2016/12/13  15:53

大同有毒スラグを斬る!・・・連日続くスラグ報道・前橋の上武道路・不純物は鉄鋼スラグ(その4)  スラグ不法投棄問題

■前橋市で建設中の上武道路は、さながら「有毒スラグ街道」の異名をほしいままにしていますが、なんと有毒スラグを撤去せずに工事を再開するという呆れ果てた動きを見せている始末です。この問題を追及する今回のシリーズ記事の「その3」では、建設中の上武道路の盛り土から鉄鋼スラグが見つかった問題で、毎日新聞の記事をご覧いただきましたが、朝日新聞でも大きく取り上げられています。毎日新聞と見比べながら見ていきましょう。
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**********2016年12月8日朝日新聞デジタル群馬版


砕石搬入業者の施設からスラグ 上武道路問題 /群馬県
 前橋市で建設中の上武道路の盛り土から鉄鋼スラグが見つかった問題で、県は7日の県議会環境農林委員会で、砕石を搬入した「佐藤建設工業」(渋川市小野子)の関係各所を調べた結果、採石場など4カ所からスラグが見つかったと報告した。県はスラグの適正処理などの報告を求めていたが、同社は怠っていた。
 県によると、渋川市内にある同社の採石場の作業道路でスラグが見つかった。その道路の下で採掘している際にスラグが落ちて砕石にまじり、ダンプで上武道路に向かった可能性が高いという。同社は道路にスラグを使っていたことを県に報告しておらず、県の聞き取りに「使ったことをあまり認識していなかった」と答えたという。ほかに資材置き場2カ所や本社敷地内でも確認され、約304立方メートルが回収された。県は取材に、「じくじたる思い。こういうことがないようできる限りの調査はした」と説明した。佐藤建設工業は「担当者がいなくてコメントできない」としている。

**********2016年12月8日毎日新聞群馬版 PDF ⇒ 2016n12082.pdf
砕石場でスラグ混入か
渋川の業者、県に報告せず

 前橋市日輪寺町の国道17号上武道路の工事現場で鉄鋼スラグが見つかった問題で、県は7日、このスラグは、渋川市の佐藤建設工業が自社の採石場(渋川市村上)から天然砕石を搬入する際、場内の道路に敷かれていたスラグが混入したとみられると発表した。
 また、県の調査で、採石場のほか、同社の資材置き場(渋川市小野子)や本社駐車場(同)でもスラグが新たに確認されたという。県は2014年の立ち入り検査以降、保管するスラグを適正に処分するよう要請していたが、守られていなかった。採石場内の道路では10年ごろ、敷かれたとみられるが、会社側は県に報告していなかった。
 県は、佐藤建設工業に対し、スラグを含む土砂や砕石304立方メートルを撤去させ、適正な処分と混入現場周辺での砕石採掘禁止を求めた。上武道路の工事現場での混入が意図的だったかどうかについては県は「会社側には聞いていない」という
 佐藤建設工業は大同特殊鋼渋川工場から排出されたスラグを巡る廃棄物処理法違反事件で県警に書類送検されている。【尾崎修二】
**********

■さて、ここで注目です。

 朝日新聞では、
「県は取材に『じくじたる思い』こういうことがないようできる限りの調査はしたと説明した」
と報じられています。

 一方、毎日新聞では、
「上武道路の工事現場での混入が意図的だったかどうかについては、県は『会社側には聞いていない』という。」
と報道されています。

 朝日新聞記事にある「じくじたるおもい」(忸怩たる思い)をネットで調べてみました。すると“自ら恥じ入る気持ちに駆られること。またはそのような感情。「忸怩」(じくじ)は自分の言動を恥じること。”という記載が多く見られます。

 善良な一般市民であれば、これらの記事を受けて次のように思うことでしょう。

群馬県廃棄物・リサイクル課の幹部の皆さま!
恥ずかしがってないで、もっと真剣に聞けよ!
なんで、聞かないんだ!
やる気がないのなら、群馬県警に依頼したらどうだ!
万策尽きてから、忸怩たる思いにふけったらどうだ!


■怒りを抑えて、今回もポイントを整理してみましょう。

ポイント@上武道路に不法投棄されたスラグはやはりブラック佐藤建設工業の悪行だったこと

ポイントA群馬県が調査をして、採石場・資材置き場・本社駐車場の3カ所からスラグが見つかったこと

ポイントB3カ所のスラグの内、なぜか採石場内のスラグのみが上武道路に投棄されたとの報告であること

ポイントC群馬県は、やっと「混入現場周辺」のみの砕石採掘禁止を求めたこと

ポイントD誰がどう見たって“上武道路の工事現場での混入が意図的だろう?”であること

 それでは、各ポイントについて検証していきましょう。

●ポイント@
上武道路に不法投棄されたスラグはやはりブラック佐藤建設工業の悪行だったこと

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スラグの利活用にたけた池下工業が受注した、上武道路日輪寺改良その8工事現場の様子です。

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上武道路日輪寺改良その8工事において、盛り土搬入と盛り土敷き均し工事をブラック佐藤建設工業が下請けしています。この事実だけで、誰がどう考えても佐藤建設工業がスラグを盛り土に混ぜたことが想像できます。ブラック佐藤建設工業は麻薬中毒患者と同じなのです。スラグが手元にある限り、盛り土にそれを混ぜないと気が済まないのです。よくもまぁ〜この建設業者は中毒患者のブラック佐藤建設工業と下請け契約を交わせたもんだ、と呆れ果ててしまいます。

 この上武道路日輪寺改良その8工事は、まだ完成検査を受けていません。盛り土の有害物質の量を測る分析調査を行いましたが、鉄鋼スラグ入り盛り土を使用した事実は残ったままです。設計図書は天然盛り土を使用するとなっているはずです。

 産業廃棄物に認定されたスラグ入り盛り土を使用しておいて、どのような完成工事検査を行うのでしょうか? 完成工事検査は、設計図書で指定された材料と同じ材料が使われているかどうか、についての検査を行うのです。

 完成工事検査官は、スラグ入り盛り土を使用した事実を無視して、完成工事検査を行うのでしょうか?そんな完成工事検査をしたら、その検査官は検査をする能力が無いと言わざるを得ないでしょう。有害スラグ不法投棄事件では、初めて完成工事検査前の不法投棄事案であると言えます。当会では、この完成工事検査の結末を注意深く監視していくつもりです。

●ポイントA
群馬県が調査をして、採石場・資材置き場・本社駐車場の3カ所からスラグが見つかったこと

 ブラック佐藤建設工業の採石場はこちらです。↓↓


 毎日新聞では「県は7日、このスラグは、渋川市の佐藤建設工業が自社の採石場(渋川市村上)から天然砕石を搬入する際、場内の道路に敷かれていたスラグが混入したとみられると発表した。」と報道しています。

 リットン調査団にもたらされた情報では、「この採石場内の道路はスラグを隠すためか?アスファルト舗装を最近施した」という情報が入っています。

 アスファルト舗装を壊してまで、道路下の盛り土を採取するでしょうか? 当会では、この道路下のスラグが混入した可能性は限りなく低いと考えています。ブラック佐藤建設工業社長が口から出まかせで県に説明したことを、群馬県廃棄物・リサイクル課の幹部の皆さまは、なにも考えずに鵜呑みにしているのでしょう。ブラック企業を庇っているとさえ感じます。

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佐藤建設工業は二つ資材置き場を持っているようですが、こちらは主に盛り土材置き場としていた場所です。リットン調査団には、“怒られそうなので中に入ったことはないが、入り口はスラグだらけだった”という情報が寄せられています。

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そして佐藤建設工業・本社駐車場に「頭隠して尻隠さず」状態で山積みにされているフレコンパックです。

●ポイントB
3カ所のスラグの内、なぜか採石場内のスラグのみが上武道路に投棄されたとの報告であること

 群馬県は、2014年(平成26年)4月22日、鉱さいであるスラグの再生処理及び運搬の中止を指示しています。中止の指示から2年半余り経過していますので、採石場や資材置き場からスラグが出荷される可能性は低いのではないでしょうか?

 本年だけで、10万立方メートル以上の大量の盛り土が出荷されているのです。この2年半で考えると莫大な量の建設資材が出荷されているのです。2014年中に混入したなら、少しは話が分かりますが、早2016年も暮を迎えますので、善良な一般市民目線からすれば、ブラック佐藤建設工業の本社駐車場にあるフレコンパックに詰めてあるスラグを少しずつ盛り土に混ぜていた、と考えるのが妥当でしょう。

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2014年(平成26)年 4月22日群馬県廃棄物・リサイクル課が出した廃棄物に関する指示書です。

 この指示書の内容は次のとおりです。

(1) 有害スラグを「鉱さい」という分類の産業廃棄物と認定していること。
(2)「鉱さい」であるスラグのニセ再生処理及びその運搬を中止すること、
(3)スラグ混合路盤材など天然石にスラグが混入していることが確認された資材について、その出荷を中止し、その全量を適正に処理すること。
(4)「鉱さい」であるスラグのニセ再生処理を行っていた「中央橋混合場」について、生活環境の保全上支障のおそれの有無を確認するため、土壌汚染の調査を行い、その結果を報告すること。


 この指示の結果、大同特殊鋼グループは、まず有害スラグを“遮断型最終処分場”に「適正に処理」し、更に中央橋混合場の土壌まで掘削し、新たな盛り土に置換えたことを当会は確認しています。

 「適正に処理」するとは遮断型最終処分場に埋設処分することだったのです。また、汚染された土壌まで遮断型最終処分場に埋設処分したのです。

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遮断型最終処分場に適正に処分している様子。佐藤建設工業の資材置き場でもある東吾妻町箱島の中央混合場においても、佐藤建設工業のスラグ運搬車は立ち入ることを許されなかった。

 廃棄物処理に関する指示書の内容は「スラグ混合路盤材など天然石にスラグが混入していることが確認された資材について、その出荷を中止し、その全量を適正に処理すること。」です。この時、全量の適正処理を求められているのですから、佐藤建設工業の採石場や他の資材置き場をなぜ調査しなかったのでしょうか?

 ここに、廃棄物・リサイクル課の不作為があるのではないのでしょうか?

 群馬県は下層路盤材に混合されたスラグを問題視するばかりで、盛り土に混合されたスラグを取り上げてこなかったのです。ですからあえて採石場や盛り土置き場を調査しなかったのではないでしょうか?

 いずれにしましても、書類上スラグは全量を適正に処理しているはずなので、2016年にもなって採石場や盛り土材置き場からスラグが上武道路に混入することはないのです。どこからか持ち込まれたフレコンパックのスラグを上武道路に出荷したと考えるしかないのです。そうでなければ、圧力勢力に気を遣い、敢えて盛り土材に混合されたスラグを追及しなかった廃棄物・リサイクル課の幹部は、責任を取らなければならないでしょう。

 毎日新聞の取材に対して、「県によると、渋川市内にある同社の採石場の作業道路でスラグが見つかった。その道路の下で採掘している際にスラグが落ちて砕石にまじり、ダンプで上武道路に向かった可能性が高いという。」と群馬県は答えているようですが、今になって採石場からスラグが混ざった、などとよくもまぁ、言えたものです。

 「じくじたるおもい」を抱くのは、公務員の給料の源である血税を支払っている群馬県民なのではないでしょうか? 県は、2014年4月に、「スラグは全量を適正に処分するように」と指示したのですから、スラグは佐藤建設工業にあってはならないのです。それが群馬県民の素直な思いなのです。

●ポイントC
群馬県は、やっと「混入現場周辺」のみの砕石採掘禁止を求めたこと

 ブラック佐藤建設工業にまつわる責任追及の流れをまとめると、次の3つに分類されます。

 (1) 2015年9月7日の群馬県による廃棄物処理法違反容疑の刑事告発のこと
 (2) 2016年4月26日に県警が大同特殊鋼や関連企業など計3社を廃棄物処理法違反(委託基準違反など)の疑いで書類送検したこと
 (3) 2016年8月群馬県が佐藤建設工業の廃棄物に関する許可を取り消した時、及び指名停止にしたこと


 天然石の採石場を営む佐藤建設工業が販売を促進するため、また私腹を肥やすために手を付けた禁断の毒スラグ。この結果、同社は行政により「刑事告発」、「書類送検」、「指名停止」を受けているのです。

 このとき、なぜ行政は、佐藤建設工業の天然石採取許可を一時停止し、採石場の徹底調査をしなかったのでしょうか? その結果に基づき採石場を営業停止にしていれば、今回の上武道路工事の盛り土にスラグが混入する事件は防げた(?)のかもしれません。

 事ここに至れば「混入現場周辺での砕石採掘禁止を求め」にとどまらず、天然石採取の許可を取り消す行政処分をくだすべきです。ブラック佐藤建設工業は、さながら麻薬常習者のように、毒性不純物の混合を繰り返す常習者なのです。

 次はどんな有害物質を混ぜるのか、モラルが脳裏から消し飛んでしまっているため、なにをしでかすか分からない”ヤクチュー“のブラック佐藤を、行政は野放しにしているのですから、群馬県民は怖くて震えあがってしまうのです。

●ポイントD
誰がどう見たって“上武道路の工事現場での混入が意図的だろう?”であること

 冒頭でもお伝えしているとおり、「上武道路の工事現場での混入が意図的だったかどうかについては県は『会社側には聞いていない』という。」と報道されており、佐藤建設工業を守る(?)べく不作為を連発する県の異常な姿勢を、新聞の読者は敏感に受け止めてしまうのではないのでしょうか。挙句の果てに「じくじたるおもい」などと県にふんぞり返られたのでは、血税を納めている県民納税者にとってはたまったものではありません。

 この報道の裏側には、“我々には捜査権はない”などの考えを群馬県環境部局が抱いているのではないか?という推測が見え隠れしますが、群馬県には群馬県警という捜査のプロがいるのです。なぜ、捜査をプロに依頼しないのでしょうか?しかもプロは県庁のすぐ隣にいるのです。

 群馬県廃棄物・リサイクル課は、せめて“更なる徹底調査を検討中”ぐらいは報道機関の取材に答えてほしかったものです。このままでは、こと有害スラグ事件について、「廃棄物・リサイクル課は不要である」、「職員の給料は無駄遣いである」ということになってしまうのではないでしょうか。



■天然石であるべき盛り土に、またしてもスラグを混ぜってしまったヤクチュー佐藤と、うわべだけ謝罪の言葉を並び立てるキョアク大同。このブラックな2社には、違法行為に手を染めたという反省の色も弁もなく、もはや情状酌量の余地など微塵もありません。

 そして、なぜか2社を庇う行政サイドの存在が、この未曽有の環境問題を解決から遠ざけています。お役所の廃棄物処理に関する不作為に対処するための義務付け訴訟を検討するなどの方策が、今こそ必要なのかもしれません。

また、たとえ前橋検察が不起訴の判断をくだしたとしても、検察審査会に訴え、強制起訴に持ち込むなど、当会は最後の最後まで”きれいな群馬ちゃん”を守るため戦って戦いぬくことをここに改めて宣言いたします。

 スラグを広く不法投棄したブラック大同・佐藤は絶対に許しません!

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
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