2016/5/24  0:31

大同有毒スラグ?を斬る!・・・シリーズ赤い水H「有害スラグ混合所」  スラグ不法投棄問題

■シリーズでお伝えしております赤い水特集ですが、今回、ブラック佐藤建設工業のスラグ混合所を詳しく調査しました。なお、このスラグ混合所は、平成24年からは大同の子会社のエコメットが借り上げた形をとり、大同特殊鋼の渋川工場の一部と見せかけた施設です。

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2016年3月時点の中央混合所の様子。大同エコメットの土地借用の契約が切れたのでしょうか?しばらく使用されていなかった混合所に、大量の砕石がストックしてありました。今度はどんな有害物質を混ぜようとしているのでしょうか?!


 東吾妻町箱島の中央橋混合場の地図はこちらです。↓↓↓


○同じく中央橋混合場の衛星写真はこちらをご覧ください。↓↓↓何やら、四角い物が見えます。


*****リットン調査団の現況レポート*****
 リットン調査団集合(^^)/。

 群馬県中を六価クロム・フッ素汚染の恐怖におとしいれた、あの有害スラグ混合所がどうなっているのか?者ども、徘徊調査に出発じゃ〜!

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↑混合所の入口に来てみました。砕石の色が違う2種類の建設資材が置いてあります。下層路盤材と盛り土材でしょうか?佐藤建設工業には、基本的には2種類の建設資材しかないようです。下層路盤材は、変幻自在に名称を替えつつ、粉分タップリの有害スラグを混ぜて、上層路盤材としても販売していたことが分かってきました。また盛り土材は、施工業者に試験成績表を用意させておいて、実際には有害スラグ入り盛り土材を擁壁の裏側などの、いわゆる「裏込め物」として販売していたようです。その結果、あちこちの擁壁から赤い水が染み出していることは、当会のリットン調査団の現況レポートでも多数報じています。

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入口のバリケード付近を見ると、未だにサビ浮石がザックザク。

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有害スラグは天然石と見分けがつきにくく、撤去するのが難しいのだろう。

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さて、中に入るわけにはいかないので、隣接する田んぼのあぜ道を周り、安物カメラでズームアップ!あれ〜!?コンクリート管の上側が赤く錆びたようになっています。コンクリートがなぜ赤く錆びるのでしょうか?

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更に、ズームアップ。これは、有害スラグの粉じんが、乱暴な重機の運転によりホコリが立ち、風で飛び、舞い降りた粉じんが、雨に反応して赤くサビて、色が付いたと考えるのが自然ではないでしょうか。まさか、県の廃棄物リサイクル課の誰かさんのように、調べもしないのに、鉄バクテリアの仕業という訳ではありませんよね?

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あぜ道を歩いていると桝のような囲いを発見しました。写真はあぜ道からカメラだけを、伸ばして撮影したところです。

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側溝に水が流れた跡があります。「うっ、赤い!」思わず興奮し、柵から水溜りに落ちそうになる団員C。肥溜めに落ちても助けてあげられないよ、服が汚れるからね。しかしこんな桝(マス)を造っても、ここから溢れた水は吾妻川に垂れ流しなのではないでしょうか。一体なんの設備なのだろうか?
*****続く*****

 赤い水シリーズも、いよいよ佳境に入ってまいりました。有毒スラグの特徴を示す赤い水は、これからも発見される都度、お伝えしていきますのでご期待ください。

 今回の調査で取り上げた中央混合所では、有害スラグから染み出た毒水をどの様に処理していたのでしょうか?有害スラグに降り注いだ雨水は、フッ素や六価クロムなどが染み出すほか、強アルカリ性を呈するはずです。

■当会が独自に入手した、大同特殊鋼の内部資料に次の書類(PDF ⇒npdf.pdf)があります。

 これは大同が、日本鐵鋼スラグ協会により第三者機関として指定された日本検査キューエイ(JICQA)に提出したSG審査計画書(継続審査)に添付されていた資料です。この資料が何かの手掛かりになるかもしれません。

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この添付資料のタイトルは、中央橋スラグ混合場 平面図(計画図)です。図面の右下に記載すべきはずの作成者指名はわかりませんが、大同様のステータスシンボルのワンポイテッド・スターと共に大同特鋼株式会社渋川工場の名称とDaido Steel Co. Ltd. と英語表記が示されています。ちょっとかっこいいですなぁ。しかし国際的な名声に傷がつくとかっこ悪いなぁ。

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拡大してみましょう。リットン調査団のレポートに写っている桝(マス)は、「沈殿槽 内寸:3x4x1.95m」と示されています。

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〈運用方法〉として次のとおり示されています。
 ・降った雨はU300の排水溝で沈殿槽まで運搬される。
 ・沈殿槽に溜まった排水はローリー車で渋川工場に運搬し、処理後に配水する。


■なんと、降った雨水はU300という排水溝で沈殿槽に集めるのだそうです。集水桝だと思った大きさの沈殿槽に、こんなに広い混合所の雨水が飲み切れるのでしょうか?大雨の場合は当然、川に流れてしまうことでしょう。

 更に驚くべきことに、「沈殿槽に溜まった排水はローリー車で渋川工場に運搬し、処理後に排出する。」と運用方法に明記されています。

 この添付書類は、小雨の場合を想定し、大雨の場合は「想定外」と逃げを打つ手法で作成されたようです。小雨の場合には沈殿槽に有毒水を集め、ローリー車で渋川工場に運搬していたのです。

■この中央橋混合場は、ブラック佐藤建設工業の所有地です。平成24年までは、佐藤建設工業が混合所を運用していました。

 平成24年以降は、大同エコメットが当該土地を借り上げ、あたかも大同特殊鋼渋川工場の一部のように装いましたが、実際には佐藤建設工業が運用を続けています。このことは群馬県森林環境部のスラグ調査の発表により明らかです。(末尾資料参照)

 実質的に佐藤建設工業が運用する混合所の有毒水を、大同特殊鋼が自社の渋川工場に運搬・処理してよいものなのでしょうか?

■ところで、このローリー車ですが、リットン調査団の団員が、たまたま車で徘徊ドライブしているときに、見かけています。当初意味が分からず、この写真は眠っていましたが、途切れた糸がつながってきました。

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問題のローリー車です。とある廃棄物処分場から出てきました。なにやら車体の後部に「浸出水」と書いてあります。

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ローリー車が出てきたのは、次の廃棄物処分場からでした。

 なお、この処分場についてはこちらを参照してください。↓↓↓
○2014年6月16日:有害スラグの公共使用時期と建設中の大同特殊鋼スラグ最終処分場の拡張工事期間との相関関係に係る考察↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1319.html#readmore

 ちなみに、小林製工運送様の最終処分場はこちらです。↓↓↓


 同じく最終処分場の衛星写真はこちらを参照ください。↓↓↓


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ローリー車はスカイランドパークの入り口を通過しました。

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少し後をついて行ってみましょう。

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↑大同特殊鋼渋川工場の南側を通過し国道17号を左折しようとしています。↑

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大同特殊鋼渋川工場に入る橋を渡って、工場の中に入っていきました。

■以上、中央混合所の運用方法に書かれているのと同じに小林製工運送の管理型最終処分場から、ローリー車が浸出水を大同特殊鋼に運び入れている様子をご覧いただきました。ただ運ぶだけでは意味がないので、おそらく工場内の排水処理施設に混ぜ込んで、利根川に排水されているものと考えられます。

 ここでまず問題として浮かんでくるのは、実質的に佐藤建設工業所有地や小林製工運送の管理型最終処分場から出た浸出水を、大同特殊鋼が運搬して処理できるものなのでしょうか?水処理の許可を持っていれば、まだ許されるかもしれませんが、有害スラグを無許可で処理していた大同グループですから、浸出水についても、平然と無許可で水処理していた可能性は否定できない?と思われます。

 また、有害スラグ混合所では、必然的に有害スラグに含まれる六価クロムやフッ素などの特定有害物質が染み出していると考えられます。アルカリは中和により処理することができるかもしれませんが、フッ素や六価クロムは、どのように処理したのでしょうか?

■大同・佐藤ブラック連合は、天然石と有害スラグを混合し、有毒成分を薄めることにして環境基準をクリアしようとしました。これは希釈“という水処理の方法を悪用したものですが、ローリー車で運び込まれた有毒水は、少しずつ水に混ぜて希釈して、近くの川に排水してしまったのではないでしょうか?

 悲しいかな、一つの工場からでた浸出水は、希釈=薄めて川に排水することが認められているようです。しかし、外部からわざわざローリー車で有毒水を集めてきて、希釈して、川に放水するとなれば、資格取得手続や当局への報告義務など、話は別になるのではないでしょうか?

■最後に、小林製工運送の管理型最終処分場は現在も工事中ですが、この工事の理由が処分場内にある井戸から有害物質が検出されたための、浸出水対策と伺っています。それだけに、外部である最終処分場の有毒水を、渋川工場に持ち込み・希釈・放水することが無許可で許されるのでしょうか?

 また、ローリー車での運搬・処理・排水については、鉄鋼スラグ協会の指導を受けているのではないでしょうか?外部であるスラグ混合所の土地を、あたかも自社工場と見せかけた上で、詐欺まがいの毒水処理を受け入れて処理するという方法は、鉄鋼スラグ協会の指導のもとに、全国の鉄鋼メーカーでも行なわれているのではないでしょうか?

 鉄鋼スラグ協会は、いち早く当会との面談を一切拒否しています。市民団体から追及を受けるのはよほど避けたいのでしょう。我が国の産業の根幹を担ってきた鉄鋼業界の関連組織が、このように了見が狭いのでは、韓国や中国に対抗できません。まずは国民やユーザーに対する理解と信頼にもっと積極的になったもらいたいものです。

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ特別調査チーム・この項続く】

※参考資料
**********
【2015年9月11日】大同特殊鋼(株)渋川工場から排出された鉄鋼スラグに関する廃棄物処理法に基づく調査結果について(廃棄物・リサイクル課)
http://www.pref.gunma.jp/houdou/e1700084.html

(5)平成24年7月以降、大同特殊鋼(株)は、大同エコメット(株)とスラグ処理業務及びスラグ混合路盤材等製造に関する委託契約を、(株)佐藤建設工業とスラグ混合路盤材の販売に関する契約を、それぞれ締結した。
 これらの契約は、大同特殊鋼(株)から大同エコメット(株)に対してエージング処理や天然砕石との混合を委託し、(株)佐藤建設工業に対してスラグ混合路盤材を販売するというものであって、契約形態を変えただけで、平成21年7月から平成24年6月までの間と一連の行為の内容は同じであった。(別紙図3参照)
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