨げになる事業を営む企業は、原則として地元と災害防止協定や安全協定を締結しなければならない」というふうに具体的な展開方針を示す必要が有る。

頁:P32
項目:3−4 みんなで創る安中の環境(協働による重点的取組)
「環境像づくりに向けた課題」
意見等:「里地里山の保全と活用」の欄に「里山の保全と木質制限の有効活用」、「資源・エネルギー利用に伴う環境負荷の低減」の欄に「バイオマス等の活用」とあるが、「木質バイオマス発電の様な放射能汚染木屑焼却による高濃度の放射能汚染物質の生成リスクを抱える事業は、対象から外すよう明記しておく必要が有る。

頁:P34
項目:協働の目標1 あんなか市民の環づくり
意見等:これは全市的な組織づくりを目指すのであろうが、各地区ごとに抱える問題についても対応できるように、各地区に分科会を設置し、その地域特有の環境問題について事業者を交えて話しあえる仕組みづくりが重要である。

頁:P36
項目:協働の目的2 里山環境交流のまちづくり
意見等:里山環境への大きな脅威となっている産廃処分場計画とメガソーラー計画についても、あんなか市民の環づくりにより、そうした開発申請の手続きの課程においても、地元住民と開発業者との協議の場として機能できるような体制作りが重要である。

頁:P37
項目:「事業者の取り組み」
意見等:「地域で行われる清掃活動をはじめ、里山・農地・水路等の保全・管理や活用などの環境保全活動に参加しましょう」とあるが、これをぜひ事業者に実行させるための仕組みづくりが最重要である。

頁:P41
項目:4−1 みんなで創る里山の環境文化の形成に向けて
意見等:現状では、ここにあるようなお題目をいくら唱えても、実際の里山をめぐる産廃処分場やメガソーラーなど開発事業計画の手続きの場においては、住民の意見はほとんど申請手続きの中で反映されず、里山が無残にも破壊されているのが現状である。したがって、この環境計画の精神が具現化されるように、条例や規則などに反映されるような制度づくりを併せて進めて行かない限り絵に描いた餅になってしまう。行政がかならず住民側の目線に立たない限り、安中市の里山は回復不能になるだろう。以下同様。

頁:P43
項目:項目別方針1-2-2 環境交流を推進します
意見等:これまでの市政の対応を見るにつけ、個々で歌っている取り組みの内容が実現されるとは到底思えない。ここに記載されていることが行政の本気度を本当に示しているのかどうか、住民に分かりやすい表現で示されない限り、荒唐無稽な環境基本計画となることは火を見るよりも明らかである。以下同様。

頁:P46
項目:項目別方針2-1-2 里地・里山を保全し、活用します
意見等:日刊ゴルフ場跡地のメガソーラー計画は中国など外資系ファンドが開発事業者であるため国家安全保障の観点からも計画は中止させるべきところ、安中市行政は全く聞く耳を持たず、開発手続をサポートしている。これではいくら里山の保護・保全・活用などと美辞麗句を並べても、信用ならない。以下同様。
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■安中市からは受領確認さえも連絡が来ませんが、当会のコメントは、おそらく期限内に受け取ってもらえたものと思います。

【ひらく会情報部】
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