2016/6/28  12:26

アカハラと寮生連続怪死事件に揺れる群馬高専に対して2回目の公開質問状を提出…回答期限は7月8日  群馬高専アカハラ問題

■群馬高専電子情報工学科の学科長によるアカデミックハラスメント(アカハラ)問題で、当会はこの1年間、アカハラの実態と学校側の対応状況について、きちんと過程を公開することで再発防止と開かれたキャンパスを実現させるべく、情報公開請求をしてきました。しかし結果的に学校側からは何一つ期待していた反応は見られず、ひたすらアカハラ問題を学科長のプライバシー問題だという理由で、ひた隠しにする有様だけを見せつけられました。ところが、その期間中に、同校の電子情報工学科に所属する4年生でいずれも寮生だった若者2名が、相次いで怪死する事件が起きてしまったのです。さらに最近になって、一昨年にも寮の自室で物質工学科の寮生が自死していたという事件も発覚しました。このため、先日、当会はこの寮生連続怪死事件についても、その原因や経緯、学校側の対応状況について情報開示請求を行いました。そして、さらに次々と新事実が判明してきています。そのため、当会では2016年6月27日午後4時10分ごろ、当会の事務局長が同校を訪れて、総務課の担当責任者に、次の内容の公開質問状を手渡しました。回答期限を7月8日(金)としてあります。


 さっそく2回目の公開質問状の内容をご覧ください。

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                         2016年6月27日
〒371-8530 群馬県前橋市鳥羽町580番地
独立行政法人 国立高等専門学校機構
群馬工業高等専門学校
 校長 西尾 典眞 様
                     市民オンブズマン群馬
                         代表 小川 賢
          公 開 質 問 状
     件名:寮生連続怪死事件(仮称)について

 拝啓、貴学ますますご清栄のこととお慶び申しあげます。
 当会は、群馬県において、行政及びその関連機関を外部から監視し、当該機関による税金の無駄遣いや行政及び関連する権限を不当に行使することによる住民・関係者の権利・利益の侵害に対する調査及び救済の勧告を図る活動をしているボランティア団体です。
 さて、昨年2015年4月15日付で貴学の内部で取り沙汰されているパワーハラスメント、セクシャルハラスメントなど、いわゆるアカデミックハラスメント(アカハラ)について最初の公開質問状として、事実関係の確認をお願いしましたが、貴学では関係者のプライバシー保護を理由に一切の回答を拒否されました。その後、当会の情報開示請求に対しても同様に一切の情報を不開示として現在に至っています。
 こうして1年余りが無為に経過してしまいましたが、その期間中に、電子情報工学科の4先生に在籍する2名の寮生が不可解なかたちで亡くなるという重大事件が連続して発生しました。
 当会では、貴学を揺るがしているアカハラ問題との関連性が強く疑われるこれらの事件について、貴学がどのような対応をとったのか、あらためて事実関係の確認をする必要があると考えております。
 さらに最近になって、一昨年1月にも物質工学科4年生の寮生が自室で死亡(これは自殺の可能性が極めて高いとされています)していたことが判明しており、これについては、貴学の情報秘匿の方針により、これまでごく一部の関係者しか知らされていなかったことも判明しました。
 これらの一連の寮生連続怪死事件(仮称)については、別途、情報開示請求をしておりますが、事は緊急を要することもあって、今回、上記3つの事件に関し、質問形式で確認をさせていただきます。そこで、次の質問があります。なお、一部は開示請求情報にも関連しますので、情報の存否についてのみ質問させていただきます。

1.2014年1月24日(金)の昼に南寮の当時、物質工学科の4年生だった学生が変わり果てた姿で発見されました。この第1回目の寮生怪死事件に関する次の質問

質問1-1:死亡学生のご遺体の第一発見者は誰だったのでしょうか?
質問1-2:死亡学生のご遺体は自室で発見されたようですが、当該部屋は一人部屋でしたか、それとも共同部屋でしたか?
質問1-3:死亡原因は、縊死という情報もありますが、そのとおりですか?
質問1-4:事件後、寮生全員に対して寮務主事が帰宅を命じる指示を出したそうですが、間違いありませんか?
質問1-5:3日間の帰宅後、1月27日(月)に寮生が学校に戻り、授業再開したが、放課後、午後8時に寮生全員に対して集合をかけ寮務主事が全寮生を前に述べた内容
木村寮務主事が「ご遺族の意向により説明会・文書の配布もなし」と学生に説明したそうですが、間違いありませんか?
質問1-6:この事件について、ご遺族から貴学に対して出された要望内容のうち、質問1-5に示す「ご遺族の意向により説明会・文書の配布もなし」という情報統制について貴学へ依頼はありましたか?
質問1-7:この事件について、貴学から遺族に対して出された調査結果の説明はありましたか?
質問1-8:この事件について、貴学から学生あるいは保護者経由で学生あるいは保護者に対して行われた報告ないし説明(書面の配布、あるいは、説明会の開催を含む)は本当に全くありませんでしたか?
質問1-9:学生発見時の救命措置は行われましたか?
質問1-10:この事件の後、1年間以内に、貴学から学生に対してメンタルケア(精神的な援助や介護)に関連した対策は行われましたか?

2.2015年6月10日(水)にテスト期間中であったにも関わらず、電子情報工学科4年生だった学生が寮から行方不明になりました。その後、7月16日に利根川で発見されていた遺体が貴学の学生であることが確認されました。この第2回目の寮生怪死事件に関する次の質問

質問2-1:群馬高専生にとって利根川までは、最も近い場所でも往復7キロほどの距離があり、しかも前橋市の中心部です。貴学の学生が発見された現場は利根川のどの場所でしたか?
質問2-2:警察の調べで「事件性はない」ということですが、本当ですか?
質問2-2:この報告を受けて、貴学でも、事件性はないので、遊泳中の事故だと判断したのですか?
質問2-3:それとも、自死だと判断しなかったのには何か根拠があるのですか?
質問2-4:テスト期間中に失踪したということですが、6月10日を含めて、当該学生の場合、いつからいつまでテスト期間で、それぞれの日の何時から何時までどの科目のテストがあったのですか?
質問2-5:テスト期間のうち、当該学生が失踪する前日までに、あるいは当日も含めて、テストを受けた経緯があるのですか?それとも、テストが始める当日に失踪したのですか?
質問2-6:事故であれば(あるいは自殺であっても)、確実にその現場あるいは現場周辺には貴学のステッカーが貼られた自転車があったはずです。また、遊泳の場合はこれに加えて電源の入った携帯電話、着替えなどが残るはずです。ところが、ご遺体の発見までに1か月を要しています。この疑問について、警察に問い合わせましたか?
質問2-7:まだ問い合わせていないのであれば、これから警察に問い合わせるつもりはありますか?
質問2-8:この事件について、ご遺族から貴学に対して「学校の外部に一切公表しないでほしい」という情報統制についての要望はありましたか?
質問2-9:この事件について、同様に「学校内部でも、他の学科、あるいは学年の学生には公表しないでほしい」という情報統制についての要望はありましたか?
質問2-10:この事件について、同様に「学校内部でも、他の学科、あるいは学年の保護者には公表しないでほしい」という情報統制についての要望はありましたか?
質問2-11:この事件について、貴学から遺族に対して調査報告結果の説明はありましたか?
質問2-12:この事件について、貴学から学生あるいは保護者経由で学生あるいは保護者に対して行われた報告ないし説明(書面の配布、あるいは、説明会の開催を含む)はありましたか?
質問2-13:この事件の後、1年間以内に、貴学から学生に対してメンタルケア(精神的な援助や介護)に関連した対策は行われましたか?

3.2016年1月13日(水)に寮の玄関先に荷物を置いたまま、電子情報工学科4年生だった学生が1時限目の授業(8:50〜10:20)に出席後、自転車とともに所在不明となった。その後、1月15日に電波も届かないような山中で発見されていた遺体が貴学の学生であることが1月16日に確認されました。この第3回目の寮生怪死事件に関する次の質問

質問3-1:当該学生が失踪した1月13日(水)の2時限目以降を含む授業の時間割はどうなっていましたか?授業名と担当教員名を教えてください。
質問3-2:当該学生が休寮措置明けの1月13日の朝、帰寮した際、寮の玄関前に当該学生の荷物があったそうですが、同じ寮生である学生の皆さんから報告を受けて、失踪と判断するに至ったのは、何日の何時でしたか?
質問3-3:それを踏まえて、当該学生のご家族に所在不明の連絡をしたのは、何日の何時に、誰がどのような形で行ったのですか?
質問3-4:1月13日の2時限目の欠席が分かってから、失踪と判断するまでにかなりの時間があったことがうかがえますが、その原因は、当該学生の「サボり」「無断外泊」というふうに考えていますか?
質問3-5:当該学生の休寮措置は、どのような理由と根拠で科したのですか?学校あるいは寮の規定の根拠を示して教えてください。
質問3-6:休寮措置については、当然、自宅通学を命じることになるので、保護者にもその旨「休寮届」などにより確認を取ることで措置内容を伝える筈です。貴学ではこの場合、通常、どのようなかたちで確認をとっていますか?
質問3-7:過去5年間の休寮措置の実施件数について、その時期、期間、所属学科、学年がわかるデータを教えてください。
質問3-8:当該学生のご遺体が発見されたのは携帯電話の電波も届かない山中だったようですが、その具体的な場所について教えてください。
質問3-9:この事件について、貴学から遺族に対して調査結果の報告の説明をしましたか?質問3-10:この事件について、貴学から学生あるいは保護者経由で学生あるいは保護者に対して行われた報告ないし説明(書面の配布、あるいは、説明会の開催を含む)はありましたか?
質問3-11:この事件の後、現在までの期間内に、貴学から学生に対して行ったメンタルケア(精神的な援助や介護)に関連した対策は何か行いましたか?

4.上記3つの事件に共通することとして
質問4-1:全員が自殺もしくは事故死とされた主な理由は何だったのでしょうか?
質問4-2:遺書は誰も書いていなかったのでしょうか?
質問4-3:普段からアカハラやいじめに悩んでいたような言動はあったのでしょうか?
質問4-4:3名のご遺族の方は、みなさんご子息の死に納得されているのでしょうか?
質問4-5:学校として、警察からの調査結果について、それぞれの事件に関する記録を受け取っていますか?
質問4-6:もし記録を受け取っていない場合には、警察から入手するつもりはありますか?

なお、貴学のご回答を得た上で、あるいは得られなかったときに、記者会見で回答の有無及び内容を明らかにしてまいりたいと考えます。同時に当市民オンブズマン群馬のホームページ上でも明らかにし広く群馬県民に広報してまいる所存です。つきましては、平成28年7月8日(金)午前9時に貴学を訪問する予定ですので、その際に、文書で回答をご準備いただきますよう、お願い申し上げます。
                              敬具
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■上記、公開質問状では、7月8日(金)午前9時を回答期限としてしまいましたが、当会のスケジュールをチェックしたところ、当日は午前10時30分から、前橋地裁21号法廷で大同スラグ不法投棄事件の住民訴訟の第5回口頭弁論期日となっていることと、当会の代表が同日から3日間に群馬県庁1階のイベント会場で開催される台湾フェアを支援する予定であることが分かりました。

 そのため、こうしたことなどを勘案すると、同校への訪問時間は、現在のところ午後遅くにならざるをえない模様です。追って、同校にはあらためて確定した訪問時間を通知する予定です。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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