2017/7/31  23:17

安中市の公立碓氷病院で不正行為?・・・有給休暇の不正取得や診療報酬の不正受給に疑念  茂木市政

■市民オンブズマン群馬では身障者虐待や介護保険不正受給など福祉関連の活動も手掛けておりますが、この度、医療関連にも関わることになりそうです。最近、安中市の公立碓氷病院を利用する方から当会に寄せられた情報によりますと、診療技術部(吉田部長兼医師)の傘下にあるリハビリテーション室を巡り、リハビリ療法実施等を受けた覚えがないのに、施療を受けたことになっている可能性があるため、調べてほしいという依頼がありました。そのため、実態について極秘裏に調査を行っていたところ、次の事実が判明しました。
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地域医療の拠点として先駆的な役割を果たしてきた公立碓氷病院。


(1) 療法士別リハビリ実施記録と実際の実施開始・終了時間の間に、明らかに矛盾のあるケースが多発していること。
(2) 勤怠簿への年休、時間給の未記載が多発していること


 このうち(1)については、最近の半ヵ月に限ってみても、次に示す矛盾事例のあることが判明しました。
●7月10日(月)16:00に療法士の待機室に戻っているにもかかわらず、16:07〜17:07に内科3病棟の女性患者に対して運動器リハビリ料【3単位】+早期リハビリ加算【3単位】を施療したことになっています。
●7月11日(火)15:40に療法士の待機室に戻っているにもかかわらず、15:50〜16:05に内科3病棟の男性患者に対して運動器リハビリ量【1単位】を施療したことになっています。さらに、16:07〜16:48に内科3病棟の別の女性患者に対して運動器リハビリ料【1単位】+早期リハビリ加算【2単位】を施療したことになっています。
●7月13日(木)15:35に療法士の待機室に戻っているにもかかわらず、16:05〜16:25に内科4病棟の男性患者に運動器リハビリ料【1単位】+早期リハビリ加算【1単位】+リハビリ総合計画評価料+目標設定等支援・管理料(初回)を施療したことになっています。さらに、16:28〜16:49に内科3病棟の男性患者に対して廃用症候群リハビリ料【1単位】+早期リハビリ加算【1単位】を施療したことになっています。
●7月18日(火)9:25に午前の施療を開始し、11:20に療法士の待機室に戻っているにもかかわらず、11:05〜11:45に内科3病棟の男性患者に対して運動器リハビリ料【2単位】を施療したことになっています。さらに、午後の場合、15:46に待機室に戻っているにもかかわらず、16:08〜17:08に整形外科3病棟の男性患者に「運動器リハビリ料【3単位】を施療したことになっています。
●7月19日(水)11:40に午前の施療を終わって療法士の待機室に戻っているにもかかわらず、11:46-12:07に整形外科3病棟の男性患者に運動器リハビリ料【1単位】を施療していることになっています。
●7月20日(木)9:20に午前の施療を開始し、11:02に療法士の待機室に戻っているにもかかわらず、11:08〜11:47に内科3病棟の女性患者に運動器リハビリ料【2単位】を施療していることになっています。なおこの時間内に、11:20頃待機室を出ましたが数分後に戻っています。さらに、午後の場合、15:55に待機室に戻っているにもかかわらず、16:07〜16:47に内科4病棟の男性患者に運動器リハビリ料【2単位】+早期リハビリ加算【2単位】を施療したことになっています。なお、この時間内に、16:25に待機室を出て17:24に待機室に戻っています。施療時間との食い違いが顕著です。
●7月21日(金)9:46に午前の施療を開始し、10:45に療法士の待機室に戻っていますが、これについては09:24〜10:45に内科3病棟の男性患者に廃用症候群リハビリ料【4単位】+早期リハビリ加算【2単位】を施療していることになっています。確かにこの男性患者に対するリハビリ施療そのものは他者による目撃で確認できていますが、20分ほど施療時間に食い違いが生じていることになります。さらに午後の場合、15:00過ぎには療法士の待機室の自席にいたにもかかわらず、16:10〜16:32に内科4病棟の男性患者に運動器リハビリ料【1単位】+早期リハビリ加算【1単位】を施療したことになっています。16:20に内科4病棟の男性患者のところにいなかったことが、他者に目撃され確認されています。
●7月24日(月)15:25に療養病棟から療法士の待機室に戻っているにもかかわらず、15:25〜16:25に内科3病棟の女性患者に運動器リハビリ料【3単位】を施療したことになっています。さらに当該職員は、そのあと、16:29〜16:50に内科療養病棟2階の男性患者に運動器リハビリ料【1単位】+早期リハビリ加算【1単位】を施療したことになっています。
●7月25日(火)9:33に午前の施療を開始し、11:16に療法士の待機室に戻っているにもかかわらず、10:45〜11:48に内科4病棟の女性患者に運動器リハビリ料【3単位】+早期リハビリ加算【3単位】を施療したことになっています。さらに、午後の場合、15:40に療法士の待機室に戻っているにもかかわらず、16:09〜16:50に内科療養病棟2階の男性患者に運動器リハビリ料【2単位】+早期リハビリ加算【2単位】を施療したことになっています。
 以上の通り、僅か半ヵ月でこれほど多くの施療に関する虚偽記載が確認されております。
 虚偽記載による療法実施の単位数がどれほどの診療報酬を意味するのか分かりませんが、同病院の信用問題にも関わる深刻な問題であることは容易に理解できます。

 次に、(2)については、平成28年1月〜平成29年2月に限ってみても、年次休暇の取得申請において、次に示す勤怠簿への年休、時間休の未記載の疑い、もしく明らかな未記載が判明しました。
●2016年1月5日:2時間休の未記載の疑い
●2016年2月16日:2時間休の未記載の疑い
●2016年2月17日:2時間休の未記載の疑い
●2016年2月19日:2時間休の未記載の疑い
●2016年3月15日:2時間休の未記載の疑い
●2016年3月30日:2時間休の未記載の疑い
●2016年4月7日:2時間休の未記載の疑い
●2016年5月31日:2時間休の未記載の疑い
●2016年7月1日:4時間休の明らかな未記載
●2016年7月22日:2時間休の未記載の疑い
●2016年8月2日:4〜5時間休の明らかな未記載
●2016年8月3日:2時間休の未記載の疑い
●2016年8月8日:2時間休の未記載の疑い
●2016年8月15日:2時間休の未記載の疑い
●2016年8月18日:4〜5時間休の明らかな未記載
●2016年8月29日:2時間休の未記載の疑い
●2016年9月1日:2時間休の未記載の疑い
●2016年9月6日:2時間休の未記載の疑い
●2016年9月13日:2時間休の未記載の疑い
●2016年9月14日:2時間休の未記載の疑い
●2016年9月20日:2時間休の未記載の疑い
●2016年10月4日:2時間休の未記載の疑い
●2016年10月11日:2時間休の未記載の疑い
●2016年10月12日:2時間休の未記載の疑い
●2016年10月24日:2時間休の未記載の疑い
●2016年10月26日:2時間休の未記載の疑い
●2016年10月27日:2時間休の未記載の疑い
●2016年10月28日:4時間休の明らかな未記載
●2016年10月31日:2時間休の未記載の疑い
●2016年11月1日:1日年休の明らかな未記載
●2016年11月4日:2時間休の未記載の疑い
●2016年11月11日:2時間休の未記載の疑い
●2016年11月28日:2時間休の未記載の疑い
●2016年11月30日:2時間休の未記載の疑い
●2016年12月15日:4〜5時間休の明らかな未記載
●2017年1月11日:4時間休の明らかな未記載
●2017年1月26日:1日年休の明らかな未記載
●2017年2月3日:2時間休の明らかな未記載
●2017年2月6日:6時間休の明らかな未記載
 以上の通り、1年2カ月の期間における有給休暇の不正取得は、合計で106〜109時間にのぼり、1日当たりの労働時間を8時間と仮定すると、13日と2〜5時間に相当します。

 平成18年3月18日制定の公立碓氷病院組織規則(安中市規則第152号)の第2条によれば、次のとおり定めがあります。

第2条 病院に病院長、副院長及び事務部長を置く。
2 病院長は、市長の命を受けて院務を総理し、職員を指揮監督して、病院の適正な運営を図らなければならない。
3 副院長は、病院長を補佐し、病院長に事故があるときは、副院長が病院長の職務を代行する。
4 事務部長は、病院長及び副院長を補佐し、関係事務を掌理し、その事務に従事する職員を指揮監督する。


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公立碓氷病院の組織図。

 当会が7月28日の午後、同病院の事務部の神宮部長に電話で確認したところ、この問題については既に同病院内でも情報を把握していることを認めたうえで、「現在、院長や診療技術部長とこの件の対応を検討中」とのことで、未だに具体的な対策をとっていないことが判明しました。そこで、当会から同部長には「市長にも伝えておくので、早急に適切な措置をとることが何よりも大切である」旨をお伝えしました。

 かかる事態をこのまま放置しておけば、地元の伝統ある公立碓氷病院の信頼に計り知れないダメージを与えかねません。不祥事に対する安中市の毅然たる対応が最優先に必要な状況です。

■この問題への対応の甘さがこのまま続けば、きちんと業務を遂行している大多数の職員にとっても、職場のチームワークに亀裂を生じる懸念が増大するでしょう。碓氷病院の改革を公約に掲げて当選し、経営改善に尽力中の茂木市長にしてみれば、これまでの努力が水泡に帰しかねず、経営面で厳しい環境に追い込まれることになれば、市の一般会計からのさらなる血税投入の事態も懸念されます。

 そうした事態を招かないように、トップダウンでしかるべき指揮が発揮され、迅速かつ適切な対策が為されることがなにより重要です。

■そのような観点から、さっそく本日、茂木市長あてに要請書を出状しました。早急な対応を期待したいと思います。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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